2017年4月13日木曜日

パスクア料理を学んできました

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「551蓬莱」の豚まん
アイス烏龍茶
朝御飯は、家族皆で、豚まんもぐもぐ。
 
昨夜烏龍茶を淹れて飲んだので、「まだ2煎くらいはいけるよね」と、多めにポットに淹れてアイス烏龍茶にしておいた。
 
もう少ししたらアイスコーヒー、アイスティーを常備しておくシーズンの到来かしら。夏の間の我が家の冷蔵庫の飲料コーナーは、常に冷たい飲み物でぱんぱん。
玉緒さんのお料理教室
 スパゲッティ・アル・ラグー2017
 トマトとオレンジのグラニテ
 ネルヴェッティのサラダ
 子羊のイン・ウミド w/セロリ入りじゃがいものピュレ
 ボネ w/コーヒー
 ロゼワイン(Majolica Cerasuolo d'abruzzo (Castorani))
今日はレッスン後の打ち合わせも兼ねて、玉緒さんのイタリア料理研究科のお料理教室に参加してきた。
 
折しも今週末はイタリア版のイースター「パスクア」ということで、メインはパスクア定番なのだという羊の料理。他にも牛アキレス腱を使った料理2品や、伝統的なイタリアチョコプリン「ボネ」など、盛りだくさんの内容だった。頭も胃袋も充実感しっかりで、お腹いっぱい。
 
本来のコースの流れはサラダ→パスタ→メインディッシュなのだろうけれど、先生のデモンストレーションを見ながらのレッスンということもあって、今回はスパゲッティからのスタート。
 
牛アキレス腱ごろごろ入りのミートソース。でも野菜もたっぷりで優しい味わい。 なかなか我が家の近所では購入できそうにないアキレス腱、「牛すじ」に近いものではあるけれど、すじ肉は良い意味でも悪い意味でも肉が多少はついていて「肉臭さ」みたいなものが出てしまう。
 
アキレス腱は純粋に「すじ100%」という感じで、臭みも少なく、コラーゲンたっぷりでぷるんぷるん。それがたんまり入ったミートソースは、良い感じにコラーゲン的「こく」があり、でも「脂」ではないから口や胃にもたれる感覚もなく、美味しかった。
 
イタリア語だと「ネルヴェッティ」という牛アキレス腱は、ロンバルディア地方の郷土料理の定番なのだそう。多くはサラダの具材として使われるそうで、茹でた下処理済みのものが惣菜として普通に売られているのだそう。……いいなー。
 
本場ではもっと簡素に紫玉ねぎとセロリとの組み合わせが多いそう、ネルヴェッティのサラダ。 紫キャベツやペペロナータ、キヌアなどもトッピングされた、彩り豊かなサラダは、これもネルヴェッティ入り。
 
むしろ、ネルヴェッティの食べ方としてはこうして「煮こごり」状態にしてサラダに添えるのが本場の食べ方なのだそう。
 
本場ではもっとシンプルに、紫玉ねぎとセロリと合わせるだけ……みたいな感じだったりするそうで、多分こんな感じだったりするのかな?
 
玉緒さんの中で(いや、世間的にも!)ブームであるらしい「ブッダボウル」的な、インスタ映えしそうな綺麗なお皿だった。香菜もしっかり乗ってます。(多分本場のは乗ってない……よね?)
 
そしてメインディッシュは、「子羊のイン・ウミド」。「イン・ウミド」とは、汁気の少ない煮込み料理のこと。
 
ラムチョップやラムショルダーを焼きつけて、白ワイン、塩漬けケッパー、オリーブを入れて煮ていくという、いかにもイタリアらしい食材を使った料理だった。後半は人参とグリーンピースも入れて煮込み、グリーンピースにたっぷり羊の煮汁を染みこませるのが美味しい仕上がり。
 
イタリアやフランスのグリーンピースは日本のものに比べると幾分か小ぶりで、そして甘味が強い感じ。手っ取り早く日本産のグリンピースで作ってしまいたいところだけれど、多分今日の「お手本」とは違った感じになりそうな。
 
添えられた、セロリたっぷり入りのあっさり味じゃがいものピュレがまた、羊に似合って美味しかった。
 
そうそう、「濃厚な肉料理が続くから」と、口直しに出てきたトマトとオレンジのグラニテも、オリーブ油やバジルが似合う不思議な美味しさ。見た目はお菓子だけど「野菜料理」、みたいな。
 
「帽子」の名を持つ、ピエモンテの伝統菓子。ねっちり濃厚、杏仁的風味。 そしてデザートは、ピエモンテの伝統菓子「ボネ」。
 
ビターアーモンドのさくさく食感の焼き菓子「アマレッティ」を砕いて生地に混ぜ込むという、ねっちり濃厚なチョコプリン。
 
ふんわりとアマレットが香るので、「大好きな杏仁の香りだー」と思いながら美味しくいただいた。
 
パスクアらしい「鳥かご」アレンジのお花も素敵。 イタリアのイースターも、アメリカなどと同じく、パステルカラーだったり卵だったりウサギだったり鳥だったりするのかな。
 
綺麗な紫のグラデーションカラーのお花は、グリーンを使った「鳥かご」アレンジ。
 
いただいたお酒もこれまた綺麗な色合いのロゼワインだった。フルーティーですっきり辛口。
 
打ち合わせもあるというのにしっかりレッスン中にお酒を飲んでしまったわけだけど、まぁ、グラス1杯ちょっとくらいなら、全然酔わないし。打ち合わせも捗りました。
津田沼「志な乃」にて
 天せいろ \1380
 生ビール
なんだかんだ玉緒さんのところに長居してしまって、帰路途中に息子から「今から帰るよ」メール。
 
計算したら、数分の差で地元駅に着く感じらしく、だんなの帰りも遅いしじゃあ外で軽く食べて帰りましょうかと駅で待ち合わせをした。
「私、あんまりお腹空いてないけど……何食べたい?食べたいものでいいよ」
「ラーメンとか」
「ラーメン。夕飯にか」
「でなきゃ、蕎麦?あったかい麺が食べたい」
「あーなるほどねー……うん、蕎麦の方が嬉しい、かな。ラーメンでもいいけど」
 
というわけで、駅前のお気に入りの蕎麦屋「志な乃」に。
 
今触ってる仕事(というかツール)が、息子の趣味にも役立ちそうな方向のものだったのでその説明をやいやいしつつ、「空腹というほど空腹じゃないけどビールは飲みたい。肴も欲しい」との思いから私は天せいろと生ビール。息子はたぬきそばの大盛。
 
大きな海老が2本にピーマン、海苔の天ぷらが盛合せになった天せいろ、かなり幸せだった。そば猪口につゆを少量と大根おろしを入れて、天ぷら浸して食べて、後半はつゆを足して葱も入れて、わさびをちょいと乗せた蕎麦をつるつると。ああ、幸せ。
 
我が町にはうどん屋はいまいちこれという店が無いけれど(はなまるは2軒あるけどね……せめて、せめて丸亀が求められる今日この頃……)、駅前にこういう幸せなお蕎麦屋があって幸せだよね私たち、と、今日も美味しいお蕎麦を大満喫したのだった。壁のメニューには「冷やしたぬき」の文字が見えて、ああもうこの季節なんだなぁ、と。「ひやた」も良いです。すごく良い。