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チーズトースト
洋梨(ラ・フランス)
アイスカフェオレ
今日は手元にあるアメリカ産薄切り牛肉を使ってお弁当を……と思って、「牛丼か焼き肉丼が幸せなんじゃないかなー」と考えた。洋梨(ラ・フランス)
アイスカフェオレ
でも、いよいよ本格的な秋の肌寒さ到来で、「冷めきった牛丼、焼き肉丼というのも切ないよね」と、保温弁当箱(保温できるのはご飯のみ)に白飯を詰め詰め。で、おかず容器その1に玉ねぎと牛肉の「牛肉のたれ炒め」をたっぷり詰めた。温かい御飯にこれを乗せて食べられるなら、そこそこ美味しくいただけるんじゃないかな、と。
- 焼き肉丼
- エリンギとモロッコいんげんのガーリック炒め
- ゆで卵
- ささかまぼこ(市販品冷凍)
- プチトマト
- りんご
- 麦茶
あとは別容器に野菜炒めやゆで卵等々を詰めて、そんな感じのお弁当。割と手抜きでごめんなさい……(そして明日はきっともっと手抜きなんだ……)。
朝食はチーズトーストと、今が旬の山形県産ラ・フランス。洋梨、買ってきたのは1週間ほど前だけれど、未熟であまりにガチガチに固かったので廊下の籠に転がしておいていたもの。昨夜つついてみたらほどよく柔らかくなっていて良い香りが漂っていたので急ぎ冷蔵庫に移しておいたのだった。
あと数日放置したらお酒になってしまうんじゃないかと思うほどに甘く熟れた洋梨が、今朝の一番の御馳走。美味しかったー。
COREDO室町内「LA BONNE TABLE」にて
プリフィクスランチコース \3600
瓶ビール \1000
食事に寄り添う3種のグラスワイン \2900
そして今日、母、上京。プリフィクスランチコース \3600
瓶ビール \1000
食事に寄り添う3種のグラスワイン \2900
「13時に東京駅着くからねー。どっか美味しいところ予約しておいて!」
と言われて、毎度の事ながら困惑する私。「東京駅に近いこと」「美味しいフレンチ」が必須の条件なのだけど、もう丸ビルも新丸ビルも気になるお店は行ってしまったし、さて困ったなと。
少し考えて「そうだ、コレド室町のお店、そろそろ混雑も一段落した頃じゃないかしら」と思い出して、以前から気になっていた「LA BONNE TABLE(ラ・ボンヌ・ターブル)」に予約を入れてみることにした。
ジャンルは「カジュアルガストロノミー」、西麻布の名店「L'Effervescence (レフェルヴェソンス)」の姉妹店。LA BONNE~は本店でスーシェフを務めていた方がチーフを務めているのだそう。評判も悪くないし、「野菜たっぷり、和の食材を使ったフレンチ」という方向性も素敵だなと。
東京駅から無料巡回バス「メトロリンク」に乗って日本橋へ。勿論予約はしてあったけれど、到着はランチのオーダーストップぎりぎりの13:30になってしまった。店内はほぼ満席の盛況ぶり。
プリフィクスでアントレ、メイン、デザートが選べて、更に最初の1皿のサラダ、パンとバター、食後のコーヒーとプチフールまでついてきて3600円というのはたいそうお値打ち。料理に合わせてグラスワインを2種or3種いただけるグラスワインセットの存在も良い感じで、大満足のランチになった。昼からすっかり酔っ払い。
いただいたのはこんな感じ~。
- 季節野菜のサラダ
-
最初の1皿は、2人分一緒に盛りつけられた旬の野菜のサラダ。
その日毎の入荷の野菜で内容が決まるから日替わりなんですって。お供のお酒はタケダワイナリーのサンスフル、白。「わーい、タケダワイナリーだー!」とやおらテンションが上がる私。
「3種のグラスワイン」セットを頼んで、サラダと前菜とメインで1杯ずつにしてくださいとお願いしたのだけど、前菜とメインとデザートで、などというお願いでもOKなのだそうだ。
いやでも、サラダとサンスフルの白は素敵な組み合わせ。
盛られた野菜は、中央に目立つ紫人参、パプリカ、ふだん草、みかんやりんご。「生の春菊」も盛られていて、風味の強さにびっくりした。
卓上にやってきた四角いパンは毎日大阪の「ル・シュクレクール」さんから届くものだそう。ねっちもっちした独特の食感で、表面はフランスパンのようりバリッとした食感もあって、とても不思議な美味しさのパンだった。
このパンやコーヒー、食器やカトラリーなどの拘りに良い感じの緊張感が感じられて、「あ、こういうお店、好きだ」と最初に抱いた好印象は最後まで崩れなかった。
- ENTREES:鯖の炙り
-
前菜は2択。
「鯖の炙り、玉味噌と春菊ソース、焼きかぶ、焼きマコモ茸 煎りマッシュルーム、からし菜、オゼイユ」
か、
「エコファーム浅野から届いたじゃがいもペチカのスープに舞茸の泡を浮かべて、せせらぎポークばら肉のベーコン、焼きニョッキ、ほうれん草、ビーツデトロイト」。
母はじゃがいものスープを、私は当然、大好物の鯖を選択した。
そしてやってきたのは、期待を裏切る不思議な外見のお皿。
お皿に一口大にカットされた鯖が点々と盛られ、その上を覆うようにきのこや野菜が散らされていた。鯖の香ばしい風味が野菜にもついていて、全体がとても良い香り。黒トリュフのように散らされた小さな黒い粒は炒ったマッシュルームなのだそうで。
合わせてくれたワインは、フランスCotes du Juraのピノノワール。
「あれ?赤なんですか?面白い」
と言ったところ、ちょっとスパイシーな独特の風味のあるこの赤が鯖や春菊に良く似合うのだとか。
辛口の白あたりが来るかなと思っていたから、へぇ……面白い……といただいてみたら、これが似合う似合う。存在感はあるけれど軽い口当たりの華やかな赤ワインで、水色はちょっと透け感のあるルビー色。
- MAIN:ブーダン・ノワールのパイ包み
- メインディッシュは魚1種、肉2種類からの選択。魚はイトヨリダイのムニエル、肉は熊野地鶏のローストとブーダン・ノワールのパイ包み。
「おお……ブーダンノワールだ……」
と、私は即決でブーダンノワールを選択。「ブーダン・ノワールのパイ包み、干し椎茸と煮込んだ豚バラ肉、里芋、加賀蓮根、柚子、キャベツのソース、梶谷農園から届いたハーブと紅玉のサラダ」という料理だった。これが今日の一番上の写真。
「ブーダンノワールが本当にお好きなお客様には少しマイルドに感じられるかもしれませんが……」
ということだったけれど、確かにたいそう食べやすいブーダンノワールの料理。パイの中にはブーダンノワールと共に豚バラ肉や野菜も包まれていて、蓮根のシャキシャキ感が良い感じ。
サックサクのパイの周囲にはキャベツがベースのほの甘いソースがたっぷり添えられて、ハーブと軽く火を通した紅玉が花畑のように散らされていた。この、とんがりすぎてない盛りつけもとても好み。
合わせてくれたワインはフランスの甘めのリースリング。「白ワイン来た!しかも甘口系!」と、前菜に続いてまた意表を突かれた組み合わせ。フルーティーな香りがりんごを思わせるワインで、りんごと似合うブーダンノワールにも当然似合う方向なわけで、面白いなぁと思った。もっと鉄臭い系のどっしりブーダンノワールだったらあるいは似合わなかったかもしれないけど、この料理のこのワインは本当にぴったり。
往々にして、「前菜は素晴らしかったけど、メインディッシュはなんだか印象に残らなかった」というお店も少なくなかったりする中、今日のこのコースはサラダより前菜が、前菜よりメインディッシュが印象深かったな。
- DESSERT:白胡麻香るブラン・マンジェ
-
デザートは2種類。
母が選んだのは「洋なしのロースト、ラムレーズンのアイスクリーム、アールグレイ香るスコーン、バニラ香る栗カボチャ、胡桃のプラリネ」、
私は「白胡麻香るブラン・マンジェに柿をたっぷりと浮かべて、甘酒の泡、栗のアイスクリーム、カシスのアクセント」で。
「甘酒、泡にしなくてもアングレーズソース風にしても良かったんじゃ」と思うくらいには私は泡があんまり好きではない(ていうか飽きた……)のだけど、でも見た目は面白く、味の組み合わせも不思議に似合っていた和風スイーツだった。泡はしっかり甘酒の香り。
栗の実が食感を残したままごろごろ入るアイスクリームの下には一口大に切られた甘い柿がたっぷり。その下にはこってり濃厚なブラン・マンジェ。
- CAFE
-
そしてシメは「たこ焼き」。……たこ焼き???
これ、青海苔はミント、マヨネーズはカスタードソース、たこ焼き本体は「フォンダンショコラ」のプチフール。
このお店の名物だそうで、器までしっかり舟経木を使っている凝りっぷりに笑ってしまった。
食後の飲み物はハーブティーもあるそうだけれど、メニューにわざわざ「ハンドドリップで淹れる、産地・焙煎にこだわったコーヒー」と書いてあったので私も母もコーヒーを選択。
「是非そのまま、ブラックで召し上がってみてください」
とのことで卓上にはミルクも砂糖も無し(お願いすれば当然出していただけるのだろうけど)。
日本茶の湯飲みのような持ち手無しの器でやってきたコーヒーは、浅煎りのペルーの豆なのだそう。まるでお茶のように、くいくいと飲めてしまう不思議なコーヒーだった。にがーいのをちょびっとだけ、くいっと飲むエスプレッソとはまるで対極のコーヒーで、口の中がさっぱりと良い感じに。
その後は、母は初めて歩く(私もこれが二度目だったりの)コレド室町内を軽くぷらぷら。
「初めて来たし、お土産にこれ買うわ!」
と、母、やたら派手なショールを買っていた。
「あんたも買いなさい!かったげる!お揃い!」
と私にも柄違いを買ってくれたけど、でも、そんなショールに合わせられるような服、私は持っていませんよお母様……。
稲毛「Trattoria Vino」にて
仙台牛モモ肉の自家製生ハム パルミジャーノチーズ添え \1680
パンチェッタとこだわり卵のカルボナーラ リングイーネ \1080
真ダラ白子と九条ネギのスパゲッティーニ \1680
牛ヒレ肉のカルパッチョとルコラのピッツァ \1800
栗のタルト \420
スパークリングワイン(ロゼ)
などなど
せっかく日本橋歩いてるし、美味しそうなお総菜でも買って帰って家で食べる?と聞けば、母は「んー、でも外で食べたいわ」と。相当外食に飢えているようで、仙台牛モモ肉の自家製生ハム パルミジャーノチーズ添え \1680
パンチェッタとこだわり卵のカルボナーラ リングイーネ \1080
真ダラ白子と九条ネギのスパゲッティーニ \1680
牛ヒレ肉のカルパッチョとルコラのピッツァ \1800
栗のタルト \420
スパークリングワイン(ロゼ)
などなど
「お昼はフランス料理だったし、だからイタリアンはどうかしら?」
と。
「だから」の使い方がなんだかちょっとおかしい気がする……と思いつつ、外食にしても、一度家に帰っちゃったら電車でお出かけするのも大変(&息子が合流するのも大変)だよねと、地元のイタリアン「Trattoria Vino」に行くことにした。
パスタもピッツァもあるし、おつまみもがっつり肉料理も食べられるし、全部がちゃんと美味しいし、「こういうお店が地元にあって良かった」と思える、重宝するお店。
お手頃価格のスペインのロゼスパークリングワインをいただきつつ、おつまみ1皿、パスタ2皿、ピッツァ1皿、あと何か肉料理でも……と思っていたのだけど、思いのほか昼御飯がお腹に残っていたみたいで、あっけなくお腹いっぱいになってしまった。
母も同様だったらしく、食べきれないパスタやピッツァを息子に「食べてー」とお願いしていたら、息子の方も満腹に。肉料理は諦めて、デザート食べて終わりにしたのだった。それでもちゃんとデザートはいただくというのが、私たちらしいというか。
さほど空腹じゃなかったのに、でもすごーく美味しかったのがこのパスタ、「真ダラ白子と九条ネギのスパゲッティーニ」。
ベースはアーリオオーリオで、けっこうしっかりにんにく風味。
ざく切りにされた九条ねぎがたっぷり、崩しながら軽く火を通した白子もこれまたたっぷり。家でも真似できそうな素材の組み合わせではあるけれど、自分で作ったらこんなに思い切って白子を使えないような気も。
トマトソースやモッツァレラチーズは抜きの、牛肉とルッコラ、パルミジャーノ・レッジャーノだけが乗った風なシンプルなピッツァも良い感じ。もっとたっぷり食べたかったけど、ピッツァは1切れがやっとという感じなのだった。母上京、初日からおなかいっぱい……。