ムルギランチと肉福袋

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バタートースト
炒めソーセージ
カフェオレ

息子は本日、始発電車に乗って冬コミ参戦。お仲間たちと忘年会もしてくるそうで、
「じゃあ私たちもお出かけしますかー」
という、今日の予定。年賀状とか大掃除とか全然できてないけど、気にしない。
 
朝食は、５枚切りの厚切り食パンをバタートーストにして、Johnsonvilleのソーセージ「べダーウィズチェダー」を添えてもぐもぐ。

銀座「ナイルレストラン」にて
　ムルギランチ \1500
　インドビール \750

「銀座方面に行くにあたって、ナイルレストランか銀之塔かで昼御飯にしませんか？」
と、だんな。
 
あーナイルレストラン行きたい！超行きたい！と、久しぶりの「ナイルレストラン」に行くことにした。名物はムルギランチ。問答無用でムルギランチ。
 
いっつも混んでるよねーと開店と同時くらいに到着すると、ぎりぎり開店前のタイミングで、店頭には５人くらいの待ち客が。すんなり席に通された後も続々とお客さんがやってきていて、私たちが店を出る12時半頃には店頭に行列ができていた。相変わらずの人気店。
 
名物店主のナイルさんも変わらずお元気に、フロアを歩いていた。
「はいはい、オススメでいい？ムルギランチでいいですネ？ムルギランチで間違いないヨ！」
と、相変わらずの押しの強さ。言わなきゃメニューも出て来ない。お客のほぼ全員がムルギランチを頼んでいる。
 
もうホリデーシーズン突入ですし、ビールもね！と注文したら、ビール１本につき１枚、お煎餅状の薄焼きパン「パッパル」もやってきた。
 
ほのかにスパイスの香りが漂う、パリッパリ食感の美味しいスナック。
 
皿にもグラスにもついている、ちょっとレトロな書体の「ナイルレストラン」の文字が良い感じ。
 
やってきたムルギランチは、骨つき鶏ももがどーんと１本乗ったワンプレートディッシュ。店員さんがその場で肉をさばいて、骨を身から外してくれる。
 
さらりとしたカレーソースと、鶏肉、炒めた風のキャベツも盛られて、ポテトサラダも添えられている。で、それを「全部混ぜて食べる」のがお作法。
 
そうだよね、混ぜて食べるんだよね……と、皿の手前側のエリアだけでこちゃこちゃ混ぜて食べていたらすかさずナイルさんからダメ出しが飛んできた。
「よく混ぜて食べてネ！カンペキに混ぜて！」
他のテーブルにも同様に声をかけているナイルさん、「私もうコレ70年言い続けてるからね！」とか言っている。
 
強くクミンが香ったりとか、クローブが香ったりとか、お店によってルウの特徴って色々あるけれど、このムルギランチは「特にこのスパイスの存在感が突出して強い」ということはない、バランスの良い味わい。けれど、とてもスパイシー。辛さもそこそこしっかりめ。
 
そしてインドカレーで使われる鶏肉は、おしなべて「皮が外されている」ものだけれど、このムルギランチは皮つきの鶏ももが、そのまま調理されているのだった。
 
さらりとしたカレールーと、しゃきしゃきの野菜、ぽくぽく食感のポテトサラダという組み合わせは、これまた他にはない感じで、ここだけで楽しめる味と食感の妙。久しぶりに食べたムルギランチは、最高に美味しかった。
 
お皿を下げに来たナイルさんに
「もう20年近く前に、ベビーカーに息子乗せて連れてきたんですよ。混んでるのにベビーカーですみませんって。そしたらナイルさんに"ベビーカーは平和の象徴！"って歓迎されて」
という話をだんながしたところ、
「ベビーカーは平和の象徴だし、"未来のお得意サマ"だからネ！」
と、ニカッと笑ったのだった。
 
２代でファンなんて、まだまだぬるいらしい。５代続けて来ている家族連れさんとかもいるんですって。さすが創業1949年。
 
そして午後は、帝国ホテルで昨日今日と開催している「日本橋三越本店デラックスファッションバザール」をちらっと覗きに。イベント名は「ファッションバザール」だけれど、雑貨、宝飾品、リビング用品、美術品、食品などの扱いもあるということで、どんなものかと覗きに行ってみたのだった。
 
本館２階３階の宴会場フロアを全て使った大規模なイベントで、食品コーナーなどは通勤電車並のすごい人。
 
服や食器、リビング用品などの売り場も覗きつつ、結局、食品だけ買って帰ってきた。買ってきたものは、こんな感じ↓
 

KEY COFFEE

ドリップオン30杯セット \1080
 

魚武

粕漬セット（銀さけ・さごち・銀ひらす・天然ぶり・さば・いか） \1080
 

ケーファー

お楽しみ袋 \2160
　ビアシンケン 220g
　ペッパーシンケン 280g
　ローストボンレス 300g
　カスラースライス（ロースハム） 80g
　イタリアンプロシュート 25g
　ミラノサラミ（ソフトサラミソーセージ） 45g
　ブラートヴルスト 80g

 
たいそうお得だったのは、「ケーファー」のハム＆ソーセージ袋。
 
なにしろ、ビアシンケン・ペッパーシンケン・ローストボンレスの大きなハムの塊３アイテムだけでも、それらがセットで5400円で売られている品。
 
好きなブランドだし、賞味期限も先だしで、これはしばらく酒の肴や朝食が充実しそう。嬉しいな。

「アンリ・シャルパンティエ」の
　ザ・ショートケーキ \570
カフェオレ

そして、今日は東京メトロの一日乗車券を買っていたのを良いことに、大手町に移動してパレスホテル内の「はせがわ酒店」を覗き、お惣菜とかパンとかも買いたいねと日本橋に移動して高島屋にも寄り、西船橋経由で帰宅。
 
日本酒をうっかり３本も買ってしまい、けっこうな大荷物で帰宅した。「狂おしいほどに生クリームのケーキが恋しいの！」という私の主張で、高島屋の「アンリ・シャルパンティエ」で買ってきたのは、その名も「ザ・ショートケーキ」というショートケーキ。
 
帰宅はちょうど午後３時頃だったので、早速珈琲を淹れて、「歩き疲れたねー」言いつつ、ケーキを食べた。
 
１切れに、苺が３粒！
 
苺の重さでクリームとスポンジがたわむ勢いの、重量感あるケーキで、クリームたっぷり、中には当然苺もサンド。
 
文句なしに美味しいショートケーキだった。

「まつおか」の
　じゃが芋と豚肉のうま煮
　茄子の生姜和え
「魚武」の
　銀さけ・銀ひらす粕漬け
ほうれん草のおひたし
いぶりがっこ・即席べったら漬（風）
羽釜御飯
日本酒（宮城 佐浦 浦霞 特別純米酒 寒おろし ササニシキ）

で、夕飯は、今日買ってきた粕漬けを焼いて、日本橋高島屋の「まつおか」というお惣菜屋さんで買ってきた惣菜２品と、あとは御飯炊いて、 「ビオファームまつき　」のほうれん草をおひたしにして、ついでに大根を塩揉みして塩麹と砂糖で揉んだ即席べったら漬け(風)も少し。塩気の加減がわからなくて少なめにしたら、ちょっと物足りない味になってしまった……かな。
 
お酒は、これも今日買ってきた、浦霞の「ひやおろし」ならぬ「寒おろし」。
「ひやおろし」は、冬にできあがった新酒を一夏越させて、９月頃に出荷するお酒のこと。「寒おろし」は、更に寝かせて11月頃から出荷するお酒なんですって。ササニシキという食用のお米を使っているのに、すっきりした中に思いのほか旨味があって美味しいお酒だった。
 
そして、食事の支度をしている最中に届いたのが、「ハイ食材室」恒例の年末福袋、「2016年 THE店長プロデュースハッピーバッグ」。
   
私より、今年はむしろだんなの方がうきうきとしていて、
「今年も売るのかな？マグレドカナールまた入ってくるよね？」
と言い、めでたく販売開始していたその福袋をだんなが買ってくれたのだった。値段は16980円。
 
今年は魚介もの無しで、「肉とチーズ！」の９点盛り。最初の案内には「８点セット」とあったのだけれど、嬉しいオマケがついていた。
 

• アメリカ国産骨付きサーロイン（Ｔボーン） 約1kg
• ニュージーランド産フレンチラムラック８リブ 774g
• スペイン産 マグレドカナール 419g
• スペイン産フレッシュフォアグラ529g
• ガーベルさんのスモークチキン１羽
• フランス産"キントア"のソフトサラミ（ソシソン・アルデュード）
• パルマ産プロシュット手切りスライス 24ヶ月 100g
• MOFチーズ熟成士チーズ：フランス産クードゥ・サヴォア ６ヶ月熟成 163g
• MOFチーズ熟成士チーズ：フランス産コンテ 18ヶ月熟成AOP 148g
• （おまけ）無添加こだわる大人の配合無添加チーズ（オランダ＆デンマーク産） 1kg

 
牛ステーキ肉にラムラックに、待望のマグレドカナールにフレッシュフォアグラ……と、どれをとっても嬉しい組み合わせ。美味しそうなチーズがセットになっているのも良い感じ。
 
1kgもの分量でやってきたシュレッドチーズだけは小分けして冷凍庫に移したけれど、あとは賞味期限を確認しつつ冷蔵庫に保存。お正月にかけて美味しくいただく予定。