2023年7月22日土曜日

答え合わせの沖縄料理

沖縄料理の答え合わせをしに。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
冷や汁
アイスウーロン茶
昨夜は、寝る時にはずいぶんと涼しかったからクーラー無しで就寝して。
 
で、隣接してる客間と寝室、泊まってたJちゃんと共に、お互い同時に「あつーい……」と目覚めたのが朝9時半だった。
 
そんな時間まで寝ていたの、私は数十年単位で無かったかもしれない。午前2時半に寝ようとも遅くとも午前6時には起きるのが常だったから、ものすごくびっくりした。
 
昨夜の終盤の記憶は飛び飛びだったものの、でもちゃんとダイニングテーブルは綺麗になっていたし、居間のクーラーも消してあったし、そのへんはちゃんとしていたようで。
 
でも二日酔いのような、いや、昨夜からずっと酔っぱらいぱなしのような感覚が続いていて、どうにも身体が重かった。
 
泡盛の瓶を見やれば、30度の泡盛は2.5合、43度のは3合、60度の花酒は1合くらいが減っていたようで、うわ、ずいぶん飲んだな……と呆れてしまったけど、呆れるどころじゃなかったらしい。
 
これ、日本酒換算にしたら一升瓶1本と四合瓶2本を空にしたくらいの分量、飲んでいたことになるらしく。すっごい、飲んだわ。
 
でも、こうあることをうっすら予想していたこともあって(でもこれほど飲むとも思ってなかった)、朝食は冷や汁。
 
鯖の缶詰などを使う時短レシピも色々持ってはいるのだけれど、我が家の冷や汁は、鰺の干物を焼くところからやらないと、なんとなく気が済まない。
 
焼いてほぐした鰺の干物と九州の麦味噌を冷水に溶いて、豆腐は水切りしてから手で割って汁に入れて、すり胡麻たっぷり。
 
それを冷蔵庫でキンキンに冷やしておいて、食べ際にスライスきゅうりと茗荷、青じそを散らしてできあがり、という感じ。
 
今回は押し麦入りの米を昨夜のうちに炊いておいて、冷たいご飯に冷たい汁かけて、さぱさぱと食べた。ちゃんとおいしかったわ。
日本橋「GODIVA cafe Nihonbashi」にて
 カカオフルーツソーダ \570
で、今日は夕方早めの時間帯に、銀座の沖縄料理屋さんに行こうということになっていて。
 
カラオケも行こう、銀座に行くならついでにJohanのパン予約するから一緒にどう?なんて小さな予定を詰め込みつつ、これも目的の1つだった、日本橋の「GODIVA cafe Nihonbashi」を最初に目指して。
 
初めて飲んだ、カカオフルーツ。不思議なトロピカル味。 一度飲んでみたいねと話していた、カカオフルーツ。
 
GODIVAの公式最後に掲載されている「チョコとは違う「カカオフルーツジュースはどんな味?」フルーツみたいな味って本当?」に詳しいのだけど、カカオフルーツとは、カカオ豆の周囲についている乳白色のジュレ状の果肉のことで。
 
チョコレートのような風味はせず、さっぱりとした甘味と爽やかな酸味が特徴なのだとか。
 
気になるねえと調べたら、ゴディバカフェの特定店舗での扱いがあるみたいで、特に規模が大きいらしい日本橋店に行ってきたのだった。
 
無糖の炭酸水で割ったカカオフルーツは、写真のような淡いベージュ色をしていて、うっすら甘いような、酸っぱいような、不思議な味わい。
 
事前に"パッションフルーツみたい"、"ライチみたい"という評価は目にしていたのだけれど、本当、そんな感じだった。甘さよりは酸味の方が勝っているかな?という感じで。
 
とりあえず二日酔いの頭にはとても気持ちの良い飲み物で、もうちょっと余裕があったらチョコスイーツも食べたかった気持ちはあったものの、そんな余裕はなく。
 
だらだらと冷房の効いた我が家からなかなか出発できずにいたこともあって、「カラオケ行こうー」と言ってたのにそれも1時間半が限界だった。
やっぱり飲み過ぎは、危険。
銀座「リトル沖縄」にて
 お通し 2×\550
 ミミガーの酢みそ和え \680
 海人サラダ \850
 スーチカー \960
 グルクン唐揚げ \830
 中身いりちー \900
 サーターアンダギー 2×\200
 泡盛ロック(石垣島 八重泉酒造 黒真珠) \700
 泡盛ロック(久米島 久米島の久米仙ブラウン) \620
 ハブ酒 ロック \850
 アセロラサワー \630
 パッションフルーツサワー \630
夕方5時にして、「まだ酔ってる気がする……」などと言いつつ、なのに泡盛を飲んでるという、すごくだめなことになっていた今日。
 
早め夕飯は銀座博品館裏手にある「リトル沖縄」というお店。
 
開店の17時に予約を入れていたら、続々とお客さんがやってきて、18時にならずして席の8割が埋まってしまうような人気店でびっくりした。
 
お店を決めたのは、これを食べてみたいよねと話していた、"ハブ酒が飲める店"、"グルクンの唐揚げが食べられる店"、"沖縄の魚の刺身が食べられる店"だったのだけど、残念、webサイトには掲載されていた鮮魚のお刺身は、コロナ禍以来、入ってこなくなってしまったのだそうで。
 
コロナ禍から残念ながら鮮魚は扱わなくなったそうで、残念。 せめてもと頼んだ海人サラダには、少しだけお刺身が乗っていて、でも海ぶどうはたっぷりで。
 
和辛子が効いた風な自家製ドレッシングがさっぱり味でおいしかった。
 
そして、私の作ったものは正しかったのか?で、スーチカーを頼んだら(今日の一番上の写真)、炙ったものが出てきて。
 
皮付き豚バラで、皮の部分も、スライスした断面の部分も、これはバーナーで炙った感じなのかな?
 
スライスした玉ねぎと醤油(九州の甘口醤油みたいなのではなく普通の醤油)が添えられてきた。
 
塩気の塩梅は私が作ったのと同じ感じで、昨日、皮目をカリッカリに焼いてしまったのはやっぱり違う風だったものの、あらかた合ってはいるんだな?と。やっぱり皮つきの豚バラを使うのは正しかったようで。
 
期待のぐるくんもおいしかった。 そして、沖縄の県魚、ぐるくん。
 
正式名称は"タカサゴ"だそうで、沖縄ではお刺身としても食べられるし、梅雨の産卵時期に限っては、白子も食べられたりするのだとか。
 
頭から尻尾まで、骨ごと全部ばりばりと食べられるくらいまでに揚げられたぐるくんは、ほろりと崩れる淡泊な身に旨味が乗っていて、青魚の味わいとも違う……あえて言うなら鯛みたいな?風味のお魚。
 
おいしい、ぐるくんおいしかった、良かった……(←お互い、食べたこともないぐるくんを、やりとりしている作中で「おいしい」言わせて食べさせていた経緯が)と頷きつつ、これも宿題の一つだったハブ酒を。
 
ハブ……瓶にいっぱい詰まってました……こわ……。 ちっちゃなグラスにロックで出てきたハブ酒は、カウンターの上、こんな感じに飾られてて。
 
ここのハブ酒は度数35%、泡盛とハブの他、ハーブ13種類が漬け込まれているらしい。
 
ラベルにあった「南都酒造所」の説明を見ると、
 
「生け捕りしたハブを丁寧な手作業による特別な製法により、臭みを除去しています」
 
「泡盛をベースにした13種類のハーブ酒と特殊製法によってハブの旨味を長い月日をかけて抽出したハブエキスをブレンドしたリキュールです」
 
などとあったから、相当に飲みやすい感じに調えられているものであったらしい。
 
後味にほんのり爬虫類臭い感じが無くも無かったものの、ほんのり甘くてハーブ感もあって、思った以上に全然飲みやすいお酒だった。
 
戦々恐々、2人で1杯で良いよねと1つ頼んだのだけど、
「あれ?おいしい」
「すごくおいしい、普通に飲める」
と、おいしい方向に転がったことに驚いてしまいつつ。
 
モツざくざくの、中身いりちー。 お料理、あと1品くらいはいけるよねと、今日のおすすめメニューから、中身いりちーを。
 
"中身"とは豚もつのことで、もやしとにらと椎茸入り。
 
シンプルな塩味で、モツがどっさり入っていて良い感じ。
 
こういう料理を選ぶのも、ホルモン系とか抵抗なく「好き、食べよう」と言ってくれる女友達はすごく少なかったから嬉しくて。
 
さすがにお酒は自重して、最後はおとなしくサワーを飲んで、焼きそばかじゅーしーでも……?と思いつつ、そろそろお腹もいっぱいになってきたのでサーターアンダギーだけ食べて終わりにした。
 
1人1個、ほわっと温かいのを出してくれた"砂糖てんぷら"、ちょっといびつな感じがいかにも自家製っぽくて、これもまたおいしかった。
 
流れるように来月にも遊ぶ約束を取り付けつつ、昨夜の酩酊とは打って変わって、とても良い子に8時には解散して帰宅して。
 
それでも沖縄料理屋さんで3時間くらいは飲んでいたことになるみたいで、お酒飲んでる時の時間は溶けてしまうねえと、昨日に続いて今日も思い知ることになったのだった。