2023年11月24日金曜日

都立大学のお寿司屋に

※写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
新潟「なかよしミート」の
 山桜燻しももハムスライス
目玉焼き
ヨーグルト(朝食りんごヨーグルト)
カフェオレ
トーストに目玉焼き、おいしいハム……と、いつもな感じの朝御飯。
 
けれど今日から、目玉焼きがひときわ美味しくなった。
 
というのも、使い続けていたトリュフ塩(もうそろそろトリュフの香りは抜けつつあった)を漸く使い切ったので、だんながフランスのトリュフ専門店で買ってきてくれた黒トリュフ塩と白トリュフ塩を開封したから。
 
空気に触れるとどうしても香りは飛んでいってしまうから、少しだけ取り分けて100均で買ってきた小さめの調味料容器に入れ替え、それなり分量のある本体の瓶はきっちり密閉して野菜庫の奥に入れておくことにした。
 
せっかくだからと白トリュフ塩をかけてみたところ、目玉焼きがもう超高級品になったかのようにおいしいおいしい。幸せすぎる。
 
これから当面、幸せなトリュフライフが送れそう。
代々木公園「おそうざいと煎餅もんじゃさとう」にて
 鶏白湯煮込みらーめん(大盛) \1000
そして今日は買い物に食事にと予定色々詰め込んでのお出かけの日。
 
まずは、先々週、先週あたりに行こうと思いつつ行けていなかった、「おそうざいと煎餅もんじゃさとう」の"魅惑のランチシリーズ"を食べに。
 
今作は、「鶏白湯煮込みらーめん」。
 
お品書きに
「心も温まるようにテレビではベイマックスを流そうか悩んでします。(予定です)」
 
とあるのは知っていたのだけれど、実際、座敷のテレビでベイマックスが流れていて、ふふ、となった。
 
ここのラーメンではあまり頻度の高くない塩ベースの鶏白湯。
 
優しい味のスープはごくごく飲めてしまう口当たりで、でも薄くて物足りないということも全くなく。
 
適度に濃厚で、そして嬉しい具沢山ぶり。
 
巨大な骨付き鶏の肉塊が2つも入っていて、頃合いの半熟具合のゆで卵も1個丸ごと入っていた。
 
品書きには
「トッピングは鶏肉のぶつ切りと玉子と白髪ねぎとキクラゲと酢橘」
とあったけれど、更に、半透明に煮込まれた、スープの旨味をたっぷり含んだ大根も乗っていた。
 
不死鳥カラスさんの麺は、平打ち幅広の"ぺらっぺら麺"とのことで、これもちょっと独特だったかな。
 
いつもよりは柔らかめに仕上げられていて、煮込み麺を食べている風な幸福感があった。
 
「アジアのハーブを加えて」とだけ書かれていた香辛料、ふわりと香ったのは、カスリメティ。
 
支払いの時に、「カスリメティ……ですよね?」と尋ねたら、「正解です」と言って貰えて、私、御満悦。
 
この独特なエスニックな要素を加えるここのラーメンが、私は大好きだったりするのだった。
 
そして、お肉はごろごろ、このサイズ。
 
出てきた時には相当なアツアツさで、猫舌な私にはちょっと囓れないほどな感じだったから、指南通りに小皿に避けて、途中でおいしく囓りつつ。
 
肉を囓る段になると、もはやラーメンというか"水炊きの締めの麺食べてる気持ち"になっていたような気がする。
 
卓上の味変アイテムは、白胡椒と柚子胡椒の"胡椒兄弟"。
 
スープに白胡椒ガリゴリ挽いて、鶏肉に柚子胡椒を少量添えたりして、これもおいしくいただいた。
 
他のお店だと麺が食べきれないとか、スープを飲み干せないとか普通にあるけれど、さとうさんのラーメンは、麺もスープも大体完食(完飲)できてしまうんだよなあ……。
 
今日もほんとにおいしかった。
 
私が座っていたのと逆端の卓が、もんじゃを食べに来ていた中国語を話すお客さんで。
 
カワイイ!カワイイ!としきりに言っていて、なんだろうと思ったら"アンパンマンもんじゃ"を頼んでいたのであるらしい。
 
チラ見したら鉄板に見事にアンパンマンフェイスが描かれていて、なるほどあれは確かにかわいいな……と微笑ましく思いつつ、掲示の今日の日替わりもんじゃはこんな感じなのだった。
 
アジアカニ玉カレー、気になるなあ……。
 
支払いの時に、「今回もおいしかったです」と告げたら、「次回のラーメンは28日あたりからを予定しています」と言っていただいて。
 
うわ、じゃあ今回ギリだったですね食べられて良かった、なんてやりとりをしたあたり、もう完全にお店の人からは覚えられてしまっている気しかしない。
 
そして食後は、代々木上原駅前でレンタサイクル借りて初台駅方面に北上して、パークハイアット東京へ。
 
11月18日~12月25日の期間に販売の、"マロン シュトーレン"を予約してあったので受け取りがてら、パンも買って。
 
新宿伊勢丹などにも寄りつつ、夕飯までの時間はカラオケボックスのフリータイムで歌ったり、ちょっとだけ昼寝したり、のんびりしていた。
都立大学「すし独楽」にて
 Makuake限定 お好みコース 椿
そして夕食は、滅多に訪れない地、都立大学駅でだんなと待ち合わせて、お寿司を食べに。
 
クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で数ヶ月前支援購入したのは、「あなただけの究極の江戸前鮨と割烹料理を。ミシュラン常連の系列鮨店が限定会員を募集」というお食事券。
 
すし独楽」という、住宅街の中にひっそりあったその店のプランは、
 
この閑静な住宅街にオープンしたのが、2006年。
その後、2021年に、以前からご縁があった「分とく山」の系列店となりました。
 
自分一人とアルバイトで店を切り盛りしていた時代もありましたが、「分とく山」の系列店になったことで、職人の数も増え、新しいことに対するチャレンジも積極的に取り組めるようになりました。
そんな中で持ち上がったのが、今回の「好きなものを、好きなように召し上がっていただきたい」というコース構成。
「本来、江戸前鮨は庶民のB級グルメだった」という歴史もあるように、鮨はもっとカジュアルで、自由度が高く、楽しくつまめるものであるはずです。
そうした思いで、今回のコースを考えました。
 
というもので、購入したコースは、"Makuake限定 お好みコース 椿 "。
12000円の定額料金で、酒肴メニューから4品、握りメニューから12品を自由に選べるというもので。
 
「"分とく山"の定番、"鮑の磯焼き"などの至福の逸品も選べる」ということだったので、行ってみようということになったのだった。
 
カウンター席の他は、テーブル席が2つほどの小さなお店。
 
白木のカウンターの上に置かれたのは手書きメニューで、まずはこの品の中から4品を選んでいただくことができる。
 
うわ、どれもおいしそう……となりつつ、私は鮟肝ポン酢、うに海苔ゼリー、鰻くりから焼、あわび磯焼をお願いしてみた。
 
そして握りメニューは、この中から12貫の選択。
 
うに、大トロ、車海老、鮑は1貫ずつしか選べないけれど、でも例えば他の品なら"中トロ12貫お願いします"も言って良いのであるらしく。
 
でもせっかくだから、種類色々いただきたいし、1貫限定のその4品は絶対いただきたいし、という。
 
すごくすごく悩んだ末、
玉子(つまみ)、松皮鰈(平目の代わり)、中トロ、鯖、ブリ、鮪赤身、ハタ、大トロ、小肌、うに、鮑、車海老
という選択にしてみた。
 
出していただく順番はおまかせにして、それが上記の流れになって。
 
突き出しは、温かいそばがきだった。
 
京あられの食感が良いアクセントで、海老と椎茸が添えられて。
 
「分とく山」の系列なんだって、と、この食事券を買ったのだけれど、実はまだ一度も「分とく山」には訪れたことがない私たち。
 
今日口にしたものが何もかもおいしかったから、これはもう「分とく山」にも行かなくちゃという思いを新たにすることになった。
 
今日の一番上の写真が、鮟肝ポン酢と、うに海苔ゼリー。
 
ミョウバン臭くない、苦くないうにが食べたくて食べたくて、それもあって「このお寿司屋に行ってみたい……」とだんなにねだって来ることになったのだけれど、期待に違わぬうにの美味しさ。
 
今は、うにの旬ではないと思うのだけれど、それでもすごーくおいしかった。
 
こちらは"鰻くりから焼"。
焼き鳥感覚で食べられる、鰻の串焼き。
 
淡すぎず濃すぎずの味わいで、どれも素材の良さを感じるものばかり。
 
これは日本酒が進んでしまうねえ……と、結局5合飲んだのかな。
 
  • 宮城 墨廼江 純米大吟醸 吟星四十
  • 北海道 国稀 北海鬼ころし
  • 島根 豊の秋 純米 2合
  • 島根 月山 芳醇辛口純米 しぼりたて 無濾過生
 
ドリンクメニューにあったのと、メニューには無いのを出してもらったのと、こんな感じで飲んで5000円くらいしたと思う。
 
そしてこちらが「分とく山」の名物料理であるらしい、"あわび磯焼"。
 
肝を使ったソースは、こっくり味で、どこかグラタンのような洋風っぽい濃厚さがあって。
上には海苔がいっぱい乗った、磯風味。
 
調べたら、レシピはこんな感じみたい。
 
なるほど、ソースの濃厚さは卵黄が入っているからなのかな、なんて。
 
で、1貫ずつ出てくるお寿司は、どれもぴかぴかに美しかったし、見た目通りにおいしかった。
 
眼前には醤油皿も出てきてはいたけれど、全て表面にうっすら醤油を塗って出してくれるから、"追い醤油"をつけることはなくて。
 
こちらは序盤に出てきた中トロ。
 
「大トロより中トロくらいが好きかもしれない」なんて言っていたけれど、後で出てきた赤身も大トロも、それぞれ全く違うおいしさがあった。
 
やっぱり鮪はお寿司の王様だなあ、なんて。
 
そして今日は鮑の美味しさをしみじみ感じた日でもあって。
 
お寿司で鮑をいただくのは、銚子丸で1回くらいは食べたことがあったかなどうかな、くらいだったと思う。
 
もちもちとした独特の食感に、牡蠣や帆立あたりとはまた違った濃厚な旨味。この握りには"ツメ"が塗られていて、その甘さがまたお似合いだった。
 
お寿司、何が美味しかったと聞かれても、「ぜんぶおいしかったです」としか言えないくらいの満足感。
 
酒肴でいただいたうにと同様、軍艦のうにもすごくおいしかった。大トロはとろけるような口当たりで。
 
カウンターの反対側には、地元の常連客らしいグループのお客さんが賑やかに食事を楽しんでいて、いいなあ地元にこういうお店欲しいなあ……としみじみ思った。
 
都立大学は、我が家からは相当に遠い場所ではあるけれど、また来たいねえとお店を後にした。ああ、満足。