2016年10月11日火曜日

絶品飲茶♪

シンガポール「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
 朝食ブッフェ
シンガポール最大の繁華街、オーチャードに滞在のシンガポール後半戦も、朝御飯はホテルプランにつけてある。母が肉骨茶だとかカヤトーストだとかの食べ歩きに乗るとは思えないので、ゆっくりホテルで食べられれば良いかなと。
 
ロビーフロアの「StraitsKitchen」でいただく朝御飯は、マリーナベイサンズ同様、和洋中に加えてインド料理にマレー料理と、たいそう多種多様だった。
 
奥のインド料理オーナーでは「ロティプラタ」というインド風薄焼きパン……というかパンケーキみたいなのを次々焼いていて、焼きたてのそれがカウンターに出てきたので「あら美味しそう」とそれを2切れ。ついでにベジタブルカレー、チキンカレー、卵カレーを盛り合わせてテーブルに持って行ったら、息子に
「朝からカレーキメてるの?お母さんすげーな」
と感嘆された。そういう息子も朝からフライドホッケンミーだの炒飯だのを盛大に平皿に盛っている。
 
ゆで卵を丸ごと1個使ったカレーは、炒め玉ねぎたたっぷり絡んだ旨味たっぷりの甘辛い味で、これがたいそう美味しかった。
 
ジュースコーナーに「すいかジュース」があったので持ってきたら想像以上にすいかだったりだとか、ヨーグルトコーナーに「ヤクルト」が置いてあったりだとか、あと具材を自分で選んで食器に入れ、麺(中華麺やビーフン、平麺などなど5種類ほど)を選ぶとシェフが仕上げてくれる麺コーナーとか、もちろんオムレツコーナーもあったりした。
 
私はインド料理を平らげた後、「カヤトースト」コーナーで、ホテルの人にやり方教わりながらトースターで薄い食パンをこんがり炙ってたっぷりのバター(「たっぷりが美味しいぜ」、とホテルの人にも超お勧めされた)塗ってカヤジャム塗って、脇に温泉卵添えて、もぐもぐ。
 
そういえばこのレストランには、珍しく「日本食」も「キムチ」も置かれていなかったな。それでも、いつもは食べるデニッシュ系に手が出せないほど料理の種類が豊富でうっとりな内容だった。
 
食後は、部屋に戻らずその足で隣のショッピングセンター地階にあるスーパーにお買い物。
 
海南鶏飯用のソースや肉骨茶ミックス、ジャムやお菓子、あれこれ買い込んだら「これ絶対スーツケースに入りきらないし、そもそも重量オーバーになりますわ」という感じになったので、段ボールも1つ貰ってきた。JAL便は「1人あたり、23gまでの荷物2個まで」なんだよね。23kg制限がなかなか厳しいという(でっかいスーツケースだとすぐにオーバーしちゃう)。
シンガポール「Shangri-La Hotel」内「香宮」にて
 港式焼味双拼 S$34
 蜜汁叉焼酥(4個) S$10
 鮮蝦腐皮巻(4個) S$10
 笋尖蝦餃皇(4個) S$10
 櫻花蝦蒸粉果(4個) S$10
 拾菜金茹餃(4個) S$10
 香宮小籠包(4個) S$10
 鼓汁蒸排骨 S$6
 家幺咸水角(4個) S$10
 芋素菜春巻(4個) S$10
 酥皮旦撻 S$6
 迷你椰子塔 S$6
 果露香芒布甸 S$11
 Chilled Whole Coconut S$14
 生ビール(タイガー) 3×S$14
 プーアル茶 S$12
で、午前中はホテル内のプールで水遊びしてガゼボでごろごろしながらパパイアパイナップルスムージーなど飲んだ後に、タクシーで「Shangri-La Hotel」に行き、「香宮」で飲茶ランチ。
 
ここの飲茶、すごく評判が良いそうで、予約を入れて行ってみたのだった。でも、webサイトに飲茶メニューは掲載されてなくて、「もう飲茶メニューは無いとか言わないよね?大丈夫だよね?」と思いつつお店に入ると、テーブル上にはチェックリスト入りの飲茶メニューが。デザートも含めて40種類くらい、中国語と英語の併記でずらーりと点心名が並んでいた。「New」のマーク入りの品もけっこうあって、メニューはちょこちょこ変わっているみたい。
 
微妙に漢字が分からないのもありつつ、
「あ、これ海老蒸し餃子だよね」
「この列の下から○番目が小籠包だよね?」
「排骨ありました、排骨!」
と、馴染みの文字を拾って、あれこれ注文。しっかりたっぷり満喫してきた。
 
前菜は飲茶メニューではなくグランドメニューから、焼きもの2品盛り合わせ。叉焼と、皆大好きカリカリ豚バラ。
 
筍入りらしい海老蒸し餃子はシャキシャキした食感が面白く、形の残る海老もぷりっぷりと文句なしの美味しさだった。「New」マークつきの桜海老と鶏肉の餃子も、香味野菜の風味が効いていて、良い感じ。
 
スーツ姿の店員さんが、ちょこちょことこちらを気にしてくれて、
「桜海老餃子がおすすめですよ!」
「あ、それ注文しましたよー。超おいしかった!」
「えのきは?えのきの餃子は?これも新しいメニューで」
「それも食べたー!」
「じゃあ、これ!これがお勧め!ライチと海老をさくさくに揚げた素敵な食感の点心!」
「うーん……けっこうお腹いっぱいになってきちゃって……揚げ物けっこう食べたんだよね咸水角とか」
 
なんてやりとりの後、
「メニューに載ってないけどデザートにココナッツゼリーはどうかな!ココナッツの器にココナッツのゼリーを詰めた意欲作!」
みたいなお勧めをされて、これを蛋撻やマンゴプリンと一緒にいただいてみることにした。うーん、でも、これは、美味しかったけど、私はココナッツならココナッツウォーターのゼリーじゃなくてココナッツミルク系のデザートが好きだったかなー……。
 
全体的に、昔ながらのメニューもしっかり押さえつつ、斬新な食材の組み合わせの新メニューもあったりする、素敵なお店だった。でも今回、メニューを見た感じ「焼売」が無かったのがちょっと残念。饅頭系や腸粉などはあったのだけど。
シンガポール「ION」内「FOOD OPERA」にて
 「潮州肉骨茶」の
     排骨 S$8.5
     加飯 S$1.0
 「三巡海南鶏飯」の
     蚝油蔬菜 S$5.0
 タイガービール
午後は部屋でごろごろしつつ、だんなの古くからのお友達がシンガポール在住なのでその方と待ち合わせてお茶したり。
 
夕飯は、「もう高級店の味はそろそろおなかいっぱい」ということで、地元のジャンクめな料理を食べようじゃないかと、ION(「イオン」じゃなく「アイオン」と発音する、ローカルショッピングモール。隣には伊勢丹や高島屋があったりする)のフードコートで、「各々好きなものを好きなように食べる」食事にしてみた。
 
とはいえ、母は一人では各店のメニューの感じがわからないし、注文もできないので、私が横についてあれこれ説明しつつ、海南鶏飯のミニサイズを注文。その後、私が一人で買い物している間に、席の間をまわっている販売ワゴンからレモネードを買ったらしい。「あまーい!甘すぎるわ!」と何やら騒いでいた。
 
私は肉骨茶専門店の肉骨茶、「排骨」と「大排骨」のメニューがあって、「量の違いかしら」と「排骨」の方を頼んだら、一口ぶつ切りサイズのスペアリブが入った肉骨茶だった。だんなが頼んだ「大排骨」は、ごろりと1本丸々サイズのスペアリブが入っていて、そっちの方が美味しそうだったりして。
 
小碗に肉とにんにくと少しのスープ、そして別の小碗にたっぷりの追加スープ、という不思議な盛り方がされ、ライスをつけてもらったらこれだけで充分にボリュームたっぷり夕御飯。海南鶏飯屋で貰ってきた青菜炒めと、母が「フルーツ食べたい」と買ってきたカットフルーツ盛り合わせも口にしたら、すっかりお腹いっぱいになってしまった。
 
その後、買い物ついでにブンガワン・ソロのお店で買ってきた蛋撻を部屋に持ち帰って、中国茶と共にもぐもぐ。