2022年3月14日月曜日

滷味でおもてなし

「木村屋總本店」の
 クリームチーズデニッシュ \280
 栗あんドーナツ \120
フルーチェ(マンゴー杏仁)
カフェオレ
銀座の「木村屋總本店」は、看板メニューのあんぱんはもとより、店に入って奥の方の洋風パン売り場がなかなかすごい。
キッシュ系とかカレーパンとか、手の込んだ品が様々並んでいて、どれも美味しそう……というか、実際、とても美味しくて。
 
昨日買ってきたのは「新商品」の札がついていたクリームチーズデニッシュと、もう1つはしょっぱい系にしようと思いつつも魅力に抗えなかった栗ドーナツ。
 
ドーナツは表面にグラニュー糖がたっぷりまぶされた昔懐かしい風な味わいで、中に詰まった栗餡には甘露煮の粒もざくざく、かなり幸せな味わいで、クリームチーズデニッシュは、アンデルセンでよく見る風な、チーズ(キリのクリームチーズですって)がドーンと1切れ乗ったもの。
 
甘めのカスタードクリームがチーズの下に潜んでいて、これもしっかり美味しいパンだった。甘さはアンデルセンより強めで、それがまた木村屋らしい感がある。
 
そしてヨーグルトや果物の代わりに、買い置きのを使ってしまいたくて「フルーチェSweets<マンゴー杏仁>」を。
 
マンゴー果肉とマンゴーピューレが入った杏仁デザートのおいしさを楽しめる、大人のためのスイーツなフルーチェ……とのことだったけど、マンゴーと杏仁両方の香料臭さが気になって、期待ほどには美味しくなかったのが残念。なんだかよくあるフルーツ系チューハイみたいな匂いがした……。
香菜の白和え
滷味
 (鴨むね肉・鶏手羽中・トリッパ)
 (厚揚げ・卵・椎茸・茹で青梗菜)
魯肉飯
日本酒(栃木 天鷹酒造 天鷹 純米酒 2006年醸造長期熟成酒)
 
愛玉子
凍頂烏龍茶
なんでも3月4月は運動強化月間にしたいのだという友人Aちゃん、先々週に続いて今週も我が家にやってきた。
 
前回に買い置きの滷味(ルーウェイ)の素を見て「これ気になるー」と言っていたから、じゃあそれで滷味煮ておいてあげるよついでに魯肉飯も作るよと、今夜は台湾風夕御飯。
 
油葱酥たっぷり、台湾米酒も使った魯肉はいつも通りに美味しく煮えた。
 
滷味がスパイシーだからと魯肉の五香粉は控えめにしたのだけれど、それでも物足りないという感じはなく、手切りにした豚バラ肉の食感も良い塩梅。
 
余裕が無い時は挽き肉使用でも良いかなと思うけど、私の好みの魯肉飯は、やっぱり5mm角くらいの大粒みじん切りな豚肉が使われているのだなあと毎回思う。
 
肉骨茶のように不織布のパックにスパイスがあれこれ詰め込まれている滷味ミックスは、醤油や砂糖は好みで追加して具材を煮てねというもので。
 
これだけは絶対欠かせない好物のトリッパと、あとはこのあたりが食べやすくて幸せかしらと厚揚げ、鴨肉、鶏手羽中、茹で卵、そして椎茸を煮込んでみた。青梗菜は別に塩茹でして皿に添えて。
 
滷味、他にはレバーやハツ(鶏でも豚でも)、鶏砂肝、豚耳あたりも良いみたい。さつまあげや肉団子の類もきっと美味しい。
 
煮ている間、ずっと台湾の夜市みたいな匂いが家中に広がって「あー台湾行きたいー」って気分になったわけだけど、おでん的に色々煮込むのが楽しかったから、また素を買ってきて作りたいなと思う。次は内臓系もざくざく入れたい。
 
私のお気に入り料理の"香菜の白和え"(皮蛋やザーサイ、刻み葱などが入る白和え)はAちゃんにも大好評で、「これはせりあ家で絶対食べたい料理ベスト10に入ります」と言わしめるくらいに好みな方向だったみたいで、それも何より。
 
私もこの、"変わり皮蛋豆腐"的なこの白和えが大好きなんだよねえ。なんなら皮蛋は2倍3倍量にしても幸せかもしれないけれど(←皮蛋大好物なので……)。
 
合わせるお酒は紹興酒っぽい熟成酒が良いのではと、那須で買ってきた2006年醸造のお酒を出して、良い感じにまろ~んと優しい丸さが出たお酒を楽しんで。
 
そして折角だしと食後に愛玉子も出した。
 
滷味の素と一緒に買ってきたインスタントで、熱湯に粉溶かすだけの簡単愛玉子は、でもシロップはついていなかったから、それは自作して。
 
国産レモンにグラニュー糖に水、という組み合わせだけで作ったシロップもちゃんといかにもな味になって、大満足な美味しさだった。
 
今回のおもてなしも大成功だったみたいで、さて次はどんなテーマにしようかなー……。