2011年12月17日土曜日

今日はクリスマス会♪

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ポテキャベ
干しカマスの炙り
しじみの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
今日は土曜日。息子は1日部活で、だんなはぎっくり腰。なんだか大変な土曜日だ。
 
息子は弁当持参の部活とのころで、鶏の照り焼き丼をメインに、じゃがいもとキャベツとソーセージのレモン風味の炒め物、甘めの玉子焼き、ほうれん草のおひたし、リンゴを弁当箱に詰めてみた。弁当のご飯って、冷たくて固くてちょっと悲しくなっちゃうんだー、と息子がこぼしていたので、ご飯には少量の胡麻油と塩、刻み万能葱を混ぜてみた……これで少しは食べやすくなったかなー。
 
そんな息子の朝御飯は、簡単に彼好物の「チョコデニッシュ」の残りにして、私とだんなの遅めの朝御飯はご飯と味噌汁の和風なものに。
 
昨日に増して腰がつらそうなだんなは、洗面所に行くことすら「這々の体」という感じで、昨日よりむしろ具合が悪そうに見える。「外出は無理」というより「そもそも歩くのが無理」という感じ。今日はお出かけの予定だったのだけど、こりゃー全然ダメっぽい。
 
でも、食事の方はちゃんと摂れるし摂りたいとのことで、先日仕込んだ自家製の干しカマスを焼いてみた。魚屋で開きに加工してもらってきたカマスを、その日のうちに外に出して、一夜干し&翌日そのまま天日干しで干すこと24時間。
 
最初に魚を塩水に漬けたりする方法もあるけれど、私はいつも簡単に、開いた魚を綺麗に洗って水気を拭き、塩をして10分ばかり置き、滲んできた水分を丁寧にぬぐってからしょっつる(ナムプラーでもニョクマムでも、とにかく魚醤的なもの)をパパッとふって、で、干している。しょっつるは、手先につけてその指をピラピラ振って雫を飛ばすくらいの感じで、ごく少量。
 
息子の弁当に詰めた残りの"ポテキャベ"を添えたカマスは、淡泊な身なのに旨味があって良い感じ。1人1尾朝食にいただくのに手頃なサイズなのもカマスの素敵なところで、久しぶりのカマスの干物をとても美味しくいただいた。
 
魚の干物はちゃんと作れば美味しいものなのだけれど、巷に流通する安価な干物は乾燥機に入れて機械的に作ってしまうものが多いそう。テリをつけたり色を良くしたりするための添加物もがっつり使われているから、ハムやソーセージ同様、信頼できるお店以外ではあんまり手を出す気になれない品の一つだ。ハムやソーセージを自作するよりは魚の干物はずっと簡単だから、アジやカマスの干物はもっぱら自家製を楽しんでいる我が家。
「ガトーフェスタ・ハラダ」のラスク
みかん
ほうじ茶
「寝ている以外にやることがない……」
動けない……と、もどかしそうにしているだんなに
「じゃあ寝てればよろし」
と答えたら、本当にぐーぐー高いびきで寝始めた。お昼御飯どうしましょうねぇ……と思っているうちに午後2時になり、今からお昼というのもねと簡単におやつ的なものをお腹に入れて済ませることに。
 
ほうじ茶淹れて、美味しいみかんとハラダのラスク。
 
巷で人気のハラダのラスク、タイミングによっては堂島ロールと同じくらいに行列になっているハラダのラスク、実のところ、どうしてそこまで人気があるのか私にはよく分からない。私はラスクは大好きだけど、でもチョコでコーティングしたり、恭しく1枚~2枚ずつ小袋包装したりしているのじゃなくて、パン屋のレジカウンターの近くに積んで売っている風なごくごくフツーな感じのものの方が好き。
 
個人的にはチェーンパン屋さん「サンジェルマン」のラスクが揚げ具合や砂糖の感じや値段の手頃さのバランスが良いなーと気に入っている。
 
「でも貰うと"あ、ラスクだー"と思うし、食べてみると悪くないんだけどね」
でも、あの行列並んで買って食べたいほどかっていうと微妙なんだよねー……とだんなと話しながらもぐもぐ。
玉緒さんちでXmas会♪
バーニャカウダ
シャラン鴨のバルサミコ&蜂蜜マリネ
人参ドレッシングの帆立のサラダ
ヒラスズキのアル・サーレ
熟成肉(ウワミスジ&カメノコ)のグリル
ミニチャーシュー丼
苺のプチシュー
スプマンテ(CARPENE MALVOLTI Prosecco)
白ワイン(Falanghina Beneventano IGT 2010 Poggio le Volpi)
赤ワイン(Pieropan Valpolicella Superiore Ruberpan 2008)
赤ワイン(失念←もうかなりいい気分でした……)
夕方になって、だんなを留守番に残して私と息子は田中玉緒さんのスタジオに。
 
仲良しが集まって、今日はクリスマス会をしましょうということになっている。誰のが誰に行くかは当日決める形でプレゼント交換会もしましょう、と、女同士きゃっきゃうふふと盛り上がっていたのだった。
 
男性参加は、当初の予定は私のだんなと息子の2人で、「自家製煮豚持っていくから、シメはチャーハン作りましょうか!?」なんて計画も立てていたというのに、まさかの「"馬さん"負傷」。でも煮豚は作っちゃったし、何よりホストの玉緒さんが「私は今、私が作ったもの以外のものを口にしたいの~!」と吠えて……もとい、嘆いてらっしゃったので、「じゃあ、チャーハン改め、チャーシュー丼でも許されますかね?」と、予定通りに煮豚は持参することに。
 
そう、代打で私がチャーハン作ろうかしら、とうっすら思ったのだけれど、そういえば私はもう数年の単位で自分でチャーハン作った記憶が無かったりするのだった。あと、蟹玉も、焼き餃子も。マーガリンで炒めるタイプの炒めスパも。それらは全部だんなの担当で、私が作ったことはほとんどないんだ、なかったんだ……と、今回改めて自覚した。
 
逆にいえば、だんなはあれこれ料理をする人だけれど、でも煮魚や肉じゃが、エスニック系、あとビーフシチューなどの洋風煮込み系は作ったことが一度もなかったりするのだった。
 
とってもクリスマス!な食卓。綺麗綺麗♪ ともあれ、いざいざ玉緒亭。
 
今日はお子さんもいらっしゃるしちょっぴり賑やかにね、と整えられたテーブルは、大人っぽいけどおもちゃ箱っぽい賑やかさもある可愛いものがたくさん。
 
レッスン形式で、魚料理は作り方も教えていただきつつ、美味しいスパークリングワイン飲み飲み、健啖家の私たちにはぴったりな感じに美味しいものをあれもこれもなディナーを楽しんだ。
 
ヒラスズキのアル・サーレ。ふっくふくで美味しい焼き上がり。 教えていただいた料理は「ヒラスズキのアル・サーレ」。
 
日本語で言うと「塩窯焼き」、メレンゲと塩を合わせたふわふわのムースで魚をくるんでオーブン焼きにしたものだ。
 
ブログに書いていらっしゃるように、塩ムースはハーブと柑橘の香りを加えて、「蒸し焼き」状になった魚には程良い加減の塩味と香りがついてとても良い感じ。
 
魚の一尾まるごと、とか、肉の大きな塊の料理は、サーヴィスされる側も「うわぁぁぁ~♪」と盛り上がるものだから、おもてなしにもぴったりな料理だった。
 
たっぷりバーニャカウダ♪根菜どっさり~ 最初の1品は、バーニャカウダ。
 
5~6人分相当の野菜はたっぷりで、各自に添えられたソースはさほどガツンとにんにく!という感じではないマイルドな口当たり。
 
パンを浸して食べるのも美味しいバーニャカウダソースで、その後ヒラスズキにも添えてみたりと活躍していたバーニャカウダソース。
 
豪快に盛られたこれは高級食材シャラン鴨 皆さんでつまんでね~と、豪快に盛られてきたのは、高級食材シャラン鴨。
 
バルサミコと蜂蜜でマリネしてから焼かれたシャラン鴨は、しっかりと鴨の味がするのに嫌な鉄臭さは感じられない素晴らしい肉質。大人もたいがいたっぷり食べていたけれど、さりげなく誰よりも食べてきたのはきっとうちの息子。
 
「シャラン鴨、美味しいですねぇ!熟成肉も僕大好き!」
とか言っている息子に、メンバーTさんが
「あのねぇ、私がこの味を知ったのは30も過ぎた頃でねぇ!」
と半分くらい真剣モードで説教しかけていた。
 
で、「これ食べてみたいです~」と私のリクエストで出していただいた、人参ドレッシングの帆立のサラダ。ドレッシングに使われているマンダリン風味のオリーブ油が味のキモなのだそうで、とても華やかな良い香りがする。色合いも綺麗だし、人参そのものの味も強く出ているので、魚介にちょっと添えて出すだけで素敵な一皿になりそうな感じだった。
 
で、メインディッシュは「中勢以」さんの熟成肉~!
 
ようこそお久しぶり1年ぶり!な感じの熟成肉、今回もうっとりするような美味しさだった。
 
定番のタリアータ(日本で言うところの「たたき」)は、シンプルに塩胡椒でいただいたり、にんにく醤油でいただいたり。
 
とろけるような食感で、脂自体が何やら良い香り。普通の牛肉ではあまり感じない、ナッツ類のような独特の芳香があって、元々好きな赤身肉が更に素敵に変化した風な熟成肉。今日もしこたま堪能しました……。
 
そしてシメにチャーシュー丼。 そんな豪華ディナーのシメに、恐縮しつつも出してもらったのが謹製煮豚のチャーシュー丼。
 
巨大な国産豚バラ肉をぐるっと巻いて、圧力鍋で下煮してからいつも通りに醤油と酒ベースの煮汁で軽く煮込んだ煮豚。
 
砂糖も味醂も入れないので、煮詰めすぎるとめちゃめちゃしょっぱくなってしまう(チャーハンの具にするだけならそうなったらそうなったで良いのだけれど)ので、様子みながら火入れして、あとは煮汁に漬けておいた。
 
あとは玉緒さんに仕上げをお任せして、美味しいご飯に温めた煮豚乗せて、白髪葱乗せてタレかけて。これがなかなか良い感じで、息子はあれほど鴨も熟成肉も食べたというのにチャーシュー丼をお代わり。玉緒さんにも満足いただけたようでホッとした。
 
プチシュー!プチシュー! デザートはプチシュー!
 
可愛いシューは濃厚なカスタードクリームに苺つき。
 
「おかわりー」
「私もおかわりー」
と、先生が焼いたシューは全て消え失せた。
 
シュークリームは、相当「えいやっ!」と思わないと作れないのだけれど(一度作って、そこそこちゃんと成功した記憶があるのだけれど……)、それをささっと作るプロはやはりすごい……と、実はこのあたり、もうけっこう酔っぱらっていたのでありました。
 
プレゼント交換会~ 前後して、プレゼント交換会。
 
「もーろーびとー♪こぞーりーてー♪」
歌いながら、ぐーるぐるとプレゼント回して、歌い終わった時に自分が手にしているのが自分のプレゼント。
 
自分が用意したものが自分に来ちゃったら、全員そういう状況になっちゃってるわけなので、やりなおし、というルール。
 
私がいただいたのは、ル・クルーゼのハートのラムカン♪
ラムカン、以前ル・クルーゼのレシピ本を見たときに「いいなー欲しいなー」と思っていたので嬉しかった。耐熱容器で分厚いからプリン系が上手いこと作れるみたい。我が家唯一のル・クルーゼ鍋はブルーなので、これが初めてのル・クルーゼ定番のオレンジ色だ。可愛がります♪
 
個性的な面々の誰に渡っても良いものを、と思いながら準備したものではあったのだけれど、私の用意した品のうちの1つは「この人に渡ったら一番喜んでくれる……かも?」という方のところにジャストミート。数ヶ月前に存在を知って、ずっと気になっていたものだったので今回一緒に自分の分も買っちゃったのだった。
 
そんなこんなの楽しかった数時間。
 
留守番になっちゃった可哀想なだんなには、「パーティー参加費そのまま払うのでお総菜持ち帰らせてくださーい」と、今日の料理+αで事前にお願いしておいた食材を包んでもらって、お腹の中身もバッグの中身も美味しいもので満たして帰宅したのだった。なので我が家の明日の夕食もきっと豪華。楽しみ♪