2012年5月28日月曜日

豆が食べたい。

鮭茶漬け
麦茶
なんとなく、「サラサラしていて水っぽい感じのもの」が食べたい気分で、今日の朝御飯は「鮭茶漬け」。
 
永谷園のお茶漬けの素をひや御飯にかけてお湯注いだだけだけど、
「うち、全然お茶漬けって食事に出ないよねー」
と言っている息子は大喜びだった。
 
お茶漬け、「お酒飲んだ後」とかならともかく、夕御飯の食卓に出す感じではないから、どうしたって息子の口に入る機会は少なくなる。週末の昼御飯というのも物足りないし、そうすると「じゃあ朝御飯に?」ということになる。
 
でも、お茶漬けを朝御飯に食べるのは良くないのだそうだ。
だんなはそうおばあちゃんから言われて育ったのだそうで、それを知ってから朝食に出すのもなんとなく罪悪感。ますますお茶漬け海苔は食材入れのこやしと化しているのだった。私は時々平日一人の昼御飯にさらさらっと食べていたりして。
 
ググッてみると、「栄養バランスが良くない」「消化によくない」「朝から"噛まないで済む食事"は良くない」といった栄養学的&健康面からの理由の他には「働きに出る人に"お湯をかける"ことになる」という説や「朝に茶漬けを食べると出世しないから」という説がちらほらと。「朝からお茶漬けをかっこむようなスタートは、その日一日せわしなくなるからダメ」というのも。
 
「夜の爪を切ってはいけない」的なものなのかなと思いつつ、でもそれほどには広く知られていない伝承(迷信?)なのであるらしい。
 
「でも、まぁ、たまにはいいよね」
去年あたり「朝に茶漬け」とかってCMでもやってたなぁ……とか思いつつ、さらさらっとお茶漬け朝御飯。焼いた鮭とか乗せたらもっと良い感じだったかな。たらこも捨てがたい。
レバーペーストのブルスケッタ
レタスのサラダ
白いんげん豆の煮込みカスレ風
羽釜御飯
白ワイン(丸藤葡萄酒 ルバイヤート甲州樽貯蔵 '08)
密かに「冷凍庫の食材調理キャンペーン」中な今日この頃。「煮込み用豚カシラ肉」なんてのが冷凍庫に入っていたので、これを調理しようかなーとぼんやり考え、ついでに「なんか、豆が食べたいな」とも。
 
手元には、昨夜スペアリブの下ごしらえでできた豚スープもあるわけで(人参のへたや玉ねぎの外皮などのくず野菜と一緒にリブを煮たので、これがたいそう良い感じのスープになっていた)、それを使って煮込みかな~と、洋風煮込みを作ってみることにした。
 
作ってみたのは、パン屋さんDONQで以前もらったリーフレットに掲載されていた「白いんげん豆の煮込みカスレ風」。本当は、「肉の煮込み」というより「ソーセージの煮込み」といった方がよさそうな料理で、仕上がり見本写真にも巨大なソーセージがばばーんと盛られている。
 
手元にあるのは貧弱な「ウィンナー」だけだし、今回は「肉メイン」ということで……と、ソーセージだけ抜いて豆たっぷりの煮込み料理を作ってみた。スペアリブからでたスープとソルトポークが期待以上に良い仕事をしてくれて、息子もおかわりするほどの美味しい煮込みのできあがり。
 
トマトが入るけれどペーストが小さじ2ほど色づけ程度に入るだけで、あとはタイムとクローブとローリエでほんのり風味をつけただけの、基本は「塩味ベースのスープ煮込み」。
 
「これ、御飯入れて食べたら旨いと思う?」
「……お行儀はよろしくないけど、ぶっちゃけ旨いと思う」
「そっかー」
と、息子はもとより私まで、最後皿底に残ったスープに御飯ひたしつつ食べてしまったけれどそれもまた美味しかったのだった。ずいぶん長いこと(多分半年くらいは前から……)冷凍庫で凍りついていた豚カシラ肉だったけれど幸いカッスカスになっていたということもなく。
 
あとはさっぱりもりもり食べられるレタスのサラダと、昨日に引き続きレバーペースト。
 
やはり息子は苦手な味ということで、息子の分はバゲットに薄くバター塗って、スライスチーズ乗せてリンゴの薄切りも乗せて、そこにうっすらペースト塗るくらいのささやかなレバー感にしてやった。私の分にもチーズとリンゴは添えたけど、レバーペーストは山盛りで。
 
豆とかレバーとかで、今日は野菜も比較的多く、なんというか「精がつきます」みたいな夕御飯。煮込み時間1時間ほどでさらっとできたこの煮物も良い感じだった。缶詰ではなく、昨夜から水に浸けてちゃんと煮たいんげん豆も、ぐずぐずになりすぎずに適度に歯ごたえが残る食感に煮えたので、これも何より。
 
さて、そしてそろそろ「わさび醤油でお刺身&冷や奴」みたいなのも恋しくなってきたわけです……(そして鍋にはミネストローネもまだ残ってるわけです……あと今日のカスレも……)。