2018年8月28日火曜日

猫村&食べ歩き

台北 東門「新鮮豆漿店」にて
 鹹豆漿 2×30元
 甜豆漿 20元
 油條 15元
 蛋餅(原味) 20元
今日はちょっと遠くにお出かけ。
 
7時半過ぎの電車に乗りましょうということで、朝御飯は豆乳。
台湾の朝ごはんが恋しくて』という本が色々と素敵で、これに載っていた老舗の豆乳屋さんに行ってみることにした。場所は古亭駅の近く。
 
古亭駅で自転車借りて、朝食済ませたら東門に移動してあとはMRT1本で台北車站。今日も朝からするすると移動した。
 
甘いのもしょっぱいのも濃厚で美味しい豆乳、ここのお店の鹹豆漿は、ちょっとすっぱめ(お酢で豆乳を固めるから、そういうものではあるけれど)な感じ。
 
半端な英語よりは片言の日本語の方がずっと伝わるもので、「甘くて冷たいの、ひとつ!」と、鹹豆漿を平らげた後に甜豆漿もしっかりいただいてきた。淡い甘さで、でも濃厚。
 
油条は揚げおきだったけど良い感じにさくさくで、注文してから焼いてくれる蛋餅(卵焼きのクレープ包みみたいな感じの)も素朴な味わい。
 
以前から大好きな「阜杭豆漿」は相変わらず人気らしく、超絶並ぶらしいので今回は行くのを断念した次第。
あそこはほんとに美味しい(きっと今も美味しい)けど、あの店に匹敵する美味しい豆乳屋さんが、絶対あると思うんだ……。
台北 松江南京「富覇王猪脚極品餐庁」にて
 覇王腿節 90元
 魯肉飯 2×25元
 竹筍湯 2×35元
 
台北 雙連「冰讃」にて
 芒果雪花冰 150元
 
台北 雙連「雙連圓仔湯」にて
 燒麻糬(甜) 2粒 80元
 燒麻糬(鹹) 2粒 80元
そうして午前中は、片道50分ほどの電車に乗って「猴硐猫村」に行ってきた。ここは猫村。噂では100匹以上の猫が駅周辺に暮らしてるらしい。
 
私たちは早々に到着して、お店がオープンし始める10時半になると同時に帰ってきてしまったから(猫グッズ屋とかも沢山あったけどね)、あんまり人気のない猫村を散策することができた。ちょうど入れ違いで大量のお客さんがやってくるところだったから、早く行って正解だったかも。これでもかと大量の猫と触れ合うことができた。
 
あっちから「さあ撫でろ今すぐ撫でろいかようにももふもふしろ」と寄ってきて足に体当たりしてくる猫もいれば、触るのは止めてねとばかりに逃げる猫も。そして子猫も!
遊ぶ?遊ぶ?という感じに近くに寄ってきてくれた三毛猫の子猫が超絶可愛らしかった。
 
私たちが行った時間は圧倒的に人より猫が多い感じで、そして閉店中の店の店内窓際には遊郭よろしく店猫が窓の向こうに「あらお客さん」という風に佇んでいたりして。
 
最後は駅の反対側に行って炭鉱絡みの散策も。
廃墟好きにはたまらないかつての建物を見たりとか、のんびりトロッコに乗って炭鉱夫気分を味わえる体験もしてみたりとか。
 
駅のそちら側も「気がつけば猫!」という感じで、ざくざく猫がそのへんに転がってるのだった。天国かな。
 
そうして、予定よりは早くに台北に戻って来られたので、「じゃあ美味しいもの食べに行こう!」と、Tさんお勧めの豚足屋さんに行ってみた。
 
12時を過ぎると一気に混むらしく、焦りながら到着したのは11時45分くらい。とうにお店は大混雑で、店頭には持ち帰りの客も含めてごった返していたけれど、十数分待ってめでたく座ることができた。店頭で注文して、おばちゃんがその注文票と引き替えに「あっち座って!」と指示してくるのでそこに座って料理を待つ。相席上等。
 
豚足は、いわゆる豚足的な蹄の部分と、関節部分、そして腿部分と3種類あって、腿部分が一番の人気メニュー。目の前で完売の札が表示された。関節部分1皿は、ごろごろっと3塊。私たちの目当ては魯肉飯だったから、豚足は1皿を半分こして、あとは魯肉飯2つ、夏季限定の筍スープも1人1つ。この筍スープ、冬には大根スープになるらしい。
 
ここのスープは残念ながらスペアリブやあさりが入ってるということはなかったけれど、ベースは豚(豚骨?)。透明だけどしっかり味はあって美味しい。筍ざくざく。
 
見た目はテラッと茶色い豚足は思いのほかさっぱり味でくどくなく、「もうちょっと肉乗せてくれても良いのよ?」という風な魯肉飯も、見た目よりも数段さっぱり味だった。煮卵も煮豆腐も、そのあたり全部豚足の煮汁と同じ味なわけだけど、見た目よりもたっぷり食べられそう。豆腐も注文してみれば良かったな。
 
でも今日の午後は食べ歩きの予定でこの店はさらっと切り上げ、自転車こいで雙連駅方面に向かい、「冰讃」でマンゴーかき氷食べて、「雙連圓仔湯」で揚げ餅食べて。
 
コンデンスミルクがたっぷりかかったミルクかき氷はマンゴーの果肉そのものも甘くてたいそう美味しくて、すぐそばのお店の名物揚げ餅は、しょっぱいの(ピーナッツ粉+塩+刻み海苔)も、謎美味しさがあった。これ、お餅を「油で茹でる」そうでそれなりの油っこさはあるけれど、お餅はふくふくと柔らか食感でとても素敵。
 
その後は乾物街を目指し、最後は肉粥じゃー、とまた自転車をこいだのだけど、15時までやっているはずの肉粥屋さん、目の前で閉店準備に入ってしまっていたのだった。まだ2時前だったのだけど「今日はもう、オシマイ」だそうで。残念。
 
そろそろ雨が降り出しそうな中、自転車での最後の目的地は圓山の「神農市場MAJI Food & Deli」。他では見ない品を(麺線の麺とか、パイナップルジャムとか、パッションフルーツとライチのゼリーとか)をわさわさ買い込む間に、外は土砂降り。電車に乗って南京三民の「佳徳糕餅」でパイナップルケーキ買って、雨の中タクシーでホテルに帰還したのだった。
 
朝から活動して8時間、頑張ったわ。充実したわ。
台北 市政府 「W Taipei」内「WOO Bar」にて
 yuzu caipiroska
 a night in taipei
今日も昨日に引き続き、ハッピーアワーの無料ドリンクを楽しもうということで、夕方を待ってからゆるっとロビーフロアへ。
 
上階のバーは雰囲気は最高だけどなんだか緊張してしまうので、ロビー脇のバーで充分だねと、ここでカクテル2杯貰ってから夕飯に赴いた。
 
今日いただいたのは「yuzu caipiroska(passion fruit green tea infused belvedere fresh grapefruit, fresh lemon)」と、「a night in taipei(belvedere vodka, orange juice, fresh kumquat, and fresh lemon wire)」。
 
柚子味の方はクラッシュアイスたっぷりのロングカクテル、"台北の夜"の方はいかにもな三角形のカクテルグラス入り。さっぱり柑橘味の後者がすごーく美味しかったけど、軽く酔った。
おつまみは上階と異なるもので、「揚げショートパスタ」。ハーブっぽい味のフジッリと、アーリオオーリオペペロンチーノみたいな味のエルボーマカロニと。
 
日が暮れるにつれ、フロアに流れるダンスミュージック的な音楽の音量は大きくなって、そこここにピンク色の照明が灯りだして、なんというか、ホテルのロビーフロアの空気じゃないよねと思う。男性スタッフたちは相変わらず黒のピタピタTシャツだし。なんかこう、「イケてる俺たち!」感が、どうにもくすぐったくて、苦笑いしちゃう。
台北 東門「大來小館」にて
 竹筍炒蝦乾 320元
 香烤香腸 250元
 虱目魚湯(小) 90元
 魯肉飯 小 30元
 魯肉飯 中 50元
 台湾啤酒
雨が止まない夕御飯、ここの魯肉飯も美味しいらしいよと、向かってみたのは東門の「大來小館」。
 
美味しかったけど、なんだかすごーく高かった。地元人にも愛されてる店と聞いたけど(実際そんな感じのお客さんも入ってたけど)、現地の人も「でもたっかいよなあ、ここ!」って思わないのかな。思うよね、きっと。
 
さらっと食べてお会計は920元、スープや魯肉飯はまあまあ普通の値段だったことを思うと、ここで他の一品料理は食べちゃあかんのかな……なんて思ってしまう。
自家製だと言っていた腸詰はすごーく美味しかった。筍炒めは、まあ、普通だったけども。
 
ここの魯肉飯は、肉そぼろタイプ。
馴染みのある味がするのは、多分揚げ葱が大量に入ってるから、だと思う(私も自分で作る時、揚げ葱をしこたま入れるから)。
 
魯肉飯大会的なイベントで優勝したこともある魯肉飯だそうで、レジの後ろに貼られた写真には、なぜかふなっしーとDAIGOも居たりした。そうか、ふなっしーも来たのか……。