2016年6月14日火曜日

今日は歌舞伎座

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イングリッシュマフィンサンド
アイスカフェオレ
ヨーグルト w/パイナップルジャム
今日の朝御飯は、イングリッシュマフィンを使ってのトーストサンド。いつも目玉焼きでは芸が無いかなと、今日はスクランブルエッグで。チーズと切り落としハム、スクランブルエッグをサンドして食卓に出した。
 
バターで焼いたスクランブルエッグは、シンプルな目玉焼きよりもリッチな味で良い感じ。
歌舞伎座にて
 えび千両ちらし
 麦茶
今日は私、「六月大歌舞伎」を観に歌舞伎座におでかけ。
 
猿之助が出るぞー幸四郎も出るぞー演目は「歌舞伎三大名作」の一つ、「義経千本桜」だぞーということで、見てみたいなと。通常2部制の演目が、今月は3部制で、1部は新中納言知盛(=染五郎)、2部はいがみの権太(=幸四郎)、3部は源九郎狐(=猿之助)と、三役それぞれに焦点を当てた構成なのだとか。
 
わーいわーい猿之助だ幸四郎だ、それ以前に「義経千本桜」を観たことなかったので観てみたかったんだよねと、今日は1部&2部を通しで観ることに(んで来週に改めて3部のみ)。
 
でも、11時から18時までの観劇は、さすがにちょっと疲れた。安定の3階席(お安い)で、3階ロビーのベンチの場所もすっかり把握できてしまった。
 
全体的に「王子様」的な役どころが多い染五郎の新中納言知盛は凄みがあって良かった。猿之助は1部は典侍の局、2部はお里と、違った方向の女役で登場。正直、体型や顔の造作はあまり女形向きとは言えない(と思う……)猿之助なのだけれど、所作がとにかく綺麗で、その動きの綺麗さゆえの高貴さだとか娘の愛らしさだとかが違和感なく感じられて、やっぱりすごいなこの人は、と思った。(でも、女形見るならやっぱり玉三郎とか七之助あたりが美しすぎて感動もの……かなぁ)
 
2部も面白かったのだけれど、そして幸四郎も巧みだったのだけれど、お話の筋が切なくて爽快感があるものではなかったから、観劇後はしんみりした気持ちに。簡単に言うと「ごんぎつね」みたいな話だった感じ……(←雑な感想)。
 
そして今日は、大向こうからの声が掛け声がなかなか多かった。私の座る席の右前、右後ろ、左後ろ、左横、と色々な方向から「澤瀉屋!」「高麗屋!」ととても賑やか。今回、市川右近の息子のタケル君が初お目見えとのこと。「タケル!」なんて声も聞こえてきていた。
 
んで、1部の幕間にロビーのソファに移動して食べたのは、事前に東京駅で買ってきていた新潟の駅弁「えび千両ちらし」。
 
米沢の「牛肉どまん中」も良いなとか、それとも江戸らしい東京の駅弁を買うべきか?と色々悩んだのだけれど、以前から気になっていたこの品を買ってきてみた。
 
「弁当箱に黄金色の和紙を使い、豪華な中身を連想させる外見。しかし、フタを開けてみると4切れの手焼き玉子が一面に敷かれ、桜むき海老のおぼろが玉子の上にかかっているだけ。ちらしはどこに?と玉子をつまむと、その下に4つの具材とすし飯が隠されています。」
 
という面白い仕掛けの弁当で、蓋を開けると、本当に「弁当箱にみっしりと玉子焼き」という光景。玉子をぺろりとめくると、下には鰻やこはだ、蒸し海老などが入っているのだった。
 
蓋には「おしながき」と書かれた紙が貼ってあって、それによると
 
すし飯…新潟米の精進合わせ
うなぎ…蒲焼きのたれ仕込み
こはだ…薄切り〆、わさび醤油からめ
蒸し海老…酢通し醤油からめ
いか…塩いかの一夜干し
厚焼きたまご…出汁入り
海老…むき海老のおぼろ
ガリ…甘酢漬け
 
とのこと。すし飯は、「れんこんとかんぴょうを混ぜ合わせた、コシヒカリの精進合わせ」なんですって。
 
常温で手軽に食べられる、「駅弁」として工夫を尽くした品で、とっても美味しかった。以前雑誌かネットで見て、一度食べてみたかったのよね。
ちなみに、東京駅構内の「駅弁屋 祭」で、午前10時時点で数十個単位でたんまりと売られていたのでありました。ここ、全国の人気弁当が購入できるので、とても楽しいお店。
「Raible」の
 フォアグラといちじくのテリーヌ
 ハンバーグプレート
「Johan」のコーンパン
ビール(キリン一番搾り)
そんな7時間の観劇後、銀座三越までてくてく歩いて、買い物して帰ってきた。
 
昨日のうちに電話して予約してあった「Johan」のチョコブレッドとコーンパンを受け取って(当日予約はダメだけど、前日なら予約枠が残ってさえいれば受け付けて貰える)、帰宅が7時過ぎになるから何か夕飯も……とぷらぷら歩いて、「Raible」という洋食系総菜屋さんのハンバーグプレートを買ってきた。
 
銀座三越で買ってきた「Raible」のハンバーグプレート、821円也。 「おすすめメニューの組み合わせ」と紹介されて売られていたハンバーグプレートは、821円。
 
大きなハンバーグと、多分ほうれん草を練り込んだのだろう緑色の幅広パスタ、魚のカツと、あとは店頭でも販売されていたじゃがいもグラタン「ヤンソンさんの誘惑」。
 
「ヤンソンさん」入っていたけど、特に北欧料理のお店だったというわけでもないみたい。
 
冷蔵ケースにはテリーヌ類も並んでいて、美味しそうだった「フォアグラといちじくのテリーヌ」も1切れ買ってきてみた。
 
息子と2人の夕御飯、冷蔵庫に冷やしてあったビールもあけて、せっかく買ってきたばかりだからと今日は米飯ではなくコーンパンで。
 
息子はテリーヌを一口食べて「あんまり好きな味じゃないー」と言うので、私がテリーヌ多めに引き受ける代わりに、ハンバーグは半分くらい息子にプレゼント。ビールよりむしろワインが恋しくなるねこれは……と思いつつ食べたテリーヌは、なかなか濃厚なフォアグラ味で中央に柔らかく戻したドライいちじく。
 
ハンバーグは期待よりもなんというか「普通」な感じだったけど、カツやヤンソンさんは美味しかった。でも、一番幸せだったのは、久しぶりの銀座三越のコーンパン。やっぱりなんでか美味しいんだな、このコーンパンが。