※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
カフェオレ
私たちも、もう良い中年だというのに、昨夜は揚げ物を呆れるほど食べてしまったので、朝になってもいまいち空腹を感じない今日。でも、今日はお腹に食べ物入れてからでかけないと危険なので、せめてもとバタートーストを1枚。カフェオレ
アンデルセンの長時間発酵食パンにエシレバター塗ってこんがり焼いて、カフェオレと共に。起きてきた息子にも同じメニューを食べさせて、「とーちゃんとかーちゃんは出かけるから、昼は適当によろしくね!」と、私たちはお出かけ準備。今日は飲酒イベントだから、息子連れて行くわけにはいかないのだ。
渋谷 「俺流塩らーめん」にて
俺流塩カラセット \950
ハワイ土産を渡しに友人のところにちらっと寄ってから、渋谷の道玄坂上方面に。とりあえず会場の場所を確認して、受付までの30分、「何か食べなきゃー」と周囲をうろうろ。事前にマップで確認して、ファミレスがあるのは知っていたから「最悪ファミレスで」と思っていたら、美味しそうなラーメン屋さんを近くに見つけることができた。「俺流塩らーめん」という、塩ラーメンがメインのお店。俺流塩カラセット \950
餃子や唐揚げ、丼もののサイドメニューが豊富なのがかなり嬉しいメニュー並びで、私は「俺流 塩カラセット」(昨日あんなに唐揚げ食べたのに……)を。唐揚げ3個とラーメン、ミニライスのセットで、ミニライスはラーメントッピングにも変更可能とのこと。ライスではなく玉子トッピングに変更してもらった。
塩ラーメンには2種類あって、私は「俺流塩らーめん」、だんなは「俺流熟成塩らーめん」を。
私の「塩らーめん」は、「大量のとりガラとゲンコツ、ネギをとろとろの弱火でじっくりと時間をかけて作り上げた一杯です。旨み、甘みたっぷりのやさしい塩らーめんです」というもので、とてもクリアな、澄んだ綺麗なスープだった。
すっきりしていて、でも旨味はしっかりと。刻み葱と一緒に柚子の皮のかけらがトッピングされていて、とても爽やか。ラーメンって「美味しいけど胃にもたれるのよねー」という印象があるのだけれど(そういう方向のラーメンばかり好んで食べるというのもあるけど)、これはなんというか、病気の時でも美味しく食べられそうな、なんとも優しい味だった。
「熟成塩らーめんの方は、「大量のとりガラとゲンコツ、ネギを圧力寸胴で短時間で出しました。短時間で出す事により、臭みは一切ださず旨みと甘みのみを出します。見ためは、豆乳が入っているみたいですが、とりガラとゲンコツ、ネギだけです。期待を裏切る塩らーめんです」だそうで、こちらはしっかり白濁スープ。
一見とんこつスープのようにも見えるけれど、でもあっさりさらさらとしたスープで、味見させてもらったこちらもまた独特で美味しかった。
渋谷を中心に、中目黒や神楽坂にもお店があるみたい。今日入ったこのお店は、渋谷からはけっこう距離があって便利な場所とは言い難いのに、12時を過ぎる頃にはテラス席含めほぼ満席の状態だった。
で、12時半からは、「進撃の日本酒」という愉快な名前の日本酒イベントに。
「次世代を担う全国の若き蔵元たちが醸した極上の日本酒の試飲イベント」で、個性的な蔵が色々揃っていた。30弱の蔵が集まり、天井の高い明るい会場はテーブルの間隔もほどよく広めに取られていて、ぎゅうぎゅう詰めということもなく、程よい混雑だったのが嬉しかった(以前参加した古酒イベントあたりは、身動きできないほどの混雑ぶりだったから)。
全体的に、「古き良き日本酒」的な「淡麗辛口」方向ではなく、米の旨味を前面に出した、芳醇濃厚な好みな方向のお酒が多い感じ。今日のお酒は、どの蔵のどのお酒を飲んでも、幸せに美味しかった。
蔵元さんとお話しながら各ブースを巡れる他に、中央には、「フリー試飲スペース」なるものもあって、ここから手酌で試飲することも可能。
各蔵ブースに「このお酒はフリー試飲コーナーに置いてあるよ」的案内があるので、それを見ながら色々なお酒を試して回ってみた。
つい先日、パレスホテル東京のはせがわ酒店で「ひやおろしの雄町なら、これがスタッフのイチオシです!」と言われて買ってきた、奈良の「みむろ杉」さんも来ていた。
場内には各蔵持ち寄りの「仕込み水」がチェイサーとしてたんまり用意されていて、その美味しい水を飲むのもまた幸せだったりして。
こちらは、実行委員会メンバーの1つ、和歌山の「紀土-KID-」さん。「キッド」という語感が日本酒らしからぬ響き。
大吟醸しぼりたても、ひやおろしも美味しかったけれど、面白かったのは写真中央の「純米酒 あがらの田で育てた山田錦 低精米80% 23BY」。
日本酒は、米を削れば削るほど、「こんなに贅沢に削りましたよドヤァ」な文化が少なからずあるのだけれど(2割3分とかね……そんだけ削ればそりゃ綺麗な味になるだろうよ、という)、あえての低精米。しかも23BY。
良い意味での雑味があって、存在感ありありの、なんとも素敵なお酒だった。
面白かったのは(いや、美味しかったけども)、「メガネ専用」。まさかのメガネ推し。
宮城「萩の鶴」の、「メガネ専用 生原酒」。
美山錦と五百万石を使い、「全員メガネの蔵人で造りました」ですって。えーと……知的な味でした(←苦しい)。いや、でも、メガネとか関係なく美味しかったから!
最後に、これは日本酒ではないけれど、大分「ちえびじん」の紅茶梅酒。
地元大分産の紅茶を、これまた地元産の南高梅で仕込んだ梅酒とブランデーをブレンドしたそうで、しっかり紅茶、そしてしっかり梅酒。ブランデーの風味も程よくて、とてもバランスの良いリキュールだった。
紅茶のお酒は何種類か飲んだことあるし、それ以上に梅酒は色々口にしてきたけど、これは美味しい。ほんとに美味しい。
この手のイベントは大体2~3時間開催されて、私たちは途中で「もう酔っ払ったしー飲めないしー」と帰ることが多かったのだけれど、今回のイベントは1時間半ということもあって、「そろそろ限界だわ」と思ったところでお開きに。色々と、なんというか「ちょうど良い」イベントだった。前売り券1800円という値段も素敵だったし。
だんな特製 ボンゴレ・コンバジ
麦茶
酔った勢いでてくてくと歩いて渋谷まで戻り、デパ地下をちらっと覗いてから帰宅。「ボンゴレスパゲティみたいなのが食べたい」とあさり買って、ついでに美味しそうなハムセットも買って帰ってきたのだけれど、もう、酔いが帰宅してからも続いていて、グダグダな気分に。麦茶
体調もあんまりよろしくなくて、帰宅するまでは「ワイン1本空けてハム食べようよー」なんて言っていたのだけれど、それもどうやら全然無理そうで、
「すみません、スパゲティ作って下さいお願いしますー」
と、片付けも含めだんなに丸投げ。昨日の夕飯は私も多少動いたけれど(揚げ物工程はがんばったけども)、2日間とも夕食の支度のほとんどはだんなにお任せしてしまったのだった。
我が家は、だんなも息子も、私の不調時に「えー、かーちゃん倒れたら、俺の御飯はどうすればいいわけー?」とか言うタイプとは真逆なのが本当にありがたく。自家栽培のバジルをたっぷり使った、「炒めスパ」系ボンゴレは、イタリアンのお作法とは異なり、「炒めスパだから」という理由で卓上に粉チーズ。
「俺、昼ラーメンだったよー」
と言われ、そういえば私とだんなも昼ラーメンで、そして夜は家族揃ってスパゲティ。油断すると麺率が高くなる我が家。