2012年5月19日土曜日

今日はブラウニーを

湯種パン
塩豚入りスクランブルエッグ
サニーレタスのサラダ
アイスカフェオレ
今日は(やっとこさ)土曜日。
 
息子は弁当持ちで部活だそうで、平日と変わらないような気持ちにもなるけれど、でも「週末」という響きはステキ。
 
弁当は息子のリクエストで「うどん」。よほど気に入ったようで、「丼よりうどん!」とお願いされた。
 
麺は茹でて水で締めて水切りしたものをどんぶり型の弁当箱に入れ、その内容器には大きなかき揚げ(スーパーのお総菜だけど)を。だしは別容器に凍らせておき、更に別容器に野菜サラダとデザートのさくらんぼ。弁当を作る側の準備としては、うどんの具を市販のものに頼ってしまうと他に準備すべきものは些細なものばかりで簡単なことこの上ないのだけれど、息子が気に入っているのなら、まぁいいかな、と。
 
朝御飯はスーパーで買ってきたテーブルロール風の「湯種パン」に、スクランブルエッグとサラダを添えて。そういえばこんなドレッシングも持っていたのでした、と、ちょっと久しぶりにわさび風味胡麻ドレッシングを冷蔵庫から出してみた。
 
ちょっとうちの冷蔵庫、ドレッシング常備しすぎ。整理しなきゃ……と思いつつ、ピエトロとサイゼリヤとわさびドレッシングは欠かせないし、次点で叙々苑ドレッシングもお気に入り……ということで、さてどうしたものか。
 
で、一人過ごす土曜の昼間。
 
先週に続いて昨日金曜日に、また「ほぼ日」の「なかしましほさんのちいさなレシピを1ダース。」コンテンツが更新されていたので、それをのんびり眺めてみる。
 
今度のお題は「ブラウニー」。曰く、
 
ブラウニー:刻んだチョコ80g+油大3を湯煎で溶かす。卵1個+砂糖大2を1分泡立て、チョコレート、牛乳大1、薄力粉40g+シナモン小1/3+BP小1/4をふるったものを順に混ぜ、粗く刻んだくるみ50gも加える。紙を敷いた15cm角型に入れて170度のオーブンで20分焼く。
 
というものだ。
 
実のところ、私は「チョコ菓子」はあんまり好物というわけじゃない。トリュフ、ガナッシュなどの「チョコ屋さんのチョコ」やババロアなどの冷菓はかなり好きだけれど、小麦粉加えて焼くタイプのものになると、「嫌いというわけではないけれど、もっと好きなケーキが上位にたくさんある」という感じ。
 
クッキーやマドレーヌ、シフォンケーキはチョコを入れるなら、入れないプレーンなタイプのものの方が好きだし、ケーキのショーケースからは生クリーム系、カスタードクリーム系を選びがち。焼き菓子分野だと、私が好んでチョコレート系に手を出すことはあんまりなかったりするのだった。
 
なのでどうしようかなぁと思ったのだけれど、母がくれた殻つきくるみがちょうど手元にあるタイミングでもあったことから、作ってみることに。
 
まずはくるみ剥きから。
最初に殻ごとフライパンで炒って殻に元から入っている隙間を大きくして割りやすくしてから牡蠣ナイフを使ってぱっかんぱっかん割っていく。金串使いつつ実をほじって、低温のオーブンで水分飛ばしつつロースト。思ったよりもくるみの殻剥きは簡単だった。で、ローストしている間に、最寄りのコンビニに自転車走らせて板チョコ1枚買ってきた。
 
あとは作り方通りに。前回と同じくパウンド型で焼いちゃおうかしらと思ったのだけれど、「パウンド型もいいけど、ちょっと高さが出て火が通りにくいから、サイズが近いバットとか使うのもいいんじゃない?あとは倍量で天板とか。」とtweetされていたので、その流れで提案されていた「オーブンペーパーで箱作り」をすることにして、なんとか目指す「15cm角」に焼き上げてみた。
 
前回のチーズケーキでも思ったけれど、この方のレシピは私の好みよりも若干甘さが控えめな配合。でも「初回はお手本通りに作ること」が大切かなと思うので、次に作る時から自分の好みに調整していけば良いかなと。
 
ともあれ、なんとか無事に焼けた(と思われる)ブラウニー。
 
こりゃ絶対冷めた方が美味しいなと、粗熱とってカットしたところで切り落とした端を味見した後、冷蔵庫にしまっておいた。くるみざくざく、良い感じ。
 
くるみはまだ同量残っているから、今度は「くるみゆべし」でも作ってみるかなぁ……。くるみの割り方もこれで覚えることができたし。
茹で鶏とルッコラのサラダ
じゃがいもとチーズ、たらこのドリア
角切り野菜と塩豚のスープ
で、夕御飯は洋風な感じに。
 
「鶏肉を食べよう。……グラタンとかドリアとかはどうかな?」
と思って献立を考え始めた結果、「鶏肉はサラダに、そして冷凍庫のたらこ使ってドリアを」という結論に。
 
「じゃがいもとチーズ、たらこのドリア」というちょっと変わったドリアは、数年前の『ELLE a table』に掲載のレシピ。
 
グラタン皿の底に茹でたじゃがいもとたらこを入れ、その上に「御飯のチーズミルク煮」的なもの(バターで玉ねぎ炒めて、牛乳、御飯、粉チーズ入れて軽く煮る、んで塩胡椒)を入れる。ピザ用チーズトッピングしたらオーブンに入れて、こんがり焼けばできあがり。
 
なんだか私の知る「ドリア」とは全然違った感じで、でもこれ、レシピを見る限りではけっこう美味しそうかも?と思って作ってみた。
 
メインディッシュになるはずだった鶏肉は、柔らかく火を通して(沸騰させない、余熱でぎりぎり火を通す、って感じで)サラダの具に。
深皿にルッコラしいて、ミニ人参添えて、茹で鶏乗せて、適当に作ってみたタルタルソース風ドレッシングをかけた。
 
調子に乗って多めに作ってしまったスープも、やっとこさ今日で完食。今日はターメリックパウダーパラッとふって、もやしも加え、サラダに使った鶏肉と香菜も少し浮かべて「なんちゃってソトアヤム」的な感じで。
 
今日は夜に「逃走中」スピンオフの「戦闘中」が放映されるとのことで、このシリーズが好きな私たち、
「じゃあお風呂早めに済ませちゃわなきゃ」
「御飯の前に入っちゃおうか」
と、慌ただしくお風呂を終えての夕御飯。
 
期待のドリアは、ひとえに私の不手際(というか、めんどくさがり)による塩気&汁気不足で完璧とは言いがたい仕上がりだったけれど、でも息子は気に入ってくれたみたい。
 
本来「4人分」だったレシピをきっちり半量にして作ったのに、電子レンジで解凍した御飯が微妙に多くて、でも再冷凍するのも嫌で
「いいや、全部入れちゃえ~」
と、御飯だけ多くしてしまったのだった。
 
結果、もうちょっと汁っぽく柔らかに仕上がるはずだっただろうドリアがなんとなく「餅菓子」的に固くなってしまい、しかも塩気も足りない、という。
 
「ごめーん……ちょっと御飯多いくらいいいかって思ったらあかんかったね」
と私は少々しょんぼりだったのだけれど、
「ん?大丈夫だよ、旨いよ」
お母さんもう要らないの?あと僕が食べちゃっていい?……と、「2人分」より明らかに多くできあがったドリアの残りは結局息子が綺麗に平らげてくれた。
 
こと菓子作りについては分量を違えると膨らむものも膨らまなくなってしまうので気をつかうのに対して、料理だと「まぁこれくらい分量違っても大丈夫かな」と調味料はともかく食材の分量については「大体の分量」で適当にやってしまうことがままある。
 
それじゃいかんのだなぁ……と改めて思い知った今日の夕御飯。けっこう美味しかっただけに残念。