2019年12月18日水曜日

青山お蕎麦と絶品バスチー

南青山でお蕎麦を食べた昼御飯。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「DONQ」の
 塩バターパン \150
チチヤス(瀬戸内みかんヨーグルト)
カフェオレ
今朝はさらっと、「DONQ」の塩バターパン。
 
お値段そこそこお手頃なこの塩バターパンは、温めると底にバターがじゅわっと染み出るほどのバター感。塩の加減も強すぎず弱すぎずの、とても好みな塩バターパンだった。さすがDONQ。
 
今日は一日盛り沢山の日で、朝イチにかかりつけの病院に行ってから、10時の開店を待って「角上魚類」で母好物のチャーシュー3本(!)を買い、家から持参の段ボール箱とそのチャーシュー諸共銀座に移動して。
 
銀座松屋のアンデルセン系列の高級パン屋さん「BREAD STORY」で食パン買って、銀座三越でFortnum&Masonの紅茶缶ロイヤルブレンドを買い、「Rodda's」のスコーンとクロテッドクリームもいくらか買い。
 
我ながら芸術的なパッキングで美しく段ボールにみちみちにそれらを詰めて、新橋に近い場所にあったクロネコヤマトの営業所からクール便で秋田の母にその段ボールを送りつけたのだった。
 
年内に好物のチャーシューを送ってくれる?と頼まれていたから、母が喜びそうなものをあれこれ詰めてのクリスマス食料箱ということで。
「チャーシュー送るけど2本で良い?」と数日前に伝えたら「3本お願い」と言われた事には笑ってしまったけども(重かった……)。
南青山「蕎麦青乃」にて
 海老と季節野菜の天そばと寒ぶりの小丼 \1450
そしてお昼は表参道に移動。
 
絶品と噂の、田中玉緒さんさんお手製の「ゴルゴンゾーラのバスク風チーズケーキ」をどうしても食べたくて1台焼いていただいたので、それを受け取りに。
 
訪れるのがちょうど昼なものだから、じゃあ界隈でお昼も御一緒しましょうとお誘いいただいて、骨董り沿いの小原流会館ビルの地階に数ヶ月前にオープンしたのだというお蕎麦屋さん「蕎麦青乃」に行ってみた。
 
この界隈、客単価数千円のお洒落レストランは山とあるけど、ごく一般的な"ふつーな昼御飯"を食べられる場所って本当に少ない。
 
なのにささっと昼食を摂らねばならないスタッフを抱える美容院やブティックなどという店はやたらと多いというアンバランスさで、ゆえにランチ時にはそこここに弁当販売のワゴン車が出没するのがこの界隈だったりする。
 
エスニック料理に九州の肉料理弁当に海南鶏飯の屋台まで出てたりして、それはそれで美味しそうではあるのだけども。
 
で、お蕎麦屋さんの向かいには、一度来たいと思っていた、レシピだけは山と持ってる中華の名店「ふーみん」があり、こちらは大行列。お蕎麦屋さんもかなり盛況でずっと満席状態だった。
 
大荷物持って歩き回ってお腹も空いたしと、私はがっつり「海老と季節野菜の天そばと寒ぶりの小丼」を。
 
蕎麦も丼も軽めな盛りではあったけど、でもそれに天ぷらも入るものだから、しっかり食べ応えがあった。ぶりは肉厚、天ぷら盛りには舞茸も入っていたりして、幸せな内容で。
甘さ控えめなつけだしも好みな塩梅、メニューを見れば夜の酒の肴メニューもけっこう充実してるみたい。
玉緒さんのスタジオで
 バスク風チーズケーキ(プレーン)
 コーヒー
バスチーは裏漉さないのが正義ですね。いや、美味しいけども! そして食後は玉緒さんのスタジオでケーキを受け取りがてら、ちゃっかり試食もさせていただいたという。
 
こちらはゴルゴンゾーラ入りではないプレーンなタイプ、「レシピによっては生地を裏漉すものもあったから」と裏漉し版を作ってみたそうで、その試作の品を御馳走になってきた。
 
中央部分がとろっとクレームブリュレ状のねっとりとろんとした感じになっていて(勿論ちゃんと火は通ってる状態で!)、口溶け滑らか。
 
ぶっちゃけ、私は"バスチー"なるものはローソンのそれしか食べた事がなくて、「いやいやローソンも案外美味しいですよ侮れないですよ」なんて言っていたのだけど、これはもう別次元の美味しさだった。食感も風味も濃厚な味も、何もかもが数段違っていて、これは、とんでもなく美味しいバスチー。
 
でも結論としては「裏漉しは不要ですね」という共通見解に至った。なんだろう、滑らかすぎて「バスチーの食感って、もっとこう、粒感があるものでは?」という印象。
 
私はとっても悪食なので(と言うとアレだけど"清濁併せ呑む"とでも言うべきか)、ジャンクフードもレトルト食品も美味しいと思ってしまう舌の持ち主なのだけど……いや、でもこれは、美味しいわ。すごく美味しいわ。ゴルゴンゾーラ味もいただくのが楽しみ。
 
有り難くも「だんなさん達にも一口だけ、ね」と最後の1切れのプレーンもいただいてしまって、そうして大きなケーキ箱を抱えて帰宅した。
 
あ、このおやつ代には遠く及ばないけど、ちまちま手工業系作業のお手伝いはしてきました。こういうのは本当に得意だし好きでもある私。
ごぼうサラダ(スーパー惣菜)
豚バラなす(クックドゥ使用)
肉豆腐(数日前の残り)
松茸御飯
ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)
 
ゴルゴンゾーラのバスク風チーズケーキ
カフェオレ
そしてそこそこの大荷物なまま、地元に帰って「夕飯どうしよー」と悩みに悩み。
 
疲れてはいるけど超空腹というわけではなく(濃厚チーズケーキは大変に腹持ちが良い……)、献立を考える事すらもうめんどくさいという感じで。
 
「あー……こないだのクックドゥが美味しかったし、家に豚バラが半端にあったよなー……」
と、思って、何も考えずに作れるクックドゥの「豚バラなす」を買ってきてみた。茄子は3本買って、副菜は惣菜で良いやとヨーカドーのごぼうサラダで。
 
さすが大手メーカー、決して不味いわけではないけど、無印良品のカレーが"無印の味"な感じがあるように、クックドゥの味も「あー、やっぱりクックドゥだなー」と思えてくる。次はもうちょっと日を置いてから新しいものを買って来た方が良さげな感じ……(頻繁に食べてるときっとすぐ飽きると予想)。
 
未知の美味しさ、ゴルゴンゾーラのバスチー! そんなテキトー極まる夕飯の後に申し訳なく思いつつも、食後はバスチー、ゴルゴンゾーラ味。
 
だんなと息子には「こっちも食べてね」とお土産のプレーン味も出して、甘さ控えめと聞いていたゴルゴンゾーラタイプのには、好みで添えられるように蜂蜜も支度して。
 
確かに、ワインに合わせていただけるようにと作られたゴルゴンゾーラタイプは、甘さが控えめ。赤ワインのアテとして違和感ない味わいで、でもふわっと優しい甘さもあった。
 
ゴルゴンゾーラの塩気を感じるほどの分量は入っていない風だれど、でも一口食べてしっかり判るゴルゴンゾーラの風味。
 
全員一致で「はちみつかけた方が美味しいよね!」とはなったけど、いくらか冷凍してとっておいて、クリスマスの赤ワインと共にいただいてみたいなーと思ったのだった。凍らせて半解凍にしても、軽く温めて焼きたて風にしていただいても、それぞれの楽しさがあるんですって。
 
そして息子はプレーンが美味しいと言っていた
「なにこれ、すっげ旨い」と皿を舐める勢いで平らげていた。
 
聞けば、チーズと生クリームがメインのケーキで、粉はほんのちょびっとしか入らないのだそう。字面だけ見るとそれほどには難しくは無さそうだから、チーズケーキ好きな息子のためにいつか作ってみようかな(はて、その手の型はあったかな、我が家……多分どっかに何かある……多分……)。