ガストで豪遊。

「サンジェルマン」の
　窯出しチーズのパン
刻みベーコン入りスクランブルエッグ
自家製ヨーグルト w/マルメロのジャム
カフェオレ

早いもので、あと数日で息子は中学の卒業式。通う高校もめでたく決まり、今日はその入学説明会。結局、息子が一番行きたいと希望していたところに通えることになったから、めでたしめでたしという感じ。
 
「うーん……正午受付開始で終了は３時予定……」
遅めの朝御飯をしっかりめに食べて、遅い昼御飯（というか早めの夕御飯）をがっつり食べることにするかなぁ、と色々算段して、10時過ぎに朝御飯。「サンジェルマン」のお気に入りのチーズパンを温めて、あとはいつもの感じに卵ものとヨーグルトとカフェオレと。

蘇我 「ステーキガスト」にて
　チーズINハンバーグ＆熟成ロース薄切りステーキ \1416
　スパイシーチーズポテト \313
　焼き立てりんごパイ \418
　ビール（ジョッキ） \514
　ビール（グラス） \315

説明会、たいそう大変だった。説明会自体は２時半で終わったけど、教科書配布で20分、そこから制服採寸申し込みで２時間以上。
 
毎年の事だろうに色々と要領が悪く、寒い体育館でえんえん１時間以上待たされたり、そこから先も教室を移動しつつ「制服上半身サイズ合わせ」「制服下半身サイズ合わせ」「体操服」「上履き」とそれぞれ数十分ずつ待ち時間があって、息子も私も大疲労。
 
「早めの夕飯のつもりだったけど、"フツーに夕御飯"の時間になっちゃったね」
「……おなかすいた……」
と、フラフラしながら、それでも今日行こうと言っていたお店に向かうことにした。行ってみたのは、初めての「ステーキガスト」。
 
携帯の乗り換え時に携帯ショップから貰ったクオカードがそこそこの金額あって、
「クオカードってどこで使えるの？」
「コンビニとか、ファミレスとか。ガスト系だよね」
「……！ガストで豪遊！」
と、そんな話で「ガストに行こう」と。ガスト系、バーミヤンとか、あとイタリアン系とかもあったよね……と調べる過程で「ステーキガスト」の存在を知ったのだった。
 
ステーキガスト、すでに展開している某ステーキチェーンのパクリなシステム……というか。メニューの代金にはサラダバー、スープバー、パンとカレーライス、デザートバーの食べ放題料金もセットになっているそうで、価格帯は1000円前後というお手頃なもの。どんなに高くても2000円しない（一番お高いのが厚切りリブロースで1999円）ことに、ちょっと驚いた。
 
アラカルトのサイドメニュー、デザートメニューはさほど充実してなくて、サイドメニューに揚げ物が少しあるかなという感じ。
「肉料理はキッチンで用意するから、あとはブッフェ台のものを自由に食べてねー」と、わかりやすいシステムなのだった。お値段の手頃感もあって人気みたいで、６時半頃に到着すると既に店頭には待ち客が数組。私たちは５分ほどで席につくことができたけど、直後にどんどんお客さんが増えて入口付近はその後ずっと待ち客で大混雑だった。
 
「今日は豪遊だから！アラカルトとか、頼んじゃっていいから！」
と、アラカルトメニューから「スパイシーチーズフライ」を頼みつつ、息子はドリンクバー、私は生ビール。２人して新メニューが美味しそうだねと、私は「チーズINハンバーグ＆熟成ロース薄切りステーキ」、息子は「テキサスチーズINハンバーグ」を選んだ。
 
私の方はチーズインハンバーグに熟成肩ロース肉ステーキを添えたもの、息子のはチーズインハンバーグに目玉焼き・厚切りベーコン・ソーセージを添えたもの。どちらも良い感じにがっつり系だ。
 
サラダコーナーには、レタスやほうれん草、キャベツ、トマトやブロッコリーや大根、玉ねぎなどの定番野菜の他に、海藻、豆腐、ツナ和えスパゲティ、ポテトサラダなども。サラダの隣はデザートのグレープフルーツ、ミックスフルーツ、コーヒーゼリーと苺フルーチェ（もどき）。パンは５種類、フォカッチャ（プレーン、バジル、チーズの３種）、全粒粉パン、あと白っぽいテーブルロール。トースターも置いてあるしバターもある。スープはオニオンコーンスープとミネストローネの２種類。
 
「カレーはさ……危険だよね」
「カレーに手を出したら、"詰む"気がするよね」
「ポテト、けっこうたっぷりだしね……」
 
と、それでもサラダは器に３回盛ってきたし、スープもしっかりいただいた。パンも全種類。
 
ほどなくやってきた「スパイシーチーズポテト」は、溶けたチーズがかけられ、カイエンヌペッパーっぽいピリ辛スパイスをかけたフライドポテト。
 
悪くは無かったけれど、でもこれはOUTBACKのオージーチーズフライが最強かな、と。
 
「んー……ていうか、値段が違うから比べちゃいけないけど、サラダバーとか、あとスープもパンも、フォルクスの方が数段美味しい感じはするかなぁ」
と。こちら1200円のところ同レベル同内容のメニューがフォルクスだと1700円くらいはするわけだから……それを思うと妥当、なのかも。
 
どどーんと鉄板に乗ってきたハンバーグと薄切りステーキも、なかなかの迫力だった。人気商品の「チーズインハンバーグ」は相変わらず良い感じにチーズが中から溢れてくるし、ガーリックソースを選択したステーキも、正直なところ「ああ熟成肉の美味しさだわ！」とかいうのはあまり感じられなかったものの、「肉食べてます！」感はしっかり味わえたから、幸せ。フライドポテトをソースにびたびたつけながら食べるのも美味しかった。
 
「豪遊だから！今日は豪遊設定だから、りんごのパイも頼もうと思います！」
「えー……僕はけっこうお腹いっぱいだよ？」
「私が食べる！」
と、最後はりんごのパイまでいただいてしまって、息子が1/4切れ、私が3/4切れ、もぐもぐと。
 
円形のパイの上に放射状にりんごを置いて焼き上げて、真ん中にアイスクリームを乗せたデザート。
「カスタードクリームが乗ってるともっと良かった」
「キャラメルソースがかかっていたらもっと良かった」
とか言っちゃう私と息子は、多分六本木の某店の同じメニューを想像していたと思う。
 
豪遊した！超した！と思いつつも会計を済ますと、4500円弱。ビール２杯飲んでアラカルトも２品頼んでこの値段か……と、人気の理由が最後にわかった気がしたのだった。８時近くにお店を出て、でも店頭は相変わらずの大混雑。また電車に乗って食べに来よう。