ハウステンボス「ホテルヨーロッパ」内クラブラウンジにて
朝食
ハウステンボス最終日の朝は、今日もクラブラウンジで。朝食
品揃えはほとんど同じで、温かいおかずが「カスレ」だった。豆たっぷりのソーセージ入りトマト煮込み……という感じ?シーザーサラダが相変わらず美味しくて、朝からばりばりサラダを食べた。
今日はお昼時にちょうど列車に乗っているから、「ルームサービスメニューのサンドイッチを、テイクアウト用に包んでいただくことはできますかー?」と頼んでみるも、テイクアウトの対応はしていないとのこと。残念。
決して不愉快な対応などは無いのだけれど、ホテルヨーロッパ、「真の高級ホテル」では無いんだなぁ……と、色々と感じつつある滞在3日目。滞在中、ちょこちょこダメなところもあったものの、香港ペニンシュラあたりはやっぱりすごいホテルだったんだな、とか。とか。(帝国ホテルは言うに及ばずサービスの質最高峰)
ホテルオークラハウステンボス内「Sailer」のクリームパン
「伊那きんぐ」の「どらきんぐ生」
ミルクティー(ペットボトル)
ホテルの部屋でゆるゆる過ごし、10時半過ぎにホテルを出て、「特急ハウステンボス号」に乗って一路福岡へ。長崎空港からの帰路の便がいまいち良くなくて、「だったら便数の多い福岡に出ちゃおうか」「ついでに福岡の温泉宿にでも行っちゃおうか」ということに。「伊那きんぐ」の「どらきんぐ生」
ミルクティー(ペットボトル)
車内で軽く済ませた昼御飯は、JRハウステンボス駅に向かう途中でみつけた、「伊那きんぐ」というお店のあまおう入りのどら焼きと、オークラホテルのパン屋さんのクリームパン。
「どらきんぐ生」という、名前もロックなどら焼きは、餅のようなねちねちもちもちした薄めの皮が独特。中には大粒のあまおうが1粒丸ごとと、その周りにごく薄くこしあんの層があり、残りはたっぷりのホイップクリームで満たされていた。クリームにも甘さがあって、なかなかの食べ応え。美味しかった。
今日の目的地の「二日市」までは2時間弱。「指定席とグリーン車の差額が1000円以下ならグリーンにしちゃえ」と予約したグリーン席は、12席あったスペースが私と母だけで貸切状態で、ますますリッチな気分になれた。
二日市温泉「大丸別荘」にて
夕食
瓶ビール(モルツ)
日本酒(筑紫野)
今日の宿泊は、博多から特急で1駅の「二日市」からタクシーで数分の距離にある二日市温泉街にある「大丸別荘」。夕食
瓶ビール(モルツ)
日本酒(筑紫野)
温泉行きたい、和食食べたい、和風建築ラブ!の私が、「温泉行くならここがいいな」と選んだのだった。館内には2部屋だけ寝具がベッドの部屋があり、その部屋をリクエストして予約を入れてみた。
池つきの広い日本庭園を取り囲むように複数の客室棟が並んでいて、私たちは「大正亭」という離れの建物。屋根のみで壁のない渡り廊下を延々と歩き、途中には大浴場があった。大正亭には大正亭宿泊の客だけが使える家族風呂もあるそうで。
私たちの部屋名は「夕光」。そう広くはない板張りのツインベッドルームと、こたつが置かれた6畳間、そして床の間のある10畳間があり、縁側に面した板張りのスペースも広々。縁側には草履が置いてあって庭園を散策できるようになっていた。
期待以上に素敵な部屋と庭と温泉、早々に大浴場でのんびりした後、庭園を散策したりしてのんびり過ごし、夕食はちょっと早めにしてもらって6時半スタートで。
部屋食で、タイミング良く次々持ってきてくれる食事も、どれも美味しかった。酒の肴だらけの八寸は、うっとりものの充実ぶり。白子やからすみ、鮑など、日本酒が欲しくなる数々で、最初に貰ったビールを早々に飲み干した後は、この土地の名前がついた「筑紫野」という吟醸酒を冷やで1合。
出てきた料理は、こんな感じ。
- 八寸
- ・鮑柔煮、葉わさび
・うるいと数の子のお浸し
・平貝、菜の花、蕪、蛍イカ、干し柿、ゆず柑橘ジュレ
・雲子 酒盗旨出汁
・イカのオイル漬け、フルーツトマト、カラスミ
・鯖寿司
・タコの柔煮
・パテ
・カステラ玉子
・新玉ねぎのポタージュ ふきのとう - お造り
- 四点盛り(本まぐろのからすみまぶし、ヒラマサ、イカ、かつお) 白身 脇 他
- お椀
- 青のりごま豆腐、椎茸、イカ真蒸、焼よもぎ麩、小松菜
- 焼物
- 鰆の木の芽焼、鴨の塩焼 金柑ソース
- 焼物
- 春キャベツのグラタン(ポテト、あさり、えのき)
- ご飯
- きびごはん、鯛の吸い物、香の物
- デザート
- いちご、大学芋、くず饅頭
和風のポタージュが出てきたり、ご飯の前にグラタンが出てきたりと、ちょっと洋風要素もある献立で、鴨好きの母も御満悦の内容だった。
どの皿も美味しかったけれど、一番幸せだったのは具沢山のお椀だったかなー。
食後は一休みしてから再び温泉へ。
予約制ではなく「空いていればいつでもどうぞ」の家族風呂があいにく両方ともふさがっていたので、夕方にも行った大浴場に再び行ってきた。河原をイメージして丸石を敷き詰めた大浴場は、深さが様々で、深いところは90cmもある。浅瀬のところは「山椒魚のように手のツボを刺激しながら前へ進むと良い」との指南が浴室入口に貼られていた。
それは楽しいねーと、他にお客さんがほとんどいなかったこともあって、山椒魚プレイを思う様満喫。
心なしか、腰痛も良くなった気がする。