2012年9月16日日曜日

カレー、がんばった。

「サンマルク・カフェ」の
 チョコクロ
 あんカスター
北海道まちむら牛乳
「お母さん、今日、僕、午前練だよ」
「え?えええええ?マジ?」
 
いつもと同じ6時過ぎに目を覚ましたものの、「今日は何も予定なし~♪」とのんびりパソコン向かっていたところで、7時45分、起きてきた息子にそう言われた。あらあら、うっかり失念していたよ。
 
とりあえずこの時間なら間に合いそうで良かった良かったと、急ぎパンを食卓に。
 
昨日、西千葉お出かけついでにサンマルクカフェで買ってきたのは、定番のチョコクロと「あんカスター」というあんぱん。あんぱんは1個を息子と半分こ。
 
美味しい牛乳が手元にある今、牛乳に似合うパンをと思って選んでたみた「あんカスター」は、「北海道小豆のつぶあんをフランス生地に包み、特製カスタードクリームをトッピング」というもので、木村屋の「あんバター」のバターをカスタードクリームに変えた風なもの。外見含めて、木村屋の品によく似ている。
 
チョコクロは安定の美味しさだけれど、あんカスターの方は、やっぱり本家本元の味のバランスが神!という風なものだから、滲み出る「なんちゃって感」は否定できない感じだなぁ……なんて私は思ったりした。美味しいんだけど、カスタードクリームを加えた利点が今ひとつわかりにくい感じだなぁと。
 
息子が出かけた後は、期せずして静かな日曜の午前中。来週はだんなが帰ってくるしねと、玄関まわりの飾りものを秋仕様に変えてみたり、ちょこちょこ片付けしてみたり。連休明けたら窓ガラスと網戸も綺麗にしたいなぁ。
いんげんのたらこ和え
ポークカレー
じゃがマヨ
自家製らっきょ・福神漬け
コーンスープ(既製品)
麦茶
10年くらい前は、マメに新刊発売をチェックしてほぼ余さず買っていた、大田垣晴子さんの本。そういえば結婚して子供さんも産まれたんだよね、ここ数年あの人の本買ってなかった……と著者名検索してみたら、結婚エッセイ本や育児エッセイ本などなど、ずいぶん色々な本を出していらした。数ヶ月前に、そんな感じで数冊まとめて購入したうちの1冊が、『結婚ゴ-ラウンド』。
 
買ったままベッドサイドに他の本と一緒に積みあげてしまっていて、先日アニサキスに噛まれて具合悪くしていた時にそのあたりの本を一気読みしていたのだった。「結婚してみて、ダメだったら別れればいいよねー」的な呟きが書かれていて、あ、うちも同じような事考えて結婚したんだったよ……なんて思い出しながら読み読み。最後の方のページには、だんなさんに作って喜ばれた料理のレシピがいくつか紹介されていた。
 
「ポークカレー」もそのひとつ。市販のルウを使わずに、サラダ油で生姜、にんにく、カレー粉、小麦粉を炒めてルウにするというもので、スパイシーだけど日本カレー……みたいな。面白いなぁと、今日はそれを作ってみることにした。使う肉が豚バラブロックというのも、「そうだよね!豚だよね!バラのブロックだよね!」とても素敵に感じた。
 
最初に玉ねぎと一口サイズに切った豚バラを炒めて、水を加えて圧力鍋で10分ほど煮込む。その後は、カレー粉+小麦粉を炒めたペースト状のルウに豚の煮汁を加えてのばし、すりおろした人参、トマトを加えて煮込んでいく。調味にはめんつゆやコンソメキューブなどを投入。隠し味には「あんずジャム」ということで……でも、うちの自家製のあんずジャムはかなり酸味が強いものだったりしたから、若干酸味を感じるカレーができあがった。
 
玉ねぎはほぼ煮崩れ、加えた人参とトマトも跡形もなーい、というカレー。添えたのは皮ごと蒸したじゃがいも。
 
じゃがいもを添えるにあたって、息子曰く、
「あの、CMでやってた食べ方やりたい!」
と。
 
味の素のマヨネーズのCMで、菅野美穂が丸ごとのじゃがいもにマヨネーズたっぷりかけてかぶりつく……というやつだ。
「あー、そりゃ美味しいよ。だって、ポテトサラダの味そのまんまってことじゃん」
まぁ、あれは美味しそうに見えるよね……と、ごろっと大きいまま別器にじゃがいもを入れてやった。
 
箸休め代わりの野菜の小皿は、いんげんのたらこ和え。さやいんげんを適当に切って茹で、焼いてほぐしたたらこと揉み海苔で和えた。
 
そんな感じの、いつもとは毛色の違う「家カレー」。
 
息子から「ごちそうさま」の後の「うーまかったぁ!」の声が聞けなかったということは、つまりそういうことなのかなぁ、と、苦笑い。ちゃんとカレーっぽい味だったし、とろみも「日本の家カレー」風についたし、肉もホロホロに柔らかく申し分なかったのだけれど、「うん、なんか……違うよね」という感は否めなかった。
 
あの、日本カレーならではの市販の固形ルウの味わいというのは、カレー粉使っても自分じゃなかなか作り出せるものではないんだなぁと。
 
インドカレー、タイカレーを作るときはそのつもりで作るから良い(これは市販のレトルトパックなどを買うよりは自分で作った方がそれっぽい味になってくれる)のだけれど、「ごくごくフツーの家カレー」を食べたいと思ってカレーを作るときには、おとなしく市販のルウを使うのが近道ではあるんだなと思い知った。
 
それでも懲りずに、
「この酸味の強さは、やっぱりあんずジャムのせい?ここをマンゴーピュレかパイナップルジャムに変えたらもっと美味しくなるかも?」
と、次回への課題を考えてみたりして。