2013年3月5日火曜日

地元の石窯ピッツァ屋へ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「POINT ET LIGNE」の
 フロマジョ バトン
 プティオ マイス
カフェオレ
ヨーグルトwithココナッツパインジャム
呪文のような名前のパンの朝御飯は、昨日に続いて、新丸ビルで買ってきた「POINT ET LIGNE」(ポワンエリーニュ)のもの。
 
「フロマジョ バトン」は、「マスカルポーネやパルメザンなど数種のチーズをオリジナルブレンドしたチーズパン」で、「プティオ マイス」は「パルメザンチーズでコクをだしたスイートコーンのテーブルパン」。どちらもデニッシュ系ではなく、もちもちとしたフォカッチャのような食感の生地だ。
 
昨日同様、添付のリーフレットを見ながらアルミホイルでくるんでオーブンで軽く温めてからいただくことに。
 
息子曰く、
「うぉ!すごいコーンだ!」
だそうで、パッと見はそれほどにはコーンコーンしていない風に見えたプティオ マイスは、かなりしっかりと濃厚にコーン味。チーズの主張はそれほど強くなく、ねっちりもっちりとした生地が良い感じ。
 
長いスティック状のパンだったフロマジョ バトンは、1本を息子と半分こ。こちらはしっかりくっきりチーズ味。香ばしくてこちらも美味しいパンだった。
 
なんというか、「贅沢なパン」。都心に出る時のお楽しみ、という感じでたまーに買うのが我が家にはお似合いな感じ。
検見川「Mamma Pasta」にて
 Due Piatti \2600(2人分)
     本日の前菜
     自家製パン
     春野菜とベーコンのトマトソースピッツァ
     釜揚げ桜海老とルーコラのトマトクリームソーススパゲッティ
     本日のデザート
     アイスティー
今日は一日家に籠もってお仕事かなぁ……と思っていたところ、友人からランチのお誘い。
 
石窯ピッツァのお店に行かない?と誘われて、「それは素敵!」とご一緒することにした。初めて連れて行ってもらったお店は、関東近郊に10店舗近く展開する「Mamma Pasta」というお店。駅近くではなく、どの店も郊外の立地で「近所の住民か、自家用車に乗ってやってくる人」を対象にしている風だ。
 
車を出してくれた友人に感謝しつつ、
「ランチセット2つにしてピッツァとパスタ分けっこしよっか?」
「あ、ここにお2人様用のセットメニューもあるじゃない」
こっちがちょっとお得な感じよ?と相談して、そのセット「Due Piatti」にしてみることに。
 
2人分で2600円。本日の前菜(またはスープ)、自家製パン、本日のデザート、ソフトドリンクが2人分やってきて、更に3種のピッツァから1種類、6種のスパゲッティから1種類を選択できる。それは大皿盛りで、テーブルで取り分けていただく形。
 
ピッツァは、私たちが選んだ「春野菜とベーコンのトマトソース」の他は、サラダピッツァとマルゲリータという選択肢。
 
パスタは、すごく悩んだ結果「釜揚げ桜海老とルーコラのトマトクリームソース」にしたのだけれど、他の、小海老とそら豆のトマトソース、生ハムとアスパラ・フレッシュトマトのペペロンチーノ、豚バラ肉と筍・小松菜の和風ペペロンチーノ、揚げなすのミートソース、たらことイカの和風、それぞれどれも魅力的だった。「和風ペペロンチーノ」って醤油味なのかな……ちょっと気になる。
 
前菜プレートは、白いんげん豆のトマトソースとイカのサラダ、ローストポークとミックスリーフのサラダ。ミックスリーフ以外の料理はどれもほんの一口サイズだったけれど、思いのほか「手作り感」があるものが出てきて、これはなかなか良い感じ。
 
そして、店頭すぐ脇にある石窯で次々焼かれるピッツァがやってきた。フチがもっちもちのナポリピッツァ風のもので、とても具沢山。サイズもたっぷりめで、1人1枚平らげたら充分満足できるボリュームだ。
 
トッピングはベーコンの他、菜の花とキャベツ、そして筍。筍を乗せたピッツァというのも不思議な感じだなと思ったものの、これが案外悪くない。ピッツァはチーズ控えめ、あっさり味で食べやすかった。
 
「Mamma Pasta」にて。トマトクリームのスパゲティは桜海老たっぷり♪ スパゲッティも、かなりたっぷりめなボリューム。
 
トマトクリームソースはとても滑らかで、それが絡んだパスタの上に、たっぷりの釜揚げ桜エビと刻みルッコラ。
 
桜海老は息子があまり好まないので買って家で食べることはなく、だからとても幸せな味わいだった。
 
こういうセットメニューって、往々にして「具が少なめで物足りない」と感じることがあるのに、これはたいそうな食べ応え。美味しかった。
 
そしてデザートは1人ずつ違う内容で。 そしてデザートは2種盛りケーキ、プレートにソースを使ったリンゴのイラストつき。
 
これ、お客さんごとにケーキの組み合わせが異なっていて、私たちのテーブルに来たものは「ロールケーキとティラミス」の組み合わせと「いちごミルクタルトとチョコレートケーキ」。
 
それらのケーキは店頭のショーケースでテイクアウト用の販売もあって、席に案内される前に「あ、あれ美味しそ」なんて言っていたのだった。
 
「せりあさんが気になるって言ってたケーキこれじゃない?」
このお皿どうぞ、と友人が譲ってくれて、私はいちごミルクタルトとチョコレートケーキのお皿をいただいた。
 
ランチセットのケーキはサイズ小さめではあるけれど、2種類食べられるというのは贅沢で嬉しいこと。いちごミルクタルトは、期待通りに練乳の風味が感じられる美味しいものだった。
菜の花のおひたし
新じゃがの肉じゃが
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
手元にあるオージービーフの薄切り肉を食べてしまわないとなと、今日の夕飯は牛肉を使っての肉じゃが。ちょうど新じゃがを買っていたところだったので、皮つきの新じゃがを使って、いつもとは一風違う肉じゃがにした。どうせなら、と使うレシピも変えて、今日は「銀座小十」さんの作り方で。
 
ちょうど数日前に図書館で借りてきた本は『本当においしく作れる和食』(奥田透/著 世界文化社 2012.10)。
 
先日『dancyu』に載っていた銀座小十さんの魚の照り焼き(とか西京焼きとか)のレシピを見て、良いなぁと思ったので、小十ご主人の奥田透のレシピ本を借りてきてみたという次第。まだパラパラッと全体を眺めただけだけれど、工程写真が多めのこの本は、とても丁寧に刺身の切り方や丸魚の下ごしらえについて解説してある。
 
家で作るのはちょっと大変だなぁと思う料理も掲載されつつ、肉じゃがや角煮や鯖味噌、筑前煮といった家庭料理寄りの品も多く載っていて、これは良い本を借りてきたなぁと思っていたところだ。
 
で、そこに掲載されていた肉じゃがを参考にして作ってみた次第。
 
じゃがいも4個、牛肉300g使う4人分の肉じゃがの調味料が、「砂糖大さじ10」「醤油1カップ」という単位だったから、ちょっと驚いた。いつも使っている小林カツ代さんのレシピだと、同じ材料の分量で調味料は多くてせいぜい「大さじ3」といった単位だ。
 
多めの煮汁で、汁気を飛ばしきらずにことこと煮て作る方法らしく、
「……でも、調味料、ちょっともったいないなぁ……」
と、食材の分量を2/3ほどだったのに対し、調味液の材料は1/2に減らして作ってみた。それでもかなり「つゆだく」な感じで、特に煮汁が足りないということもなくこっくりしっかりちゃんと煮えた。
 
だしは使わず水で炊き、砂糖と味醂を最初に染みさせてから醤油を加え、その後に肉をひらひら広げながら加えて煮るという作り方。肉を入れてから十数分煮含めて、火を止めてから30分常温に置いて味をなじませる(←そこまでレシピに書かれてた)。
 
砂糖多めの印象があったこの肉じゃがは、やっぱりいつもよりは甘めの味わい。とろんと煮えた牛肉にはこのくらいの味の方が確かに似合う感じもして、「いつもと違う肉じゃが」は「ちゃんと美味しい肉じゃが」になってくれた。皮つき、ころころ可愛い新じゃがも良い感じ。