「Farinamore・Dolce」の
クリームパン極
山羊乳チーズタルト
アイスカフェオレ
ヨーグルト
山形2日目の朝。クリームパン極
山羊乳チーズタルト
アイスカフェオレ
ヨーグルト
安価なビジネスホテル(Hotels.comで予約したら、とんでもなく安かった)のブッフェ朝食にはいまいち興味がないのよね……と、「近くでパンでも買えれば」と調べたところ、鶴岡駅前につい最近「つるおか食文化市場 FOODEVER」なるものがオープンしたのだそうで。
お洒落なフードコートや、地産の食材のお土産コーナーなど、なかなか素敵なものが詰まっていて、中には昨日訪れた「アル・ケッチャーノ」の系列のスイーツショップやバーなどが。
店頭にはパンも売られていたので、「明日の朝来ても買えますか?」と昨日聞いてみたところ、今日限定の品もあるとのことだったので、昨日のうちにパンを買っておいたのだった。
購入したのは「クリームパン極」と、「山羊乳チーズタルト」。
クリームパンは、薄皮に包まれた八天堂タイプのもので、クリームがとても濃厚だった。「クリームパンのクリーム」じゃなく「ミルフィーユにサンドされてるような、洋菓子用のクリーム」という感じ。口当たりも滑らかで、とても良かった。
甘さ控えめの山羊乳チーズタルトも、ふわっと独特のシェーブルのような風味が漂う面白いもの。アイスカフェオレは、だんなが近所のコンビニで買ってきてくれた。「サンドイッチとかは要らない?」と言われたので、「あ、だったらヨーグルト食べたいですヨーグルトお願いします」とリクエスト。
鶴岡「加茂水族館」にて
コーヒー&ケーキセット \500
ささっと朝食を済ませた後は、今回の旅行最大の目的地、世界最大(と思う)のクラゲ水族館「鶴岡市立加茂水族館」に。コーヒー&ケーキセット \500
前回訪れたのは、「発光するオワンクラゲ」のブーム以前の2006年。
2014年にリニューアルオープンして、10年前は「20種類の以上のクラゲを常時展示」がウリだったこの水族館、今はなんと50種類ものクラゲを擁するクラゲ好きには聖地のような場所になっていた。
駐車場には、関東のナンバープレートをつけた車なども止まっていて、館内はかなりの混雑。
到着した10時頃はまだ幾分ゆったり歩けたけれど、一周して軽食コーナーで少し休憩し、「2周目!」と再度館内に入ったら、クラゲコーナーは都内の人気の美術展クラスの大混雑。混雑時は写真撮影もご遠慮くださいということで、少しでも空いている午前中早めの時間に見に行けて良かったね……と、心から思いつつ、収穫は300枚超のクラゲ写真と、お土産コーナーでたんまり買ったクラゲグッズいろいろ(Tシャツに手ぬぐいにしおりに写真集、マスキングテープetc)。
初めて見るクラゲが山盛りで、特に、ミズクラゲの仲間の「ラビアータ」、長い口腕が美しい「インドネシアシーネットル」あたりが、うっとりするほどの造形美。お気に入りのアカクラゲやパープルストライプドジェリー、コティロリーザツベルクラータも元気に水槽を泳いでいた。ああ、天国……。
休憩に食べたケーキセットは、選べるクラゲアイス(ラムネ味にしてみた)と一口タルト2切れ、コーヒーのセット。
アイスには3mm角ほどのコリコリ食感のクラゲ入り。
鶴岡「大松庵」にて
鶴岡御膳 \1550
だだちゃ豆 \350
今回の旅行は台風の影響もありそうということと、細かく調べる時間的余裕もあまりなくて、ある程度は行き当たりばったりで、適当に行こう、という趣向。鶴岡御膳 \1550
だだちゃ豆 \350
今日のお昼も特にこれというアイディアがなく、
「なんか、お蕎麦食べたくない?」
「あー、いいねーお蕎麦」
ということになり、どっかのCMよろしくスマホに「鶴岡のおいしいお蕎麦屋さん」と話しかけて教えてもらって行ってみた。
鶴岡市内から移築した江戸時代の豪農の旧宅を店にしたのだという「大松庵」は、県内産のそば粉を使った、自家製粉のお蕎麦屋さん。
すごく雰囲気のあるお店で(でもクーラーが無いので暑いは暑かった……)、この旅行中、是非食べねばと思っていた「だだちゃ豆」もメニューにあって、頼んだ「鶴岡御膳」は充実の内容。
天ぷら(海老、かぼちゃ、茄子、海苔、あおじそ)
蕎麦(うす盛)
弁慶飯
デザート(きなこ草餅)
というセットメニューで、「弁慶飯」は、青菜のおにぎり。「五分搗庄内米の焼きおにぎり。味噌をつけ青菜で包んで焼き上げました」だそうで、味噌が香ばしくてたいそう美味しかった。
ちょっと太めの、ざらっとした舌触りの蕎麦も美味しかったし、甘さ少なめのつけだしも良い感じ。天ぷらもさくさくで素敵な食感。
アイスクリームや梅の甘露煮なども選べたデザートは、名物らしい「草餅」に。温かくて、ぴよーんと伸びる、期待以上に美味しい草餅だった。手摘みのヨモギがたっぷり、なんですって。
「美味しかったねー」
「すげー、美味しかった」
満足満足、と、午後は再びレンタカーを走らせて、「羽黒山・出羽神社」詣で。
修験道を中心とした山岳信仰の場で、羽黒山には月山、湯殿山の神も併せて祀る「三神合祭殿」があって、これが茅葺木造の見事な建物。「日本三大茅葺きのひとつ」なんですって。
猛暑の中、少し離れたところにある国宝「五重塔」も見に行って、そして一路日本海へ。今日のお宿は湯野浜温泉♪
湯野浜温泉「福宝館」にて
鰹と蟹肉、帆立のサラダ
茹でベニズワイガニ
刺身(甘海老・鰤・鯛・ほうぼう・ふぐetc)
カレイ(?)のムニエル風
金目鯛の洋風煮
バイ貝の煮付け
自家製塩辛
氷頭なます
ウマヅラハギの姿煮
イガイの味噌汁
鮭とわかめの混ぜご飯
漬物
メロン
生ビール
他の温泉郷も良いし、別の宿にしても良いんだけど……とすごく悩んだ末、今日の宿は前回と同じ、湯野浜温泉「漁師の宿 福宝館」に。鰹と蟹肉、帆立のサラダ
茹でベニズワイガニ
刺身(甘海老・鰤・鯛・ほうぼう・ふぐetc)
カレイ(?)のムニエル風
金目鯛の洋風煮
バイ貝の煮付け
自家製塩辛
氷頭なます
ウマヅラハギの姿煮
イガイの味噌汁
鮭とわかめの混ぜご飯
漬物
メロン
生ビール
「漁師の宿」というだけあって、料理がとにかくすごい。とにかく魚だらけ。
他の宿と見比べても、「やっぱりここの料理が良いよねぇ……」と、料理重視でここに決めたのだった。
客室数は5ほどしかなく、館内にエレベーター無し、お風呂も狭めの「民宿」といった感じの宿だけど、でも掛け流しの温泉だし、空いてさえいれば自由に入れる家族風呂もあるし、宿泊費も手頃。やっぱり良い宿だなぁと改めて思った。
前回もぎりぎり食べ切れたくらいの料理の量だったけど、あれから10年経って胃腸も弱くなったこちらは、ますます「あはは……やっぱり食べ切れなさそう……」という大変なボリュームの夕御飯。でも、残さず食べました。がんばった。
分厚く切られた刺身皿(もうこれ1皿で定食屋の「さしみ定食」のおかずになる分量)には、分厚い「ふぐ」まで。鯛とほうぼう、ふぐは宿の船で獲ってきたものだそう。
ウマヅラハギにバイ貝、味噌汁のイガイ(ムール貝の仲間みたい)、そしてベニズワイガニあたりも同様に、船の戦利品(?)なのだそうで。
「あははー……これ1皿で充分、メインディッシュだよね?」
というのがこれでもかと並ぶ中、「ウマヅラハギ1人1尾」が一番凄かったかな、という。肝がふわっふわで甘くて美味しかった。
結局炊き込みご飯が食べられなくて、
「すみません……あとでお部屋で続き食べたいので、ラップ1枚いただいても良いですか?おにぎりにしたい……」
と申し出たら、「器ごと持って行っていただいて大丈夫ですよー」とのことで。
ありがたく、御飯と漬物は部屋に持ち帰らせてもらって、数時間してからもぐもぐ食べた。
そして、宿のすぐ近くの海岸では、お盆前後の20日間ほど、毎晩「ミニ花火大会」開催中とのこと。
20時半から10分間、すぐ近くの砂浜から、サイズも個数も控えめだけど「打ち上げ花火」が数十発、上がるそう。ぽつぽつと十数人が浜辺に集まる中、至近距離で上がる花火は遮るものもなく、とても楽しめた。暑くてしんどいしねーと、ここ数年、花火大会に行くのも御無沙汰だったから、予期していなかったイベントに、大満足。