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チーズパン
「デリフランス」のパン・オ・ショコラ
カフェオレ
今日はだんなと1日デート。息子が朝から晩まで、夕飯込みで出かけてくるそうなので、「デリフランス」のパン・オ・ショコラ
カフェオレ
「じゃあ私たちもお出かけしちゃおう」
「美味しいお店に食べに行っちゃおう」
ということになったのだった。
朝御飯は、スーパー併設のパン屋で買ってきて食べてなかったチーズパン1個と、昨日駅前で買ってきた「デリフランス」のパン・オ・ショコラと。
ささっと済ませた後は、期日前投票をしつつ都心に移動。だんなが事前に買っておいてくれていた「ナゾトキ街歩きゲーム 地下謎への招待状」の謎解きキットと東京メトロ一日乗車券を持って、今日はメトロの謎解きに挑戦。
銀座「三州屋」にて
金目煮付とライス(とり豆腐付) \1000
謎解きは、東京メトロの様々な駅を巡って1個1個謎を解いていくというもの。以前挑戦した「東京迷宮パズル」に似ている感じ。金目煮付とライス(とり豆腐付) \1000
ひととおり、「行かなきゃいけないスポット」をリストアップして、どの順で回ったら効率的かを考えていくつかの拠点を巡った後に、乗換えついでに銀座で昼御飯をということにした。
今は12月、かきフライの美味しい季節!ということで、伺ったのは三州屋。だんなはかきフライ定食、私は金目の煮付け定食を貰って、適当に分けつついただいた。かきフライも良いけど、金目の煮付けにすると汁物が「とり豆腐」になる(かきフライには豆腐となめこの赤だしがついてくる)ものだから、「金目ととり豆腐のダブルの魅力には抗えないよなぁ……」と、私は金目。
煮魚、好物ということもあって、それほど不得意な料理ではない……と自分では思っているのだけど、この店の魚の煮付けは、自分の炊事レベルを絶望したくなるほどに美味しい。
ほろほろと崩れる柔らかな身には味がしっかり染みていて、見た目も文句なしの美しさ。
気取りのない、給仕のおばちゃんらがタメ口で話しかけてくるようなお店なのだけど、出てくる料理は高級割烹にも負けない美味しさの店なのだった。
そして今日も美味しくいただいた、とり豆腐。
「案外、ちゃんと鶏のだしが煮汁に出てるんだよね」
「豆腐は案外小さいし」
と、自宅で真似して作る時はついつい「自分の理想」な感じに改変してしまうので、「お手本」を改めて再確認。
そうそう、今日の青菜は春菊ではなくほうれん草だった。仕入れの都合(春菊切れちゃった、とか)なのかな。ほうれん草も悪くないけど、とり豆腐はやっぱり春菊の方がお似合いだと思う。
青山「ビストロブノワ」にて
プリフィクスコース \9100
グラススパークリングワイン
白ワイン(カラフェ)
午後は引き続き謎解きを。プリフィクスコース \9100
グラススパークリングワイン
白ワイン(カラフェ)
難易度はそう高くはなくて、最後の大謎も案外さらっと解くことができて、夕飯まで時間が余ってしまった。
せっかく東京メトロの一日乗車券があるのだし、と、恵比寿の酒屋さん「岩崎酒舗」に寄ってみたり、新宿伊勢丹の食料品売り場を歩いてみたり。
元々酒屋さんには寄るつもりで、キャリー持参で赴いていたこともあって、お酒を色々買い込んできた。
岩崎さんで買ったのが
愛媛 成龍酒造 賀儀屋 純米大吟醸 生原酒(しずく媛)
奈良 葛城酒造 百楽門 生原酒 裏ラベル(等外米雄町)
山形 秀鳳酒造 秀鳳 純米吟醸 荒ばしり生原酒 淡にごり
新宿伊勢丹で買ったのが
岐阜 中島醸造 小左衛門 純米 初のしぼり 直汲生酒(越中五百万石)
夕飯は、青山の「ビストロブノワ」で。
ダイナースカードの優待に「エグゼクティブダイニング」というのがあって、「会員様を含む2名様以上で指定のコース料理をご利用いただくと、1名様のコース料金が無料」というもの。指定コースは\9100の「前菜+メインディッシュ2品+デザート+コーヒー」の一番ボリュームのあるプリフィクスコースで、1人分無料とは素晴らしい!と、伺う機会を狙っていたのだった。
最初の1杯にスパークリングワイン、その後、たっぷり持ってきてもらえるカラフェのワインを飲み飲み、たいそう満腹になった4皿のコース。なにしろ1皿毎のボリュームがすごくて、デザートを空にしたところで「完食いただいてありがとうございます」とスタッフからお礼を言われてしまったくらい。でもごめんなさい、メインに添えられたポレンタだけは完食できなかった……。
いただいたのはこんな感じ~。
- 前菜:サラダ・ブノワ
- 前菜は「フランス産栗のスープ」(これもめっちゃ気になった)など5種類からの選択で、「サラダ・ブノワ“フォアグラ/ベーコン/鴨砂肝のコンフィ”」を(今日一番上の写真)。
マッシュルームがどっさり入る、シンプルな味の葉野菜のサラダに、鴨砂肝のコンフィ(6時間火入れしたんですって)や厚切りのごろっと大きなベーコン、そしてフォアグラのコンフィを添えたパン。
これからメインディッシュが2皿来るのにこれで良いのか!?という充実のボリュームにちょっとびっくりした。
でも、肉の1つ1つが味わい深くて、たっぷりのボリュームでも「食べ飽きる」ということがなくて、この後も、全てのお皿美味しくいただけた。
- メインディッシュ:スズキのロースト
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メインディッシュは、魚介系2皿、肉系2皿からの選択で、だんなと私、それぞれ別のものをいただいてみた。
これは「スズキのロースト キノコのフリカッセ マトロートソース」、だんなは「帆立貝と大海老のロースト ウイキョウ ブイヤベースソース」。
肉厚のスズキの下には、きのこがどっさり。魚には珍しく、赤ワインを使ったソースだそうで、魚のだしと赤ワインできのこが煮込まれていた。
魚も美味しかったけれど、魚のだしがしっかり染みたきのこの美味しさが印象的だったお皿。
- メインディッシュ:ホロホロ鳥のオーブン焼き
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お肉のメインディッシュも、見事なボリューム!
私が選んだのは「ホロホロ鳥のオーブン焼き ポレンタ レバートースト」、だんなは「和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み“ドーブ”人参と小玉葱のグラッセ」。
ぽってりと炊かれたポレンタ、美味しかったけれどさすがにこれは全部食べきれず。でも肉はだんなにも手伝ってもらいつつ、なんとか完食した。
手前に骨つきのもも肉、中央はボリュームのある淡泊な胸肉、そして奥はレバーのペーストを塗ったトースト。それぞれ、部位毎の味が楽しめる素敵な料理だった。
肉の感じとしてはホロホロ鳥と七面鳥は似た方向にあると思うのだけれど、でもパサつかず、しっとり柔らかい美味しい肉。レバーが野性味ある味で良かった~。
- デザート:バニラ風味のミルフィーユ
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デザートは、季節ものの「リンゴのオーブン焼き クリームエピス」「洋ナシ 赤ワインのコンポート 柑橘のソルベ」にも心惹かれつつ、前回だんなが頼んで「それいいなぁ~」と羨ましく思っていた「バニラ風味のミルフィーユ」を初志貫徹で。
とにかく巨大な、ミルフィーユ。
パイ生地、クリーム、パイ生地、クリーム、パイ生地、上に粉糖……と、フルーツやソースなどの添え物は一切ない、シンプルきわまりないミルフィーユ。
……なのだけど、この問答無用な存在感と美味しさは「ああ、アレが食べたい」と思わせる強烈な魔力がある。どんなに満腹でも食べちゃうよ、完食しちゃうよミルフィーユ。いやでもやっぱりちょっと大きいかなミルフィーユ……と、終盤は軽く涙目になりつつ、でも残すことなんてできようはずがなく、完食。
空になったお皿を前に、「完食いただき、ありがとうございました」とお礼を言われてしまう私たちだった。……風邪気味じゃなかったら、もうちょっと軽々と完食できたかなと思うのだけど、なんだか悔しい。
来月、年明けの1月はトリュフフェア、目の前でスライスしてくれる「量り売り」スタイルで供してくれるのだそう。
いいなートリュフもいいなーとうっとりしながら、お土産のフィナンシェをいただいて、ゆるゆると帰宅した。クリスマス前には、「肉福袋」が届く予定。ブノワほどのメインディッシュを支度できる自信はかけらもないけど、「おいしかったー!」と幸せな気持ちになれる料理が作れるといいなぁ。