父の日御馳走。

「ピーターパン」の
　トリプルエッグサンド
　はちみつレモンデニッシュ
　 お肉屋の唐揚げ
アイスカフェオレ

今日は７日間の出張終わってやっとだんなが帰ってくる。そして今日は折しも「父の日」。昨日アホほど買い物したけれど、肝心の生鮮品はあまり買っていなかったので、魚屋の開店の時間を待って、改めて買い出しに行ってきた。ついでにパン屋と図書館も。
 
父の日ということでか、お肉屋も魚屋もいつもより数段良いめの品がたくさん。予定では、海外から帰ってくるだんなのために小さめの刺身盛りも出しつつ、でもそこそこ手をかけた肉料理も数品……の予定だったのに、本鮪の大トロのサクが1000円ちょっとだったり、丸魚も美味しそうなものが山ほど売られていたり。
 
悩んだ末、大トロのサクを１つと、ぷりぷりと太って美味しそうな鰺を１尾買ってきた。久々に自分でさばくかな、と。
 
朝食は大混雑の中「ピーターパン」で買ってきたサンドイッチとデニッシュ１個。朝昼兼用なのでちと物足りないかと、お肉屋の唐揚げパックも買ってきて、唐揚げ１人２個。
 
「トリプルエッグサンド」は、全種類にマヨ和え卵を使いつつ、チーズ入り・チキンサラダ入り・トマト入りと、趣向の違う３種類のサンドイッチ。チーズ入りのが、パッと見は「普通の卵サンド」そのものだったから、囓ってみて驚いた。個人的にはチキンサラダ入りのがお気に入り。
 
初めて買ってみた「はちみつレモンデニッシュ」は、シロップ漬けの輪切りレモンが３枚も乗っている、容赦なくレモンレモンしたデニッシュ。酸っぱかったけど、美味しかった。
  週末の今日、ピーターパンはいつにも増して大盛況で、店内のレジだけでは足りず屋外テントにもレジが出て客さばき。私のパンを包んでくれたお兄さんはコック服を着ていて、何やらパン作り部門のイイ位置にいるらしい名札をつけてらっしゃった。
 
明日のパン用にとお気に入りの「トリプルチーズクッペ」を３個トレイに乗せていたところ、
「トリプルチーズクッペ、お好きでらっしゃいますか！？！？」
と、なんだかとても嬉しそう。
 
ええ、まだ商品名ついてなくて「店長の試作品！」みたいな札出てた時に初めて買ったんですよー。チーズどっさりで歯ごたえあって、粉の味して美味しいですよー、と答えたら、更に更に嬉しそう。
「国産の小麦使ってるんです、甘みのある、良い生地なんですよ。チーズフランスと入れ替えるのにすごく悩んだ新作です」
だそうで。なんかこう、店員さんが嬉しそうに働いているお店は良いよね。

枝豆
茹でとうもろこし
牛すじ煮込み
牛タンのねぎ炒め
豚バラのよだれ鶏風
本鮪大トロ刺身
鰺のなめろう
羽釜御飯
きのこと豆腐のスープ
ビール（プレミアムモルツ）
日本酒（静岡 磯自慢 純米大吟醸 雄町43）

買い物から帰宅してから、ぼちぼちと夕食の御馳走作りに着手した。
 
立派な和牛のすじ肉はゆでこぼしてから圧力鍋で25分。たまにはこってり味の牛すじ煮も良いのではと、こんにゃく、豆腐と合わせて赤味噌使用のこっくり味で。並行して、そろそろ出始めたとうもろこしも茹でてしまって、枝豆も茹で、あとは豚バラの下茹で。そのへんやりつつ、とっても久しぶりの「鰺の３枚おろし」。
 
不器用が頑張らなくても、魚屋でいかようにもおろしてくれるのだけど、でも混雑していると待ち時間も長いし、やっぱり自分で下おろせる方が恰好良い。久しぶりに出刃包丁握ったけど、そこそこ体が覚えていたみたいで、案外すんなり綺麗におろすことができた。骨を丁寧に抜いて、皮ひいて、これは「なめろう」にすることに。うん、魚さばくの楽しいなー。面倒がらずにもっと丸魚、触らなきゃだ。
 
一口大に切った鰺の上に刻んだ長ねぎ、生姜、青じそ、茗荷を乗せて、調味料は味噌と少しの味醂と少しの胡麻油。あとはひたすらたたけば「なめろう」のできあがり。見た目地味だけど、すごく美味しい、千葉の郷土料理。今日はたいそう美味しくできた。魚さばく練習に鰺はちょうど良いし、しかもけっこう安く買えるし、もっと頻繁に作ろうかな。
 
茹でた豚バラはスライスして、今日見たこの記事に掲載されていた「鶏むね肉のピリ辛よだれ鶏」が美味しそうだなと、肉を鶏から豚に置き換えて、そのまま作ってみた。
 
特売だったスライス牛タンは、フライパンで焼いてねぎと合わせる飛田和緒さんレシピの「牛タンのねぎ炒め」で。豚の茹で汁で簡単にスープも用意して、なんだかえらいこと御馳走になった。
 
今日の最大の御馳走は大トロだったかもしれないけれど、会心の出来だったのは「なめろう」と牛すじ煮込み。こってり味の牛すじ煮、息子あたりはどうかなと思っていたところ、「こういうのも美味しい！」とお代わりして食べてくれた。渋さのある独特の赤味噌味が良い感じ。久しぶりの品数多めの夕御飯＆家族３人の食事は楽しくて、うっかりビールも日本酒も飲んでしまったのだった。
 
だんなが「これだ！」と出したのは磯自慢の純米大吟醸雄町。
赤味噌や大トロのこってりさに負けないどっしりとした風味と旨味のあるお酒。口にした後に、上顎あたりにぐわーっと押し寄せる力強い香りがいかにも雄町で、美味しいお酒だった。
 
そしてそして、お楽しみの、だんなの出張土産は、例によってローカルフードがどっさり。
 
私からのリクエストは、「第一希望は缶入りクロワッサン、あとコテコテなBBQソース、あとフツーのメーカーのバター、できれば無塩、メープルシロップは値段と相談で宜しく！」という感じ。
 
だんな、最高の空気の読みっぷりで、たんまりあれこれ買ってきてくれた。
 
アメリカにいたときに大好きだった「Pillsbury」の缶入りクロワッサンは、あいにくオリジナルが品切れだったそうで、「Grands（巨大サイズ）」と「Multigrain（雑穀入り）」、「Reduced Fat（低脂肪）」の３種類と、同メーカーの缶入りビスケット生地「Country Biscuits de campagne」。
 
この缶入りパン生地、賞味期限は８月頃までという使い勝手の良さで、本当に、なぜこれをイオンあたりが日本に輸入してくれないのかと10年以上思い続けている私。場所取らないし日持ちするし美味しいし、最高なんだけどなぁ。
 
BBQソースは、「KRAFT」のExtra Rich BBQ Saucesと、「Tony Roma's」のオリジナル。バターはカナダメーカー「Dairyland」のもので、１ポンドが500円くらい？相変わらず我が家近所ではバターが品薄気味なので、純粋に助かるうえに安くて嬉しい♪
 
で、あとは「こんなの見つけましたー」と、Antonella'sのAlfredoソース、Sharwood'sのButter Chicken Cooking Sauce、Sensations by Compliments Maple Syrupも買ってきてくれた。
 
なんちゃってフラペチーノにハマッている私のためにアメリカメーカー「Smucker's」のチョコソースとキャラメルソースも。
 
最後に、カナダらしいお土産はやっぱりこれでしょと、職場用のと一緒に我が家にも買ってきてくれたTURKEY HILLのMaple cream cookies。
 
なんか、カナダ土産というよりアメリカ土産だよなぁとだんなは笑っていたけれど、いやいや日本じゃなかなか買えないものがたくさんで私はとても嬉しい。重たい瓶入りのSharwood'sのバターチキンが、さりげなく良い仕事。イギリスメーカーなんだけど、このメーカーのカレー粉といくつかのソースは日本で買えても、肝心のバターチキンは輸入されていないので、とても嬉しい。私よりもバターチキン大好きな息子も喜んでいた。
 
うふふふふ、色々たくさん、嬉しいなぁ～。現地がものすごーく暑いとか現地のホテルの部屋に冷蔵庫が無かったりすると厳しいけど、飛行機内では預け荷物はかなり冷やされるし、幸いにも成田から我が家までは１時間少ししかかからないということもあって、案外と冷蔵品の持ち帰りは、不可能じゃない。
 
今回のバターも「強く押せばへこむけど」くらいの、全然問題ない状態で我が家に到着したのだった。検疫でも肉類と違って乳製品は問題なしとされているから、海外土産に乳製品は案外と安定です。