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焼きたらこ茶漬け
麦茶
連休明けの平日の今日、息子は土曜の学校行事の振替休日。麦茶
そっかー平日にお休みかー……部活もないんだよね?と、
「じゃあ、スカイツリー行ってみる?夏休みも終わったし、連休明けの平日だったらけっこう空いているかなと思うんだけど」
と誘ってみたら「行く!行ってみたかった!」と。
事前に日時指定でチケットをとっておいた展望デッキは夕方のものだったから、じゃあ昼前にゆるゆると出かけて、到着後昼御飯、適当に散策して夕方にタワーに……なんて計画にした。
さらさらっと済ませた朝御飯は、昨夜多めに炊いておいた御飯の残りでお茶漬けを。
焼きたらこをほぐしたものがあったので、それをばさばさっとたっぷり入れて「たらこ茶漬け」にした。火を通さない明太子とか乗せるのも美味しいけれど、焼きたらこ茶漬けもなかなか幸せな味。
飲食店とか、どんなのがあるのかなーとちらっと調べてから、いざいざお出かけ。錦糸町から20分ほど歩いても良いそうだけど、今日も蒸し暑くなりそうなうえに天候も不安定との予報が出ているものだから、「途中で雨に降られても何だから、地下鉄乗ろう」と半蔵門線一駅乗って押上駅へ。
スカイツリー、総武線で都心に出ると必ず見えるものだから、「ずいぶん高くなったねぇ」「クレーンも外れたね」なんて建築始めからずっと眺め続けていた。やっと来ることができたよー、と、ちょっとばかり感慨深い。
「東京ソラマチ」内「RIGOLETTO Rotisserie and Wine」にて
RIGOLETTO LUNCH \1500
到着後、早々に「お昼御飯にしよう!」と、12時になって混雑する前にと早めに昼食の算段を。RIGOLETTO LUNCH \1500
「肉食べに行かない?君、肉が嫌ならパスタやピッツァもあるお店だからさ」
と、事前に調べておいて「ここはどうかな」と目指してみたのは、ロティサリーチキンが名物のお店「RIGOLETTO Rotisserie and Wine」。
地下鉄降りてそのまま地下からスカイツリータウンに入ってしまったのだけれど、このお店の入り口は屋外テラス側にあるとのこと。「テラスどこー?」と外に出たところで、スカイツリーをばっちり見上げることができた。おおおー!壮観!
で、オープン直後のお店に首尾良く入ることができ、プリフィクスのリゴレットランチ1500円がなかなかお得な内容なのを見て、息子も私もこれにした。
ひとくちスープ・ツインタパス・サラダ・ドリンクとデザートに、選べるメインディッシュは名物ロティサリーチキンと8種のパスタ、4種のピッツァ(ピッツァは+200円)。
飲み物はアイスハーブティーをいただいて、そしてほどなくずらりと並んだ前菜あれこれ。
「ひとくちスープ」は、さつまいもの冷製スープ、「ツインタパス」はポークリエットのブルスケッタと、ハタハタのエスカベッシュ。
サラダは2択で、シーザーサラダかしらすの和風サラダとのこと。私も息子も迷うこと無くシーザーサラダにした。
「お、ちゃんと美味しいね……」
サービス前菜的なお皿で魚や肉が出てきたのは嬉しくて、南蛮漬け好きな私はエスカベッシュがとても嬉しかった。シーザーサラダも、フランスパンを使ったクルトンがごろごろ入っていて、これまた悪くない。
メインディッシュは、私はもちろんロティサリーチキン、品名は「ジューシー!黄金チキン フレンチフライドポテト付き」を。息子はしばらく悩んだ末に「スパゲッティボロネーゼ」を。
小ぶりの若鶏を使ったロティサリーチキンは、手羽1本もも1本、胸肉カット1切れの3種盛り。しっかり塩味のついた、そのまま食べても美味しいチキンだけれど、皿には山椒塩、柚子唐辛子塩、それとスペイン(?)の唐辛子ピュレだったか、色鮮やかな黄色いペーストも添えられてきた。あとカットレモンも。
なのでちょこちょこスパイスで目先を変えつつ、最後は骨を持ってかぶりつく勢いでいただいた。たっぷりなポテトは息子にも手伝ってもらいつつ、「そうそう、こういう鶏がなんだか食べたい気分だったのよ~」と、たいそう満足だったお昼御飯。
食後のデザートは、キャラメルソースがけシュークリーム。しっかり苦みのあるキャラメルソースがかかった、甘さ控えめシュークリームだった。
「東京ソラマチ」内「White Cosy」にて
よつ葉の白いパフェ \580
昼食後に目指したのは、「すみだ水族館」。よつ葉の白いパフェ \580
水族館好き(というかクラゲ好き…)としては行っておかねばと、スカイツリー同様に楽しみにしていたスポットだった。
クラゲが何種類か展示されているのは知っていたけれど、なんと驚き、入って早々のブースがクラゲエリア。
目立つ大きな水槽にはミズクラゲ、その後ろ側には透明な円形水槽が4つあって、今日はスナイロクラゲ・ブルージェリーフィッシュ・タコクラゲ・コブエイレネクラゲが展示されていた。
で、その近くにはバックヤードが展示の一部になっているようなスペースが。
「育てながら展示します」という風に直径1cmほどのミニサイズから直径5cmほどに育ったミズクラゲが並べて展示されており、近寄れない奥まった水槽にはパシフィックシーネットルとサカサクラゲの姿も。
でも残念、展示の性質上、「ガラス2枚越し」でクラゲを見るような風になっているものが多くて、自分の目で見る分には大きな問題はなかったけれど、趣味のクラゲ撮影には甚だ向かない展示の仕方だった。もとより、入場制限はしていなかったもののけっこうな混雑だったので、「こりゃダメだー」と、写真撮影は早々に断念した。
全体的に綺麗な、デザインを重視した風だった水族館。
水族館の水槽と言うと壁面に埋め込まれた風のものが多いのが通常だけれど、フロアに柱のように並ぶ、360度ぐるりと回れる水槽が並んでいたりしたのが面白かった。
こちらは私の大好きなチンアナゴ♪
で、これがおそらくは館内最大の大水槽。
実のところ、展示数はそれほど多くはなくて、中央のペンギンプールが目立つものの、海獣はオットセイだけ。
大型のサメやマンボウなどもおらず、趣味に偏りがありまくる私にとっては「見どころはクラゲとチンアナゴかな」という感じ。会場の狭さと展示の少なさを、居心地の良さやセンスの良さでカバー……という印象を受けた。
美味しそうなオリジナルスイーツが館内で販売されていたり、だらだらくつろげる椅子のスペースもけっこうあったりで、デートにはぴったり、かも?
1時間半ほどかけて水族館を堪能した後は、歩き疲れたこともあって、ちょっと休憩。
「ここ、ここに気になってたお店があるのよ~」
と、息子を引っ張ってソラマチ内のフードコートに向かい、「よつ葉乳業」直営のカフェ、「White Cozy」を目指した。
パフェでも食べようとメニューを眺め、でも息子が選んだのは意外にもクレープ、しかも和風のものだった(あずきと白玉クレープ \400)。
私は初志貫徹でパフェだ!と、選んでみたのは「1日限定100食」の「よつ葉の白いパフェ」。
カウンターで品を待っている間、息子のクレープに時間がかかって上が溶けかかってしまったので写真がちょっと残念な感じになってしまった。
まぁ、とにかく本当に白一色のパフェ。フルーツなし、コーンフレークもなし、みっちりと「白」!
カップの底には角切りにされたミルクゼリー(これは甘さ控えめ)、その上に美味しいソフトクリームがたっぷり、そして添えられたよつ葉のホイップクリーム。
乳製品と砂糖とゼラチン、以上!みたいな、乳製品好きにはたまらない構成だった。ソフトクリームが濃厚で、「さつがよつ葉!」と、うっとり。息子のクレープも、やっぱりクリームが幸せに美味しかったんですって。
「東京ソラマチ」内 「Lemson's」にて
セルフ盛りソフトクリーム \819
その後は、夕方のツリー入場まで館内をぷらぷら。セルフ盛りソフトクリーム \819
東京タワー内のお土産物屋さん的雰囲気な、「東京土産」「日本土産」のお店があれこれ並んでいて、でもお洒落なお店が多かった。雑貨屋さんも色々あって、若干興味なさそうな息子を連れてあちこちうろうろ。
嬉しかったのは、「かんざし屋wargo」の実店舗。通販で何度か買ったことのあるお店で、「好みなかんざしがたくさんあるんだけど、お値段も良いんだよねぇ~」と、サイトを見てうっとりしているお店。新宿などにも実店舗があるのは知っていたけれど、覗くのは初めて。
星のモチーフがたくさんついたスカイツリー店限定かんざしも素敵だったけれど、皮製の花がついた秋っぽいかんざしを1本お買い上げ~。
と、そうこうしているうちにまた疲れてしまって、「冷たいお茶でも飲もうか」とうろうろ。
息子が「ここがいいなぁ」と足を止めたのは、フローズンヨーグルトやソフトクリームのお店らしい「Lemson's」という店だった。なんだかちょっと、不思議な店だ。厨房があるべきところにお客さんが入っていって、なにやらにょろにょろやっている。入り口には巨大な自動販売機があるのだけれど、食券を売っているわけではなく、ポーチやエコバッグなどの雑貨を売っているらしい。
聞けば、セレクトショップBEAMSプロデュースのカフェだそう。「フレーバー、トッピング、量を全てお好みでお選びいただくセルフスタイルのソフトクリームバー」なのだそうだ。手を洗って、カップもらって、ソフトクリームブースに行って自分だけのソフトクリームを盛りつけた後、従量制でお会計。
100g350円とのことで、
「じゃあ軽く盛れば400円くらいってことなんだね」
「……さっき思いっきりソフトクリーム食べた気がしないでもないけど」
面白そうだねぇと、やってみることにしたのだった。
何がすごいって、ソフトクリームの種類がすごい。
フローズンヨーグルトをベースにしたものは、プレーンとメロン、ココナッツとストロベリー。ソフトクリームベースはグアバ、マンゴー、ライチ、ミント、ヘーゼルナッツ、バニラ、パイナップルにスイカにチョコレート。
好き勝手ににょろにょろアイスをカップに入れた後は、レストランのサラダバーっぽい一角に、スプレーチョコや各種チョコ菓子、ソース、マシュマロ、ゼリーにフルーツと用意された諸々を盛りつける。で、お会計。
私はココナッツとヨーグルト、パイナップルのアイスをにょろにょろ絞って、それなりに自重しながらトッピング。
「まぁ、こんな感じでしょ。500円くらいかな?」
と、お会計してみれば、驚きの819円。しまったー盛りすぎたー……てか、これで200gもあるんだー……と、愕然とする私。
私のみならず、お客さん軒並みこんな感じなようで、レジで苦笑いする人続出、という感じだった。うん、これは……上手い商売だなぁ、とか、思ってしまったりして。
カップのサイズが選べたら悲劇は激減するのだろうけれど、直径15cm近くありそうな巨大なカップがキモなのだろうなぁと思う。つい空白が寂しくなってオレオとか乗せちゃうんだよねぇ。やられたわ、けっこう美味しいけど、驚きの価格になっちゃったわ……と反省しながら、それでもすっきり味のソフトクリームで休憩できてほっと一息。
で、やーっと上ってきましたスカイツリー。
昼間も良いけど、夕方から夜にかけても綺麗じゃないかなーと、事前に取っておいた日時指定予約(この予約は1人500円増しになることを予約してから知った私……)は5時のチケット。
もうそれほどの混雑ではなくて、夕方5時の段階で、6時から上れるチケットを配布しているような状況だった。今日みたいな日だったら、当日券狙いでも朝イチで行けば遅くとも午後早々くらいにはすんなりタワーに上れたのかも。
地上350mの展望デッキの入場料は大人2000円。東京タワーと同様、そこから更に追加料金(大人1000円)払って行けるのが地上450mの展望回廊。
幸いにして、展望台が雲で包まれたりということもなく、曇天ではあるけれど眺めはばっちりだったので、「せっかくだから」と上まで行ってきた。
んもう、かなりな混雑で一番前になんか全然行けなかったけれど、これが最高到達点からの眺め、ということで……。
この窓は、背後からライティングの仕掛けがあって、まるで窓の外に浮かんでいるような感じで「東京スカイツリー」「今日の日付と時刻」などの文字が次々に浮かんでくる。
写真に撮るのがなかなか大変だったけれど、たまたま撮れたのが右の写真、「451.2m」の文字が、そのライティング効果によるもの。
東京タワーの展望台より遙かに高い展望台は、話には聞いていたけれど雲がすぐ頭上にあるような感じ。雲が低い日には、展望台が雲の上に出ることもあるとか。
私には高所恐怖症の気はないはずだけれど、これだけ高いと「ここで地震があったら怖い、長く居たい場所じゃない」という気分になってきてしまう。いやー、絶景でした。
でも、「これだけは乗っておかないとね」ということで、340m地点にある「ガラス床」も満喫。
一応ガラス床は下層にもう1つあって、「ガラス1枚の下は340m吹き抜け」という事にはなっていないけれど、それでもこれはかなりのスリル。
米粒のような車が走っていくのが見えて、足の裏がむずむずしてきた。
息子曰く、「この、展望フロアのレストランで御飯食べてみたーい」だそうだけど、私はなんだか味がわからないことになってしまいそう。
「東京ソラマチ」内「世界のビール博物館」にて
ポテトフリット \880
ジーゼック \1280
ハンバーガー \1780
ビール(フランツィスカーナーヴァイスビア 300ml) \900
ビール(ブルッグスゾット 500ml) \1500
アップルタイザー \680
コーラ \480
「もうけっこう良い時間だし……ここで夕飯食べてく?それとも錦糸町あたりで食べる?」ポテトフリット \880
ジーゼック \1280
ハンバーガー \1780
ビール(フランツィスカーナーヴァイスビア 300ml) \900
ビール(ブルッグスゾット 500ml) \1500
アップルタイザー \680
コーラ \480
錦糸町に向かって歩いて行く途中とかにもお店は色々あるみたいだけど……と相談して、でも今にも雨になりそうな曇天でもあるので、「もう、ここで食べてあとは帰るだけにしようか」と。
お母さんは、この店も少し気になっていたのでした……と、館内パンフを指さすと「僕もそこで文句なし!」との息子の言葉だったので、じゃあ……と「世界のビール博物館」に行くことに。なんかもう、ビール飲みたくて仕方がなかったのねー……調子に乗って800ml、がっつり飲んできてしまった。
そう安いお店ではない(むしろ会計時に「え、そんなに飲み食いしたっけ?」と驚くほどお高かった)のに、お店はけっこうな混雑。近隣のサラリーマングループが多い風な客層だった。男性も多いけれど若い女性グループもたくさん。
やっぱりここは生ビールよね~♪と、生ビールリストからドイツの「フランツィスカーナーヴァイスビア」を選択、あとはおつまみ、フライドポテト(品名は「ポテトフリット」)。
これが、軽く4人前はありそうな程の盛りで、ポテト大好きな私も息子も「うひょー!」「山盛り!」と、ちょっとびっくり。「助っ人が欲しいね」「ん~でもね、父ちゃん以外にビール好きな友達ってあんまりいないのよ私」とか言いながらせっせと食べて、結果2人で(なんとか)食べきった。
店名にもあるように、そして生ビールの品揃えがドイツ、チェコ、イギリス、ベルギー、アメリカ、とあるように、料理の方も「ビールに合うもの」ばかり、多国籍に用意されている。フィッシュ&チップスとアメリカのバッファローウィングが同じページに紹介されていたりするのはちょっとシュールな光景だった。
で、ビールお代わりついでに頼んだ次の料理は「ジーゼック」。
「チェコ風豚肉のカツレツ」だそうで、ほんのりスパイスを効かせた薄切りの豚肉のカツは、ウィーンの名物料理「シュニッツェル」にも通じる感じのものなのかな。
甘いベリーのソースと共に、「チリビーンズの豆をミックスビーンズに変えました」的な豆の煮物も添えられていた。
揚げたてで良い感じ~♪……だけど、緑の野菜などが添えられていないので、なんとなく殺風景なお皿の感じではあった……かな。
で、これは息子のリクエストで注文した、ハンバーガー。
大きなパティが2枚、チーズもたっぷり2枚の迫力のハンバーガーで、値段の方も1780円とけっこうな迫力。
巨大なピクルスがまるっと2本、トマト、シーザーサラダも添えられてきた。ケチャップではなくBBQソースが添えられてきて、これを添えつつお召し上がりください、と。
上からぎゅうと押さえても口から溢れそうなサイズのハンバーガーで、ナイフでざくっと1/4ほど切って、私も横からいただいた。料理3品、2人で食べてすっかりお腹いっぱい。
充実した一日、楽しかったけれど暑さもあってすっかりお疲れ。息子ともども、へろんへろんになって帰宅した。……あー、ソラマチで何かおやつ的なものを買って帰ろうと思っていたのに、もうすっかり忘れてしまっていたわ。