2013年1月4日金曜日

おばあちゃんのお赤飯

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
おばあちゃんの赤飯
おばあちゃんのきんぴらごぼう
八幡巻
彩りひじき
鶏肉と舞茸、ごぼうの吸い物
麦茶
今日の朝御飯は、おばあちゃんのお赤飯。
 
10年前くらいまでは、食卓から溢れるほどの御馳走を用意して孫やひ孫を待っていてくれたおばあちゃんだけれど、齢90を越えて、だんだん思うように動けなくなってきてしまった。それでも「孫やひ孫の好物だから」と、今年の正月も2升以上の餅米を赤飯にして待っていてくれて、それを帰りがけ、きんぴらごぼうと共にお土産に持たせてくれた。
 
幸い、雑煮にしていた吸い物もあと少し残っていて、色々並べて朝御飯。
 
昨日おばあちゃん宅に持参した惣菜も、我が家分を冷蔵庫に残していたので、それも一緒に食卓に出した。我ながら、八幡巻はなかなか綺麗に美味しくできたと思う。最後に肉を焼き付けたところで、味醂や砂糖ではなく「メープルシロップ」を絡めるというのが面白いレシピだった。
 
三が日も明けたので、一般的には「仕事始め」の今日。
 
幸いだんなは今日もお休みを貰えたので、大阪に帰るのは6日、日曜の予定。息子も冬休み継続中ということで、今日ものんびり家族で過ごせた。午前中は地元スーパーにちらりと買い物に行って、あとはのんびり、午後にはお昼寝などもしてみたり。
「宝華」の油そば
麦茶
で、お昼は年末にも食べた「宝華」の油そば。
 
息子は醤油ラーメン至上主義で、油そば系はそれほど好きじゃないと思っていたのに、「油そばにするよ」と言ったら「やった!」とのこと。昨日の「鶏皮ポン酢」といい、息子の嗜好を完全には把握しきれていない今日この頃だ。
 
更には息子、「チャーシューよりもメンマが大盛りの方が嬉しい」とか言い出して、
「ええっ!?チャーシューよりメンマの方が優先順位が上なの!?」
と私とだんなを困惑の渦に突き落としてくれたのだった。
 
えええー、メンマ、確かに美味しいけど、「肉より上」ってほどでもなくない!?と、遠慮なく「最後の2切れのチャーシュー」は私とだんなで半分こしつつ、「わからない、息子が何を言っているのかわからない」と、息子の嗜好を図りかねる私たち。そっかー、メンマ、そんなに好物だったのかー。
 
で、油そばには、そのチャーシューとメンマ、そして刻み長ねぎとかいわれ大根(←必須。超必須)を乗せて。途中で酢とラー油を加えて風味を変えつついただくのも「お作法通り」で、ラー油多めにしていただくのがたいそう幸せ。
 
また東小金井に食べに行きたいなー……。
フォアグラの西京味噌マリネ
豚味噌鍋(豚ロース肉、白菜、長ねぎ、うどん)
日本酒(秋田 鈴木酒造 本醸造原酒)
夕飯は、年末に届いた野菜セットから「ミニ白菜」1株使って豚味噌鍋。
 
長ねぎも白菜同様「ビオファームまつき」のもので、どちらも火を通すと驚くほど甘くなる。
 
「美味しい野菜」に対して、「甘い」という表現ばかりになってしまう自分の語彙の少なさにはがっかりしてしまうのだけれど、でも本当に「その野菜の美味しいと感じる部分を凝縮しました」といった風の野菜の味は、「甘い」という言葉が一番ぴったりくる感じ。ぐずぐずに溶けることもなく、ある程度しっかり芯を残しつつも柔らかく煮えて、で、「旨くて、甘い」。
 
ミニ白菜1株では足りないくらいに、今日も肉800g弱、うどん6玉が共に3人の胃袋に消えていったのだった。
 
初挑戦のフォアグラの味噌漬けがたいそう美味しくできました♪ そして今日の夕飯は御馳走がもう一つ。「フォアグラの西京味噌マリネ」も酒のアテになるかしらと出してみた。
 
年末に届いたフレッシュフォアグラ、本当はフレッシュなうちに食べきってしまいたいところだったけれどそれはちょっと無理というもので(毎日「フォアグラ丼」と「フォアグラ大根」食べ続けるというのも、ちと厳しい……)、昨年は最後ちょっと苦労した記憶が残っている。
 
だから今年は最初から、「もしもまたフォアグラ1玉届いちゃったらこれにしよう」と、いくつかフォアグラ料理のレシピを集めていたのだった。そのうちの一つが「フォアグラの西京味噌マリネ」。
 
フォアグラの他に用意する材料は味醂と西京味噌くらい(あと、添え物の紅玉りんご)。
 
ちょっと手間なのは「85℃をキープしたまま25分加熱する」というところで、ここぞとばかりに手持ちの調理用温度計を活用して鍋の横に貼り付いて火を入れてみたのだった。
 
年末にそれを仕込み、味醂を混ぜた西京味噌を全面に塗って、あとは冷蔵庫で保存していただけ。「4~6日目が一番おいしく召し上がれます」とのことで、食べ頃は昨日から明日にかけて、ということになる。早速幾分か切り分けて味噌を綺麗にぬぐい、スライスしてみた。
 
レシピでは軽く砂糖煮にしたリンゴを添えていたけれど、フレッシュなリンゴとリンゴジャムを併せて添えてみることに。生のリンゴのシャキシャキした感じも合うと思うのよねとやってみた結果はばっちりだった。
 
ゆるく火の入ったフォアグラは「フォアグラのパテ」というような食感になっていて、そしてほのかに甘い味噌風味。リンゴの味、食感にもぴったりだった。季節次第で、和梨、洋梨、あと案外白桃やメロン、マンゴーあたりにも似合わなくもないかもしれない。
 
「こりゃ美味しいねぇ!」
とだんなが言い、息子も頷きながらもぐもぐ食べていた。そもそも「フォアグラをもぐもぐ食べる」というこの光景が不思議な感じなのだけれど、肉福袋ならではのお楽しみということで。……でも、今年も去年も内容は大体一緒な感じだったから、来年(というか今年の年末)はどうしようかなぁ……さすがに、このフォアグラの味噌漬けを食べきった頃には「フォアグラはもう数年先までお腹いっぱい」という感じになってしまいそうだ。美味しいだけに、こんなもの頻繁に喰っちゃいかんと思う。