2011年10月26日水曜日

鹿児島黒豚食べてから映画!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
イングリッシュマフィンのチーズエッグサンド
ヨーグルト with パイナップルジャム
カフェオレ
昨日「アンデルセン」で買ってきたイングリッシュマフィンは、褐色がかった独特の色合い。
 
なんでもシュタインメッツの粉(=独シュタインメッツ社が開発した、穀物の外側の皮のみを取り除いて製粉した粉、だそう)を使用し、表面には全粒粉をまぶして焼き上げたのだそう。全粒粉のパンとはまた違った感じで、でもいつも通りトーストサンドにすることに。
 
マフィンは半割にしてチーズ乗せてオーブンで数分焼き、そこに半熟に焼いた目玉焼きをサンド。贅沢にも(ていうか、ちまちま使っていたら全然減らないの……)トリュフ塩をパラパラかけていただいた。
 
食後にはプレーンヨーグルトにバリ島で買ってきたパイナップルジャムをたっぷり乗せたものを。ヨーグルトに似合うジャムは色々あるけれど、パイナップルジャムとヨーグルトは格別の組み合わせだと思う。甘酸っぱくて、うまー。
日比谷「いちにぃさん」にて
黒豚の野菜蒸しセット \1050
今日は一人都心にお出かけ。ランチを済ませてから午後のメインイベントに臨む予定で、時間さえ合えばだんなに連絡してお昼をゴチに……いや、お昼を"一緒に"楽しもうかと思ったのだけれど、あいにく私は早めの昼を済ませなければいけない予定。
 
どうしようかなぁと考えて、最近の"地方アンテナショップ巡り"のマイブームの勢いそのままに、「かごしま遊楽館」併設の「いちにぃさん」に行くことにした。
 
鹿児島県産の黒豚料理を扱っていて、夏には美味しい「しろくま」も食べられる店で、なんとびっくり、お店は12時を過ぎると店頭に行列ができるほどの賑わいぶりだった。近隣のサラリーマン客らしきグループ客や、女性一人客もけっこう多い感じ。早く来て良かったわと、カウンター席に案内してもらって日比谷シャンテ側の木々など眺めながらのランチを楽しんできた。
 
私が選んだのは、お店の看板メニューであったらしい「黒豚の野菜蒸しセット」。
 
旨味のある豚肉と、野菜がたっぷり、かぼちゃに人参、さつまいも、ブロッコリー、キャベツ、しめじにもやしにくずきり……といったものが蒸籠に綺麗に納められている。たれはポン酢ではなく、「そばつゆ」。
 
更に玉子焼き、豚汁、炊き込みご飯、デザートにとフルーツ(ルビーグレープフルーツ、葡萄、パイナップル)もついてきた。
 
「蒸し肉と野菜にそばつゆ」という組み合わせは面白く、これがなかなか良い感じ。でも、さすが九州(?)全体的に甘い味つけなんだなぁと改めて思った。麦味噌を使った味噌汁も甘口で、玉子焼きも甘め。私は「味噌汁も吸物も、甘味は無し」の文化で育ったから、同じ"和食"でも傾向の違う食文化なんだなーと思いながらもぐもぐ。甘い玉子焼きも、私にとっては「よそゆきの味」だ。大好きなんだけどね。
 
で、事前に席予約も済ませたおいた予約番号握って、午後、宝塚劇場脇のスカラ座で見てきたのが「『オペラ座の怪人』 25周年記念公演 in ロンドン」。
 
かの「オペラ座の怪人」の初公演は1986年10月。25周年となった今年、それを記念して今月の1日2日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで記念公演が行われたのだそうだ。その模様を、特別版の公演と公演後の式典(というかショーというか)合わせ3時間の映像を映画館で流してくれるという趣向。
 
限られた映画館でしか上映がない(上映スケジュールはこのあたりに情報が)ということで、明日までの東京スカラ座上映を逃したらしばらく見るチャンスが無い!と、急ぎ出かけることにしたのだった。
 
いやー、凄かった凄かった。3時間、画面見ながらニヤニヤしちゃったり感極まって泣きそうになったり、色々大変だった。
 
演劇やミュージカルは「生をこの目で見るに勝るもの無し」と思っているのだけれど、でもこれは見に来て良かった。また見たいと思ったし、どころか「ホームシアター持ってたら、自分の家で臨場感溢れるこの映像見られるのかなぁ」とまで思ってしまったりもした。
 
以下、鬱陶しい感想が続くので、「オペラ座の怪人」に興味のない方と、「いつか見に行くからネタバレはイヤ」という方は以下箇条書き部分は読み飛ばしてください。
 
 
 
  • 総勢200名以上にのぼる出演者およびオーケストラ、天井に吊されたシャンデリアは映画で使われた2万個のスワロフスキー・クリスタル製ということで、もう大変に豪華絢爛。
     
  • フル編成のオーケストラによる音楽は素晴らしい限り。通常のミュージカルのように半地下ではなく、舞台の奥、上部にピットが作られていたのが面白かった。映画館の音響の良さもあって、オープニングは鳥肌が立ちまくり。
     
  • 「上演された舞台を記録したもの」なので、観客の拍手や席の光景も流れてきて、その場で一緒に見ているような臨場感が良い感じ。
     
  • 天井の高さを活かした舞台装置も通常の舞台とはかなり違った感じで、面白くもあり、部分(鏡のシーン、イルムートあたり)によっては「普通の大道具での効果の方が好きだな」とも思ったり。スクリーンを使ったハイテク演出満載だった。
     
  • 舞台上に小道具的なものもあまり出さない方針らしく、「ウェディングドレスの人形」「ハンニバルの象」あたりが登場せず。
     
  • 出演者の多さは圧巻。なにしろマスカレードの冒頭で出てくる猿が3匹もいたくらい!
     
  • そしてマスカレードのシーン、"張り子の人"がいなかったうえに、どころか鬱陶しいくらい大勢出てきた。
     
  • 劇中に使われる「ボックス席」、ここに「観客に扮した役者さん」がいたことに驚いた。マスカレードのシーンで正装(仮装ではなく)してボックス内で踊ってた。
     
  • 役者さんそれぞれ良かったけれど、圧巻はカルロッタ。そうだよカルロッタはこうじゃなくちゃ!というそれは見事な(体格も見事な)カルロッタだった。
     
  • 役者の皆さん感情表現豊かで、その表現も「そうそう、海外で見たオペラ座の怪人ってこんな感じだった」と。最後のクリスティーヌと怪人のシーン、日本版だと微妙に腑に落ちない感じを受ける時もあるのだけれど、この公演のは良かった。すごく良かった。劇団四季版はオペラ座~に限らず「役者としての個性はなるべく出さない」ような"全員が優等生"みたいな演技なので(それを否定するわけではないけれども、ね)、出演者全員が人間くさくてバタくさくて見ごたえ充分。
     
  • そして字幕は浅利慶太。メロディーに乗る日本語の歌詞は全部その"浅利慶太版"で覚えてしまっていたから、それはちょうど良かったりした。
     
  • 上演後は、作曲者アンドリュー・ロイド=ウェバーが登場し、初代歌姫(かつ、ロイド=ウェバーの元奥様)サラ・ブライトマンが登場。更に歴代ファントムが4人登場。彼らは誰ぞ?と帰宅後調べたら、左から
    Anthony Warlow(オーストラリア初演ファントム、スキンヘッド&超好みな顔、この方でファントム全編見てみたい……!)、
    John Owen-Jones(現ロンドンファントム、声がずば抜けて良かった歓声もひときわ)、
    Colm Wilkinson(カナダ初演ファントム、渋いおじさま、こちらも良い声)、
    Peter Joback(次期ロンドンファントム。一人とびぬけて若い!しかもイケメン!)
     
  • そんなスペシャルメンバーでメインテーマ(The Phantom of the Opera)と怪人テーマ(The Music of the Night )を熱唱。フランス料理が満漢全席でやってきたような豪華さ。
     
  • 最後には、観客そっちのけで舞台の上のキャストやスタッフが皆それはそれは楽しそうにしていて(すごく豪華な同窓会みたいな雰囲気で)、それがようございました。
     
  • そしてロイド=ウェバーは、"別れた奥さん"のはずのサラ・ブライトマンを隣に置いておきたくて必死な感じだったのが笑えました。
      ……と、忘れないうちにまとめた感想はそんな感じで。   先週末に劇団四季を見てから四六時中頭の中で、オペラ座の怪人に出てくる曲が入れ替わり立ち替わり流れっぱなしだというのに、またこれでしばらく流れっぱなしになりそうな予感。頭の中でどうせ流れるならと、今は諦めてこれを書きながらロンドンキャスト版のCDを流しっぱなしにしているくらい。   何がここまで夢中にさせるのか、夢中になってしまうのかわからないのだけれど、曲とかストーリーとか舞台の感じとか衣装とか、何から何まで好きなんだなぁ。   スカラ座を出て、ふわふわした気分で「そうだ、モンブラン買って帰るって言ってたんだっけ」と、プランタン銀座にちらっと寄ってから帰宅した。
「eashion」のコブサラダ 豚肉の生姜焼き 千切りキャベツ 鶏肉とごぼう、舞茸の吸物 羽釜御飯 麦茶   「ANGELINA」のモンブラン(デミ) アイスカフェオレ
夕飯は、なかなかなくならない吸物(そんなに大量に作ったわけではない、のだけど……)と、御飯、サラダは買ってきた具沢山のコブサラダでお茶を濁させていただいて、あとは千切りキャベツと豚肉の生姜焼き。   「食後に、かなり甘~いモンブランあるからね」 と言い置いて、息子と2人の夕御飯をささっと終わらせた。   買ってくるサラダ、いつも「安くはないよなぁ」と思うのだけれど、少量ずつナッツや根菜などが入っている多種類ぶりは自宅ではなかなか実現できるものではないから、そこは有り難いなと思っている。今日のサラダはゆで卵やアボカド、海老なども入っていた。野菜色々に、豆も少し。   夜のおやつに、アンジェリーナのモンブラン で、食後に久しぶりに買ってきた「ANGELINA」のモンブラン。
 
「すごーく甘いけどね」
 
でも、お母さんはこのモンブランが凄く好きなんだよー、と息子と一緒にいただいた。
 
甘いメレンゲ、濃厚クリーム、表面にしっこたま甘いマロンクリーム、というアンジェリーナのモンブランは、これはこれで「一つの完成型」だと思う。
 
これをパクッたようなモンブランも散見するけれど、オリジナルのこれはやっぱり美味しい。いやもう本当に甘いんだけど、心底甘いのだけど、でも美味しい。
 
久しぶりにアンジェリーナのモンブランも食べられて幸せだった一日。
だんなの分のモンブランも買ってきたのだけど……いつ食べられるかな……(現在23:55、激ジョブだんなは未だ帰宅の気配なし……)。