2014年12月20日土曜日

オークラのクリスマスブッフェ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Bread's Court」の
 こだわりのクリームパン
カフェオレ
昨日、浦安で用事を済ませて「スーパーがたくさんあるのねー」と駅近くをぷらぷら歩き、東西線改札前にあったパン屋さんでお買い物。
 
「Bread's Court」というお店、チェーンではないのかな。品揃え豊富で、値段はそこそこお高め印象。お手頃価格だったコーンのパンを1人1個、あとはメロンパンやクリームパン、ソーセージロールなどを買ってきた。
 
パンを買った時にはうっかり忘れていたけど、今日はランチブッフェ。お腹いっぱい食べるために朝御飯はごくごく軽くしましょうと、パンは1個にしておいた。クリームパン、クリームがかなり柔らかくてトロッと零れそうな感じ。ねっちり炊かれているクリームパンが好みだから、「悪くないけど、でも、好みな方向とは違うなぁ……」と思いながらいただいた。
虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「オーキッドルーム」にて
 クリスマス特別ブッフェ \9720
 生ビール \1190
お昼、家族で向かったのは「ホテルオークラ東京」。
 
ホテルからのメールマガジンで「オーキッドルーム」で開催の「クリスマス特別ブッフェ」の案内を貰い、そこに「ホテルオークラ伝統のコンソメスープ」の文字を見つけて「ああっ!!!!!!!」と私の目は釘付けに。
 
今年の春に母とこのホテルに泊まって、メインダイニングでいただいたホテル名物の「ダブルコンソメ」。ほんとにほんとに美味しくて、「また飲みたい!」と思っていたのだった。もとより、前回一緒に行けなかっただんなに、ここのコンソメ、飲んで貰いたいなぁと。
 
ブッフェで時々供されるのは知っていたから、再訪するならこのブッフェがチャンスかなと思っていたところ、12/20、12/21、12/23と僅か3日間だけ開催のクリスマスブッフェで出されるとのこと。ランチは1時間半の2部制で9720円、ディナーは2時間で同じく14040円と気合いの入った価格ではあったけど、他に今回のクリスマス、外食する予定はないし……と行ってみることにした。
 
伺ってみるとちょっと(いや、かなり)びっくり。かなーり、ガラガラ。
 
友人曰く、飲食業界は未だ不景気気配が消えないそうで、名のあるレストランのクリスマスディナーも「結構ガラガラ」なのだそう。
ブッフェに定評のあるウェスティンホテルは、今年も混雑しているのかしらー……と思いつつ、ホテルオークラはなんだかんだ、メインダイニングのクリスマスディナーが32000円、バーでは「キャビアとドンペリ2杯」のセットが30000円と、未だバブリーな価格設定をしているあたり、あんまりがつがつ宣伝する気はないのかなぁ……と思ったりした。
 
ともかく、お客としてはブッフェ台が混雑することもなく、ゆったり楽しくいただくことができたランチタイム。席は窓際が全て埋まったくらいで、2/3ほどが空いている感じだった。美味しいお料理、山ほどあったのになぁ……。
 
ホテルオークラ、クリスマスブッフェ。古き良きブッフェ、という感じ。 オーキッドルームのレストランの雰囲気全体がそうだけど、「古き良き」といった風なブッフェ台。
 
冷菜コーナーはこんな感じ。
 
今日おろしたばかりと思われる生ハムの原木や、巨大なブリのサクが冷蔵ケースに飾られたブリのマリネ、手の込んだ冷菜温菜、クリスマスならではのお肉もたっぷり!と、御馳走揃いだった。
 
お目当てのコンソメスープは、フォアグラのソテーと共に、温菜コーナーでリクエストしてよそって貰う形式。
 
コースの順序としては間違っていること甚だしいけれど、食事を初めて早々に1杯、お肉を食べながら更に1杯、と、お代わりしながら楽しんでしまった。濃い褐色のコンソメスープは肉と野菜の旨味が濃厚に溶け込んでいる、具は入っていない(あ、なぜか今回、タピオカが入っていたけど)のに「食べるスープ」のような印象すらある。相変わらず、美味しいコンソメスープだった。家族全員、「うまー!」言いながら、スープをお代わり。
 
ホテルオークラクリスマスブッフェ。1つ1つが……美味しいです……。 最初のお皿は生ハム、ブリのマリネ、カリフラワーのムースいくら添え、ポテトサラダなどなど。
 
この皿は白身魚のエスカベッシュとシーフードサラダ、カナッペ類と……という感じ。
 
ポテトサラダ、マカロニサラダといった、メニューの中では地味な部類に入る料理が1つ1つ美味しくて、息子曰く、「好きなものばっかりだ!」だそう。ほんと、文字通りの「御馳走」だった。
 
安心して食べられる「日本人が好きな洋食」の味で、この安定感は帝国ホテルのブッフェでも感じる方向だなぁ、と。色々と派手な外資系ホテルに押されがちではあるけれど、日本の「御三家ホテル」の風格と存在感は未だ健在なんだなぁと思った。
 
ホテルオークラクリスマスブッフェにて、これは外せないよね、のローストビーフ これは絶対外せないよね、と、カットサービスのローストビーフもしっかりもぐもぐ。
 
アメリカンビーフだそうで、火入れは完璧、肉の質の良さも言うまでもなく、添えられたソースがまた美味しい。
 
「じゃがいものグラタンっぽいのを添えたいよねー」とローストビーフコーナーできょろきょろしたら、まさに目の前にじゃがいものグラタンの容器があって、そこも嬉しかった。
 
ホースラディッシュと、温野菜コーナーのブロッコリーを盛って、完全無欠のメインディッシュ。
 
甘いソースを添えていただくローストポーク、クランベリーソースがちゃんと用意されているローストターキーも、もちろんしっかりいただいた。
 
ホテルオークラクリスマスブッフェにて、スズキのパイ包み焼き。ほくほくです。 肉の後に魚はどうよと思いつつ、お腹の余力をみながら「やぱり食べよう」と、スズキのパイ包み焼き。
 
横にシュークルートの鍋もあったのでそこから野菜やベーコン、ザワークラウトなどを少しずつ盛りつつ、こんな感じで盛りつけてきた。
 
この料理もホテルオークラ伝統のものらしい。スズキの身がふっくら炊けていて、これもたいそう美味しかった。
 
「美味しかった」と言えば、「たらばがにのスパイシーカレー」!
 
カレーが2種類、「ベジタブルカレー」と「たらばがにのスパイシーカレー」があったのだけど、こちらも個性的で美味しいカレーだった。「えー、ブッフェでカレーっておなかいっぱいになっちゃうし」と躊躇していたのだけど、スタッフさん曰く、平日のランチタイムなどでレストランで供されている定番の人気メニューなのだそう。そういうことなら!とたらばがにの方を少しだけいただいた。
 
かなり濃厚にココナッツミルクの風味が漂う、エスニカル的でもあるのにどっしりした「欧風カレー」。インドカレー的なスパイシーさとは別の方向に香辛料の存在感を感じる、これまた美味しいカレーだった。ずるいよ、カレーまで超美味しいとか、なんかずるい。胃袋の容量が足りない。
 
ホテルオークラクリスマスブッフェにて、デザートもしっかりいただきます♪ ケーキは小さめサイズにカットされた、盛りつけやすく食べやすいものが色々と。
 
ちょっと残念だったのは、「いかにもクリスマス」なケーキが無かったことかな。シュトーレンとかブッシュドノエルあたりがあると嬉しかった。
 
シンプルなショートケーキにシュークリーム、モカ味ロールケーキに、フルーツの乗ったプリン、抹茶のムース、ガトーショコラ、などなど。
 
小さなチョコレートファウンテンも置かれて、マシュマロやバナナなどが用意されていた。バニラアイス、チョコアイス、抹茶アイス、ライムのシャーベットはお願いして盛ってもらうスタイル。
 
パイがうっとりするほどサクサクで、思わず計3切れも食べてしまったのがアップルパイと洋梨のパイ。
 
ほほほほほ、デザートタイムで私は加速します!と、4回もデザートコーナーに足を向けていたら、「おゆきさんは最後がすごいよね」「ほんとに、お母さんはね」と男衆は軽くげんなりした顔をしていた。
 
ホテルオークラのブッフェ、ずーっと昔に来たきりだったけど、改めて年を経てから食べてみると「これはすごく美味しいなぁ」と。お高め&シビアな時間制限のあるクリスマス時期ではないタイミングで、また来たいな。もちろん、コンソメスープのある時に。
「ギュートン軒」のもつ煮込み
天ぷらそば(ちくわ天&ざるそば)
日本酒(山形 月山酒造 銀嶺月山 しぼりたて生原酒 槽前酒)
若干遅めのランチだったので、「もう夕飯も食べられなーい」などと言いつつ店を後にした私たち。
「いや……でも、なんだかんだ、夜8時頃になったらこれ、けっこうお腹空くんじゃないかな……」
ということで、帰り道、天ぷら買って帰って家で天ぷらそばでも軽く啜ろうか、ということに。
 
「しかもギュートン軒で煮込み買って帰っちゃうとかね」
冗談半分に言ったら、「それいい!それ!」とだんながおおいにやる気になってしまい、駅近くの立ち飲み屋さん「ギュートン軒」に寄り道して、煮込み2人前(250円×2)を持ち帰りで包んでもらってきてしまった。
 
以前持ち帰りでお願いした時は、ごくごくフツーのビニール袋にじゃばじゃばと煮込みを入れて口を結んだものを渡されてびっくりしたのだけど(そのときに「次回はタッパー持参で来よう」と強く思った記憶が)、いつのまにか、プラスチック容器&手提げビニール袋という「持ち帰りセット」が完璧に用意されていた。
 
すごいすごい、これなら簡単に持ち帰りできるね!と感動しながら、大根やごぼう、豆腐のかけらが入ったもつ煮込みを手に帰宅。こういう組み合わせならやっぱり日本酒だよねと、冷蔵庫に入れっぱなしになっていた2合瓶を出してきて、軽く飲みつつ、煮込みと天ぷらを楽しんだ。夕方ささっとお風呂も済ませたら、案の定、小腹がすいて美味しく食べられてしまうというもので。