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「アンデルセン」の
ハイジの白パン 1/2個
コーンブレッド 1/2個
ソーセージ入りスクランブルエッグ
カフェオレ
今日からだんなも年末休み。ハイジの白パン 1/2個
コーンブレッド 1/2個
ソーセージ入りスクランブルエッグ
カフェオレ
のんびりな朝御飯だったら久しぶりにワッフルでも焼こうと思っていたのだけれど、今日は早い時間にだんなの整体の予約があるとのこと。じゃあ簡単に食べられるものの方が良いよねと、昨夜帰り途中のだんなにパンを買ってきてもらった。
閉店間際だったのであんまり品揃え良くなかったよ……とのことで、ハイジの白パンやコーンブレッドなどのシンプルめなパンが中心だったので、刻んだソーセージを混ぜたスクランブルエッグを用意。なんだかいつも通りな感じの朝御飯になった。
……まぁ、今日の夜から御馳走が続く予定だから、できるところは粗食めを試みてみる。試みてみるだけだけど。
「吉野家」の牛丼(並)
麦茶
というわけで、麦茶
「整体終わったけどー、昼御飯どうするー?」
というだんなに、
「テキトーでいいので、何か買ってきていただけると……なんでしたら牛丼でも……」
と返事して、お昼は「今年の吉野家納め」ということに。
今日の牛丼は、若干「つゆだく」気味で幸せだった。自分で「つゆだく」をリクエストすれば良いのだろうけれど、ついついリクエストするの忘れてしまう。丼系はおしなべてつゆだく寄りのが好きなわたくし。はからずも「吉野家納め」ができて、めでたしめでたしなのだった。
さて、牛丼のお昼御飯のタイミングと前後してお昼に届いたのは、「ハイ食材室」の「THE店長プロデュース 超豪華グルメ8点山盛りハッピーバッグ」。
以前にも買ったことのある福袋、今回は「冷凍品」ではなく「冷蔵品」ばかりの内容とのことで、面白いなと買ってみることにした。
今年は蔵王に行かずに家で年越しということにしたこともあって「美味しいもの食べる年末年にしちゃえ~」ということで。
届いたのはこんな感じ↓ なんか、8点じゃなくて、ワインとパスタ入れたら10点盛りの内容になっていた。
- 最高級フレッシュフォアグラ・ド・オア 空輸品(9240円相当)
- チルド生後6ヶ月程度の仔牛ヒレ肉冷蔵輸入品(5980円相当)
- パテ・ド・カンパーニュ 非売品
- ガーベルデリカテッセン社 スモークチキン(2310円相当)
- 新物US天然キャビア(2100円相当)
- イタリア産プロシュット&サラミ類のバラエティーバッグ(1480円相当)
- 空輸フレッシュカイユホール2羽セット(1160円相当)
- 空輸フレッシュマグレカナール(1880円相当)
- 赤ワイン (Combe De Mare SIGNARGUES 2009)
- パスタ Spaghettini dei Marteli(630円相当)
「○○円相当」は、品に添付されていたリーフレットに書かれていた金額で、実際のところは2000円あたりのものが時々「999円セール」の対象になっていたりすることもあるのだけれど、それでもなかなかお得だったかな。
「やっぱりフォアグラが入ってたー!あ、鴨もあったあった」
と喜びつつ、「わぁ、どうしよう……」と思ったのは「フレッシュカイユホール」。カイユって……ウズラだよね?ちっちゃいなぁ……と、初めて触るウズラの小ささに「どうしましょ」と思ったのだった。
まぁ、美味しい詰め物して、オーブン焼きかな……ウズラ料理のレシピなんて持ってないからこれから必死にググることにしましょう……。
で、なんといっても目玉は冷凍されていないフレッシュのフォアグラ。ごろっと大きなそれは、なんと600gを越えて700g近いサイズ。これは早速今日の夕御飯にすることにして、でも700gのフォアグラを3人で一度に食べきるわけにいかない……というか食べきりようがないので、あれこれ算段。パテ・ド・カンパーニュも切って、届いたばかりのワインを開けさせてもらうことにして、なんとなく今晩の献立を決めた。
そうそう、「フォアグラ・ド・オア(foie gras d'oie)」はガチョウのフォアグラ。対して鴨のフォアグラは「フォアグラ・ド・カナール (foie gras de canard)」なんですって。「フォアグラ」と一言で片づけていたので、今まで知らなかった。
このお店の福袋、定期的に販売されているのだけれど、過去に販売されたものでは「生きているオマール海老」が入っていることもあったそう。今回は「海老は無し」と予告されていたけれど、まだ動く巨大海老が届いちゃったら困惑しちゃうだろうなぁ……(それはそれで楽しそう、とも思うし、我が家は喜んじゃいそうだ)。
ともあれマニアックな内容の福袋、今回も(肉喰いの)我が家的には「ごっつぁんです!」という内容だった。
ミックスリーフのサラダ
パテ・ド・カンパーニュと枝付き干し葡萄
牛ヒレ肉とフォアグラのソテー
ポテトのグラタン風・人参のグラッセ
スープ(キャンベルのクレーム・ド・マッシュルーム)
フォアグラ丼
赤ワイン(Combe De Mare SIGNARGUES 2009)
というわけで、あれこれ焼いてみた今日の夕御飯。パテ・ド・カンパーニュと枝付き干し葡萄
牛ヒレ肉とフォアグラのソテー
ポテトのグラタン風・人参のグラッセ
スープ(キャンベルのクレーム・ド・マッシュルーム)
フォアグラ丼
赤ワイン(Combe De Mare SIGNARGUES 2009)
福袋の内容見てからスーパーに買い物行って、伊達巻きや蒲鉾、その他諸々おせちの品が並ぶ売り場そっちのけで「ミックスリーフも買おうか」「あ、あとバルサミコも無いのよ」と不思議な買い物をしていた私たち。
どうでも良いけれど、なんで年末になると、普段100円で売ってる蒲鉾が消え失せて、1本1000円2000円するものばかりになっちゃうのだろうね……材料が良くなったりするのだろうけれど、でも100円のかまぼこはそのまま置いてくれると良いのに、消え失せてしまうのが、なんとも腹立たしい。せめて1本500円くらいにしてくれると良いのに、この値段の高騰ぶりと来たら毎年驚きの対象なのだった。
で、本日のメインディッシュは「仔牛ヒレ肉とフォアグラのグリル」。
とりあえず焼いてみましょう、と、仔牛ブロックは1/3量ほどを切り出して、スキレットで全面焼いてからアルミホイルで包み、ポテトグラタン作りついでに一緒にオーブンで軽く焼いてから寝かせて切った。
カットした断面が思ったより赤味が残っていて「ゴメン、火入れが足りなそうだったらスキレットで両面さっと炙るから」と出したのだけれど、これが良い感じのローストビーフ的な感じになってくれていて、しかも驚くほど柔らか。そこそこ厚切りにしたヒレ肉が、歯でさっくさく噛み切れたのでたいそう驚いた。
オージービーフはUSビーフに比べると若干あっさり味なのだけれど、仔牛ヒレだとそのあっさりさが逆に似合っているようにも思えて、仔牛ならではの乳臭さが素敵。
フォアグラは、カットしてトリュフ塩かけて焼いただけ。本当はしっかり小麦粉をはたいてからムニエルにすると良かったのであるらしいけれど、「とりあえず焼いてみよう」と小麦粉抜きで焼いてみた。スキレットに溜まるほどに脂が溶け出てきて、「そうだよね、フォアグラって"脂肪肝"だものね」と改めて納得……。
嫌いではなくむしろ好物な食材だけれど、なんとも不健康(だし不自然だし)な食べ物、フォアグラ。フォアグラを作る工程を知っているゆえに、フォアグラを前にすると「なんか、ゴメン」といつもガチョウや鴨に謝りたくなる。それに、考えてみれば、乳離れもしていない仔羊や仔牛を喜んで食べるというのも残酷と言えば残酷。じゃあ大きく育った牛や鶏を食べるのは残酷じゃないのかといえば……と、考えていくとどんどん「こわい考えになってしまった」という感じになるわけで。
ゴメン……と思いつつ、「でも食べます。ありがとういただきます」と、結局私は欲望のままに「ベジタリアン」への道は一生歩めそうにないのだった。
で、ゴメンと思いつつも「ただ焼いただけのフォアグラ」が、ものすごく美味しくてびっくりだった。
時々、レストランの安っぽい皿だと乗っているフォアグラがやけに生臭かったりすることがあるのだけれど、生臭さのカケラもなく、上等な白子を食べているようなねっとりトロリとした口当たり。レバーっぽくもなく、あっさりしたバター……というとまたなんだか矛盾しているのだけれど、「レバー」とも「脂」とも違う感じの、幸せな美味しさだった。ああ、フォアグラって、やっぱり「美味しいから」という理由で食文化として無くならないんだな、と、改めて思った。
あとはパテもカットして、ミックスリーフのサラダ、肉に添えたのはグラタン風のオーブン焼きにしたじゃがいも(冷凍の自家製ベシャメルソースを適当にくだいてスライスして茹でたじゃがいもに散らし、てっぺんにラクレットチーズ乗せてオーブン入れただけ)と、人参のグラッセ。スープは手抜きして買い置きのキャンベル。
で、家飯だったら、やっぱりコレをやっちゃうでしょう~ということで、シメは「フォアグラ丼」。
私の自作レシピデータベースに記録してあった数少ないフォアグラ料理の一つで、『ワインのおつまみ人気店の初公開レシピ』別冊家庭画報に載っていたもの。
添えるのは、赤ワインを煮詰めて、そこに顆粒鶏ガラスープや醤油、砂糖などを加えて調味した和風ワインソース。ご飯(本当はもち米を炊け、とあった気がする)にソテーしたフォアグラ乗せて、甘じょっぱいたれかけて、刻んだあさつきと粉山椒をかけていただくのだそう。
おかずとして使うにはちょっと甘さが強い赤ワインソースも、ご飯の丼のたれとなるとこれがお似合いで、
「あらやだー!おいしいー!」
「超おいしいー!」
と、フォアグラもご飯も進んで困ってしまうシロモノだった。
今日食べたフォアグラは届いた分の半分弱というところ。多分残りの何割かは、この分だとまたフォアグラ丼になっちゃうのだ。(でも、仔牛ヒレ肉は、軽く炙ってわさび醤油で食べるのも良いんじゃないかと思ってる……)