2023年7月31日月曜日

バースデー古酒の会

お久しぶりの古酒の会
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
炒めウィンナー&目玉焼き
梨(千葉県産幸水)
アイスカフェオレ
今日は「Little Breads To Go」の食パン使ってシンプルバタートーストに、炒めウィンナーや目玉焼きを添えて。
 
食後の果物は、今シーズン初の梨、千葉県産の幸水を「せんどば」で買ってきたので剥いてみたら、小ぶりながらすごく甘くておいしかった。
 
なんとなく、梨の季節は9月頃かなという印象を長く抱いていたのだけど、船橋あたりの梨は8月上旬にピークなよう。
 
うかうかしていたら食べられなくなってしまうわと、白桃とマンゴーと同時並行で梨も食べていかなければいけないという、嬉しくも困るシーズンの到来という感じなのだった。
 
午前中に色々買い物済ませつつ、昼にはジムでX55の45分プログラムに出て、帰ってからは身支度とか色々済ませて夕方にお出かけ、という、今日はなかなか慌ただしい一日。
 
船橋の最高気温は12:13時点の34.5℃。
35℃未満だとちょっと安心してしまうくらいには連日暑い。
錦糸町「LITTLE SAKE SQUARE」にて
 古酒の会 \5000
今日はだんなの誕生日。
 
で、錦糸町の日本酒飲み放題のお店「LITTLE SAKE SQUARE」では店長曰くの"リトサケ3大クレイジーイベント"の古酒の会で。
 
行かない?行こうよ、と仕事終わりのだんなと落ち合って、お久しぶりの古酒の会に参加してきた。
 
事前予告によると、まんさくの花 大吟別誂原酒 16BY、獺祭 純米吟醸45 2006、〆張鶴 しぼりたて生酒 2010、大治郎 純米吟醸 本生原酒 2005、水芭蕉 袋取り純米生原酒 2011……と、びっくりするほどの年代酒を色々用意してくださっっているらしく。
 
なんでも酒屋さんに「これはもう味わからないからタダで持っていってくれて良いよ」と言われたお酒もあるとかないとか。
 
今日は料理持ち込み制なのでこんな感じに色々持参。 誕生日だしねーと、食べるものが寂しくならない感じに(残して持ち帰っても良いくらいの前提で)古酒に合いそうなものを色々持っていった。
 
だるま食堂」のもつ煮込みは、事前に豆腐と大根、人参も一緒に軽く煮込んだのを100均のスクリューボトルに銘々皿な感じに詰めて、現地で温めて別添にした葱かけて。
 
で、お店に向かう時に「角上魚類」で本鮪中トロ入りの刺身盛りと自家製海鮮なめろう、ねぎとろ巻を買い、「成城石井」でビネガーポテトサラダ (生ハム増量中ですって)とくるみの具沢山白和えを買い。
 
あとは「ムーギ」の麦チョコと、ギンビスアスパラガス(←これ、やたら日本酒に似合っておいしい)も。
 
古酒かけて食べよう、と成城石井でカステラも買っていったのだけど、その前にお腹いっぱい&酔っぱらいになってしまって、結局カステラまでには辿り着けなかった。残念。
 
今日のお酒リスト。もうわけがわからない年表示……。 到着18時で、でもその頃には現在進行形でお酒リストを作っていた店長さん。
 
試飲しながらPCに打ち込んでいて(何しろ、とてもお客に出せる味じゃないのもあるかもだからとかで?)、でも相当になかなかすごい品揃え。
 
20年以上前の月桂冠(今日の一番上の写真)などは、もう見事な紹興酒色になっていて、いーい感じに古酒の風格が出ていたりして、おいしかった。
 
日本酒は、そもそも寝かせる前提で造っているものではないのがほとんど(あえて蔵で寝かせているようなところも少数ながらあるけれど)だから、良い方に化けるか悪い方に闇堕ちしていくかは本当、わからなもので。
 
このにごり酒はおもしろい化け方をしてましたね……。おいしかった。 たとえばこれはすごく面白かった、東力士のにごり酒、H24。つまり11年前のお酒?
 
色がもうヤクルト的な乳白色になっていて、「これは危険なのでは」と皆で苦笑いしていたのだけど、これが意外にも良い感じだった。
 
ロースト感のある甘酒のような風味になっていて、「あ、こういう甘酒風スイーツあるよね!なんかあるよね!?」みたいな不思議な味に。
 
料理と合わせて飲むのはちょっとくどすぎかなと思わなくもないけど、フルーツとかチョコレートとか、あるいはくるみ味噌系とかの何かみたいなのとか?は似合いそうかなという、面白さがあった。
 
課金酒もいただいてみました。45mlで1500円。うまー。 そしてこちらは今日唯一の課金酒。
 
大七の妙花闌曲(みょうからんきょく)、45mlで1500円。
 
というのも、これ、1本が38000円するお酒なのだそうで……(すっごいね)。
 
妙花闌曲グランド・キュヴェは、最高級の生酛純米大吟醸・雫原酒の、前世紀から今日にわたる大切な貯蔵酒の中から、選りすぐりの複数のヴィンテージを融合させることによって実現しました。
 
約二十年間に及ぶそれらのヴィンテージは、重ね合わせるとあたかも新たな生命を得たかのような絶妙な調和に到達しました。
 
これが、G8サミット首脳夫人晩餐会の乾杯酒など、様々な栄光に彩られた私たちの最高峰、「妙花闌曲グランド・キュヴェ」です。
 
とのことで、すごーく綺麗な、上品な熟成酒という感じ……?
 
きれいすぎて表現が難しいというか、かといって食中酒にごくごく飲むものでもない感じもする(蔵は食中酒としてどうぞということだけれど)というか。
とりあえずは、麦チョコを合わせて良いお酒ではないなというか。
 
4合瓶も色々。酔鯨がおいしかった。 で、4合瓶もこんな感じで色々と。
 
気付けば店内は相当な賑わいで、店長さん曰く、"できれば行きますって言ってた人が全員来てる"だそうで、もう立ち飲み状態で次々杯を空けてる人がいっぱいという感じ。
 
だんなと手分けしつつ全種類飲んでみた4合瓶、どれも味わい深かったけど、2013年の酔鯨がすごく良かった。2005年麒麟山もとてもきれいな熟成感で。
 
そんな中、やっぱり「これは……いまいち……」みたいなのもあったりするから、本当、おもしろいなと。
 
古酒をバニラアイスにかける定番の組み合わせ。 そしてこちらは店長サービスのバニラアイスに、参加者持参の古酒をかけていただくという、ごちそうになりましたありがとうございましたデザート。
 
ラベルに「白州」「県立美術館開館記念」の文字だけがある謎ボトルは、よーく見れば"山梨銘醸株式会社"とあって、あ、これ、七賢の蔵ですね?という。
 
このサイトを見ると、美術館の開館は1978年だそうだから、どえらく昔のお酒ということで、これがもう、やばいというか美味しいというかやばかった。もはやカラメルというか……煮詰めた紹興酒というか……。
 
参加者の多くが、嬉々としてこういうお酒を持ってくる(今回のこれは、オークションサイトで落としたのであるらしく)のが面白くて、そこがやっぱりクレイジーのゆえんなのかな……と。
 
月桂冠のふるーいお酒だ……。 そんな中、だんなが誕生日ですという話もして、周囲の皆でバースデーソングなども歌ってもらってしまいつつ、帰り際には覚えのある見た目の瓶の月桂冠をいただいてしまった。
 
"清酒特級"という、今はない記述があることからも古さは充分伝わるのだけど、よくよく見たら、"製造57.11"の文字。40年もの。
 
「じゃあ、今日食べられなかったから、家で後日カステラかけて食べようか」
とだんなに告げたら、このお酒はカステラというよりはバニラアイス寄りなんですって。なるほど。ますますもって奥が深い……。