2012年5月13日日曜日

息子作、母の日ディナー

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
正調目玉焼きトースト
いちごみるく
日曜、今日の朝御飯は
「厚切り食パンありますが、目玉焼きトーストとシナモントーストどちらが好み?」
と息子に判断をゆだね、そして決まった「目玉焼きトースト」。アルミホイルで包んでハム乗せて……の、「正調目玉焼きトースト」を用意した。
 
飲み物はいちごジュース。
 
いよいよシーズン終盤、投げ売りのようにお安い苺が出る他はもう売り場からもほとんど消えつつある苺、数日前に買っておいたのだけれど、うっかり鮮度もいまいちになってきてしまったのでジュースにしてしまうことにした。
 
バーミキサーで苺をピュレ状にして、ヨーグルトと牛乳、練乳と砂糖を適当に混ぜて更に混ぜる。大きなコップになみなみたっぷり2杯できたのだけれど、
「おかわりは?……ないのか……」
と息子は少々不満気だ。いやいや、デパ地下のジュース屋さんのよりずっとたっぷり入ってるからね?と苦笑い。
海浜幕張「ピエトロコルテ」にて
スペシャルランチ \1500
先日、コラボイベントの「リアル脱出ゲーム」に参加して、その事前準備としてがっつり原作漫画も読んだ(息子は読んでない)『宇宙兄弟』。
 
ここ最近、実写版映画の宣伝がテレビCMなどでもばんばん流れるようになって、息子と2人「気になるねー」なんて言っていた。で、息子がとうとう
「これ、見に行きたいなぁ……」
と言い出したので、じゃあ行ってみますかと、今日は幕張の映画館にお出かけ。
 
「お昼は……いくら丼とかの魚介の丼を出す店と、でなきゃピエトロのパスタ屋さんあたりはどうかなって思うけどどうだろう」
「ならパスタだな!」
「パスタかー」
と、お昼はパスタ。ドレッシングで有名なピエトロのレストラン、「ピエトロコルテ」にはブレッドバーとサラダバーがある。数種類の小ぶりのパンとサラダが食べ放題、当然ドレッシングはピエトロシリーズ。
 
「スペシャルランチ」は、そのブレッドバーとサラダバーがついてくるパスタメニュー。3種から選べるパスタは、字面だけなら「スジひき肉とパプリカの旨辛トマトソース」が一番美味しそうだったのだけれど、でも目が釘付けになってしまったのは「絶望スパゲティ」というネーミングのパスタ。中身はオイルサーディンと香味野菜のペペロンチーノ、なのであるらしい。なぜゆえに「絶望」。
 
「絶望するほど美味しくない……とかだったら面白いよね」
「いや、それ、メニューにならないでしょ」
「食べると絶望するのか、それとも絶望している時に食べたくなるのか……」 やいやい言いつつ、結局気になるのでこれを食べてみることにした。実際は、「絶望していてもぺろりと平らげられてしまうくらい美味しいパスタ」ということだったみたい。
 
もとよりオイルサーディンは大好物なので、カリッと揚げた風に火の通ったオイルサーディンが数切れトッピングされた、魚の香りがぷんぷん漂うピリ辛オイルパスタはとても好みなものだった。
 
野菜も「ソフリット」のような感じでみじん切りのものがけっこうたっぷり使われている。
 
サラダバーには葉野菜を中心に、スライスオニオン、ブロッコリー、わかめにもやしに豆腐にと、洋風和風合わせて色々と。ドレッシングもそれに合わせて、定番味の「和風しょうゆ味」をはじめ、「わさびオリーブオイル」「2色のごまとオリーブオイル」「たまねぎと塩」「クリーミィ」「旨味しょうが」などが並んでいた。
 
サラダの容器は小ぶりで、「何度でもお皿を代えて、色々な味を楽しんでねー」という風になっている。せっかくなので、サラダもがっつり3回ほど、ドレッシングをあれこれ試しながらいただいてみた。「旨味しょうが」の生姜っぷりがかなり好み。
 
パンの方もこれまたしっかり、一口サイズのチョコパンやバジルパン、ミニクロワッサンにカマンベールチーズパン……と、色々。
 
私はもりもり食べているのに、息子は手にとるパンの数も控えめで、どうしてだろと思ったら
「だって、映画館でポップコーン食べるじゃん、ポップコーン必要じゃん」
だそうで……。
 
そうして、ジュース飲み飲みポップコーン食べ食べ見てきた映画「宇宙兄弟」。
 
主役の2人が期待以上に見事に「ムッタと日々人」だったのにはけっこう感動したけれど、でも、「すごいすごい、ちゃんとムッタと日々人だ!」とそこを喜んで見る「原作ファン」には、逆に厳しい脚本だったかなぁ……という感想。
 
色々面白い部分はあったのだけれど、原作コミック15巻ほどの分量を2時間の映画にまとめるというのがそもそも無理な話で、ゆえに「なんでそこに至るあの大事なエピソードまるっと削っちゃうかなぁ」「えー、つじつま合わせに仕方ないとはいえ、そうなっちゃうかー」というところが盛りだくさん。
 
最後の10分に至っては、打ち切り最終回の少年漫画を見ているような感じだった。なぜだかわからないけど勇者に倒されてしまうラスボス、「俺たちの戦いは始まったばかりだ!」「○○先生の次回作にご期待ください!」みたいな無茶ぶりなまとめ方で、息子と2人、最後のところは口開けて「えええええー」という感じで。
 
でも、まぁ、面白かった……かな?息子には「原作読もうよ、面白いよ」と再度お勧めしておいてみた。
サニーレタスとマスタードグリーンのサラダ
息子特製シチュー
バゲット
ビール(銀河高原 白ビール)
バス乗って稲毛に帰ってくると、駅前のお花屋が大混雑。カーネーションやあじさいの鉢植えが次々売れていっていた。そういえば今日は「母の日」。
 
昨日のうち、息子と
「息子さん息子さん」
「はい」
「お母さん今日PTAだったのねー。明日も明日でお出かけじゃないですか」
「はい」
「でもお仕事もあるんだよーけっこう追い詰められてるんだよー、今日か明日、夕飯作ってくれると超嬉しいなぁ……」
「んー、じゃあ、日曜の夕御飯は僕が作るよ」
母の日だしね、なんて会話があった我が家。
 
鶏と豚があるの?と、冷蔵庫の中身確認してレシピデータベースを調べ始めた息子、シチューを作ってくれることになった。
 
市販のルウは使わず、牛乳もさほど多くは入らない。鶏ではなく豚薄切り肉が入って、じゃがいも人参玉ねぎ、あとはコーンも。クリームコーンとホールコーン、両方使うのが秘訣らしい。
 
「小麦粉って……どこ?」
「旨味調味料って……何??」
と、時々ハニワ顔になって聞きに来たけれど、私はずっとパソコン前でお仕事。今日も(少なくとも聞こえてきた音で判断する限りでは)危なげなく、美味しそうなシチューが煮えた。
 
御飯は炊かずにバゲットを炙って、あとはまだまだあるサニーレタスをサラダにして、シチューに使った残りのホールコーンも散らしてみたり。
 
ルウなし牛乳控えめのシチューは、でもしっかりコクのある美味しいものだった。じゃがいもも煮崩れない程度にばっちり火が通っていて、豚薄切り肉と一緒にベーコンも入っている。いいねいいねこれ美味しい、と、幸せな母の日ディナーなのだった。