2016年4月27日水曜日

今日はコンサート

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」の
 コーンパン 他
枇杷・さくらんぼ・苺・りんご
カフェオレ
今日は私と母、2人でコンサートにお出かけ。夜の武道館でのコンサートだから、帰ってくるのがちょっと大変そうだねと六本木に1泊してしまうことにした。だんなと息子に留守番を頼みつつ、朝御飯はいつも通りな感じで。
 
「Johan」のコーンパンを買いおいたまま、他の店のパンを食べてしまっていた昨日一昨日。せっかくの美味しいコーンパン、早く食べてしまわないとと、今日はコーンパンを中心に、あとは残ったパンをあれこれ。だんなと息子には炒めウィンナーと目玉焼きも添えた。フルーツも、りんごが増えて今日も山盛り。
六本木 ザ・リッツ・カールトン東京内「TOWERS」にて
 シェフズテーブルランチ
今日の宿泊ホテルは、これが宿泊は初めての「ザ・リッツ・カールトン東京」。
 
このホテル内の和食のお店に行ってみたいねと、六本木に遊びに来た時に何度か予約を試みたのだけれど、会席の方のお店で食べる機会がなかなか得られなかったものだから、今回は事前にがっちり予約を入れておいた。今日のお昼も、「遅めにたっぷり食べて夜に備えよう」という考えで予約済み。
 
幸い、「一休.comレストラン」でお値打ちなプランを見つけることができて、お昼は「モダンビストロ TOWERS」の、メイン料理は選択制、前菜とデザートはブッフェスタイルのプランを予約することができた。本来はその「シェフズテーブルランチ」が3900円+税サなところ、一休のプランはソフトドリンクが1杯ついて税サ込で4000円。
 
ブッフェ台の料理も手が込んだものばかりで、大満足な内容だった。母も私もうっかり要追加料金のメインディッシュを選択してしまったりして。
 
Starters
リッツカールトン東京「TOWERS」にて、ブッフェ式前菜のランチを。どれも美味しい~♪ ブッフェコーナーは「シェフズテーブル」という名前がついているらしい。
 
「お好みのサラダ、前菜、スープをシェフズテーブルからどうぞ」ということで、メインの料理ってどのくらいのボリュームなのかなぁと思いつつも、ついつい2往復。
 
品数は、シンプルめなパンが数種類、スープは温かいの(ひよこ豆のスープ)と冷たいの(カリフラワーのヴィシソワーズ風)の2種類、サラダ野菜とドレッシング3種類ほど。
 
ハム類やスモークサーモンの他は、ちょっと凝った前菜が10種類ほど、といった感じだった。でも全種類は食べられなかったなー。
 
上の写真の皿は、トンナートソースのバーニャカウダ風、鰹のたたきなども入ったニース風サラダ、サーモンマリネ、トルティージャ。
 
牛乳瓶のような容器に入ってストローで飲む(!)のが、カリフラワーの冷製スープ、銀色のボウルのような器に入っているのは「フォアグラのフラン グリンピース」という料理。
 
プランについてくるソフトドリンクをグレープフルーツジュースにしてもらって、それとは別にグラスのスパークリングワインも貰い、「これ、交互に飲めば口の中でホワイトミモザ風になるよ~」と話しつつ美味しくいただいた。
 
エッグココットが、とっても美味しかったのでした。蛸のサラダも。 お代わりの2皿目!
 
ガラスの器に入っているのが蛸のサラダ、右はじゃがいもとバジル、チョリソーの入ったエッグココット。
 
奥はフジッリのカレー風味サラダと生ハム、ハム。手前はリュスティック風のパン。
 
卵が絶妙な半熟具合で、チョリソーの辛味や器の底に入った滑らかなマッシュポテトとの食感の組み合わせも面白くて、とても好みな料理だった。カレー風味のフジッリは、心地よく冷えていて、なのに油脂のベタつきなどがなくて「あら、これお弁当に入れてみたい」と思った美味しさ。
 
ブッフェ料理は常温で供されるものもけっこうあるし、小さく綺麗にまとまっている品も多いから、お弁当のヒントになるものも多いんだよね。眼福でした。
 
Main
こちらは母の皿、牛サーロインのグリル。 メインディッシュは6種類からの選択。
 
帆立貝のソテー、カンパチのコンフィ、ラム肩ロースの煮込み、季節の野菜とバジルのリングイネは料金内。
 
「牛サーロインのグリル ポテトコンフィ オニオングラッセ クレソン」は+1600円で、「本日のお魚 バター風味のポテトとキャベツ オニオンのジュ ジュニパーベリー」は+900円。
 
それだと母は牛肉を選ぶだろうなぁ、んでもって食べきれないんだろうなぁ、じゃあ私は魚にしておこうかな……と、「本日のお魚」が「的鯛」だったので、それにしてみた。
 
上の写真が、母の選んだ牛サーロイン。母は「けっこう堅いお肉だわ」と言っていたけれど、確かにサシの入った和牛的なものではなく、とても私の好きな方向の、良い感じの赤身の肉。緑色のソースがクレソンの風味。
 
私の魚の皿が、今日の一番上の写真。
 
魚の下に柔らかに火が通ったキャベツとじゃがいも、テーブルで注いでくれる褐色のソースがジュニパーベリー風味の玉葱たっぷりの魚介ソース。ほの甘くて美味しかった。
 
魚の身がほろほろと柔らかく、全体的に優しい味で、案の定母が「お魚の方が食べやすいわー」と。そうでしょうとも、と、途中でお皿を交換して、期せずしてメインディッシュと魚と肉、両方楽しめることになってしまった。
 
Dessert
もっと食べたかったんだけどー、さすがにおなかいっぱいで。 そしてデザートもブッフェスタイル。
 
ホットの紅茶を貰って、厳選に厳選を重ねて4種類のデザートを貰ってきた。本当はもっともっと食べたかったのだけれど、さすがに満腹。
 
チョコレートケーキは「チョコレート&ピスタチオ」、盛りつけが雑になってしまったプリン風のはアールグレイのクレームブリュレ。
 
手前左はカシスティラミスで、あとは洋梨のスパイシーコンポート。
 
他にもラズベリーチーズケーキ、季節のフルーツタルト、チェリークラフティー、ラズベリードームなどのチェリー中心のフルーツケーキや、ザ・リッツ・カールトン チョコレートケーキ、フォンダンショコラなどのチョコケーキもブッフェ台に並んでいた。
 
特に、ホテルの名を冠したチョコレートケーキがザッハトルテ風の濃厚そうなものでたいそう美味しそうだったのだけれど、その濃厚そうな外見に臆してしまって手は出せず。……食べられなくてひたすら無念。
 
この皿を平らげた後に、「もう少しだけ、少しだけ……」と、洋梨のコンポートのおかわりと、ベリーたっぷりの「赤ワインのフルーツゼリー」を貰ってきて、おしまいにした。
 
窓に面したカウンター席でいただいた料理、居心地も良いし目にも美しいしで大満足。おいしかったー。
 
スカイツリー側のお部屋だったんだけど、天気がいまいちだったのが残念。 遅めのランチを終えるとちょうどチェックインのタイミングで、カードキーを貰って本日のお部屋に。
 
着替えの入ったバッグ類や、昼食前に盛大に買い物しちゃった紙袋など、預けていた荷物は既に全部部屋に運ばれていた。
 
部屋は都内のホテルにしては最高峰レベルの広々っぷり。どーんと開けた大きな窓は電動で上から降りてくるタイプのカーテンで、東京の景色が存分に楽しめるようになっていた。
 
その大きな窓に面してライティングテーブル(椅子は2脚)が置いてあるというのも悪くない(デイベッドみたいな大きなソファーが置いてあるホテルもそれはそれで大好きだけどもー)。
 
客室のバーコーナー。壁紙が和風なんです。 和風の壁紙が使われているミニバーコーナーは、鉄瓶とモダンな和風茶器のセット、今やすっかり定番になりつつあるネスプレッソとカートリッジが4種類。
 
バスルームも広々としていて、シャワーブースつき。洗面台は直角に分かれた2面配置で、これがたいそう使い勝手が良かった。
 
チューブ状の容器に入ったシャンプーなどのアメニティは、「Asprey」というブランドのもの。なんでも英国王室御用達ブランドだそうで、リッツ・カールトンのためにデザインされたボトルなんですってー。柑橘系の良い香り。
 
お部屋に恭しくシャンパンがやってきました……いつ飲めば良いのかなー。 ……で、今回予約した宿泊プラン、朝食つきのにしたら、「お部屋にシャンパンとチョコレートをお届けします」という謎なオプションがついてくるものだったりして。
 
夜は部屋を空けてしまうから、もう持ってきていただいて大丈夫ですよーと伝えたら、恭しくワゴンに乗って「perrier-jouet」がやってきた。添えられたグラスも、このブランドを象徴するアネモネ柄の可愛いもの。
 
ハート型の缶に入ったホテルメイドのチョコレートも添えられて、後々調べたら、シャンパンの実売価格が5000円、チョコレートは1階のショップで3000円ほどで売られているものだったりした。あらまぁ、大変。
 
チョコレートは他にも、ウェルカムアメニティとして部屋に届いてたものも5粒ばかりあって、裸のままで置かれていたウェルカムチョコの方は滞在中に美味しくいただいた。シャンパンと缶入りのチョコは、結局滞在中に食べられなかったので持ち帰り~。
六本木 ザ・リッツ・カールトン東京内「THE LOBBY LOUNGE」にて
 クラブサンドウィッチ
 季節のフルーツ
 カクテル(ジャスミンジュレップ)
で、夜はお待ちかねのコンサート。母、このコンサートのために今回上京したのだった。
 
「IL DIVO」のコンサート。色々凄かったです。面白かったー。 もう10年くらい前から、
「イルディーボって知ってる?素敵なのよ声がとっても綺麗なのよ」
と「IL DIVO」のファンだった私の母。
 
ちょいちょい来日してコンサートをしていたのは私も知っていたけれど、数ヶ月前に、
「4月に武道館でコンサートあるんですって!行ってみたい!チケットは今日発売なんですって!」
と母から突然に電話があったのだった。
 
え?今日なの?今日発売なの?もっと早く教えてくれたら先行予約とか抽選予約とかあったかもしれないのにー……となんとかS席2枚押さえて、母のアテンドをした次第。
 
私と同世代の男性4人組グループで、アメリカ、フランス、スイス、スペイン出身とそれぞれ出身が違うらしい。全員がオペラ畑の歌手というわけではなくてポップス、ミュージカルと様々な出身の者が混ざっているというのも魅力の1つみたい。
 
私も母に勧められてCDを何枚かは聞いたことがあるけれど、各歌手の名前を知っているほどではなくて、
「んー、でも、オペラの曲とか多いよね。普通にクラシックのコンサート行くつもりで行けばいいのかなー」
と構えていたら、全然そんなことはなかったのだった。
 
数週間前、ちらりとID DIVOのコンサートの雰囲気について調べたところ、「ペンライト」の文字が。え?ペンライトなの?ふっちゃうの?赤色推奨なの?え?え?と慌てて100円ショップでペンライト買ってきて、バッグに入れて持って行った。
 
「推しメン」が登場するその度に会場各所で黄色い声と拍手がわき起こり、中にはジャニーズのコンサートで見るような派手なうちわを振っている人まで。
 
そしてペンライトは確かにデフォルトだった模様。3人に1人は持っていて、そのうち7割が公式のペンライト振ってた感じで、なかなか衝撃的だった。客層は50~70代くらいの女性が中心という感じ。
 
最初は「ペンライト本当に振るの?……あらぁ、確かにみんな振ってるわね……」とびっくりした顔をしていた母も、途中からは「じゃあ私たちも振ってみる?」と出したペンライトを楽しそうに揺らしていた。私もこれ、人生初ペンライトだったかも。
 
全てが知っている曲というわけではなかったものの、ミュージカルの名ナンバー「Don't Cry for Me Argentina」が流れたりして、楽しかった。全員イケメンだし、声も最高だし、日本人にはあまり真似できそうにない甘いトークも多いしで、これは確かに妙齢の日本人女性の心が捕まれるのもわかる気がする。
 
ちなみに母の推しメンはスペイン出身のCarlosだそうです。私はスイス出身のUrsが良いなと思いました。(……で、帰宅後にだんなにパンフレット見せて、「私が誰が好みだと思ったでしょうか」と聞いたら一発で当てられたというオマケつき)
 
コンサート終了は21時半過ぎ。お客の年齢層の高さと、ついに降ってきた雨のせいでなかなかタクシーが捕まらなくて、ホテルに戻れたのは22時半を回った頃だった。
 
さすがにお腹が空いてしまって、まだ営業していた「THE LOBBY LOUNGE」で軽食とお酒を一杯。
 
ホテルラウンジで、深夜のクラブハウスサンドイッチ。 平日の深夜というのにラウンジは大盛況で、席に案内されるまで「今テーブルのご用意をしております」と先客の片付けを待たねばならなかったほど。
 
ささっとつまめて、さほど待たずに食べられそうな軽食をということで、クラブハウスサンドとフルーツの盛合せを頼んで、飲み物はミントジュレップ……ではなく「ジャスミンジュレップ」というものを。
 
「フラワーコレクション」という企画のカクテルの1つらしく、ジャスミンインフューズドバーボン、ミント、ジャスミンシロップ、と品名の下に説明が書いてあった。やっぱりミントジュレップのジャスミン版なのであるらしい。
 
良く似たカクテルに「モヒート」があるけれど、そちらはラムがベース。アメリカのケンタッキー州の名物カクテル(というかケンタッキーダービーのオフィシャルドリンク)のミントジュレップはケンタッキーバーボンがベース。
 
モヒート感覚でぐいぐい飲めることを期待して頼んだのだけれど、これはソーダで割られてない風の「バーボンのミントとジャスミンシロップ割り」的な濃厚なカクテルな感じ。氷を溶かしながらちびちび飲むような事になったけれど、でも口の中がさっぱりとして良い感じ。
 
クラブハウスサンドはフライドポテトとサラダも添えられてきて、期待以上にボリュームたっぷり。鶏肉、チーズ、ベーコン、トマト、レタス、あとはアボカド……も挟まっていたかな?テーブルにフォークとナイフも並べられたものの、手で掴んでがぶりといくのが一番事故が少なそうだったので、手づかみでわしわしといかせていただいた。焼きたての薄焼きパンがサクサクで、本当に具沢山。
 
フルーツ盛合せはベリーたっぷり、あとはメロン、りんご、パイナップル、グレープフルーツ、といった内容だった。
 
そんなこんなで部屋に戻るともう日付が変わる頃で、ささっと入浴済ませてベッドに倒れたのは午前1時。
 
せっかくの高級ホテルの滞在で、夜にホテルを離れるというのはなんだか勿体ない感じだったけど、夜景は綺麗だしお風呂も広いしベッドはふかふかだしでしーあわせー。明日は余力があったら美術館でもと思っていたけれど、今日ゆっくりできなかった分チェックアウトぎりぎりまで部屋でのんびりするのも良いかもだ。