2023年2月23日木曜日

今年も蔵王に来ましたよ

山形に来ましたよ。お昼は「ひらぼく」のとんかつで!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
東京駅構内「ほんのり屋」にて
 紅ズワイほぐし身カニ味噌むすび \290
 鶏ごぼうむすび \220
 わかめと豆腐の味噌汁 \190
今日から恒例の山形スキー!……で、いつものメンツ8人で「天皇誕生日使って金曜有休とって2泊で行く?」という話になったのは、宿の予約が始まる昨夏あたりのこと。
 
でも、愛猫の投薬治療が続いていて家を空けられない状況になってしまったと1家族抜け、新幹線のチケット取れたところでもう1人が「うちも老猫の具合がよろしくなく……」で抜け、じゃあ2家族でのんびり行きますかってなったところで、昨日、「家族がインフルエンザになりましたー」と悲しみの報が流れてきて、我が家3人だけのフツーの家族スキー旅行になってしまった、という。
 
長年来ていて、人数が欠けることもままあったけど、これまでの事態は初めてで(特に前日キャンセルとか)、でも諸々のキャンセルも無事済んで。
 
お宿も事態が事態だからとキャンセル料なしで受け付けてくれたとのことで、我が家3人、ゆるゆる気分で山形に向かうことになった。
 
思いのほか早く東京駅に着いてしまったので、車内でお弁当だったつもりが、駅構内「ほんのり屋」の店内で食べてしまうことに。
 
おにぎり朝食。 10日ほど前に提供がスタートしたらしい季節商品の「紅ズワイほぐし身カニ味噌むすび」と鷄ごぼうむすびを貰って、お味噌汁飲みつつの朝御飯。
 
昔はもっとおにぎりが大きかった記憶があるのだけど(でも昔から値段はまあまあ良かった)、
「ちっちゃくなったよね」
「札幌の……いや、北海道のおにぎりを見習っていただきたい」
なんて言いつつ、でも美味しくいただいた。蟹むすびが超!蟹!で、鷄ごぼうも炊き込みご飯の味がしみしみで。
 
山形までは新幹線で3時間弱。
 
去年もまあまあ雪が多かった記憶があるけれど、今年は米沢あたりからもうしっかり積雪してて。
この連休はそこそこ冷え込むらしいし、雪の状態が良いと良いな……(そしてあんまり天気悪くないと良いなという贅沢な願い)。
山形駅「とんかつと豚肉料理 平田牧場」にて
 金華豚厚切りロースかつ膳 \2300→\2000
 三元豚ベーコン入りクリーミーコロッケ \380
 プレモル生ビール \650
やっと買えました「さくらんぶー」。 なんともゆるいご当地マスコット、「よねざわぎゅーう」を買ったのは一昨年のこと。
 
あの時は傍らの「さくらんぶー」までは買わず、でもこの"のびねこ""のびアニマル"シリーズが日本各所で販売されていると知ってからは、「やはりさくらんぶーも入手しておくべきでは」と。
 
でも去年はあいにく、山形駅改札前のお土産もの屋で「さくらんぶー」は見かけなかったのだった。2年越しで無事に出会えて入手できた「さくらんぶー」。万歳。
 
今回はいくらか遅い新幹線の便にしていて、到着するなりちょっと早めの昼食をと、駅ビル内の「とんかつと豚肉料理 平田牧場 ホテルメトロポリタン山形店」で摂ることに。
 
美味しいよね平田牧場、ってずっと思っていたのだけど、平田牧場って山形酒田市が本社だったのね。知らなかった。
 
平田牧場のとんかつ膳。おいしい……♪ "受験に「勝つ」フェア"開催中ということで、通常価格2300円の金華豚厚切りロースかつ膳が300円引き。
 
これがいいなあ、んで、単品の「三元豚ベーコン入りクリーミーコロッケ」も美味しそうだなあと呟いたら、息子もだんなも、「あ、そのコロッケいいな」と。
 
結局皆で150gサイズのとんかつ膳+コロッケ+しかもビールという、昼からもりもりの内容を楽しんでしまった。
 
食べ比べてみようと、だんなが三元豚のかつ膳にしてくれたので半量くらいずつ取り替えていただいたのだけど、どちらもしっかり美味しいし、脂の美味しさはむしろ三元豚の方が好みかなと思ったほど。
 
私の印象では、脂が美味しいのが三元豚で、金華豚は歯触りがすごく柔らかでジューシー、という感じだった。
 
ご飯味噌汁キャベツはおかわり無料、卓上にはボトル入りのオリジナルソース、辛味噌にんにく入りソース、コラーゲン入りごまドレッシング、コラーゲン入りすり玉葱ドレッシング、燻製オリーブ油、燻製醤油、藻塩、からしの用意があって。
 
すり胡麻の器もやってきて、そこにソースを注いでどうぞというスタイルで、このソース類がどれも美味しかった。
 
ご飯、味噌汁、キャベツのおかわりが無料だったものだから、私は当然、キャベツをおかわりで。
 
「うう、にんにくソース美味しい……これでキャベツが無限にいける……」
となりながら、旨味たっぷりベーコン風味のやわらかコロッケも、文句なしの厚切りかつも文句なしの美味しさだった。
 
なんだか春スキーの様相になってましたが良い天気! で、午後1時過ぎ、例年よりはちょっと遅めのスタートで早速にスキー!
 
蔵王温泉郷への移動は、かつては路線バスを使っていたのだけれど、何しろ混むし並ぶの面倒だし、本当に混む時は補助席まで使う勢いだし……で大変に疲れるので、ここ数年はタクシーを予約して使っていて。
 
今日のタクシーの運転手さん曰く、今日の蔵王はめちゃめちゃ晴れてますよー!とのことで、滅多にない感じの青空が広がっていた。
 
ちょっと前までは山頂も晴れていた……んですけども。 でもあいにくと、頂上を目指しているうちに山頂あたりは怪しい雲が出てきてしまって。
 
右写真の山の稜線、左の尖ったところが山頂なのだけど、見事に雲がかかってしまっていて、「でも、まあ、行ってみますか……」と山頂を目指せば、なまじ直前まで良い天気だったものだからフニテルは30分待ちの行列で、待ってる間にますます天気は悪くなり……で、
 
今年のお地蔵様はこんな感じ。 山頂に着いてみれば、視界5mというなかなか酷な環境になっていた。
 
幸い吹雪とかではないものの、雲の中という感じで、期待の樹氷もなーんにも見えず。
 
そしてお地蔵様は首まで雪に埋もれてた。
 
今年の蔵王はやっぱり雪が多めなようで。
 
そんな感じで、雲の中を滑る間だけは緊張を強いられたけれど、雲を抜けさえすれば下界は雪もなく風もなく、あまり気温も低くなく。
 
ただ、気温が低くないゆえに、雪面は春スキーっぽくジャリジャリし始めていて、例年よりはかなり重たい雪だった。
 
天皇誕生日があるからとこの週末にしたけれど、スキーに来るならやっぱり2月上旬か1月下旬くらいが良いようで。
蔵王温泉郷 定宿にて
 夕御飯
 お銚子(男山) 1合 2×\620
で、定宿の温泉にのんびり浸かって、部屋でいくらかだらだらして、お夕飯は食堂で。
 
定宿の夕御飯。お魚もお肉も色々あって御馳走です。 山形豚のしゃぶしゃぶありの、お刺身に焼き魚ありの、大変に日本酒が進んでしまう、品数たっぷりの夕御飯。
 
先附
菜の花と筍 黄身酢掛け むき海老
前菜
甘酒かぶら ムール貝のチーズ焼き 人参胡桃和え サーモン金糸巻き 海老マヨネーズ ふぐ煮凝り
造里
鮪 カンパチ 刺身こんにゃく 妻一式
焼物
真鱈の西京焼き はじかみ きのこ煮
炊合せ
凍み大根 じゃが芋 人参 ペコロス スナップえんどう
鍋物
山形豚しゃぶしゃぶ ぽん酢
酢の物
もずくと赤海老 加減酢 胡瓜 レモン
食事
山形県産はえぬき
椀物
きりたんぽ鍋
香の物
青菜漬 赤かぶ漬
水物
こんにゃく餅 苺 キウイフルーツ
 
とのことで、以前はあった洋食皿(ローストビーフや海老を焼いたのとかの洋風皿がいつもそっと混ざってた印象)が消えて、代わりに前菜が豪華になって、その前菜にちょっとした洋風の味が混ざるように変わってた。
 
「知ってる味しかしない」と息子やだんなが喜んでいたきりたんぽ汁。 で、汁物が、きりたんぽで。
 
きりたんぽそのものは輪切りになって入っていて、鶏肉、ごぼう、舞茸、長ねぎ。
 
つゆの味が、まんま私が作る吸い物だったり雑煮だったりの味だったようで、
「知ってる味しかしない~」
と、息子とだんなが笑っていた。
 
まあ、山形は秋田とくっついてるしね……そも、山形の料理の味が、全体、秋田に近いというか「あー、東北の味~」という感じしかしないし。
 
「そうなんだよ、山形、大好きだけど、いまいち"旅行に来て食べてる味"って感じはしないんだよね……」と頷く私。
山形の味は、ニアイコール、故郷の味。