2022年12月18日日曜日

Go To ブノワ。

日曜ディナーは久しぶりのビストロブノワ。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ロイズ チョコレートワールド」の
 パン・オ・ショコラ \216
 クロックムッシュ(ハム&チーズ) \195 1/2個
 チーズクロワッサン \216 1/2個
みかん(紀州原農園 完熟温州みかん)
カフェオレ
昨日は午前中の便で北海道出張から帰ってきただんな、お土産に新千歳空港「ロイズ チョコレートワールド」でパンを買ってきてくれた。
 
早め時間で品揃えも良かったようで、1人1個のパン・オ・ショコラと、お惣菜パン3種類。
 
今朝は、朝食後出かけるという息子も一緒に3人の朝食だったので、惣菜パンは2等分して「好きなの2種類食べるってことで」という感じにした。
 
私の分は、チーズクロワッサンとクロックムッシュ(ちなみに残り1つはビスクグラパン)。
 
チーズクロワッサンはチーズが端から零れるくらいのたっぷりチーズの詰まったもので、クロックムッシュも重量感あるリッチな味のもの。
 
他のチョコ系パンに比べると影の薄い感じのあるこの店のパン・オ・ショコラは、パン生地自体にもチョコが練り込まれているのがいかにも、という感じ。包まれたチョコも文句無しの美味しさでお気に入り。
 
なまじな都内のパン屋さんより、北海道でしか買えないROYCE'のパンをけっこうな頻度で食べている気がするな……と思いつつ、そろそろ生チョコクロワッサンも恋しくなってまいりました(私信)。
ららぽーとTOKYO-BAY内「マクドナルド」にて
 グラコロ \360(クーポン適用価格)
 フライポテト
 スプライトS \100
毎年のこの季節の「マクドナルド」のお楽しみは、グラコロ。
普段はそこまでマクドマクド言わないだんなが、グラコロの季節になるとそわそわし始めるのも面白い。
 
で、今年は、「グラコロシリーズが11/30(水)から期間限定で登場!」だそうで。
 
今日はちょっと早めの夕飯が超がっつりめで控えているので、お昼はさらっとハンバーガー、ポテトもMサイズを2人で分けて食べるくらいで良いよねと、ららぽーとTOKYO-BAY内のマクドナルドに行ってきた。
 
今年のグラコロは2種類、通常版は、
 
クリーミーなホワイトソースに相性抜群のえびとマカロニを加えた、外はサクサク、中はトロトロのグラタンコロッケに、キャベツ、濃厚なコクのあるタマゴソース、スパイス感が特長の特製コロッケソースを合わせ、バターを加えたリッチなふわふわの蒸しバンズではさみました。一年の締めくくりに、ほっとあたたまる冬だけの特別な商品「グラコロ」をお楽しみください。
 
というもの、もう1つは「ふわとろたまご濃厚デミグラコロ」とのことで、
 
コクのあるたまごとバターが香るふわとろ食感のスクランブルエッグ風フィリングと、ほんのりトリュフ風味のビーフの旨みが効いた濃厚デミソースを合わせた一品です。寒い日にぴったりの、この冬だけの特別な「グラコロ」をお楽しみください。
 
ですって。
だんなが濃厚、私が通常のを頼んで、1口ずつ交換しつつ。
 
今年のは、通常のも卵感が濃厚だなという感じで、あと、ちゃんとバターとかの風味も漂って、期待以上に良い感じ。
一口貰ったデミグラコロも、なるほど、デミグラスソースがなかなかお似合いで美味しかった。
 
提供中のうちに、コメダの「グラクロ」も食べておかなきゃだ……。
 
で、午後はいくらか早めに家を出て、あちこちで用事を済ませつつ最終目的地の表参道に。
 
酒のサンワ」でこのシーズンのお待ちかねの十九 Snowflake 19を買って、ちょっと早いけれど「東京大神宮」で来年用のお札をいただいて。
 
思いのほかさくさくと用事が早め早めに済んでしまって、夕飯まで1時間くらい時間が余ってしまったので、久々にだんなとカラオケもした。
 
2人で1時間なら1人5曲、いけて6曲?と思いながら歌いたいものを歌いたいように歌って、最後、何か1曲入れる時間くらいはあるよとだんなに言ったら、おもむろに「奥ちゃんは"神様"役お願いね」と言われて、吹き出しそうになった。いや、吹き出した。
 
師走の週末、中年の夫婦が朗々と熱唱する「農夫と神様」。
Cメロが地味に難しくて、「だめだ、練習が必要だ」とか言ってたけど、鍛錬したところでどこに披露しようというんだろ……。
表参道「BENOIT」にて
 2 ENTRÉES + PLAT + DESSERT + CAFÉ
     2×\8600→\8000
 牡蠣のグラタン +\1200
 モンブラン ブノワ風 +\1000
 スパークリングワイン(Crémant de Bourgogne Cuvée Agnès Vitteaut Alberti) \9500→\4750
 グラスワイン(赤 2019 Côtes du Rhône Paul Jaboulet Ainé) \1400
 グラスワイン(赤 2019 Pomerol Château la Rose Montviel) \2500
そして夕食は、お久しぶりの表参道「BENOIT(ブノワ)」に。
 
東京版Go To Eatが再開して、だんなも私も電子クーポン、紙クーポンをそれぞれ複数入手していて。
 
紙クーポンだと1万円で12500円分の食事券、デジタルは8000円で1万円分の食事券。お得度は同じ。
 
いずれにせよ、20%オフで食事できるのは嬉しいもので、ならばといくらかお高い店にと、年末迫る時期の御馳走を!と、ここに予約を入れたのだった。
 
ちなみにネット予約でプリフィクスの前菜2品+メインデッシュ+デザート+コーヒー小菓子の8600円のコースが8000円になるうえ、毎週日曜日の夜(イベント開催期間、3連休の中日の日曜を除いて)は8000円以上のボトルワインが半額になるおまけつき。
 
それもあってか、日曜のブノワはかなりの盛況ぶりだった。
 
旨味ぎゅうぎゅうのジビエのテリーヌ。こうでなければ感。 事前にwebサイトでメニューを見て検討していたので、さして悩むこともなく、決めていたとおりのものをいただいてきた。
 
1品めの冷前菜は、ジビエのテリーヌ。
 
久しぶりのブノワ節に懐かしく嬉しくなってしまう、この地味なお皿!(←褒めてます)
 
お店の名物ギャルソン北原さんのブログによると、
 
「鴨と猪を主として鹿が加わります。(中略)それぞれの肉を大ぶりにカットするため、口の運ぶ場所場所によって少し味わいが異なる楽しさもあります。」
 
だそう。
 
テリーヌ1枚、ドライいちじくのペーストに、カンパーニュのトースト、以上!というこのお皿。
 
通常だったら彩りにセルフィーユとかクレソンあたり、そしてテリーヌの中にもピスタチオあたり、緑を入れたくなるのが人情というものだけど、アラン・デュカスの哲学に「美味しさに関係のないものは皿の上に乗せない」というのがあるらしく(と、以前食事しに来た時に教えてもらった)、本当にストイックなまでに皿が、地味。楽しい。
 
ぎゅぎゅっと肉の旨味が詰まりまくった風なテリーヌは期待以上に旨味の爆弾のような感じで、豬の旨味も鹿の匂いも鴨のこっくりした感じもあるのに、それぞれが喧嘩していない絶妙な味わい。
 
もうこれだけでワイン1本飲めてしまいそうな美味しさだった。
 
合わせたスパークリングワインは、「日本で飲めるのはBenoit(東京と京都)だけ」という品。
 
「シャルドネ種のみの旨味のある辛口、スパークリングワインの専門家、ヴィトー・アルベルティが手掛ける最高傑作」だそうで、日本では未発売な品を直接交渉をして輸入が実現したものなんだそう。
 
今月の案内を見た瞬間から食べようと思っていた牡蠣。口当たりよく、でも軽すぎることもなく、料理邪魔をしないとても良い感じのワインだった。
次のお皿の牡蠣にたいそうお似合いで。
 
で、コース料理にプラス1200円が必要な温前菜は、もう絶対これを食べようと決めていた「殻付き牡蠣のグラタン シャンパーニュ風」。
 
甘さを引き出した下仁田葱とカキの身を殻にのせ、シャンパーニュを降り注ぎます。卵黄を使ったほわほわのサバイヨンソースをかぶせてオーブンへ。シャンパーニュでふつふつと蒸しあげられたカキの旨味たっぷりのスープは、サバイヨンが蓋となって逃がしません。フランスの伝統が生み出した「カキのグラタン」こそ、カキの美味しさを最大限に引き出す逸品です。
 
というもので。
 
私とだんなの思う牡蠣のグラタンは、地ビール片手にいただくロックフェラーになりがちで、それは生クリーム!ほうれん草!チーズ!という感じのいかにもアメリカンな食べ物だったりする。
 
こちらはいかにもワインに似合う、シャンパーニュの爽やかな酸味と上品な味のソースが絡む、こういう方向も良いなあとしみじみ唸ってしまう、"フランス料理の牡蠣グラタン"になっていた。
 
だんなは、ジビエのテリーヌはお揃いで、次の皿は「フランス産マッシュルームのスープ」を。
 
ひと匙だけスプーンで味見させてもらったのだけど、これも何というか……すごく、美味しかった(←語彙力の欠如)。
 
そして今日の一番上の写真、メインディッシュは「岐阜県産“ ボーノポーク” ロース肉とブーダン・ノワールのロースト 冬のガルニチュール」。
 
これもまた、緑色が無いな!?と笑ってしまう皿なのだけど、肉の美味しさもさることながら、完璧な火入れの野菜も、そして思った以上にサイズ感のあったブーダンノワールも、皿に乗る全てが美味しかった。
 
ボーノポークというかわいい名前の豚は、岐阜県の中濃ミート事業協同組合の威信にかけて育て上げた銘柄豚なのだそう。一般に流通している豚肉よりもドリップロスが少なく、肉の旨味が逃げにくいのが特徴なのだとか。
 
肉のソースの他に里芋のピュレが敷かれて、ふわりとしたテリーヌ(?)状のブーダンノワールと豚のロースとは2切れ。野菜はラディッキオと栗とビーツと……あと何だったかな、5種類くらいが盛られていて。
 
ポーションがいくらか軽くなったとはいえ(「完食いただきありがとうございました」と言われてしまったのは2014年12月のことだったようで……)、それでもなかなかのボリュームだと思う。ここ、デザートの量もたっぷりめだし。
 
デザートはモンブラン♪カシスの風味。 それでも今日も綺麗に完食して、そしてデザートはお楽しみの「熊本県産“やまえ栗”のモンブラン ブノワ風」。
 
これも今月の季節メニューとして紹介されていたもので、案内を見たときに「絶対これ食べる……」と決めていたもの。ちなみに追加料金+1000円。
 
熊本県の南部に位置する山江村は、県内屈指の栗の産地。その地で収穫されたブランド栗「やまえ栗」を使い、カシスと組み合わせたモンブラン。香ばしいタルトの中にメレンゲ隠し込み、マスカルポーネを加えたクリームとカシスのマルムラードをのせて、栗のペーストを絞り込みます。濃厚な栗の風味にカシスの酸味がリードする異なる食感と風味のハーモニー。今年のモンブラン、どうぞお見逃しなく!
 
というこの品。
 
このお店のモンブランは、柑橘系を合わせたりして、酸味を添えるイメージが多くて、でも今年のカシスも違和感なくて美味しかった。
 
しっかりめに焼いたタルト生地のざっくざくした食感と、柔らかい旨味のマスカルポーネのふわりとしたクリーム感と。栗ペーストは文句無しに濃厚で、最後残ったスパークリングワインも美味しく飲み干せてしまう、お酒にも合うモンブランだった。
 
エスプレッソドッピオいただきつつ、小菓子のマドレーヌいただいて、お食事おしまい。
 
記載通りの金額だと33000円ほどだった今日の夕飯、Go To Eatの割引き等々も考えると、1人12000円くらいで済んでしまったらしい。
 
すごくお得だったみたい?。……満足。
 
表参道のイルミネーションも、ちらっとね。 このところやたらと寒くて出かける気力が無く、今年はあちこちでクリスマスイルミネーションも復活している報は聞いてはいるものの、夜の都心に出ることはほとんど無くて。
 
せめてもと、表参道のイルミネーションは帰り際、少しだけチラ見してきた。
 
数日前の昼間にこの界隈を歩いた時も思ったけれど、すっかり人の出はコロナ禍以前に戻ってきている風で。