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羽田空港サクララウンジにて
バニラデニッシュ
カフェラテ
だんな、土・月~火と週末挟んで北海道でお仕事なんですって。バニラデニッシュ
カフェラテ
「だから、週末北海道に居続けようと思うんだけど、来る?」
と数週間前に言われて、「え、なら行く」と。
昨秋もそんな感じで北海道に来たのだけど、今回も同様な流れで、JALのマイルでチケット取って前回と同じ宿取って、んで今日の夕方現地集合して週末遊びましょうということに。
せっかくだから札幌で昼御飯を食べたかった私、朝8時過ぎの便にしたので6時前には家を出なければならず、4時に起きてあれこれ家のことを片付けてから移動することになった。
朝御飯は、昨日スーパーで買っておいたバニラデニッシュを傍らに、サクララウンジでカフェオレ飲みつつ、ラウンジにあるおせんべ類も少しつまみつつ。
機内で選んだ飲み物は、JALオリジナルドリンクのスカイタイム。5代目の空の味は「ももとぶどう」ということで、これ、とても好み。
キウイ嫌いな私でも美味しく飲めた、前代のキウイも悪くなかったのだけれども。
ちなみに初代がキウイ、次がゆず、シークワーサーと続いてキウイ復刻、そして今回のももぶどうなんですって。ゆずの時期にやたらと飛行機乗っていた記憶……。
札幌「ピカンティ札幌駅前店」にて
スープカレー 38億年の風 2辛 チキンレッグ \1150
ライス半分 -\30
トッピング プレミア舞茸 \200
星空の旅人ラッシー \300
で、10時頃に新千歳に到着して、「けっこう早いから空港内でソフトクリーム食べる余裕くらいあるかしら」と思いつつも、虫の知らせあってか飛び乗るようにJR線に乗って札幌に移動。スープカレー 38億年の風 2辛 チキンレッグ \1150
ライス半分 -\30
トッピング プレミア舞茸 \200
星空の旅人ラッシー \300
結果的にこの判断はすごく良かったようで、ほぼ開店と同時のタイミングで、行こうと思っていたスープカレーのお店、「ピカンティ札幌駅前店」に辿り着くことができた。
店頭には既に数人のお客さん。開店後は続々と席が埋まっていって、11:13頃には満席に。ソフトクリーム食べてたら、諦めて別のお店に行くか1時間以上待つかしないといけないところだった……という。
この店に決めたのは、札幌駅からホテルへの道中にあって、東京に支店がないお店で人気がありそうなところをと調べた結果だったのだけれど、これが大当たり。
選べるスープは濃厚系"38億年の風"、"アーユルヴェーダ薬膳"、あっさり系"ジャンバラ"から選べて、辛さは1~5番で指定。メインの具材は定番のチキンレッグの他、フライドチキンや角煮、海老やキーマ。その中でも「北海道プレミア舞茸」という具材が異彩を放っていて。
更にご飯の量も色々選べてトッピングも各種追加できて、と、サブウェイのサンドイッチ並に細かく注文できるようになっていた。
事前に公式サイトで予習していた私は、流れるように「38億年の風でチキンレッグ、辛さ2でライス半分、追加トッピングで舞茸お願いします」と注文して。
で、何か飲みたいなあとちょっと不思議なネーミングだった"星空の旅人ラッシー"を。
このラッシー、甘さはシロップ別添でそれ自体は全く甘くない、がっつりレモンの酸味が効いたラッシーだった。カレーが思った以上に辛かった分、このラッシー(もちろん甘くした)が良い口直しに。
骨からほろりと外れる鶏肉に、大ぶりの具材はじゃがいも、人参、ごぼう、茄子、ピーマン、蓮根、うずら卵と種類豊富。スープカレーには必須の焦がしバジルの香りもしっかりで、2辛(中辛程度と記されていた)でも家カレーの辛口以上に相当するくらいにはがっつりした辛さだった。
野菜への火の通り具合も多すぎず少なすぎずの絶妙な塩梅で、そしてなんと言っても美味しかったのが大ぶりの舞茸。
私の好物なものだから何かにつけ舞茸を食べている我が家だけれど、こんなに味の濃い舞茸は久しぶりに食べた気がする。
あー、美味しかったー。
ホテルの部屋で
「梅屋」の
美瑛の牧場生エクレア \314
紅茶
「六花亭」の
クレームブリュレ \148
アイスコーヒー
で、明らか早い時間だったのだけど、前回に続いての今回のお宿「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」に。「梅屋」の
美瑛の牧場生エクレア \314
紅茶
「六花亭」の
クレームブリュレ \148
アイスコーヒー
アーリーチェックインのリクエストはしていたものの、さすがに13時にもなっていない時間だと無理だろうなと荷物を預けるつもりで行ったところ、すんなりお部屋に入れていただけてしまった。
シンプルなシングルベッド×2のツインルームはライティングデスクが大きめで2人向かい合わせで食事することもできる広さなのがお気に入り。
ユニットバスもまあまあ広め。
昨今の流れに準じてアメニティは最小限という感じ(冷蔵庫も空っぽ……ってそれはむしろありがたいけど)で、でも部屋のそこここにUSBや電源の口があるのも使い勝手がいい。
札幌駅から歩こうとすると若干距離があるものの、大通りのデパート群やすすきのに歩いて行けるのは便利だし、まあまあ近くにレンタサイクルのポートもある。
「……じゃあデパ地下巡り、してこようかな」
と、小雨降る中、最終日にこれを買って帰ろうという算段をしつつ、色々見てきた。
前回からさほど間を置かずの再訪だったので土地勘もばっちりで、三越から丸井今井までの地下街を迷わず移動できるようになった。このお店はこっちだけにある、とかいうのもおおむね覚えたし。
部屋で食べようと買ったのは、「六花亭」の冷蔵スイーツ色々(と、ついでにお土産用に十勝マルセイバタ)と、旭川「梅屋」のエクレア。
今回は丸井今井の「きたキッチン札幌本店」で釧路の「さんまんま」を買うという強い野望もあったのだけど、残念、こちらは今日の午前中に売り切れてしまって次の入荷は火曜日になってしまうそう。
お取り置きもできると言われたから、次回は予定が決まった直後に連絡を入れておこうと思ったのだった。
というわけで、お部屋に買って第一のおやつ、一人で紅茶入れて食べた「梅屋」の「美瑛の牧場生エクレア」、314円。
梅屋さんは、旭川市内で100年以上の歴史を持つ老舗のお菓子屋さんなんですって。
名物はエクレアよりむしろシュークリームなのであるらしい。でも数種類あるエクレアもどれも美味しそうで、生クリームもりもりのこれが特に「これ絶対おいしいやつー」と一目惚れしたのだった。
カスタードクリーム詰めたエクレアに全体を覆うしっかりめのチョココーティング、そして上に絞られたホイップクリーム。生クリームは美瑛の牧場、ファームズ千代田ものなんですって。
カスタードの美味しさもさることながら、上のホイップクリームが、確かにすごく美味しかった。これは幸せ。
……で、夕方無事にだんなもホテルに到着して、「夕飯前に食べましょう」と「六花亭」のカスタードプリンとクレームブリュレを分けつつ。
1個148円という、コンビニスイーツよりお手軽価格な六花亭の冷菓は、クレームブリュレが若干小ぶりな分、濃厚な口当たり。
カスタードプリンも悪くはなかったけれど、こちらは期待していたよりは普通の味、だったかな。でも今時、148円はすごいなと思う。
杏仁豆腐はボリュームしっかりめ、こちらは翌日朝に食べたのだけど、杏仁豆腐のスープに杏仁豆腐が浮かんでいるような、つるつると飲めてしまいそうな口当たりの杏仁豆腐だった。
これまた美味だったわ。さすが六花亭。
すすきの「海味はちきょう いくら御殿」にて
お通し 2×\500
かちわりきゅうり \390
はちきょう刺盛り \1980
トキシラズ刺身 \990
はちきょうカニクリームコロッケ \650
ホッケメンチカツ \550
生ビール(サッポロクラシック) 4×\630
日本酒(福司 上等純米)1合 \700
そして夕飯はすすきのの「海味はちきょう」、本店は全然予約の電話が繋がらなくて、こちらはすんなり電話が繋がった姉妹店の「いくら御殿」に予約をして行ってきた。お通し 2×\500
かちわりきゅうり \390
はちきょう刺盛り \1980
トキシラズ刺身 \990
はちきょうカニクリームコロッケ \650
ホッケメンチカツ \550
生ビール(サッポロクラシック) 4×\630
日本酒(福司 上等純米)1合 \700
「おいさ~!」というかけ声と共にいくら盛り盛りの丼を供するのが名物の店だけれど、あのノリが好きなだけでいくらご飯自体は「そんなに米はいらない……」「いくらもそんなには食べられない……」ということで、注文したことのない私たち。
今日も、ほぼ全てのテーブルでおいさーおいさー言われているのをBGMにしながら、刺身盛りやこれがどうにも美味しい"ホッケメンチカツ"などを堪能してきた。
刺身盛りは鮪と鰹、ぼたん海老、帆立、サメガレイという内容だったかな。
帆立とサメガレイは卓上の"三升漬(さんしょうづけ)"をどうぞと勧められ、食べてみたらじわっと辛く旨味たっぷりの美味しい調味料だった。
後に調べたところによると、「青なんばん・麹・醤油をそれぞれ、一升ずつの分量で漬け込んだ保存食。北海道・東北地方の郷土料理」なのだそう。
でも秋田でもあんまり馴染みのあるものじゃなく、甲殻類や白身の魚にお似合いな風な、美味しい調味料だった。
そして北海道と言えば「山わさび」。別名、ホースラディッシュ。
刺身の傍らにはわさびと共にこの山わさびも添えられていて、かちわりきゅうりには山わさびを混ぜた味噌が添えられていた。
元々ホースラディッシュが好物の私、この山わさび文化もかなりツボで、「やばい、この味噌でもうなんぼでもお酒飲めそう」と思ってしまいつつ。
そしてこれがホッケメンチ。
メンチの上には鰹節、添えてあるのはタルタルソース。
ほっけの身がほくほくと素敵な食感で旨味の塊のような感じ。香ばしくてビールにも日本酒にもお似合い。
一緒に頼んでみたカニクリームコロッケも良い感じだった。
でも今日の夕飯は、だんなも昼食が重めだったということもあって若干軽めにしておくことに。
と言いつつも「夜のパフェ活~」と2軒目の甘味処巡りに突入したのだった。
今日のはちきょうのお会計は9000円弱というところ。
この店、割と良いお値段なのよねえ……(次回の札幌は別の海鮮居酒屋探すかな……)。
狸小路商店街近く「パフェ、珈琲、酒、佐々木」にて
苺と焦がしカスタード パフェ \1985
ここ数ヶ月、月イチでパフェを食べるようになって「パフェって美味しいし美しいし楽しいな」と思うようになった。苺と焦がしカスタード パフェ \1985
そういえば札幌には他の地域にない"締めパフェ"なる不思議な文化があるわけで、営業時間が18時から19時からといった専門店も数多く存在する。
せっかくだからこの機会に行ってみましょうかと、今日目指したのは「パフェ、珈琲、酒、佐々木」というお店。
「パフェ、珈琲、酒、佐藤」の姉妹店で、
店名は、パフェ、珈琲、酒『佐々木』。ここでは『佐藤』で身につけた技術や知識、経験をもとに製造室を新たに設け、『佐々木』でしか食べることのできないアイスクリームやソルベを作り、 至福のパフェをご提供していきたいと考えております。北海道産の牛乳を使用した自家製ソフトクリームは、プレーンのほか、厳選のチョコレートを配合したチョコソフトクリームが登場します。
さらに、フレッシュの果物を贅沢にソルベやソースの原料に使う「季節のフルーツパフェ」など、『佐藤』とは一線を画すパフェをお届けいたします。
という風な店だそう。
佐藤ではなく佐々木の方にしたのはあんまり意味はなくて、ホテルに向かいつつ下見にと場所を確認したら、佐々木さんの方を先に見つけたからという次第。
パフェを食べるほどには余裕はないというだんなは、珈琲フロート ミルク(808円)を、私は季節のフルーツパフェの「苺と焦がしカスタード パフェ」を。
薔薇の花びらのお茶を加えた苺ソルベに
香ばしいカスタードクリームとの組み合わせ。
芳醇な甘みと華やかな香りを引き立てました。
という品、他のパフェの種類は定番品の3種のショコラ、塩キャラメルとピスタチオ、抹茶と烏龍茶といった感じだった。
喫茶店というよりはバーといった雰囲気の落ち着いた店内は大きな花瓶の緑も目に入り、無機質さと温かさが同居する落ち着ける空気感。
そんなお店のパフェは、そんな雰囲気にお似合いの、とても美しく上品な佇まいだった。
底から順に
蜂蜜でマリネした苺、アールグレイジュレ、ロイヤルティーヌ、フレッシュストロベリー、ソフトクリーム、苺のソース、苺のソルベ、焦がしたディプロマットクリーム、苺のメレンゲ菓子
……という構成だったみたい。
「パフェには、少量で良いから小麦粉焼いた系のカリカリ食感が欲しい」というのが私の好みなパフェの方向で、この品はそれもしっかり満たしつつ、でも重くなく、ソルベやソフトクリームも全て手抜きなく手作りで美味しくて……という、パフェのお手本のような見事な品だった。
何より嬉しいのが、締めパフェということで、あんまりまったりこってりとした濃厚な甘さと脂肪分にはしておらず、軽い感じに仕上げつつも物足りなさを感じない塩梅になっていること。
だんなの珈琲フロートもまた良かったようで、
「これ、コーヒーもソフトクリームもどっちもすげー旨いよ……!」
と驚いていた。
これは初手から良いお店に行けたなあと、札幌パフェ活の成果に満悦な私。
このお店、店頭にはお店の缶バッジとマスキングテープが買えるガチャがあって(思わずマスキングテープ買っちゃった)、そして店ドア外に薄ぼんやりと光るミッフィーのオブジェにはきゃりーぱみゅぱみゅ、EXIT、いとうあさこ、こじるりらのサインが記されていた。彼らもここのパフェ、食べたのね。
そして宿に帰還すれば、何故だか外で爆発音。
「おゆきさん!窓の向こう花火!見えてる!」
とだんなに言われて慌てて窓に張りつけば、あっちに球場とかあった?いやないよね?テーマパーク的なのもないよね?という場所からぽこぽこと花火が……100発くらいは上がってたのかな。
季節外、予定外に綺麗なものを見られて、あれは何だったのだろうとtwitter検索したら数時間前に北海道の花火会社さんが「場所、時間は言えませんが花火を上げるにはいい感じに暗くなってきました。今夜札幌のどこかで花火を打ち上げます」と呟いてらした。
豊平川でゲリラ的に打ち上げたものだったらしく、コロナ禍以来で全然見られていなかった花火、数年ぶりに期せずして見ることができたのだった。綺麗だったな。