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六本木「グランドハイアット東京」内「THE FRENCH KITHCHEN」にて
朝食ブッフェ
今日から世間は普通の月曜日で、息子は普通に大学へ。朝食ブッフェ
だんなは今日はお休みを貰っている。
「授業何時から?六本木からなら何時に出れば間に合うやつ?」
と事前に相談の結果、7時に朝食なら余裕で間に合うでしょうという事になった。
というわけで、今日はホテルの朝食ブッフェを「THE FRENCH KITHCHEN」で。
オムレツを食べる気分がなんとなく乗らなくて、今日は半熟ゆで卵を食べてみたり。
ペストリーコーナーはこんなに山積みの充実ぶり。
クロワッサン、パン・オ・ショコラ、レーズンデニッシュ、柚子メロンパン、ミルクロール、ブリオッシュ……ですって。アスパラのデニッシュ、なんてものも。
昨日のお昼と同じ感じの冷菜コーナー、昨日のローストビーフのカットサービスは、今朝は巨大なハムになっていた。このハムがまた美味しくて。
ヤクルトも並ぶヨーグルトコーナーは自家製のようで、可愛いガラス容器に1個ずつ収められていた。
プレーン、低脂肪ヨーグルト、バナナとキウイのヨーグルト、ミックスベリーヨーグルト、豆乳ヨーグルト きなこ メープルシロップ、アサイーとココナッツのスムージーなどなど。
赤と緑のフルーツジュースやココナッツウォーター、アサイー、キヌアといった今人気のヘルシーフードもたんまりで、私はホテルの人と一緒に母に「キヌアとは何か」を説明してみたり。まあ、あんまり美味しいものでは……ないよね。
味噌汁やおかゆの他に「玉ねぎ小焼売」「にら饅頭」などもあり、そのあたりの点心にも手を出したらすっかりお腹一杯になってしまった。
フルーツコーナーにはオレンジやグレープフルーツ、パイナップルなどの他に丸ごとの枇杷も。この枇杷がたいそう甘くて美味しくて、何個も食べて大満足。
六本木「L'ATELIER de Joel Robuchon」にて
MENU C \4800
鴨のフォアグラのテリーヌ(小) \2000
グラスロゼワイン \1500
今日は朝から天気が今ひとつで、チェックアウトは12時予定。MENU C \4800
鴨のフォアグラのテリーヌ(小) \2000
グラスロゼワイン \1500
大荷物持ってランチというのも大変そうだし、ホテルに荷物預けて六本木で軽めの昼御飯を摂って帰るのが得策では?……と色々考えていたら、母が脇から
「あの、ヒルズの中にあるロブションで食べてみたいわあ」
とおっしゃる。
朝ブッフェをたんまり食べたのに。昼にフレンチ。
母の事だから一番軽いコース(前菜メインおしまい、みたいなの)では許されるはずはなく、なるべく品数食べたいだろうことは想像の内で。
食事に際して「がんばる」という感情はなんとも違和感かもしれないけれど、心境としては「じゃあがんばりますか」と悟りを開く心境の、私とだんななのだった。
「だって秋田にいるとなかなか美味しいものが食べられないんですもの」
という母は、とにかく外食をしたがって、でも年齢も年齢だからそう沢山は食べられなくて。そして私とだんなも"自分の取り分"は食べることができても、人の分まではなかなか手伝えないお年頃なわけで。
ともかくも、予約がいっぱいだったらそれはそれで諦めがつくからと、店に電話が繋がる10時になると同時に「L'ATELIER de Joel Robuchon」に電話してみたところ、あっさり予約が取れたのだった。
赤を基調としたこのお店は、日本の寿司屋にインスパイアされたのだというカウンタースタイル。ハイチェアでフレンチというのも不思議な感じだけれど、若干の背もたれもある椅子だから座り心地は悪くなく。私たちはカウンターではなくテーブル席(でもハイチェアなのよ)で食事を楽しんできた。
そうそうこれこれ、のロブション名物"プチバゲット"とミルク風味の柔らかいパン、あとはライ麦パン、だったかな?
メニューは「MENU C」が前菜無し、「MENU B」が前菜付き。どちらもスープがついてはいるけど、MENU Bはスープのサイズが小さいそうで。
「うーん……でも、前菜の量が多いのもしんどいから、"小さなお皿"ってあるメニューから私たちは1皿前菜っぽいものを追加したらどうかなあ」
メニューを眺めて相談しつつ、アラカルトメニューよりおおむね半額の「小さなお皿」メニューから皿を足して前菜つきのコースっぽいものにした。
これが結果としては良い感じで、ほどよいボリュームに。
(……母の皿の魚を手伝った分、少ししんどくなったけども)
アミューズブッシュは、豚肉のリエット。
薄くカリカリのバゲットに乗せられて、お寿司のように手で持ってぱくりといくスタイル。
コースのスープは2択で、サラダ菜のスープに新玉ねぎのフランを沈めたものと、こちらの「冷たいトマトのガスパチョ」。
私はガスパチョが大好物で、即決でこのお皿だった。
たいそう滑らかな口当たりのスープには巨大なカリカリクルトンとその上に可愛いバジルの葉。
水玉模様のようにオリーブ油とバルサミコ酢が落とされて、酸味と旨味のバランスの良い濃厚な味わいだった。
とってもバランスが良くてとっても美味しかったけど、でも、何年か前に習った玉緒さんレシピのガスパチョの方が、私の好みではあったりして。もうちょっとトマト本番のシーズンになるとまた違った味になるのかなぁ……どうなんだろう。
そして次が追加した前菜の皿、「鴨のフォアグラのテリーヌ パン・ド・カンパーニュを添えて」(今日の一番上の写真)。
お花が飾られた、とってもキュートなテリーヌは、量もキュートで非常に有り難かった。そうそう、このくらいの分量のものを食べたかった。
こってり濃厚に容赦なくフォアグラで、その脂の部分も薄く層になっていて。酸味しっかりな玉ねぎのピクルスと、粗挽き黒胡椒、塩などが添えられていた。
余計なソースなどが添えられてないのがシンプルにテリーヌの味を際立たせていて、これは良い感じ。
そして私のメインは「岩手県産 岩中豚のロティ シャルキュティエール風 なめらかなポテトピュレと共に」。
ハーブのサラダや紫エシャロットのピクルス(かな?)を添えたジューシーな豚肉は、脂も甘くてとろけるよう。
「シャルキュティエール風」って、ピクルスやマスタードを使ったソースなのだそうで、ゆえに酸味のあるあっさり味。
豚の脂もこの爽やかなソースで美味しくいただけた。
そしてデザートは「優しいマンゴーのムースにエキゾチックフルーツのクーリ 10種類の素材を使ったソルベを添えて」。
食後の飲み物はエスプレッソにして(もうお腹一杯で……)、ミニャルディーズはチョコがけオレンジピールと一口フィナンシェ(的な何か)。
マンゴーのこのムース、ムース自体の美味しさはもとより、ソルベが複雑怪奇な味で……というと褒めてないみたいだけど、おそろしく複雑な味で、でも美味しかった。
マンゴーとパッションフルーツとパイナップル、バナナにライム、あとスパイス色々、という感じ。超高級ミックスジュース、みたいな。
マンゴーのソースに浸った、でもさくさくかりかり食感を保っていた「クーリ」もまた色々なフルーツの味がするものだった。南国を凝縮したみたいな素敵なデザート。
「美味しかったわ。来て良かった」
と母はご満悦で、幸せ気分のまま隣接のパン屋で明日の分のパンを買い。
そして小雨降る中、数日ぶりの我が家に帰宅したのだった。
きゅうりのぬか漬け(スーパー総菜)
鶏肉と牛蒡の胡麻サラダ(スーパー総菜)
刺身盛り
(本まぐろ赤身・ねぎとろ・中とろ・鰺・いさき・ぶり)
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ)
夕食はもう何も要らないくらい、というだんな。鶏肉と牛蒡の胡麻サラダ(スーパー総菜)
刺身盛り
(本まぐろ赤身・ねぎとろ・中とろ・鰺・いさき・ぶり)
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ)
それでも息子はお腹を空かせて帰ってくるだろうし、何も用意しないというわけにもいかないよねと、地元駅前のお気に入り魚屋で刺身をあれこれ買って来た。
息子用に本まぐろ赤身、みんな大好きねぎとろ(トロミユ入りじゃない本物の)、あとは中とろ入りのお刺身セットを1パック。
お肉屋総菜コーナーから、最近お気に入りの鶏とごぼうの和え物買って、ついでにきゅうりのぬか漬けも買って。
おおむね「あとは出すだけ」な状態の簡単献立にして、夕方早々に皆してお風呂も済ませた。
私もあんまりお腹は空いていなかったのだけど、でも喉が渇いて、ビールだけは猛烈に飲みたくて。
まあ、でも目の前に美味しいお刺身が並んでいたら食欲も沸いちゃうよね、と、最後はだんなも私も炊きたて御飯にねぎとろ乗せて食べてしまった。本まぐろのねぎとろの美味しさ、プライスレス。