2015年1月26日月曜日

歌舞伎座千穐楽

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ピーターパン」の
 イチゴドーム
自家製ヨーグルト w/紅玉ジャム
カフェオレ
本日の親不知抜歯後のメモメモ。
 
昨日に続き、「歯が痛くて目が覚める」という、爽やかな目覚めとはほど遠い朝。……もう今日から「抜糸までは寝る前に痛み止め服用」を習慣にしようと決意しちゃったくらい。
 
頬はもう外から触ってもほとんど痛くない。歯は患部が痛いというより「糸がひっつれて痛い」感じ。これが抜糸まで続く……のかなぁ。飽きた。飽きました。この状況に飽きました。歯茎に糸がぴろぴろしている状況に飽き飽きしました。
 
朝晩はロキソニン、今日はお昼の観劇予定で、観劇中に痛くなるのは嫌(しかも柔らかいとは言えないお弁当昼食予定で)ということで観劇直前にボルタレン。……ボルタレンが効いている時は痛みも不快感もほとんど無いのだけど、金曜(=抜糸)までボルタレンで乗り切るのは薬が足りないし、胃も盛大に荒れそうだ。ロキソニンは、以前別のお医者に貰った痛み止めを手元に残しているのを飲んでいる。
 
05:00 ロキソニン60mg 1錠 w/牛乳
11:00 ボルタレン25mg 2錠 w/お茶
19:00 ロキソニン60mg 1錠 w/カフェオレ
23:00 ロキソニン60mg 1錠 w/ヤクルト
 
ともかく、変に朝早く目が覚めてしまって、その勢いでだんなと息子2人分の弁当作り。
 
今日のおかずは「豚肉と野菜のピリ辛炒め」。田舎味噌と香辣脆を使い、あとは酒と味醂で甘じょっぱい感じの炒めものに。半端に残っていた鶏そぼろは蒸したかぼちゃと和えて、あとは隙間に常備菜や昨日作った燻製を詰めて。
 
  • ご飯 w/たらこふりかけ
  • 豚肉と野菜のピリ辛味噌炒め
  • かぼちゃの鶏そぼろ和え
  • 卵の醤油漬け
  • 切り干し大根
  • 自家製燻製いろいろ
  • りんご
  • ほうじ茶
 
朝食は、「ピーターパン」の季節商品「イチゴドーム」。表面は「メロンパン」に使っている風なビスケット生地、その中はいちご風味のピンクのパン生地で、カスタードクリームとホイップクリームが入っている。
 
口の中に刺さりそうなデニッシュ系やハード系のパンは避けたいということでこの選択にしたのだけど、残念ながらこのパンはホイップクリームがいまひとつ美味しく感じられず。乳脂肪の風味が今ひとつ感じられなくて、植物系の割合多めなホイップなのかしら?という印象だった。
 
そして毎日欠かさぬヨーグルト。ノロともインフルエンザとも無縁でこの冬も乗り切れますようにという、それは半ば「おまじない」。
歌舞伎座幕間に
 「鳥徳」の「鳥と鰻弁当」
 ペットボトルのお茶
歌舞伎座千穐楽。すごい賑わいでした。 そして私は歌舞伎座に。
 
数日前に、「あーもー歯が鬱陶しい!」と身の置き所が無くて、「家の中に居てももやもやするなら、出かけてしまえ」とチケット譲渡サイトを覗いていたら、だんなと先日夜の部を見に来た「壽初春大歌舞伎」の昼の部のチケットが出ていたのだった。
 
日数迫ったタイミングでチケット所持者が行けなくなってしまったとのことで、定価席料より幾分安く譲っていただけた次第。しかも今日は「千穐楽」。
 
「千穐楽」は「千秋楽」と同じく「せんしゅうらく」なのだけど、劇場の「火」は御法度のため縁起の良い「亀」の字入りの「千穐楽」を使うのが、こと歌舞伎においては一般的、なんですって。今回初めて知った。
 
劇団四季だったら特別カーテンコールがあったりする楽日だけど、歌舞伎は特にそういうことは無いみたい。でも、役者の家族が見に来たり、「そそり」と言われる多少のアドリブのおふざけがあったりはあるそうで。
 
開場の少し早めに到着したところ、歌舞伎座脇のお稲荷さんに宮司さんが来て、スーツ姿の松竹社員ご一同様(多分)がお祓いを受けていた。幕見席は立ち見もぎっしり、そういえば今日は大向こうからの声がひときわ多かった。今まで歌舞伎観劇した中で、一番多かったかも。こういうところが千穐楽ならではなのかな。
 
演目は「祇園祭礼信仰記 金閣寺」「蜘蛛の拍子舞」「一本刀土俵入」。
 
派手な大道具に「囚われのお姫様」の勧善懲悪もののわかりやすい話で絵面も絵画のように美しいシーンが多い金閣寺と、玉三郎、七之助、勘九郎、染五郎という豪華な組み合わせの舞踏劇の「蜘蛛の拍子舞」、そして松本幸四郎の人情劇「一本刀土俵入」。飽きさせない内容で、どれもとても楽しかったし美しかったし面白かった。うん、夜の部もたいそう良かったけど、昼の部も見に来て良かったな。
 
七之助演じる「金閣寺」の雪姫は、「三姫」の一人なんですって。「三姫」とは 歌舞伎時代物の姫役のうち至難とされる三役。だそうで、「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫、「祇園祭礼信仰記」の雪姫。透明感のある美しさで、たいそう眼福だった。
 
で、女郎蜘蛛の精(とそれが化けた白拍子)を演じた玉三郎も、これまた眼福。女郎蜘蛛の本性が出てからが、おどろおどろしくて(youtube動画「シネマ歌舞伎『蜘蛛の拍子舞 身替座禅』」にちらっとさわりが)、真っ赤な口を開けて目を見開き「べえ~」のような表情をしたり。
 
幕間に食べたのは、「茅場町 鳥徳」のお弁当「鳥と鰻弁当」、なんと1404円。値段を見て悩んだけれど、東京駅グランスタで買ってきた。
 
先日、抜歯した時に東京駅を通って、張られた「期間限定ショップ」のポスターが美味しそうだったから気になっていたお店。明治創業、茅場町の老舗鳥料理店だそう。
 
「鳥と鰻弁当」は「古くから相性が良いとされている鳥と鰻の理想の組み合わせ弁当」だそうで、ご飯の上に左から「倶利伽羅焼き(鰻)」、「定番きじ焼き」、「鳥徳モツ焼き(鳥肉、レバー、砂肝、ぼんじり)」、「手こね鳥つくね」とししとうが盛られていた。
 
焼きたてのをお店でいただいたら、それはもう美味しいのだろうなーと思う。常温に冷めてしまうと、やっぱり鰻などは固くなってしまうわけで、「電子レンジが欲しいなー」思いながらもぐもぐ。鳥つくねがしっとり柔らか、味もしっかりついていて美味しかった。1切れずつながら「モツ焼き」で色々な部位を楽しめたのも嬉しかったなと。
 
お店に行けば1000円以下で色々なランチメニューがあるみたい。
 
限られた幕間の時間、いつもだったらこのくらいの弁当、5分もあれば平らげられるけど、大口開けられない&片側の歯しか使えない今は3倍以上の時間がかかるわけで、必死にもぐもぐしていたら顎が疲れた上に、口を使いすぎたみたいで、抜歯したあたりの歯茎が後でちょっと腫れてきてしまった。でも後悔はしないー。
自家製燻製いろいろ
「柿安ダイニング」の肉じゃがコロッケ
千切りキャベツ
半熟卵のマカロニサラダ(スーパー総菜)
とり豆腐
羽釜御飯
麦茶
今日の夕飯は息子と2人。銀座三越の地下でパン買ってお総菜も見てきたのだけど、なかなか「食べたいもの、食べられそうなもの」が無いなぁと。値段も考えつつ、結局「柿安ダイニング」のコロッケを買って帰ってきた。息子はチーズコロッケと肉じゃがコロッケの2つ、私の分は肉じゃがコロッケ1つ。
 
明日の弁当材料買いついでに地元スーパーも寄ってマカロニサラダを追加で買い、昨日作った燻製色々も息子に出してやって、私はコロッケに添えたキャベツも抜き、燻製も抜きで軽め軽め、口を労る方向で。
 
「お母さん、夕飯それだけでいいのー?」
「や、なんか、昼にちゃんと食べたら、口の中の糸がひっつれる感じがしてさー。……夜は自重します」
「糸?」
「縫ったもん、抜歯した時に。3針?4針?ぶすぶすーって」
「ほぅー」(´・д・`)←こんな表情で
「縫った時は麻酔効いてたから痛くはなかったけど、でも感覚はあるわけよ、"あ、針が抜けた"って」
「ほぅー」
「相当切ったみたいだしねぇ」
「ほぅー」
 
途中から、痛そうな顔になって高い声で「ほぅー」「ほぅー」しか言わなくなった息子。ふくろうにジョブチェンジしたのかと思った。
「痛いのダメ、痛いのダメだからー」
とか言っている人を見ると、つい痛い話を山盛りしたくなるわよね。サービス精神で。