2013年12月29日日曜日

がっつり飲茶!

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「アンデルセン」の
 ミルクフランス
 ハイジの白パン
ジャムいろいろ
ヨーグルト(ダノン ストロベリー)
カフェオレ
今日の朝御飯は、みんな大好き「ミルクフランス」。
 
「美味しいジャムあるし、ハイジの白パンにつけて食べるのはどうだろう?」
とだんなが提案してくれて、ハイジの白パンも買ってきた。
 
テーブルに出したのは「ラ・ベル・コンフィチュール・マサコ」さんの「リンゴとバニラのジャム」。それと「リンゴとしょうがのジャム」も出して、グランドハイアットのペストリーショップで以前買ったミルクジャムも出して、好き勝手な感じに各自つけながらもぐもぐ。
 
リンゴとバニラのジャムは、しっかりくっきりバニラ味。私の作るジャムもそれなりに美味しいと思うのだけど、本家本元のお手本の方が、雑味がなくてクリアな感じで、やっぱり数段美味しいのだった。クレープやパンケーキにも美味しいと勧められていたこのジャム、薄く焼いたバターミルクパンケーキにたっぷりつけて囓りたい感じ。美味しかった。
日本橋「マンダリンオリエンタル東京」内「SENSE」にて
 紫荊飲茶餐 \6800
 プーアル茶 \2500
今日は息子、朝から夕方まで一日塾。
 
大変だねぇ、まぁ受験生だから仕方がないよねー……と、私とだんなは2人でおでかけ。今日は「先勝」の日だったこともあり(「九日飾り」ってよろしくないらしいのだけど、まぁ、仕方ない……)、来年のお札をいただきに神社にお参りに行きましょう~と、東京大神宮へのお参りからの飲茶ランチ。デパ地下をぷらぷら歩いたりもしてデートを楽しんできた。神社では息子の進路についてもしっかりお祈りしてみたりして。
 
飲茶ランチは、先日母とお泊まりしてきた、日本橋マンダリンオリエンタル東京のモダンな中華料理店「SENSE」で。
 
泊まった時に知ったのだけれど、土日のランチタイムは飲茶食べ放題のプランがあるとのこと。1人6800円と値段は張るけれど、何をいただいても美味しかった店なので飲茶もきっと幸せな内容なのだろうなと、年内最後の食べ放題プラン日だった今日の日付で予約を入れてみたのだった。2時間制、だったかな。13時45分からの予約で15時にはラストオーダーとのこと。
 
食べ放題飲茶メニューは20品。前菜やスープ、麺や御飯もの、デザートは、プリフィクススタイルになっていてコース仕立てになっている。さすがに全種類は食べられなかったけど、これでもかと満喫してきた。どれもこれも美味しくて、期待以上。
 
お酒飲むとお腹いっぱいになるし味もわからなくなっちゃうし……と、プーアル茶を飲みながら。
ワンオーダー2500円というすごい値段だったプーアル茶(十年熟成とか、そんな感じのものだった)は、濃く出過ぎないようにか、茶葉を抜いてお茶だけにしたポットをポットウォーマーの上にセットしてくれ、空になったポットもすぐに新しく淹れてきてくれて、とても快適。我が家にあるおとっときのプーアル茶もそこそこ良いものなはずなのに、ちょっとびっくりするくらい美味しかった。
 
というわけで、いただいてきたのは、こんな感じ。
 
本格釜焼き北京ダックと彩り野菜マリネのコンビネーション
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、北京ダックつきの前菜。分量がお上品……。 見覚えのある角皿でばばーんとやってきたのは、固定の前菜。
 
左奥が北京ダック、その右は「ナンヨウクラゲ」。クラゲは傘の内側の稀少な部分を使っているのだそう。
 
左手前は中華風ピクルスで(トマトのピクルスがめっちゃ美味しい……♪)、右は五香粉の香りのついた牛すね肉の冷製。
 
ちょびちょびっと一口サイズずつ来るのがなんともお上品で、でも、牛すね肉の冷製なんかはあと数切れいただきたいくらい美味しい。ピクルスも、小鉢に山盛りにしてテーブルに常備しておきたい感じ……。
 
プレミアな小籠包 白燕の巣と共に
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、プレミア小籠包。とぅるんとぅるんでした♪ これも固定の料理だった、プレミア小籠包。
 
スープがみっちり詰まった小籠包に、白燕の巣がたっぷり入ったトゥルントゥルンのあんがかけられている、というもの。
 
私、「燕の巣の美味しさ」というのがいまいちわかってなくて、「……別に、巣、要らなくない……?」と思わなくもなかったのだけど、でも、美味しかった。
 
トゥルントゥルンのあんと小籠包の皮と肉のモチモチとスープの旨味で、口の中がなんだかカオスだけど幸せな食感。てっぺんにはクコの実が飾られていた。
 
広東式健康スープ
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、滋養たっぷり的広東スープ。 ここでスープは、3種類からの選択。
 
「広東式健康スープ」「牛挽き肉と豆腐のスープ」「蟹肉入りパンプキンスープ」からのチョイスで、
「健康スープって、どんなのですか?」
と尋ねた結果、私はその健康スープを、だんなは牛肉と豆腐のスープを。
 
こんな感じに根菜がごろごろ入る褐色がかった透明なスープで、下に沈むのは牛すね肉。干し貝柱や、薬膳的な乾物的なナニか的なものも入っている感じ。ナツメも入っているそうで、一見シンプルだけれど体がぽかぽか温まる風なスープだった。
 
鮑入り焼賣を含む、シェフおすすめの蒸し餃子四種
そして、固定の4種の蒸しものが乗った蒸籠がやってくるのと同時に、食べ放題飲茶の開始~(今日の一番上の写真)。
 
蒸籠内の4種の点心、左奥は「季節野菜入り蒸し餃子(玉露上素餃)」、右奥が「鶏肉とタロ芋入り蒸し餃子(五香茘芋雞粒餃)」この2つは食べ放題メニューに含まれている品。
 
そして左手前が海老と春菊の蒸し餃子、右手前が鮑の焼売。上にころりと小さめサイズの干し鮑が丸々1個、乗っている。なんともゴージャス。
 
干し鮑は7時間かけて蒸し上げたものなんですって。旨味たっぷりだけど、でも、焼売の上にぼぼんと乗っているとこれが案外食べにくくって、
「……焼売に乗せる意味、あんまりなくない?と思う……」
「うん、鮑は鮑として食べた方が、美味しいと思う……」
と、私とだんなは苦笑い。いや、鮑そのものはたいそう美味しかったのだけど。
 
鮮烈な印象だったのが春菊入りの海老餃子。爽やかな春菊の風味が、不思議と蒸し餃子に似合っていた。
 
で、奥の皿がオーダーした揚げ物3つ。「海老入り春巻(鮮蝦炸春捲)」と「五目入り揚げ餃子(安蝦咸水角)」、「大根あん入り揚げパイ金華ハムの香り(蘿蔔絲酥餅)」。
 
小ぶりで上品な春巻と、思いのほかトラディショナルな感じだった咸水角、一口サイズの可愛らしい揚げパイは、うっとりするほど綺麗な層になっていた。中の大根あんがふわふわで、これまたとても良い感じ。
 
夜のコースがやや前衛的な感じもあったから飲茶もそんな感じかなと思ったのだけれど、洗練されている反面、適度にクラシックな部分を残した点心ばかりで、何をつまんでも美味しくてうっとり。卓上には醤油と酢と豆板醤、XO醤が置かれているので、これを好みでつけつつ。
 
食べ放題メニュー:香芒沙律蝦角
余裕があったらお代わりしたいほどツボだった、「海老入り揚げワンタンのマンゴーマヨネーズ」。
 
マンゴーの風味がしっかりついた甘いマヨネーズソースをかけた、揚げたてサクサクの揚げワンタン。うま!うま!!!
 
食べ放題メニュー:蜜汁菠蘿叉焼酥
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶。不思議な風味のパイナップル入りチャーシューパイ どうも私はフルーツ入りの料理が好きらしくて、これもたいそうツボだった「パイナップル入りチャーシューパイ」。
 
パイナップルケーキを思い出させるくらい、かなりしっかりとパイナップル味。チャーシューの甘じょっぱさとも良く似合っていて、これは咸點(しょっぱい系点心)なのか甜點(甘い系点心)なのか悩んでしまった。でもこれ、咸點なんだよね。
 
食べ放題メニュー:臘味糯米捲
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶。不思議な外見だったもち米巻き蒸し。 「中華おこわかな?」「美味しそうだよね」と1つもらってだんなと半分こした、「香港風腸詰入りもち米巻き蒸し」。
 
予想とかけ離れた外見のものがやってきて、ちょっと驚いた。
 
甘い腸詰や、干し貝柱などの海鮮系もたっぷり入ったおこわを巻いているのは、中華まんの皮のような小麦粉生地。
 
のっぺり白く四角い物体がやってきたものだから、「なんだこれ?」とびっくりした。
 
おこわ系はお腹が膨れることもあって食べ放題の時には敬遠してしまうのだけど、手の込んだおこわがたいそう美味しくて、これは食べて良かったなと。面白かったし美味しかった。
 
食べ放題メニュー:香煎蘿蔔糕
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶。ふわふわ食感が良かった大根餅。 「大根餅の香り焼き」は、かなり正統派な味わい。
 
食感はふわふわと心地良く、表面がカリッと香ばしく焼かれていて、旨味たっぷり。XO醤をちらっと添えて食べるのが最高だった。
 
食べ放題メニュー:豉汁蒸排骨
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶。美味しすぎてお代わりしたスペアリブ。 だんなとワンオーダーを半分こした「豚スペアリブのブラックビーンズソース蒸し」。
 
半分こして食べたは良いけど、美味しすぎて、食べきった直後に「もう1皿ください」と追加注文した品。
 
豆鼓蒸しというと、もうちょっと豆鼓の色で黒っぽい色合いをしたものが多い印象だけれど、これは外見はかなりあっさりめ。唐辛子の辛さがぴりりと利いていて、1皿に一口サイズの2切れスペアリブが盛られていて、それが1人分ということになっていた。
 
火の通り具合とか味の染み具合とか、色々とパーフェクトで、「ああ、ビールとこれがあったら、えんえんと楽しめるわ……」なんて危険な事を考えてしまったり。
 
食べ放題メニュー:文華蝦餃皇・蟹肉帯子鳳眼餃
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶。絶品蝦餃と、帆立の餃子。 点心の超定番「海老入り広東蒸し餃子」と、色鮮やかな方は「ホタテ貝と蟹肉入り 蒸し餃子」。
 
蝦餃は、一番最初に注文して、あまりに美味しいので終盤にお代わりした。お代わり分が、この写真。
 
うっすらピンク色の生地に包まれた、蟹肉をトッピングした帆立の餃子は、もうこれでもかと濃厚な帆立味。
 
海老餃子も、ざっくり粗く切られた海老がぷりっぷりでたいそう幸せな感じだった。蒸したてほやほやのを次々持ってきてくれるのも嬉しい。
 
食べ放題メニュー:廣東蒸焼賣
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて食べ放題飲茶、焼売はこんな感じ~。 「広東焼売 豚肉と海老入り」はこんな感じで、上に乗っているのは蟹の卵?かな???
 
「豚肉焼売」というよりは「海老焼売」と表現するのに近いくらい、海老の存在感が半端なかった。
 
ちなみに点心は全部1個ずつ注文可能。写真が2個なのは2人前ということで2個ずつ頼んでいるから、なのでした。
 
この他に、
「海老とニラ入り餃子の香り焼き(香煎鮮蝦韮菜棵)」

「なめらか牛肉団子蒸し陳皮風味(山竹陳皮牛肉球)」
もいただいて、食べ放題飲茶は終了。
 
残す5品
「タロ芋のチャイニーズコロッケ(蜂巣炸芋角)」
「海老のオブラート包み揚げカレー風味(威化咖哩鳳尾蝦)」
「ライスクレープ蒸し(是日蒸滑腸粉)」
「チャーシュー入り饅頭(蜜汁叉焼飽)」
「チキン入り饅頭(迷你雞粒飽)」
までは手が回らなかったのでありました。
 
香港麺の焼きそば
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、最後は香港麺で。 最後の「お食事」は5品からの選択。
 
広東スタイルのお粥・海老入り五目チャーハン・海老ワンタン入り拉麺・中国野菜料理と香港麺の焼きそばからで、私は焼きそば、だんなはチャーハン。
 
たいそう細い、茶色い蒸し麺を使った焼きそばは、黄ニラたっぷり。「半チャーハン」ならぬ「半々チャーハン」くらいの分量だったのでちょっと安心……しつつも、だんなにちょっと手伝ったもらったのだった。も、もうお腹いっぱいです私……。
 
マンゴープリン
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、デザートは濃厚マンゴープリン♪ デザートは、こちらも5択。
 
杏仁豆腐、ココナッツムースマンゴーソース、小豆入りタピオカココナッツミルク、自家製エッグタルトと、私の選んだマンゴープリン。好物ばかりで、かなり悩んだ。
 
アップルマンゴーの果肉ざくざくのかなり濃厚なマンゴープリンで、表面には丸くカットされた果肉と共にピュレもたっぷり。
 
口当たりも心地良い程度に柔らかくねっとりしていて、たいそうリッチな味のマンゴープリンだった。しかも、分量もたっぷりめ。
 
マンダリンオリエンタル東京「SENSE」にて、こちらはだんなの注文、エッグタルト。 こちらはだんなの選択、エッグタルト。
 
「多分ねぇ、かなり小さな可愛いサイズのが2個来るとか、そんな感じだよ」
なんて想像していたら、そのものズバリなものがやってきた。
 
しっかり層になった中華パイ生地の中に、ふるんふるんのプリン生地。一口だけ御相伴させてもらったのだけど、ふわっと温かくて、こちらも絶品だった。
 
……というわけで、久方ぶりに、「もうダメです」というくらい、すっかりお腹いっぱいに。
 
ディナータイムに来て、「ここのランチも、飲茶も絶対美味しい」とは思っていたけれど、その想像以上に満足な飲茶ランチだった。値段は張るけど、ホテルオークラの飲茶食べ放題よりも(そしてちと前衛的に過ぎる印象だった六本木グランドハイアットの飲茶食べ放題よりも)こちらの方が好きかも。
 
平日不可で土日のみという制限がちょっと厳しいけど、飲茶好きの友人たちを誘って、また来たいな。
きゅうりとキャベツ w/なめ味噌
「魚久」の粕漬けいろいろ
日本酒(愛知 萬乗醸造 醸し人九平次 純米大吟醸山田錦 EAU DU DESIR)
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 山廃仕込純米酒 無濾過生原酒)
……で、「こんなにお腹いっぱいだし、夜は軽くしようね」と言っていたのに、
「昼飲まなかったしね」
とか言いつつ、うっかり日本酒飲み始めたら、結局2人で日本酒6合ほど飲むというグダグダな展開になった夕御飯。
 
息子には、だんなが大阪から買ってきてくれた「551蓬莱」の焼売など蒸してやりつつ(あと、日本橋三越で買った「Kafer」のチーズ巻きカツなども出してやりつつ)、私とだんなは「魚久」の粕漬けなどつまみつつ、「山内農場」で買ってきたなめ味噌添えたきゅうりとキャベツをもぐもぐ。
 
ほんとに、夕飯は軽くにしておくつもりだったのに、なぜか九平次の4合瓶があっという間に空になっちゃうし、
「もうちょっとだけ飲む?」
「お燗つけて飲む?」
と無濾過生原酒なんてこっくり系のお酒を2合ほども飲んでしまうし、今日もすっかり良い気分。一体年明けの資源ゴミの日に何本の酒瓶を出すことになるのか、ちょっと想像できない……。