2019年2月17日日曜日

山形の美味と、温泉と

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
山形 蔵王温泉郷 常宿の朝御飯
スキー宿の朝食は、7時半過ぎとそこそこのんびりめ。
 
でも、いつもは5時台(下手すると4時台に猫に起こされる)に起きる私も、今朝は6時半頃まで爆睡していた。
ちらっと温泉に浸かりに行って、その後に朝御飯。今日も天気は今ひとつらしいけど、午前中は少し晴れ間があるようで、山頂に行けるのは午前中が勝負かな?皆、がんばれー。
 
米飯が進むおかずばかりの、スキー宿の朝御飯。 焼き鯖・ほうれん草のおひたし
海苔の佃煮・ささかまぼこ
焼き海苔・納豆・温泉卵
切り干し大根の含め煮
ポテトサラダ・みかん
米飯(はえぬき)
豆腐となめこの味噌汁
漬物盛
牛乳・お茶
 
と、そんな感じの献立は、米飯が進むおかずばかり。
 
納豆に焼き海苔に佃煮にと、米飯を口に入れすぎてしまわないように気をつけながらいただいた。
油断すると3膳くらいさらりといただけそうで(だってお米も美味しいんだ)、大変に危険。
 
今日も私は温泉巡り、他の面子は頑張って滑ると完全防備。
いってらっしゃーいと見送る窓外には、既に朝から雪がちらついていた。
山形 蔵王温泉郷「食事処きくち」にて
 肉そば(温) \800
で、今日の温泉巡りは、滞在宿で公衆浴場の入浴券を貰える事を今更知って(昨日も貰えば良かった……)、2枚チケットを貰ってみた。
 
昨日と同じく、下湯からスタート。先客が数人居たけれど、昨日よりも熱く、湯に1分も浸かって居られないほどだった。洗い場で休み休み、何度か湯に浸かりつつの数十分。途中やってきたお姉さんは、これは入っていられないとばかり、ものの数分で早々に風呂を出て行った。
 
今年の上湯は最高でした。ずーっと私一人の貸し切り状態。 予想外に最高だったのが、下湯から100mほど坂を登ったところにある「上湯」。
 
常なら、上湯の方が熱くてきつい(←温泉の成分的に)印象なのだけど、今日の上湯は温度もほどよく、そして他にお客さんは終始誰も来ず。
 
カラン等の設備は無い、ただ浴槽だけがある感じは公衆浴場全部が共通で、一番浴槽が大きいのがここ上湯。
 
下湯よりも濁りが強めの、ほんのり緑がかっ乳白色の湯はとろりとして良い香り。
 
ちなみに、もう1軒の共同浴場「川原湯共同浴場」は、足下のすのこから湯が湧き出る作りなのだけど、あまりに湯温が高いとのことで利用自粛が入口ドアで呼びかけられていた。「湯温が高いため上湯、下湯をご利用下さい」ですって。
 
お昼は、山形名物の「肉そば」を。鶏肉ざくざく。 ちょっと早めの昼御飯は、食べたことがなかった「肉そば」(これも山形名物なんですって)を食べてみようと、バスターミナル近くの食事処「食事処 きくち」に。
 
多分、冷たいものの方が、正しい有り様(?)なのだと思う。
 
あんまり寒かったから温かいのにしてもらったけど、冷たいのを食べてみれば良かったかな。でも、美味しかった。
 
上に乗っているのは、だしで炊いた風な鶏むね肉。たんまり肉が盛られていて、他にはかまぼこ、刻み葱、茹でほうれん草。
 
だしがほんのり鶏味で、旨味たっぷり。ついつい飲み干してしまった。
 
「蔵王おおみや旅館」の味わい深い木造風呂。露天の季節にまた来たい。 で、昼食後最初に行ってみたのは、上湯のすぐ裏手にある老舗旅館の「おおみや旅館」。
 
湯めぐりこけしの対象宿で、公式サイトでの記載は見つからなかったけど、日帰り入浴は600円するみたい。お得な感じ。
 
大浴場はフロント入ってすぐの暖簾をくぐった先にあって、歴史を感じさせる、ちょっと天井低めの浴室だった。例によって貸し切り状態だったので写真を1枚(湯気もうもうだったけどー)。
 
写真に映ってる側が「源泉風呂」で、手前にあったのが「泡風呂」。
こちらは足元から湯が湧く「川原湯」と同じ造りなのだそうだけど、案の定、湯温が高すぎて少しも足を入れられなかった。
 
そして小ぶりの露天風呂もあるらしかったのだけれど、残念ながら冬季は閉鎖とのこと。
 
客室数は多そうな宿だけど、思いのほか湯船は小さめで、でも雰囲気と清潔度は文句なし。
湯上がりにはロビーの椅子で冷たい水をいただきながらのんびりできた。
 
そして湯めぐり最後はバスターミナル近くまで降りてきての「五感の湯 つるや」に。
 
お目当ては、大きな浴槽と露天風呂。
 
ここのお風呂は残念ながら写真は撮れなかったけれど、内湯は広々、露天は若干こぢんまりとしていたけれど、湯温が絶妙にぬるめでいくらでも入っていられる心地良さだった。眺めや広さは昨日行った「源七露天の湯」に軍配が上がるけど、アクセスの良さは圧倒的にこちらの方。
 
ちなみに、日帰り入浴は600円、貸切風呂は50分2200円だそう。
 
まだ皆滑ってるかなどうかなと思えば、LINEで続々と「帰還する」の報告が。やっぱり天候はあまり宜しくないらしく、予定より1時間以上早めに全員下山したのだった。お土産ものんびり買えたし、最後に宿のお風呂にもゆったり入れたし、何より。
山形駅前「冷麺さくら」にて
 ファミリーセット 2×\8000
 特上ともさんかく 2×\1800
 ライスセット 3×\300
 手打ち冷麺 7×\750
 韓国のり \300
 ビールとか
そして蔵王の〆は、皆が愛してやまないお店、山形牛焼き肉が楽しめる「冷麺さくら」で。
 
毎年必ずというわけにはいかないけれど、蔵王に来た時には絶対にここに寄りつつ、もう10年のお付き合い。「息子も大学生です」と伝えたら御主人がびっくりしてらした。
 
ちょっとばかりメニューも変わり、4~5人前のセットメニュー「ファミリーセット」は、特上ともさんかく・上カルビ・上塩タン・さがり・サンチュ・野菜盛・ナムルという内容で。
 
ともさんかくがあまりに幸せすぎて、2皿追加注文した。最後には冷麺もしっかり食べて、子供連中はライスを食べて更に冷麺も平らげる食べっぷり。
 
「冷麺さくら」にて、まずはやっぱり牛タンからね!国産の牛タン。厚切り。ああ、幸せ……♪ ビールで乾杯しつつ、牛タンからね!
 
アメリカ牛のタンでも文句なく美味しいけれど、山形牛のタンは、やっぱり格別。タンにまでサシが入ってるように見える。
 
肉の盛り合わせは今日の一番上の写真。
かなりしっかり食べて、飲んで、これで1人4000円ちょっとなのだもの。都内じゃ考えられないほどに安くて美味しい。
 
ともさんかくは、その名の通り、三角形。美しい赤身なんです。 で、こちら、ともさんかくをジュージュー。
 
赤身メインのもも肉にサシが入った希少部位。
 
4人席×2つの横並びの団体席で、私はAちゃん夫妻+息子との4人組だったのだけど、隣のテーブルよりも大人気なく、
「どの肉、狙ってる?私、これなんだけど」
「私もこれ」
「俺も」
「じゃあじゃんけんで決めようか」
と、何度もじゃんけんしながら好みの肉争奪戦を繰り広げていたのだった。
 
冷麺好きじゃない人もここの冷麺は食べる勢いで美味しいのですよ そんなAちゃん曰く、「他の焼き肉屋で冷麺頼むことって絶対無いんですけど」、ここのは大好きと公言してはばからない絶品冷麺を最後にもぐもぐ。
 
辛さは色々選べるのだけど、今回の私は小辛で。
 
とてもクリアな(でも旨味濃厚な)牛骨スープに、卵、塩揉みきゅうり、りんご、甘辛く煮たすね肉(多分)、刻み葱、すり胡麻がトッピング。
 
半透明の麺も実に美しく、今日もしみじみ美味しかった。
ああ、幸せ。また来年も来なくちゃね。
 
美味しいものが多いから、皆してお土産をたんまり買い込む山形旅行。 そして気付けば隣接する駅ビルエスパルは店の位置が色々変わっていて、1階にあった土産物店がごそっと2階に大移動。
 
温泉郷でしか買えなかった蔵王クリームチーズを売ってる店があったり、スモッちもさらっと買えたり、色々便利になっていた。
 
というわけで、今回のお土産いろいろ。
メモ代わりにどこで何を買えたか残しておこう。
 

蔵王温泉郷「新左衛門の湯」にて
蔵王クリーミースプレッド バニラ
蔵王ミルクキューブ
味佳嵯」のくるみゆべし
蔵王銘菓 樹氷ロマン ひと口サイズ
\557
\502
\366
\540

山形駅エスパル「ふるさと銘酒館 ひのきの里」にて
秀鳳 純米大吟醸 愛山 原酒
\2300

それと、先の「冷麺さくら」で売られていた1パック500円の自家製コチュジャンも買ってみた。
瓶入りかな?なんてAちゃんと話していたら、プラスチックのパックの巨大鍋からごっそりすくって入れてくれるというスタイルで、これで500円ってすごく安いかも。
 
帰宅したら瓶詰めにしようと思いつつ、倒さないように大事に持ち帰った。
 
帰りの新幹線は、ほぼ全員が爆睡で。
 
帰宅したら、初めて「人間のいない一夜」を過ごしたみーちゃんが、想像以上の大暴れをした後始末が待っていたのだった。
なんで私の髪留めが猫水コーナーにあるんだろう。なんでお風呂に置いてあるかみそりが猫餌場にあるんだろう。
 
それでも致命的なやらかしはしていなかった(ベッド上に抗議の粗相とか、そういう類の)から、みーちゃん、えらい。りゃんりゃんもお留守番ありがとう。
しかしこれ、1泊でこうとなると、数日家を空ける時は大変だねこれ……。