2013年1月13日日曜日

サンデーブランチ♪

ワイキキ 「Halekulani」内「Orchid」にて
 サンデーブランチ
今日の朝はかなりのんびりできる予定だったのだけれど、昨日も真面目に早い時間にベッドに入ってしまい、起床は5時頃。
 
せっかく息子と来ていない旅行なのだから夜遊びしてみればいいのに、結局どうあっても「早寝早起き」になってしまうらしかった。
 
本日、日曜日のメインイベントは「サンデーブランチ」。
日本でも世界各地どこでも、高級ホテルを探すとたいていどこかでサンデーブランチをやっているもので、ハワイにも人気のお店がいくつか。
「やっぱり……ここでしょ?」
と日本にいるうちから予約を入れておいたのが、ワイキキ1、2を争う高級ホテル「ハレクラニ」のものだった。きっとここなら母も気に入ってくれるはず。
 
サンデーブランチのスタートは9時半からだということなので、「まだショッピングモールも開いてないしね」と、ゆるゆるおでかけ。宿泊ホテルからはそこそこの距離があったけれど、それもまた良い散歩になった。
 
昨日一昨日と「ロイヤルハワイアンホテル」を訪れた結果、私は「あの、ロイヤルハワイアンのコッテコテな感じが好きだなぁ」という印象。母は、こざっぱりと上品なハレクラニの方を気に入ったようだ。いずれにせよ、
「いつかまたハワイに来ることができたら、今度はどちらかに泊まろうね」
と意見が一致する。懐具合が一致するかは……わからないけれど。
 
海に面したレストランは、「貴族の別荘」的な素敵な雰囲気。
席担当の黒髪黒目の美丈夫君が
「何度かお越しになったことが?」
と。
 
「いいえ~。初めてなの。ハワイに来たのも初めてなの」
と答えたら、案内しがてら「ここは冷菜、こちらはグリルもの」とブッフェ台を教えてくれて、
「こちらがデザートコーナーです。僕はここが一番胸躍ります」
ですって。
 
稲荷寿司や巻き寿司など、「そんなものまで!?」といったものが並ぶブッフェ台。ブッフェ台の雰囲気などはとてもクラシックな感じで、前衛的な盛りつけなどはなかったけれど、どれも上品な味で美味しいものばかりだった。
 
ポキ(レモン風味の魚介の和え物)や、ロミロミなど、ハワイ料理も色々と並ぶ冷菜コーナーからまずは色々いただいて。ジュースやコーヒー紅茶はテーブル担当の人に告げて、その都度持ってきてもらう。パイナップルジュースが濃厚でたいそう美味しかった。そうそう、ヤングココナッツとマンゴーのサラダもいかにも南国の料理という風で良かったな。
 
実のところ、品数はそれほど「すごくたくさん」というほどでもなくて、その気になれば全種類いただくこともできるかな?というくらい。でも、シェフがカットしてくれるグリルものコーナーには、実に美味しかったローストビーフと、子豚の丸焼き(顔つき……)、そして巨大なターキーも。
 
子豚の丸焼きだなんてインドネシアみたい、と思ったのだけれど、用意されていたのがホイジンソースということだったので、中華風の料理……だったのかな?それとも子豚の丸焼き、ハワイでメジャーに食べられている料理なのかしら(後で調べておこう)。
 
牛用にはグレイビーソース、他にもリンゴのジャムやクランベリーソース、ホースラディッシュなどが用意され、好みで肉に添えていただけるようになっていた。
豚は、いわゆる「プルド・ポーク」状に細かく裂かれたものを皿に盛ってくれ、「皮」は意味深に横に除けられている(捨てるため、という風ではなくて、ちゃんと一口大にカットされている)。なので、
「皮も、皮も試してみていいですか?」
とお願いして、皮も一切れ。思ったとおり、クリスピーで香ばしく、「そうそうこれこれ♪」という美味しさだった。
 
素朴な色合いの一口パンケーキには、「ストロベリーバター」(バターに苺の果肉とジャム?が練り込んである)やリリコイバター(リリコイ=パッションフルーツ)を添えて。マヒマヒの豆鼓蒸しは香菜たっぷりで、魚介もたっぷりいただいた。
 
そしてデザートは、「これだけは絶対外せぬ」と「Halekulani Signature Coconut Cake」と共に、ハウピアチョコレートパイ、アップルコブラー、パンナコッタ、フルーツなどなどを。
 
他にも焼き菓子あれこれ、マンゴーのチーズケーキ、フルーツタルトなど、美味しそうなものばかりだったのだけれど、ちょっとお肉をがんばりすぎてデザートは1皿でお腹いっぱいになってしまった。最後にアイスクリームバーからバニラアイスをいただいてきて、リリコイソースをたっぷりとかけて食べたらのんびりサンデーブランチのおしまい。
ワイキキ 「Moana Surfrider」内「Beach Bar」にて
 モヒート
 フレッシュフルーツ
今回、そう長くない(というか、短い)ハワイ滞在なので、あえてオプショナルツアーだとか、送迎に時間を取られるイベントなどは入れなかった。個人的には「潜水艦ツアー」とか面白そうかなと思ったのだけれど、そういうのはだんなや息子が一緒の方が楽しめるかな、と。
 
というわけで、「今日はね、あとは特に予定はないのです」と、街をぷらぷら。
 
そういえば、ワイキキビーチ界隈は歩いてなかったよねと、ショッピングモール「ロイヤルハワイアンセンター」を中心にあっちをうろうろ、こっちをうろうろしてきた。母はハワイアンキルトのグッズをお土産に買ったり、ちょっと素敵な雑貨屋さんが「全品50%off」をしていて、そうと知らずに買い物してえらく安くなって驚いたり。
 
「そろそろ休みたいわ」
と母が言うので、そのへんにコーヒーショップもいくらでもあるけれど、でも母はこういうのが良いんでしょ?と、ウェスティンホテルのビーチバーに寄り道。
 
巨大な菩提樹の木陰に位置するバーで、ダイアモンドヘッドを眺めながらモヒートをいただいてきた。ついでに、半割りにしたパイナップルに盛られたフレッシュフルーツ盛り合わせも。
 
ハワイでは、季節も悪かったのか、さっぱりマンゴーを見ない。今回のフルーツ盛りも「わ!この色は、今度こそマンゴー!?」と思ったのだけれど、どうやらこれはパパイアだったみたい。甘いパイナップルと、今ひとつ味のない(食感も日本のそれとは幾分違う)スイカと、パパイアの盛り合わせだった。
 
私も母も今回水遊びをする気はなかったのだけれど、「でも、海の水に足くらいは入れたいと思わない!?」と、ビーチバーを出た後はそのまま砂浜に出て、裸足で波打ち際をてくてく。うっかり大波をかぶって足を盛大に濡らしてしまったりしたのだけれど、「それもまた良し」と、大笑いしながらホテルに帰還。なんだかんだで、今日も色々買い物してしまったなー。
ワイキキ 「Halekulani」内「House Without a key」にて
 KABOCHA SOUP $12.00
 ASPARAGUS SALAD $18.00
 VEAL PICCATA $26.00
 ビール(KIRIN) $7.50
 ビール(FIRE ROCK) $6.50
 カクテル(halekulani sunset) $12.00
 カクテル(planters punch) $12.00
 カクテル(chi chi) $12.00
夕飯は、「一度くらい、アメリカンなステーキを食べるのはどうかな」と、一応色々調べてきた私。webサイトを持っているお店も多く、「open table」で当日の予約を受け付けてくれる店も少なくないので予約も簡単。
 
でも、母曰く、
「朝食べた、あのハレクラニで夕飯は?どんなレストランがあるの?」
と、とにかくホテルのご執心なのだった。私もたいがいだけれど、母のホテル好きには恐れ入る。
 
うーん、メインダイニングはフレンチなんだよ……昨日みたいなディナーはもういいや、って思わない?あとは……ビーチバーで夕方からフラダンスやるらしいよ。それ見ながら夕食もいただけるみたい。ビーチバーだから軽食だけどね……と伝えたら
「それよそれ!フラダンスよ!」
ステキじゃない!?だそうで、「スポンサー様の仰せの通りに」と、夕方を待って再びハレクラニ。
 
生のハワイアンミュージックの演奏が5時半から催され、途中で「元ミス・ハワイ」のダンサーが出てきてフラダンスを数曲踊ってくれる、という趣向。数曲踊っては引っ込んで、また数十分したら出てきて数曲踊って……と、8時頃まで何度かダンスを見ることができる。
 
ステージの近くの席はドリンクだけを楽しむ人用の席で、奥まった屋根つきのテーブル席が食事用の席。早めに到着して、「ステージ良く見えるところがいいな」と、フード席の最前列に着くことができた。
 
テーブルにはすぐさま、おせんべい状のパリパリパンとテーブルロール、ホテルの自家製らしいポテトチップが籠に山盛り。のんびり前菜いただいて、後半でメインディッシュもいただいて、「シェアして食べてもいい?」の言葉には快くOKをいただいて、食事よりは「ダンスとカクテル」がメインみたいな最後の夜になった。
 
私よりはずっと食べ物にも酒にも好き嫌いのある母なので、私は「それとこれだったら私はそっちが好き」と意見を出して、基本は母の好みで。母に勧めてみた「プランターズパンチ」が思いのほかラム酒がきついものだったので、「じゃあ、こっちが美味しかったら、こっち飲む?」と私が頼んだ「ハレクラニサンセット」と交換してみたりしていた。ハレクラニサンセット、ウォッカベースのグアバたっぷりスムージーといった風で、これ、すごく美味しかったのだ。私も改めて頼めば良かったかな……(プランターズパンチは、当然スタッフもとい私が美味しくいただきました)。
 
前菜メニューからアスパラガスのグリルにゆで卵とチーズ、ハワイ産ハムを散らしたサラダと、レモングラス風味のかぼちゃのスープ(品名も「KABOCHA」だそうで)。メインディッシュは仔牛のピカタ。
 
「ピカタって……ナニ?」
と聞く母に、
「卵の衣つけて焼いた料理で……多分、そう複雑な味付けはしてないと思うから食べやすくて美味しいと思うよ」
と伝えたら、これが思った通り、良い具合。添えられたたっぷりのクレソンも苦み辛みがなくて食べやすかった。
 
昨日ほどではないにしても、けっこう良い気分になって夜風を感じつつホテルに戻る。
「ドレッシングセットを3個も買ったのは誰!?」
なんて言いつつ、小型のスーツケースで来た母に重いものを入れてもらって、私の「2週間の海外旅行もOK」の巨大スーツケースは制限の25kgを越えないようにパッキング(結局2割くらいオーバーしていて、翌日空港で詰め替えることになるのだけれど)。
 
「だって、来たかったハワイに、飛行機代もホテル代もかからずに来れたのよ?その分お買い物しなくちゃって、思ったのよ~」
だそうで、今回の旅行、母もとても楽しんでくれたようなのだった。随分色々買ってもらってしまいました……久しぶりにDFSにも寄ってしまったりしたし。