2019年10月7日月曜日

ハロウィンUSJ

今日はUSJ、大人ハロウィンを大満喫!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
大阪西九条 民泊宿にて
 「BOULANGERIE UN」の
     塩パン(ミルク)
 紅茶
「パークオープンは8時半だけど、どうする?閉園10時だし少し遅めに行く?」
「6時に起きましょう!」
「まじか」
 
そんなやりとりの末、今日は早起き、仮装の準備。
 
1週間前には雨マークがついていた天気予報も、蓋を開けてみれば最高気温27℃の晴れ模様。暑がりの私としてはもう5℃くらい気温が低くあって欲しかった……と思いつつ、がさばる衣装をキャリーケースから取り出して、常にはしないこってりメイク、髪も巻き巻き、真っ赤なネイル。
 
この旅行の計画を立てた時に「どうせ行くなら仮装しましょうよ!」という話になり、「Rさんの○○ドレスが見たい!」というところから、「えー、じゃあそれに合わせるなら、私、××だったらかろうじてやってもいいよ……ミニスカートじゃないのがあるだろうし……」と、姫と魔女とマスコットキャラという風なコンセプトで、割とがっつり仮装をしたのだった。
 
結論としては、たいそう目立ったけど、それはそれで楽しくて、パークスタッフと視線が合う度に「ハッピーハロウィン!」と言ってくれるのが楽しかったし、「魔女様、ようこそおいでくださいました」みたいにそれっぽく扱ってくれるのも面白くて。
 
殊に、今日の目玉のアトラクション、ホテルアルバートの滞在がたいそう楽しいものになった。この格好してると、キャーキャー言うのもあんまり合わないしと気合いを入れてホラー系も怖がりすぎずに済んだのも、精神衛生上よろしかったし。
 
あと、夜のゾンビたちとも過剰に眼が合いまくって、「逸らしたら負けだ」みたいになったのも面白かった。色々とお得だったなー。
 
で、そんなこてこてメイクをする直前に慌ただしく食べたのは、阪急デパートの目立つところにあったパン屋さんの、ミルククリーム入り塩パン。リッチな味のミルククリームが良い感じ。
民泊宿は冷蔵庫やコンロや湯沸かしや食器類が普通にあるのがありがたい。
USJにて
 ハロウィーンチュリトス(オレンジチョコ) \550
 ソフローズン メロン \450
今回のUSJは、奮発して1万円超の「大人ハロウィーン・ゴージャス・セット(エクスプレス・パス)」を買って乗り込んだ。
 
時間指定つきで、
・ ブラッド・レジェンド エクスプレスパス
・ ホテル・アルバート2~レクイエム~ エクスプレスパス
・ ホテル・アルバート・ラウンジ(VIP席)滞在権
・ ホテル・アルバート・フォト・オポチュニティ(写真撮影のお土産)
・ ホラー・レストラン「パークサイド・グリル ~呪われた薔薇の宴~」優先案内(飲食代は別途)
という内容。
 
夕方6時からのゾンビナイトを楽しむためにもレストランは早め時間、アトラクションは昼間にほぼ終わらせる感じのスケジュールにして、最初の予定はちょうどお昼のホテルアルバート。
 
午前中はのんびりめに散策しましょうかと、アトラクション、これだけは行ってみたいのと私の希望でバイオハザードの整理券を貰って、それまでの時間はハリーポッターエリアを散策していた。
 
世界観的に私たちの仮装ともまあまあ似合っていたものだから、そこここで記念撮影してみたり、ぬるめのジェットコースター「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」に行ってみたり。
 
その後は姫と魔女様ご一行はホラーメイズ「バイオハザード・ザ・エクストリーム」に果敢に挑んで、ゾンビから逃げ回りラスボス相手に銃を撃ちまくり。
 
ホテル・アルバートの直前に簡単に済ませた昼御飯は、あちこちで違う味のものを売っていたチュロスの、ハロウィン限定可愛い色合いのオレンジチョコ味にしてみた。
あんまり暑くて、シャーベットドリンクも1杯。
USJ「ホテル・アルバート・ラウンジ」にて
 カクテル トワイライト
そして期待の「ホテル・アルバート 2 ~レクイエム~」。
 
注意事項に「過激な内容を含むため、中学生以下は体験できません」「演出の都合上、出演者がゲストに触れるシーンがあります」「グロテスクな表現および体験が苦手な方は、年齢にかかわらず体験をご遠慮ください」などというものがあり、最初に外部に内容を漏らしませんという誓約書まで書かされる。
 
内容は(公式にアナウンスされている範囲で)、「物語の世界に体ごと入り込む 完全没入型ホラー体験」。4階建ての施設内を巡りながら体験する「ホラー・メイズ」で、その通り、物語の登場人物の一人になれる不思議怖い、そして綺麗なアトラクションだった。
 
これは良い。これは楽しい。高価なチケットだけど週末を中心にほぼ売り切れなのも納得の内容で。
 
USJ「ホテル・アルバート」ラウンジにて。R15の美しい世界。 そして体験を語り合うためのラウンジでは、アルコール2種、ノンアルコール2種のカクテルから、好みのものを1杯。
 
私はウォッカベースのオレンジ味カクテル「トワイライト」をいただいた。
 
隣接のブースでは3人揃って写真を3パターン撮ってもらい、プリントされたのをいただけた上、スマホにダウンロードできるデータ版も貰えるありがたさ。
 
異世界な空間からパークに戻れば、今日一番の気温の高さと太陽ぎんぎんの晴天が待っていて、「涼しいところ行きたい……」と、ハロウィンアトラクションのホラーメイズ「エリア 51 ~未確認物体との遭遇~」に行ってきた。
 
今日はそこそこ混雑するも、人気のものでもせいぜい80分ほどの待ち時間だったから、なかなからくちん。ここでもゾンビ風なものに追われて逃げ惑い、夕方直前には「ちょっと座りたいね」と「ジョーズ」にも。
 
ホラーシアター ブラッド・レジェンド」は、椅子が動いたり水がかかったりする4Dシアター。パニック系ムービーで、その手のが苦手なRちゃんが硬直しまくっていた。
 
現代を生きる吸血鬼のホラームービーだったけど、吸血鬼には一家言ある私としては、「だめよ、吸血鬼たるもの、もっと美しく優雅で無ければ」と内容に若干の御不満感……。
USJ「パークサイド・グリル ~呪われた薔薇の宴~」にて
 呪われた薔薇の宴コース \4000
     オードブル 朽ち果てた薔薇-沈黙-
     メインディッシュ 血に染まりゆく白い薔薇-惨劇-
     デザート ホワイト・ローズ・ガーデン-記憶-
 スペシャルカクテル 不穏の紅 \700
そして優先案内の時間になるのを待って、パーク内のレストラン「パークサイド・グリル ~呪われた薔薇の宴~」に。
 
メニューは4000円のコース一択(メインディッシュは3種からの選択)で、コンセプトに見合ったオリジナルカクテルもあるとのことで、それをいただきながらのちょっと優雅かつ不穏な夕御飯。
 
USJ価格ということで、ボリュームや皿数に比して「おったかいな!?」という感覚ではあったけど、「メインディッシュ、血に染まりゆく白い薔薇でございます……」なんて仰々しく給仕される様は、執事喫茶とメイド喫茶を足して2で割った感じでなかなか楽しい。お水1つ頼んだだけでも恭しく「いつでもなんなりとお申し付け下さいませ……」だから。
 
オードブル、朽ち果てた薔薇、沈黙……で、ございます。 かなり薄暗い中での食事だったので写真もアレな感じだけれど、これがオードブル、「朽ち果てた薔薇-沈黙-」。
 
薔薇の花片もサクサクの何かで食べられるようになっていて、茎部分も素揚げしたローズマリーで一応食べられる。
 
鮪と帆立がベースのテリーヌっぽいものと、トッピングのトリュフっぽいものは黒人参にトリュフの香りをつけたもの。平べったいグリッシーニ的なさくさくパンもついてきた。
 
メインディッシュはアンガス牛と合鴨とオマール海老の選択で、たまたま全員別のものを選んだ(私は合鴨)ところ、添え物も盛りつけもそれぞれちゃんと別の仕立て。
 
私の合鴨のプレートが今日の一番上の写真で、小さめの切り身の上にはフォアグラも乗ってベリーのソースがいかにも「血に染まりゆく」という感じ。あとは茄子と、カリフラワーとじゃがいものサラダ的なもの……だったのかな。
 
真っ白なデザートは「ホワイト・ローズ・ガーデン」。 白で統一されたデザートは、グラスの中身はココナッツやパイナップルの味がするピーニャコラーダ風のもの。
 
あとはアーモンドクッキーを添えたフロマージュブラン、ライスプディング、薔薇の香りのアイスクリーム。
 
このレストランは「かつて起きた残酷な事件の余韻が残る一軒の館、今は亡き女主人・ローザが取り仕切る恐怖のパーティー」という趣向で、食事の途中、ゾンビになったマダムローザがお付きの者を連れてしずしずとフロアに現れたりもした。
 
彼女はレストランに隣接する「大人ハロウィーン・エリア ~呪われた薔薇園~」にも現れて、でもなにしろ高貴なマダムなので、他のゾンビみたいに「うがぁ!」と襲ってくることなどもなく。
 
そうして食事を終えてレストランを出た時には、6時を過ぎてパークはゾンビだらけになっていた。
 
照明も落とされ、そこここにゾンビがうろうろ。
 
やっぱり可愛いキューティーちゃん。にこにこ笑いながら襲ってくる恐怖。 やっぱり彼女たちに会いたいよね!と最初に向かったキューティーゾンビエリア。
 
ロリータ服を身に纏った可愛い(ただし血みどろな)ゾンビちゃんたちと、今年は光るゴーグルをつけたサイバーロリータちゃんも居た。女の子ゾンビはほんとに可愛い。
 
今年は狼男もいましたよ。一緒に写真も撮ってくれたいけめん。 これは「蘇る伝説のモンスター」エリアだったかな。狼男さん。
 
フランケンシュタインにエジプト神っぽいものに……と、様々いらっしゃったエリア。
 
今年のゾンビダンスは固定の時間や固定の場所ではなく、突然にそのへんで始まるという感じで、「見られたらラッキー」くらいの印象だった。
 
たまたま「荒れ狂う部族」エリアで目の前でダンスが始まり、キューティーちゃんエリアのダンスステージで待機していたらミイラ男たちがダンスを始め、そしてたまたま通りかかったステージ前でヴァンパイアたちがダンスを始め。
 
今日は3回、ダンスを見られて、どのダンスでも最後には「一緒に踊るぞ」とジェスチャーが入って、ラタタダンスを観客も共に踊る。ドレスの私たちもしゃかしゃか踊りまくりました。
 
お美しかったメデューサ様。 こちらも狼男同様、伝説のモンスターエリアで、メデューサ様。
 
これまでは居なかった、今年初めてのキャラクターですって。
 
メインのメデューサ様とお付きのプチメデューサ様の3人セット(ゴルゴン三姉妹なのかな?)、艶然と微笑んでらして美しかった。(そしてお付きのメデューサ様には「うがぁ!」と襲われた)
 
海賊エリアのゾンビもかっこいーんですよ。 ゾンビらしいゾンビと言えば、海賊エリア。
 
お客さんが少ないエリアだとゾンビ含有率(?)が高くて、「あれ?」とすれ違った相手がナチュラルにゾンビだったりするおそろしさ(=楽しさ)。
 
お客の側もおどろおどろしいメイクをしている人が少なくなくて、ああ良いなあ楽しいなあと思っているうちに21時を過ぎて、皆の体力が限界に近づいた。
 
私も頑張ってはいたけれどやっぱり疲労がピークで、よれよれと閉園を待たずに宿に帰還。帰るなり皆一斉に衣装を脱いだのだった。あああ、暑かったあ……でも楽しかったー。
 
ほんと、舞浜にあるのが某鼠園じゃなくてUSJだったら良かったのに……USJだったら、私、確実に年パス買ってたわ……。