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虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「CAMELLIA」にて
朝食ブッフェ \3150
ホテルオークラ東京に滞在中の私たち。朝食ブッフェ \3150
朝食つきのプランにはしておらず(ていうか、できなかった)、でもせっかくだから朝食ブッフェもいただきたいよねぇと、今日は宿泊棟である別館内にあるコーヒーショップ「CAMELLIA」で朝御飯。明日は館内の別のレストランで、オークラ名物フレンチトーストをいただく予定。
それほどに品数豊富というわけではなく、風変わりな品も特にない(ニョッキくらいかな)、「普通」な感じの、でもどれも美味しかった朝食ブッフェ。
ハムは湯に浸っていてしっとり柔らかく、ベーコンは感動的にカリカリ。サラダのドレッシングもオリジナルのものが数種類。ジュースはオレンジとグレープフルーツとトマトの3種類があった。
具をセルフサービスで小碗に盛るスタイルのオムレツコーナーもあった。
具を渡すとその内容でオムレツにしてくれるので、「チーズ多めに」とか口で伝える必要がなく、これは確かに良い感じ。
早速、サラダをいただいた後に、炒め玉ねぎ多めの、マッシュルームとチーズも入れたオムレツを焼いてもらった。
玉ねぎは軽くきつね色になるまで甘みが出るように炒めたもの。オムレツ全体が香ばしくほの甘くなって絶品の卵料理を楽しめた。
その他にいただいたのはこんな感じ。朝からよく食べました。
ミルクティー・牛乳・グレープフルーツジュース
パン オ ショコラ・レーズンデニッシュ
サラダ・チーズ(カマンベール、エメンタールっぽいの)・ドライいちじく・温泉卵
オムレツ(オニオン、チーズ、マッシュルーム)
ベーコン、ソーセージ、ハム、ハッシュドポテト、温野菜、ボロネーゼ風ニョッキ
フルーツ(ライチ いちご メロン パイナップル みかん)
ヨーグルト w/はちみつ
「あらやだ、ベーコンもハムもソーセージもおいしそう……」
と「全部盛り」にしてしまったのは御愛敬ということで。あと、和食コーナーにあった温泉卵がすごく美味しそうだったので我慢できずに貰ってきてしまった。結局、母も息子も(2人とも私同様パン食だったのに)温泉卵を持ってきているし。
「あれ?なんだかこれがすごく美味しい」
と驚いたのは、ヨーグルト器の隣にあった、一見「缶詰みかん」風のみかん。
薄皮が綺麗に剥かれていてシロップに浸っていて、見た目はまんま「缶詰みかん」なのだけれど、房がすごく大きくて、しかもやたらと美味しかった。缶詰にありがちなシロップのベタベタした甘さばかりが目立つのではなく、ちゃんと果実の味。オレンジとかではなく「日本のみかん」の味のように思えたけど、何だったのかな。美味しかった。
このブッフェレストランには中国人のお客さんもたくさん。
ブッフェ台では押しのけるように「自分の場所」を確保しようとしてくるし、ドレッシングやサラダ野菜を派手にそこらにこぼしても知らんぷりだし、「なんだかなぁ……」なのだけれど、私たちの近くのテーブルでは「何名様ですか」の案内を待たずに(日本語英語で聞かれても無視)、「俺たちはここに座るんだ、ここだここだ」と勝手に席を決めて朝食チケットを突き出すように給仕の人に渡していたりして、ますます「なんだかなぁ……」な光景。
彼らはやたらと声も大きいから余計に目立つ。
ホテルの人も大変だよねぇ……と苦笑いしながら見ていたら、その視線に気付いた給仕の方が紅茶のおかわりを注ぎついでに、
「なかなか一筋縄ではまいりません……」
と苦笑まじりで囁くように呟いて去って行った。「一筋縄ではいかない」、うまい表現だなとそんなところに感心してしまったのだけど、やっぱり色々大変なのねと。
じゃあ日本人は海外でスマートにふるまえているかというと、自分を省みると全然自信はなかったりするわけで。旅行先のホテルスタッフに「日本人は度し難い」なんて思われることのないようにしたいものだなぁ……と思いながら食後のヨーグルトを平らげたのだった。
銀座 「資生堂パーラー」にて
ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル \3400
お薦めセット \1500
ビール(プレミアムモルツ) \940
今日の昼間は銀座でお買い物。ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル \3400
お薦めセット \1500
ビール(プレミアムモルツ) \940
母が息子への高校入学祝いに何か買ってあげたいと言っていたので、「じゃあ、通学で革靴デビューになるから、足が痛くならない靴を買ってあげて欲しいな」とお願いしていた。学校指定は黒のローファー。
私が高校の頃は確かハッシュパピーを履いていて、これが歩きやすかった記憶があるからこれはどうかなと思ったのだけど、店頭で相談しながら息子に履かせてみると、スポーツメーカーASICSのビジネスシューズがかなり良い感じ。靴裏も凹凸がしっかりあって歩きやすそうだし、何より皮が柔らかく、そして軽かった。
これなら全然ストレスなく履けそうだねとめでたく靴も決まり、あとは本屋さんを覗いたり、ユニクロでシャツやらなにやら買ってみたり。
いつの間にか銀座のユニクロは4丁目交差点近くから新橋側、6丁目に移転していて、「お昼は銀座三越あたりにする?」と言っていたのだけれど、ユニクロで買い物を終えると、そこから4丁目に戻るのもなんだかめんどくさい状態に。
「久しぶりに銀座ライオンでも行ってみる?懐かしいでしょ。でなきゃ……私もリニューアルしてから行ったことないけど資生堂パーラー、とか」
母の知っているお店の名前を挙げてみたら、
「あら、資生堂は良いわね。私も全然行ってないし」
と。
昨日の昼と方向が一緒になっちゃうけど、洋食はメニューの選択肢も多いし問題ないよね……と、そういう次第で今日のお昼御飯は「資生堂パーラー」のレストランで。
資生堂パーラー名物のコロッケ系にしようかすごく悩んだ末、「うん、やっぱりこれが気になる……絶対美味しいと思う」と、私は「ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル」を選択。息子はドミグラスソースを添えたカツレツ、母は「ビーフと季節のきのこの和風ピラフ」。ビーフシチューは、開業から続く伝統の味なんですって。
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アラカルトメニューに1500円の「お薦めセット」をつけると、良い感じのセットメニューになる。カップスープとサラダ、バニラアイスクリームとコーヒーという内容。アイスクリーム良いね、これもつけよう、ということになった。シチューとカツレツには、パンかライスもついてくる。
スープは日替わりらしく、今日はブロッコリーの冷製スープ。
汗ばむ陽気の一日だったから(今日はホテルの部屋にコートも置いてきた)、冷製スープの口当たりがとても心地よかった。
テーブルクロスはそこここに資生堂のマークと「SHISEIDO」のロゴが入ったオリジナル。分厚いテーブルナプキンも、似た感じの柄を縮小した風な模様が入っていた。
そして卓上には、母のピラフ用の薬味も登場。
ツリー状の銀のタワーに納められた薬味は、福神漬けとらっきょう、ピクルスと缶詰みかん。……みかん?と、みかんの存在に目が釘付けの私たち。
待望のビーフシチューは、かわいいお鍋に入ってやってきた。
テーブルまで蓋を閉め、しかも鍋底にランプを当ててぎりぎりまで保温した状態で持ってきてくれるという念の入れよう。
蓋を開けてもしばらくは表面がフツフツ泡立つほどのアツアツっぷりで、最後まで温かいまま楽しめた。
人参もじゃがいもも美しくシャトー型にカットされ、あとはブロッコリー、ペコロスも。お肉はほどよく煮えた牛のバラ肉が、この鍋の見た目から感じる以上に大変にどっさり入っていた。
ビーフシチュー専門店にも負けない美味しさで、滑らかなソースは旨味や甘味のバランスもとても好みな塩梅。「ビーフシチュー選んで良かったー♪」と大満足な私の前には、なぜか母のピラフも小皿に盛られてやってきていた。
ピラフは銀の器から卓上で皿によそってくれるのだけれど、案外と量がたっぷりで(「太閤園」の大盛チャーハンくらい……って、だんなくらいにしか伝わらないだろう比喩をしてみる……)、サーブ途中で母が
「あら、多いわ……私こんなに食べられないから、あとは娘と孫にあげてくれる?」
と安定の無茶ぶりがあった模様。
取り分け皿に盛ってもらったピラフ、きのこもたっぷりだけれどびっくりするほど牛肉もたっぷり。厚さ数mm、やや厚めの短冊状の牛肉がざっくざくと入っていて、ほのかに醤油味を感じる、これまた美味しいピラフだった。三つ葉がたっぷり乗っていて、私は「らっきょう大好き♪福神漬けも大好き♪」と薬味を添えつついただいた。みかんも乗せてみたけど……このピラフにみかんは不似合いだったかな……。
デザートのバニラアイスクリームは、なんともレトロな、銀の足つきのアイスクリームカップで。スプーンも器もキンキンに冷やされていて、器にはしっかり資生堂のマーク入り。バニラビーンズたっぷりのアイスクリームは、なんというか「古き良き銀座」の味がした気がした。
「ここの1階でお菓子やケーキ売ってるじゃん?この銀座本店限定のお菓子もあるんだよー」
資生堂マークの黒缶に入ったビスケットでね、お菓子の缶スキーとしては見逃せない品で……とアイスクリームを食べながら話したら、
「あら!私、それ買うわ!あんたも買いなさい」
ということに。
秋田の親戚へのお土産は資生堂にしちゃうわ、と母があれこれ購入ついでに、私の分のビスケットも買ってくれた。
大きな黒缶の中には手焼きのビスケットが40枚。
24枚入り1470円の「白缶」と見た目は似ているけれど、黒缶のビスケットは1枚1枚手焼きしていて、材料も発酵バターや有精卵を使っているんですって。美味しいかなー美味しいといいなー。
ホテルのお部屋で
祝入学の苺のショートケーキ
ミルクティー
せっかく良いお部屋に泊まっているのだから、と「買うもの買えたし」と午後はさっさとホテルに帰還。祝入学の苺のショートケーキ
ミルクティー
部屋はすっかりお掃除も終わっていたけれど、昨日借りた後、入口ドア脇に寄せていたケーキ皿やカトラリーはそのままの状態。
今日もケーキ(=昨夜ディナーでいただいたホールのショートケーキ)食べるからと「今日、もう一度このセット貸してください」とメモして添えておいたのが上手く伝わらなかったかな?と思っていたところで、ワゴン登場。新しいぴかぴかのカトラリーセットをまた持ってきてくださった。
というわけで、お部屋でケーキのおやつタイム♪
ルピシアのアッサムティーのティーバッグを家から持参していたので、それを使って(あとコンビニで買ってきた牛乳も使って)ミルクティーを用意した。
大きなナイフとケーキサーバーも持ってきてくださったので、それを使ってケーキを綺麗に6等分して「1人2切れ……食べられる?」と言うと、息子は全力で頷き、母は「……さすがに多くない?」と。
でもでも、半径小さいから、2切れ食べて普通のケーキ1切れと同じくらいだと思うの~……と、私と息子はしっかり2切れいただいた。クリームの風味がとてもよくて、中に挟まれた苺もたっぷり。苺は熟した甘いもので、文句なく美味しいショートケーキだった。
母は「やっぱり1切れでいい……」と、最後に残った1切れは、息子があっという間に食べてしまった。
日比谷「帝国ホテル」内「嘉門」にて
清水門 \13200
ガーリックライス \1050
シャンパン(taittinger) \1900
ビール(ヱビス生) \1200
今日は、ホテルオークラで月に一回開催される無料のロビーコンサートの開催日。夕方開催されるそのコンサート、よろしければお越しください……と、昨日の夜、案内カードが部屋に届けられていた。清水門 \13200
ガーリックライス \1050
シャンパン(taittinger) \1900
ビール(ヱビス生) \1200
そして夕飯は、「鉄板焼きとかよくない?」という話に。フレンチや洋食が続いていたけど、焼き肉はちょっとせわしないから鉄板焼きはどうかな、と。
移動するのがめんどくさいし、せっかく泊まっているのだからとホテル内の鉄板焼き屋さんに夕方予約の電話を入れてみたら、なんと今日は満席とのこと。しまったな、ロビーコンサートがあるからその後に館内のレストランは混雑するって思ってなきゃいけなかったんだ……と、おおいに反省しながら、館内の中華のレストランに改めて予約を入れようとしたら、これもまた満席。
えええー……と、六本木のグランドハイアット東京の鉄板焼き屋に電話したらここもダメで、ここならどうだ!と日比谷の帝国ホテルの鉄板焼き屋に電話したら、「8時からのお席でしたら」と。
鉄板焼き、「お祝いの席」などで利用されることも多いみたいで、このシーズンはけっこう混雑するものなんですって。昨日のフレンチが案外空いていたから当日の予約でもなんとかなると思ってしまっていたのだけれど、自分の詰めの甘さに激しく反省。昨日のうちの予約だったらホテル内の鉄板焼き屋さんでも大丈夫らしかったこともあって、「やっぱり早め早めに行動したいとダメなのね……」と、母と息子に申し訳なく思いつつ、慌ててお出かけの支度をした。ここと帝国ホテルの往復だったらタクシーを使うのが一番だろうからコートを着る必要もないだろうけど。
コンサート開始の6時近くになってロビーに向かうといつもは静かなロビーが大混雑。フロアに置かれたそう多くない椅子はとっくに満席で、絨毯敷きの階段にも座るお客さんがたくさん。椅子ではなかったけれどなんとか座る場所を確保して、無料でサービスされているスパークリングワインをいただきつつ、30分ほどのコンサートを楽しんだ。
今日の演者はヴァイオリン奏者の会田莉凡さん。ピアノ奏者と2人での演奏で、「ラヴェル:ツィガーヌ」「プロコフィエル 組曲ロミオとジュリエットより」「ラヴェル:ヴァイオリンソナタ ト長調より第三楽章」と、技巧を凝らした難しい曲も交えつつ、情感たっぷりのロミオとジュリエットもあり、素敵なコンサートだった。
コンサート後は混雑するロビーを離れて、館内のショッピングアーケードをちらっと歩いてから帝国ホテルに移動。
まだ時間あるねと今度は帝国ホテルのケーキショップを覗き、1本1万円のフルーツケーキ「オーチャード」に仰天しつつ、
「……これ、買っちゃいましょうか?」
「冗談やめてよ。……サイズも大きいもん、食べきれないよ」
なんて会話をしながら、母はお土産のフルーツケーキ(1万円じゃないやつ)を購入。私は帝国ホテル大阪製の雑炊の素(御飯と卵を入れれば美味しい雑炊が作れるそうで)とレトルトのスープを買ってみたり。
で、ちょっと遅めの時間にいただいた鉄板焼きディナーは本館最上階の「嘉門」で。
それほどにサシの入りまくった「特選牛」などでなくとも良いし、値の張るコースはアワビや車海老などの魚介も出てくるから、
「魚介……要らなくない?」
と、コースの中では一番シンプルな「清水門」コースを選択。ただ、息子は120gの肉では物足りないのではと、息子の分だけ追加料金を払って肉を大きめのものにしてもらった。
いただいたのは、こんな感じ~。
- 黒トリュフの香るカブの擂り流し
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食前酒にと母と揃いで貰ったのは、桃の香りがする甘めのシャンパン。
突き出しには紫芋やいんげん、玉ねぎなど色々なパリパリ野菜が入ったガラスの器入りの野菜チップ。
その後には冷たい前菜。「帆立貝の軽いマリネと生ハムのあしらい 黒トリュフの香るカブの擂り流し」は、「ポタージュ」ではなく「擂り流し」とあるように、どこか和風なお皿。
さっと軽く火を通した帆立貝が添えられた滑らかなスープに、生の蕪のシャキシャキ感と生ハムの塩気と黒トリュフの香りが不思議に似合っていた。
スープの上に浮かんでいたのは何だったかな……蟹味噌だったような、違ったような。ちょっと失念。「おいしー」と思いながら食べていたことはきっちり覚えているのだけど。
- 鰤と大根のポワレ
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ここから、シェフの技を目の前で堪能しながらいただく、鉄板焼き料理。
見た目は洋風、味は和風のこの料理は「鰤と大根のポワレ 甘酸っぱい大根と柚子のリュバンと 菜の花と一緒に」。
鉄板の上で分厚いブリの切り身をじゅうじゅう焼きつつ、小鍋に入った「ふろふき大根」やソースも温める。菜の花も手際よくさっと火を通して。
リボン状の大根は、柚子の香りがする甘酢漬け風の箸休め。
こんがり焼けたブリと、ふくふくの大根、その上にブリのアラをベースにしたのだというソースをかけると、「お洒落なブリ大根」。
鉄板焼きって洋食なのか和食なのかよくわからない感じがするけど、このお皿とか、さっきのお皿もけっこう和風寄りなんだよねぇ……と、
「ここのシェフは、皆さんどういったジャンルの出身の方なんですか?」
と聞いてみたら、
「この店のシェフは全員フレンチ……と言いますか、"洋食"の出身です。この店に限らず、帝国ホテルのシェフは全員がそうなんですよ」
だそうで。
「帝国ホテル内に和食のお店がいくつかありますが、全部テナントさんなんです」
客室にお届けするルームサービスも宴席のお料理も含めて全部です、とのことで、全然知らなかった私はとても驚いた。「なだ万」とか「吉兆」とか入ってるけど、そうか、テナントさんなのね。帝国ホテルの和食は上階にはなく、そのほとんどが地下のアーケード街フロアにあるなとは思っていたけれど。
それはそれとして、「ブリ大根」はたいそう美味しかった。
ブリはふっくらこんがり焼けていて、だしがしっかり染みた大根とそのブリに甘じょっぱいソースがテラッと絡んで、これはビールに似合う味。皿の端に少量添えられた一味唐辛子も、良いアクセント。
- 和牛サーロインステーキ
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そしてどーんと、待望のお肉。
コースの肉は2択で、私は「和牛サーロインステーキ120g」、母は分量控えめの「和牛フィレステーキ80g」。息子はどどんと「和牛サーロインステーキ200g」。
「私、ミディアムレア」
「僕はミディアムで」
「私もミディアム~」
と、好みの焼き加減も肉のサイズも異なる注文を、シェフは華麗に焼き上げてくれた。
卓上には、胡麻ドレッシングをかけたサラダもやってきて、黒い角皿の上の焼き野菜は長いも、さつまいも、そして肉厚の椎茸。調味料は塩胡椒、ガーリックチップ、大根おろしとわさび、醤油の小皿。
シンプルな調味料でいただく極上の肉は、さすがの美味しさ。息子の200gステーキがまた、なかなか壮観な分量だった。ステーキ屋のステーキだったら300gくらいはいけてしまうけど、脂の乗った和牛は少量でも満足感が得られるようで、母も息子も、そして私もすっかりお腹いっぱい。
- ご飯・味噌椀・香の物
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コースの食事は、普通の白飯なのだけど、1050円払うとガーリックチャーハンにしてもらえる。
「私は絶対ガーリックチャーハン!」
「じゃあ僕も!」
ということで、にんにく嫌いの母は除いてガーリックチャーハンをオプションで追加。
ステーキを焼く際に切り落とした脂身を細かく切ってじゅうじゅう焼いて、隣ではバターを溶かして刻みにんにくを炒めて、それらを御飯と合わせたら、脇に醤油と日本酒を流してささっと「焦がし醤油」状態にしてから御飯に絡めて、できあがり。
上質な牛脂の風味と、バターと、そしてなんとも香ばしいにんにくの香りがしっかりついた極上のガーリックチャーハン。
豆腐となめこの入った赤だしと、長いもときゅうりと人参の漬け物が盛られた小鉢もしっかり食べた。デザートももちろん食べるのよー。
- デザート
-
デザートは別室で、コーヒーや紅茶をいただきつつ、オーダー制。
全部で7種類、「苺のショートケーキ」「レアチーズケーキ」「チョコレートムース」「苺のジュレ」「抹茶の滑らかクリーム」「フルーツカクテルにレモンゼリーのアクセント」「練乳のシャーベット」という感じで、どれもとても魅惑的。
「2品でも4品でも、どうぞお好きなだけご注文ください」
全種類でも良いですよ、と笑顔で言われて「いや、それはさすがに無理……」と苦笑い。
それでもきっちり、ショートケーキと苺のジュレと、練乳シャーベットの3種類をいただいた。ショートケーキは5時間くらい前にも食べた気がするのだけれど、「同じ日にホテルオークラのショートケーキと帝国ホテルのショートケーキ両方を食べる機会というのもあまり無いんじゃないだろうか」と、思わず注文。うん……帝国ホテルのも、素晴らしく美味しいです……♪
季節の味だし、とばかりにもう一品も「苺のジュレ」。あとは乳製品好きとしては絶対外せない「練乳のシャーベット」。非の打ち所のない練乳味のシャーベットはその濃厚さが期待以上で、交互に食べると苺ジュレも「苺ミルク」のような後味に。
息子は「目の前で焼いてくれるお店」は初めてだったらしく、美味しかった!楽しかった!また来たい!と大喜びだった。かくいう私も、こういうお店は結婚前に母と行って以来だと思うから18年ぶりくらいだったかも。
じゃあ、あれだ。ハワイあたりの鉄板焼き屋に行って、ヘラをぶんぶん振り回すパフォーマンス見て「そんなの日本文化じゃねェ」(from『もやしもん』)ってネタをやりにいかないと。