※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ツナチーズポテト
ポタージュスープ(インスタント)
牛乳
土曜の朝御飯、息子はけっこう早い時間から部活だと言うし、スーパーで買ってきたパンでゆる~く済ませることにした。今日の午後からは飽食の1週間のスタートだし。ポタージュスープ(インスタント)
牛乳
買ってきたのは、「木村屋」のツナチーズポテト。表面に焼き色のついたチーズがトッピングされ、ふわふわパンの中にツナポテトのフィリング。メーカー製のパンにしては、「さすが木村屋」ということなのか、かなり美味しいものだった。
パンも軽く温めはしたけれど、あまりの肌寒さにカップスープも。
息子を見送って、朝の家事を終えたら、一人お出かけ~。息子とは夕方都内で待ち合わせる予定。
丸の内「丸ビル」内「もつ福」にて
牛タン厚切ステーキ御膳 \1590
生ビール(小) \514
昼過ぎ到着の新幹線で来るという母。お互いに昼御飯は軽く済ませておこうねと話していたので、牛タン厚切ステーキ御膳 \1590
生ビール(小) \514
「じゃあ、丸ビルあたりで軽く食べるかなー」
と、ぷらぷらとレストランフロアへ。
サンドイッチか軽めのパスタか、エスニック料理店でフォーとかでもいいなーと、そんな算段だったはずなのに、
「あらやだ、おいしそ」
と足を止めちゃったのは、何度か来たことがあるもつ鍋屋さん「もつ福」の店頭。
「限定20食」の文字が輝かしく記されていた「牛タン厚切ステーキ御膳」は、牛タンステーキとタンシチューのセット。サラダとスープと御飯、漬物もついて1590円。
うーん……これはビールも欲しくなるなぁ、と、当初の方向とはまったく違う感じだったけれど、ついつい「牛タンとビールの昼食」を堪能してしまった。
「そのメニュー名に偽りなし」という、かなりな厚切りの牛タンはシコシコキュッキュとした歯触りがたいそう心地よい。
たっぷり添えた刻み葱とレモンも良い具合で、ちょっとあっさりめな味ではあったけれどタンシチューも美味しかった。
「しまった、御飯は半分にしてもらっておけば良かった……」
と軽く後悔しながら、それでも美味しく完食。予想外の充実したお昼御飯になった。
食後は丸ビルをぷらぷら。
ここに来たかったのには理由があった。お目当ては「Marunouchi Bright Christmas 2012 劇団四季60周年展」。
「来年で60周年を迎える劇団四季によるスペシャルイベント」だそうで、ビルによって「ライオンキング」がテーマだったり「CAT'S」がテーマだったり。
で、丸ビルのテーマが「オペラ座の怪人」なのだった。
吹き抜けのホールには、2幕冒頭の「マスカレード」の舞台が再現され、クリスティーヌ、ラウル、怪人の衣装と「曰く付きのシャンデリア」の展示。
右の写真は、フィナーレで驚きの演出をする「怪人の隠れ家の椅子」と、隠れ家で出てくる燭台。
左は、みかん箱くらいの大きさの、舞台模型。
シャンデリアは握り拳ほどの可愛らしいサイズで、でもとても精巧に作られている。
「シャニュイ子爵ラウル様」の座る椅子や、「ロット665、手回しオルガンの形に仕立てた張り子のオルゴール」がしまわれた籐の籠も配置されたこの模型は、舞台冒頭のオークションシーンのもの。
重なる緞帳も舞台のままで、これは面白かった。この模型を使ってお人形遊びでもしたくなる感じ。
そして模型の隣には、怪人の仮面と、「ドンファンの勝利」の楽譜。
ああ、あの不協和音の旋律がばっちり綺麗に記されていて、「おおおおお」とガラスケースに貼り付いて眺めていた私。
けっこうマニアックな展示もあったりしたけれど、これは楽しかったな。眼福でした。
毎年恒例の丸ビルの巨大ツリーも、今年は「オペラ座の怪人の舞台衣装やシャンデリアをイメージしたもの」なのだそう。
よくよく見るとろうそくの炎がちらちら揺れていたりして、金と赤が基調のゴージャスなツリー。よく見るとバラの花も飾られていたりして。
あいにく今日は一眼レフを持って来たわけではないので、遠くからコンデジでちらっと撮影できただけだけど、美しいツリーだった。展示を見られて満足♪
大手町 「PALACE HOTEL TOKYO」内「THE PALACE Lounge」にて
ミルフィーユ(セット) \2200
そして数十分後、上京してきた母とめでたく合流。ミルフィーユ(セット) \2200
「……この週末さ、科学技術館でジャンクショーっていうの開催していて、そこでファイヤーキングたくさん売ってるんだけど……」
興味ある?と、聞いたら「行くわ!」とのこと。わざわざ新幹線の時間を数時間前倒しにしてまで、母はファイヤーキングを見に行きたいと言ったのだった。
私があれこれ集めているから興味を持ったのだと思いきや、母はそのずっと前からファイヤーキングが気になっていたのであるらしい。以前の勤め先の近くの雑貨屋でたまに扱っていて、
「このグリーンのマグカップ、綺麗だわねぇ素敵だわねぇ。でもお値段7000円ですって。お高いわねぇ」
と、どこのメーカーのどんなマグかは知らないけれど、いつか欲しいと思っていたのだそうだ。その後、私の家で「まさにそのマグ」を見ることになって、すごく驚いたんですって。そのあたりはさすが親子、嗜好が似ているということなのかしら。
というわけで、ジャンクショー。
アメリカの骨董品がメインの即売会なので、ファイヤーキングを扱うお店も多数。
単に「扱っている」というだけなら出展のショップの8割ほどがファイヤーキングを置いてある感じで、たいそう見応えがあるのだった。
中には数店、右の写真のように「ファイヤーキング専門店」的なものも数店あったりして、B級品が驚きの価格で買えたりもする。
「まあぁぁぁぁ、すごいわねぇ♪」
母の喜びようは私以上で、あちらのお店を覗き、こちらのお店を覗き……と、思った以上にわくわくしている様子。
結局、長く欲しいと思っていたらしいジェダイカラーのマグカップと、私の大好きなターコイズブルーのマグカップを買って御満悦。
私の方は、基本に還って10ozボウルとブレッド&バタープレートの3枚セット。
それとお値打ち品だった、ジェーンレイのベジタブルボウル(写真の一番大きなボウル)が購入できて御満悦。
このジェーンレイ、裏側にほんの少し欠けがあっただけで3500円。しっかり観察しなばわからない程度の場所の欠けだったので全く問題なし!と買ってきた。
状態の良いものだと1万円前後するものだから、欠けがあってもこの価格なら良いかなと。どうせ私の場合はガンガン使って食器洗浄機にも入れちゃうし。
充実のお買い物の後は、
「お茶でもしましょうか」
と、皇居に沿っててくてく歩く。
北の丸公園をはじめ、皇居周辺は見事な紅葉。
週末の今日はひときわ皇居ランナーも多く、せっせと走っていく彼らを横目に見ながら、のんびり歩いて、目指してみたのはパレスホテル。
この秋にリニューアルオープンしたのは知っていたけれど、一度も来たことがなかった皇居に面したホテルに寄ってみることにした。
THE PALACE Loungeは、屋外のテラス席もあって、暖かい季節には皇居のお堀を眺めながら食事ができる素敵な雰囲気。
今日は日和も良いのか結婚式も多く催されているようで、ホテルはたいそう賑やかだった。
夕食を控えているので「アフタヌーンティ 三段重ね」などは自重しようねと、私も母もケーキセットを注文。母は「季節のタルト」だった洋梨のタルトを、私はミルフィーユを選択した。
今日の一番上の写真が、そのミルフィーユ。
細くて長~い4枚のパイの間にカスタードクリームが挟まったミルフィーユは、最初から皿に横たえられていて、一風変わったプレゼンテーション。ホイップクリームは砕いたピスタチオと共にこんもりとよそわれ、ベリーのソースが飾られていた。
母のタルトにもベリーのソースが飾られて、どちらもなんとなくクリスマスなお皿。
たっぷりポットにやってきたアッサムティも美味しいものだったし、感動的なまでにパイがサックサクのパッリパリだったミルフィーユもたいそう美味しいものだった。
「ミルフィーユとはそもそも食べづらい食べ物である」ということは重々承知だったので、パイがモロモロに崩れていくのも覚悟のうえではあったのだけれど、案外、この「最初から倒れている」形状は食べやすいものではあったのかも。好みな具合にホイップクリームを添えつついただけるのも、なんだか楽しかった。
母いわく、
「私ね、私ね、この上の階にある洋食のレストランなのかしら?そこから皇居見ながらお食事するのが夢だったのよねぇ」
だそうで、遠からずまた訪問することになるのかも。
のんびりお茶を堪能してからホテルのペストリーショップで朝御パンを買ってから、銀座で時間を潰しつつ、息子との合流時間を迎えたのだった。
虎ノ門 「ホテルオークラ東京」内「チャイニーズテーブル スターライト」にて
頂級飲茶【牡丹】 \5250
生ビール \1050
瓶出し紹興酒(1合) \1575
「どっか!都内で美味しいもの食べましょうよ♪」頂級飲茶【牡丹】 \5250
生ビール \1050
瓶出し紹興酒(1合) \1575
母の要望は数日前に突然出されて、「……どうしましょう?」と悩んだ私と息子。
息子の希望は、プライムリブの「ロウリーズ」。でもあいにくとネットで見る限りでは既に満席で、もとより「どうせだったら母が行ったことのないお店にしたほうが良いのでは?」と、「ホテルオークラの飲茶食べ放題はどうだろう」ということになったのだった。
ホテルオークラ東京のチャイニーズテーブル スターライトでは、昼も夜も飲茶食べ放題がいただける(ただし夜の方がプランが異なり、若干割高)。
あそこの点心は素直な味わいでたいそう美味しかったし、多分母も満足するはず!と、急ぎ予約を入れてみたのだった。
歴史を感じる古い建物の、ホテルオークラ東京。
いつもは虎ノ門駅からてくてく歩いて向かうので裏口から地味に入っていたのだけれど、今日は母の要望で銀座からタクシーで乗り付けた。
表玄関から入ると、目の前にはどこか和風な雰囲気も漂う立派なクリスマスツリー。
昼に訪れたパレスホテルと比べるとぐっと静かで落ち着いた雰囲気のロビーだった。
で、勝手知ったる上階に移動して、レッツ飲茶食べ放題♪
夜の飲茶食べ放題で、一番安価なプランが「牡丹」。前菜三種盛りがついてきて、更に最後に麺か御飯ものメニューから1人1品選ぶことができる。
生ビール飲みながらいただいたのが、こちらの前菜三種盛り。
蒸し鶏と、干し豆腐の和え物、青菜という素直かつシンプルな組み合わせ。
蒸し鶏もちゃんと手の込んだもので、全部手抜きのない美味しいものだったので、あっというまに平らげた。
その後は、メニューを見ながら50種類ほどの飲茶メニュー食べ放題を満喫。
後で自分が残したメモを見ると、「ことしさいこうのまんぷくっぷり」と殴り書きがあった。そりゃもう相当に腹一杯だったのであるらしい(実際、久しぶりに消化薬「ガロール」のお世話になった……)。
前回来た半年ほど前に比べると、多少メニューも変わっていた。人気がなかったのか、原価や手間がかかってメニュー掲載を断念したのか、湯葉ものと腸粉が消えた模様。
備忘録がてら、私が少しでも口にしたものは○つけてみた。
- 蒸点心(蒸し点心)
- 鮮蝦餃皇(広東風海老の蒸し餃子)○
- 干貝焼売(焼売)○
- 鮮翡翠餃(蒸し餃子 翡翠仕立て)○
- 滑肉包子(肉入り饅頭)
- 叉焼包子(チャーシュー入り饅頭)
- 潮州粉果(五目入り蒸し点心)○
- 甜醤鶏腿(鶏もも肉の甘味噌蒸し)
- 蛎油牛肉(牛肉の包み蒸しオイスターソース)
- 蓮葉米鶏(鶏肉ともち米の蓮の葉包み蒸し)
- 清蒸花捲(中華蒸しパン)
- 梅子排骨(スペアリブの梅肉蒸し)○
- 沙茶鳳爪(鶏の手のバーベキューソース蒸し)
- 豉蒸牛肚(ハチノスの中国黒豆蒸し)
- 紅焼猪脚(豚足コラーゲンの醤油煮込み)○
- 辣雑蔬(野菜の甘酢漬け)○
- 干貝焼売(焼売)○
- 煎点心(煎り焼き点心)
- 煎韮菜餅(豚肉とニラの香港餃子香り焼き)
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼き点心水晶仕立て)
- 煎蘿蔔糕(大根餅)○
- 叉焼酥角(中国風チャーシュー入りパイ包み焼き)○×2
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼き点心水晶仕立て)
- 炸点心(揚げ点心)
- 脆炸春巻(春巻き)
- 炒咖哩角(カレー入り包み揚げ)
- 脆炸雲呑(揚げワンタン)
- 脆炸粉果(海老入り揚げ点心)
- 咸水角子(変わり揚げ餃子)○
- 峰巣芋角(タロ芋の蜂の巣揚げ点心)
- 炸明蝦角(揚げ海老餃子)
- 脆炸細春捲(細春巻き)
- 芝麻蟹盒(蟹肉入り挟み揚げ胡麻風味)
- 炒咖哩角(カレー入り包み揚げ)
- 小吃(小皿料理)
- 清白海蜇(刺身くらげ)
- 麻辣豆腐(ピリ辛冷やし豆腐)
- 掛爐叉焼(自家製チャーシュー)○
- 紅焼茄子(茄子の醤油煮込み)
- 蝦米蘿蔔(大根と干し海老の旨煮)
- 鮮炒時菜(季節野菜のさっぱり炒め)○
- 麻蓉蝦仁(海老のマヨネーズソース) ○
- 砂鍋粉絲(春雨の土鍋煮込み)
- 沙茶鮮魷(イカの沙茶醤炒め)
- 豉汁牛肉(牛肉のブラックビーンズソース炒め)
- 麻辣豆腐(ピリ辛冷やし豆腐)
- 甜品(デザート)
- 香芝麻球(胡麻付き揚げ団子)
- 椰糯米糍(白玉団子ココナッツ風味)
- 黒芝湯圓(黒胡麻入り白玉団子きな粉風味)○
- 馬拉蛋糕(中国風蒸しパン)
- 豆沙包子(あん入り饅頭)
- 杏仁豆腐(こだわりの杏仁豆腐)○
- 椰汁西米(タピオカ入りココナッツミルク)○
- 茘枝愛玉(愛玉子のライチ風味)
- 黒芝雪糕(黒胡麻アイスクリーム)
- 杏仁雪糕(杏仁アイスクリーム)
- 芒果冰淇(マンゴーシャーベット)
- 椰糯米糍(白玉団子ココナッツ風味)
- 麺・飯
- 八珍炒麺(五目あんかけ焼そば)
- 葱叉焼絲湯麺(葱とチャーシューの細切りつゆそば)
- 光麺(葱つゆそば)
- 八珍炒飯(五目炒飯)○
- 白粥(じっくり炊いたお粥)
- 鹹菜雑魚粥(ジャコと高菜入り中華粥)
- 葱叉焼絲湯麺(葱とチャーシューの細切りつゆそば)
……やっぱりね、全種類食べるとかはとうてい無理でした……。
こちらは、揚げ焼きしてある独特な大根餅、息子リクエストの春巻と、私のイチオシ、咸水角。手前は叉焼。
ワゴンから好きなものを選択するスタイルではなく、メニューから注文して持って来てもらう形の食べ放題なので、蒸しものは蒸したて、揚げ物は揚げたてのものがやってくるのが何より。
殊に、私の大好物咸水角(変わり揚げ餃子:甘く炒めた肉味噌を餅でくるんで揚げた……という感じのもの)は、前回も今回もうっとりするほど美味しくて、今日も熱烈に母と息子に「これ美味しいから!食べてみてよ!」とお勧めしまくった。
青菜炒めなどの一品メニューも食べ放題(しかもワンオーダーの分量は適度に少なめ)なのも幸せ。
左は、母のリクエストのスペアリブの梅肉蒸しと、私が頼んだ豚足、息子が頼んだ花巻。
じんわりピリ辛なスペアリブは期待以上にさっぱりと美味しいものだったし、つま先1本分、ぷりんぷりんに煮込まれた豚足も上品な味わい。
今日もそんな感じでしこたまたっぷりいただいた。
……で、シメの炭水化物は息子はあんかけ焼きそば、私は炒飯を選択。母はもう「お腹いっぱいで無理」と炭水化物はリタイア。
これが、「1人分にしてはちょっと多めじゃありませんか」というほどのたんまりな分量の品がやってきて、この後の運命を大きく左右することになったのだった。
注文しなかった母が炒飯を手伝ってくれたのが幸いしたけれど、それにしても想像以上の分量。私のポリシーとしては「これを残さず綺麗に食べて、デザートも食べるの!」としたいところだったけれど、これがかなり厳しい道だった。
息子に頼ろうにも、息子はといえば、驚くほど大きな「肉まん」を1個平らげた後に一人で果敢にあんかけ焼きそばに取り組んでいるから、彼にもまた死相が見えつつある。
うわーん、多いよ!食べられないよ!でもなんだか申し訳なくて残せないよ!と、悲壮な覚悟で、結局全部食べきったのだった。
シカバネのようになった息子はデザートはパス(それでも愛玉子だけはと、食事の合間含め、3個くらいは食べていた)。
私の方は最後の意地を見せて(見せないでもいいのにねぇ、もう……)、杏仁豆腐とタピオカココナッツミルクと、黒胡麻あん入りのきなこまぶし白玉団子を根性で完食。
最後は、「もう前屈みになれません……ていうか、私、今、今年一番に満腹です……」という状況になってしまった。我が人生に悔い無し。
母の「グリーン車乗って、座って帰りましょ~!」の提案に心から感謝しつつ、シカバネ状態のままぐにゃぐにゃになって帰還。いい年をして「動けないほど食べる」とか、卒業しなきゃと思いつつ……この1週間はそういうことは考えないことにする。