肉祭り大晦日

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「551蓬莱」の豚まん
アイスプーアル茶
大晦日の朝御飯は、「551蓬莱」の豚まんで。
 
「大阪に住んでいるからしょっちゅう食べるかって言うとそうでもないんだよね」
「でも、東京来る時にいっつも551の弁当買って食べてるじゃない」
「あれは、だから特別な感じなんだよ」
「……そっか、そういうものか」
 
なんて話をしながらもぐもぐ。今、我が家の冷凍庫には常に数個の551蓬莱の豚まんがストックされている状況。ありがたいことだ。
「モスバーガー」にて
 とびきりハンバーグサンド 厚切りベーコン
 オニポテセット
 (オニポテ&オニオンスープ)
 
 モスじゃがチップス
お正月料理、ちょこちょこと。 昨日山と届いた野菜を調理しなきゃなと、今日はお料理の一日。
 
午前中は栗きんとん作りと、里芋と蛸の煮物作り。午後はふろふき大根と雑煮のつゆ、蕪のなます作り。
 
「作らなければいけない」と思うと気が重くなってしまうものだけれど、昨日届いた野菜はどれも綺麗でいかにも美味しそうで、料理のし甲斐があるものばかり。
 
そんな野菜を使う料理は、台所に立っていてとても楽しかった。
 
「まずい食材はない。まずい料理があるだけだ。」という格言(?)があるのだけれど、ほんと、この食材で美味しくないものを作ってしまったら、それは全部「私が悪い」という感じ。美味しくおなり~美味しくおなり~と念じながらがんばった。
 
お昼御飯は、モスバーガー♪
 
昨日の昼に、午前指定配達の荷物が待ちきれなくて「モスバーガーに行っちゃおうか」なんて話していた事から「モス心」が盛り上がってしまい、この気持ちのまま年は越せないでしょう、ということで。
 
食べたのは、季節限定メニューの「とびきりハンバーグサンド 厚切りベーコン」と、オニポテセット。これまた冬季限定のオニオンスープもいただいた。
 
モスバーガーの「お年玉セット」スタッキングマグ。かわいい♪ 今日の支払いにもすぐ使えるということで、2000円分のチケットとスタッキングマグカップ大小2個がセットになって2000円の「モスお年玉セット」も買って、可愛いマグカップ見ながらもぐもぐ。
 
でも、今日、なんといっても美味しかったのが「モスじゃがチップス」。
 
「販売は午後2時から」というのが難しいところで(一度帰宅した後に、だんながもう一度買いに行ってくれた……)、中身は単に「揚げたてポテトチップ」なのだけれど、これがすこぶる美味だった。
 
なんでも、カルビーの監修を受けて開発した品なのだそう。
「カルビーのアンテナショップでも揚げたてチップ売ってるじゃん、それとどう違うのかね」
「カルビーの方、まだ食べたことないしね」
と話しつつつまんでみると、シンプルながらすごーく美味しい。じゃがいもが適度に厚切りなのが良い感じ。
 
モスバーガーのフライドポテトやオニオンリングがいつも美味しいだけに、嫌な油の風味もなくて、1袋は家族で奪い合う勢いであっという間になくなった。
 
年末押し迫ってから知ってしまった危険な美味しさ。
枝つきレーズン、チーズ(モンドール)
スモークサーモン
バーニャカウダ
フレッシュフォアグラとリンゴのソテー
うずらとじゃがいものグリル
マグレ・ド・カナールのグリル
 
鴨南蛮
 
スパークリングワイン(Bailly Lapierre Cremant de Bourgogne Blanc de Noir 2002)
赤ワイン(ボージョレヌーボー)
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 山廃仕込純米無濾過生原酒 雄町)
「なんか、酒置き場の奥からこんなの出てきました~」
と、2002年のブルゴーニュのスパークリングワインを用意して、大晦日の夕餉は絶賛「肉祭り」!
 
今年の大晦日も肉祭り! 先日お店でいただいた味にヒントを貰って、塩麹入りのバーニャカウダソースを準備。
 
切った野菜は届いた美味しい人参と紫大根、紅白の蕪。
 
昨日からヨーグルト入り塩水に漬けておいたフレッシュカイユ(うずら)は、じゃがいもと一緒にスキレットで焼き付けてからオーブン焼き。
 
酒の肴にレーズンやモンドール、スモークサーモンなども出して、そして一番の御馳走は「フレッシュフォアグラ」♪
 
バターでさっとソテーしたリンゴを敷いて、その上に軽く炙ったフォアグラを並べ、バルサミコ酢を軽く煮詰めて蜂蜜を垂らしたソースをかけて食卓に出した。厚切りフォアグラ、豪華に1人2切れだ。
 
去年も感動したけれど、このフレッシュフォアグラは本当に美味しい。これを食べてしまうと、なまじな外食でフォアグラが出てきても「あ、これフレッシュフォアグラじゃないや、あんまり美味しくない……」なんて思ってしまう。ある意味不幸だ。
 
息子も同様らしく、レストランでフォアグラが出てもそれほど反応を見せないくせに、今日のこの皿にのばす箸のスピードはかなりのものだった。スパークリングワインが適度に辛口でフルーティー、フォアグラに良く似合っていたのも幸いだった。
 
で、飲み足りなくなって、冷蔵庫に少量残していたボージョレヌーボーの瓶も空にして(美味しいスパークリングワインの後だと、悲しくなるほど美味しくなかった……)、
「鴨南蛮用に焼いて、残ったら元日の夕御飯かな、とか思ってたけど……」
「全部焼いちゃおっか。で、ちょっとつまんじゃおうか」
と、急遽鴨肉(マグレ・ド・カナール=フォアグラ用に飼育した鴨の胸肉)もグリル。塩胡椒して、皮面だけをスキレットで焼き付けて、染み出た脂をスプーンでじゃぶじゃぶかけながら10分弱ほど火入れした。
 
この鴨も最高に美味しくて、
「いかーん!何もかもウマーイ!」
と、ぐにゃぐにゃになりながらの大晦日。
 
テレビは結局紅白歌合戦全スルーで「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時」をだらだらと見ながら、10時過ぎに年越し蕎麦。
 
先日都内に出かけた時に買ってきた小諸そばの生そばを茹でて、冷たい麺+温かいつゆの「ひやあつ」で。炙った鴨と共に、鴨の脂で炒めた長ねぎも汁に入れて、濃厚な鴨風味の蕎麦をいただいた。
 
……で、食後引き続きテレビ見ながらだらだらして、「あ、足の爪気になる……切ろう……」と爪切りいじくっている間に年が明けていたという。
 
2013年も、この冗長な食事日記をマイペースにゆるゆる続けていこうと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。

2012年12月30日日曜日

油そば&おとりよせ

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「木村屋」の
 あんバター
 りんごクリームあんぱん
牛乳
寒いけど、でもでも、あんぱんはやっぱり冷たい牛乳と一緒にいただきたい!
……ということで、こたつに入って朝御飯。
 
昨日、銀座の「木村屋」で買ってきたのは、みんな大好き「あんバター」。それと、各自好みであんぱん1種ずつ選んで買ってきた。私と息子は季節商品の「りんごあんぱん」を選択。
 
いつものほんのり甘い酒種生地ではなく、ソフトフランスパン生地で粒あんとバターをくるんだ「あんバター」。その生地の具合や、こしあんではなく粒あんを使っている事、その量のバランスなどなど至る所が絶妙な塩梅で、初めて食べた時は「木村屋の本気を見た!」と感動してしまったのだった。一度食べてお気に入りになったわけだけど、やっぱり売れ筋商品らしい。いつも売り場の目立つところに積まれている。
 
そして「りんごクリームあんぱん」は、「ほんのりチーズ風味のするカスタードクリームにりんごのプレザーブを混ぜ込み、酒種生地で包みました。りんごにまぶしたシナモンが味のアクセントとなっており、酒種生地との相性も良好です。」という品。
 
「リンゴジャムパン」ではないわけだよね~と、これも美味しくいただいた。木村屋自体はあちこちのデパ地下で見るけれど、銀座本店を訪れると、毎回わくわくしてしまうのよね。
「宝華」の油そば
麦茶
今日はお届け物を待っていた一日。
 
「食材が届かないと何買って良いかわからないから、買い物にも行けないねぇ」
と、「午前指定」の宅配荷物を待つも、12時を過ぎても1時を過ぎても届かない。
 
「お昼に食べよう」と話していたものも午前着に届く荷物のうちの1つだったものだから、
「とどかない~まだとどかない~」
「……諦めてモスバーガーでも買ってくる?」
と相談し始めたところで、午後2時過ぎ、やっと荷物が到着した。
 
汗みどろで「スミマセン、遅くなりました、申し訳ありません」と2人組のお兄さんに謝られ、いえいえこちらこそ年の瀬にやたらに荷物頼んじゃってスミマセン……と、多分これが年内最後の4個の荷物を無事受取り完了。食材の箱3つと、あとは書類が1通だ。
 
「きゃ~!肉届いた肉!あと野菜!箱でかっ!」
とテンション上がる私の隣で、だんなはだんなが頼んだラーメンの箱をばりばりと開けて、手早く昼食の支度をしてくれた。
 
だんな、「宝華」の油そばが食べたいなぁ、と思ったのであるらしい。年末に頼んで自宅に届けてもらったら家族で食べられるなぁとwebサイトを見たら、折しも20%offキャンペーン中だったそうで、「2箱買っちゃった♪チャーシューも買っちゃった♪テヘペロ☆」……ということだ。
 
一部はだんなが大阪に持ち帰れるように冷凍しておいて、でも今日食べて、年明けにも食べられるねと、久しぶりの「油そば」のお昼御飯。
 
「油そば」と言うと、油ギラギラな語感だけれど、こってり豚骨ラーメンなどよりはむしろさっぱり……という印象。途中で酢とラー油を加えて風味を変えていただくのもまた最高に美味しい。
 
「油だれ」というよりは「醤油だれ」な風なタレを絡めた太麺の上には、チャーシュー(増量♪)とメンマ、かいわれ大根と刻み長ねぎ。葱とかいわれの辛さも良いアクセントで、久しぶりの油そばはしみじみと美味しかった。
 
そして慌ただしく片付けた、年末の豪華食材2箱のご紹介。
 
「ハイ食材室」の福袋。お肉の山だ~♪ 1つは、去年も頼んでしまったハイ食材室」の福袋、「THE店長プロデュース最後の?ハッピーバッグ」15750円也。
 
値段からして今年も「フレッシュフォアグラ丸ごと1個」が来るのは覚悟のうえで、フォアグラの保存メニュー等々事前に収集しながら待ち受けた。
 
で、届いたのはこんな感じ~。
 
  • 最高級フレッシュフォアグラ ド・オア・エキストラ(販売価格:9240円)
  • 生後6ヶ月程度の仔牛ヒレ肉 冷蔵輸入品(販売価格:5980円)
  • フランス直送/フレッシュマグレ・ド・カナール(販売価格:2480円)
  • フランス直送/フレッシュカイユホール(販売価格:1160円)
  • ガーベルさんのスモークチキン丸ごと1羽(販売価格:2310円)
  • ガーベルさんのパテドカンパーニュ(販売価格:1850円)
  • サラミ&プロシュットのバラエティパック(販売価格:1680円)
  • はせべさんのスコティッシュフレッシュスモークサーモン(販売価格:1890円)
  • おまけ1:仏ワイン(BORDEAUX CH.VIRECOURT CONTE 2007)(他社販売価格:1050円)
  • おまけ2:テッレ・デル・カステロ初摘みオリーブオイル ノヴェッロ(販売価格:1315円)
 
内容は去年とほぼ同じで、キャビアがスモークサーモンに変わったくらい。
 
「販売価格」は添付のリーフレットにあったもので、実質は半額程度で頻繁にセールになる品もあるから「数字通りにお得」というわけではないのだけれど、それでもこの内容はなかなかお得かな~と思った。
 
去年ちょっと困惑した「ウズラ」(1羽が手のひらサイズなのよ)も、「やっぱり来たか!」と、臆せず塩水用意して早々に突っ込んでおき、明日焼いて食べることに。
フォアグラは半量切り分けて低温調理のうえ「西京味噌漬け」、これで鮮度を気にすることなく年明けに美味しくいただける。
 
鴨は贅沢にも明日の年越し蕎麦の「鴨南蛮」に一部を使わせてもらうことにして、あとは日持ちしそうなものも多いからゆっくりいただけそう……かな?
 
「期待以上に良かった」というほどの内容ではなかったものの、充分満足。今年も年末年始は肉祭り決定。
 
「ビオファームまつき」の正月野菜セット。こちらも壮観♪ そして、もう1つの巨大な段ボール箱は「野菜箱」。
 
「大地を守る会」「オイシックス」「らでぃっしゅぼーや」、そしてデパ地下などで扱う無農薬野菜のコーナーの品々等々、色々な野菜を口にしたけれど、目下「一番美味しい」と私が思っている野菜が、汐留パークホテルのイベントで知った「ビオファームまつき」の野菜。
 
送料がかかるからそう頻繁には買えない値段ではあるのだけれど、「ビオファームまつきの無農薬野菜お正月セット」発売の知らせを聞いて、年末年始はとびきり美味しい野菜を食べたいなと注文してみた。毎月の野菜セットは2310円(送料別)だけれど、このセットはちょっと豪華め3500円、送料入れて4090円。
 
年末はスーパーの野菜も高くなりがちだし、それを思うとそれほどには割高感はないのかも。届いた段ボールの中身は圧巻の内容だった。
 
  • 大浦牛蒡
  • 関白大根
  • 人参(新黒田五寸)
  • 薩摩芋(ベニアズマ)
  • 里芋(土垂)
  • じゃがいも(レッドムーン)
  • 蕪(赤・白)
  • ミニ白菜
  • 日本ほうれん草
  • ターツァイ
  • あまだまキャベツ
  • 一本葱
更に、「畑スタッフから、感謝の気持ちを込めてプレゼント」と添えられていたムラサキ大根も。
 
野菜のほぼ全てが土つきで、新聞紙に丁寧にくるまれて箱に収められていた。とても冷蔵庫の野菜庫に入る分量ではなくて、根菜は肉セットが入ってきた発泡スチロールに新聞紙と共に詰めて、我が家で一番寒い場所(=廊下)に置くことに。
 
「そうだよ、買ったは良いけど、届いた野菜を調理するのは私なんだよね……」
と今更ながらに気付いて、献立をざっと考えてから買い物に。さつまいもはやっぱり栗きんとん。里芋はイカかタコと炊き合わせにして、蕪は月並みだけれどなますかな。大根はふろふき(で、「フォアグラ大根」!)、白菜は年明けに豚味噌鍋。ごぼうはたんまり雑煮のつゆに入れることにしよう。
赤蕪の塩麹なます
ターツァイのにんにく炒め
回鍋肉
豚のかき玉汁
羽釜御飯
ビール(よなよなエール)
野菜セットに入っていた、実に美しく立派だったターツァイは、早速今日いただくことに。
 
「じゃあ中華料理かなー」
「キャベツも届いたし、回鍋肉とか、良くない?」
「それだ!」
 
ということで、雑煮の材料合わせて、スーパーで色々買ってきた。一年でこの季節だけスーパーに並ぶお高いかまぼこを眺めつつ(我が家、一足先にそこそこ高級そうなお手頃価格のを買いました)、舞茸や三つ葉、肉などを籠に入れる。三つ葉は高かったなぁ……(でもやっぱり入れないとお雑煮がつまらない)。
 
そういう次第で、今日の夕御飯は中華風。
 
回鍋肉はいつもの通り、ブロックの豚バラを茹でてからスライスしたものを使用。茹で汁は刻み長ねぎたんまり入れて、かき玉汁にして出した。回鍋肉には香辣脆でしっかり辛味を効かせて、小皿に箸休めで「赤蕪の塩麹なます」も少し。
 
これは、「らでぃっしゅぼーや」で届いた赤蕪を加工しておいたもので、『きょうの料理』の先月号に掲載の「塩こうじかぶらなます」の作り方でやってみた。一口大にごろっと切った蕪には格子に飾り包丁を入れ(いわゆる「菊花かぶ」)、塩麹で揉んでから甘酢に漬ける。酸味の柔らかい、とても美味しい漬物になってくれた。
 
ターツァイも回鍋肉も、炒めるところはだんなにおまかせして、やっぱり家族3人揃うと食卓が華やかな事に。大皿を中央にドンと置いて皆で箸をのばす「いつもの我が家の夕御飯」は格別な感じだった。
 
で、驚いたのは回鍋肉のキャベツの美味しさ。いつもと同じ作り方で同じような回鍋肉にしたはずなのに、芯の部分が驚くほど甘くて美味しい。このキャベツで水炊きやったら、天にものぼる美味しさだろうなぁ……と、容易に想像できてしまう美味しい美味しいキャベツだった。
 
ターツァイも濃厚な味わい。「ターツァイならではのアクの強さ」が嫌な方向ではなくて、美味しい方向に向いているような感じ。工芸品のようにぴかぴかと美しかったターツァイは、味もたいそう美しかった。うん、やっぱりここの野菜は美味しいなぁ……。

2012年12月29日土曜日

鰻納め地ビール納め

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じゃがいものフォカッチャ
カフェオレ
昨日、おそらくほぼ「年内最後のお客さん」だっただろう私たち。ランチをいただいたCozimaで、「これ、どうぞ持って帰って」と、食事パンをお土産にいただいた。
 
いつも食事のテーブルに出てくるフォカッチャは、じゃがいもを練り込んだしっとりした食感のパンで、家族皆大好物。
 
ガスグリルで軽く炙って、カフェオレと共にいただいた。今日は昼夜がっつり飯の予定なので、卵なども添えずに軽め軽めで。
銀座 「ひょうたん屋」にて
 鰻重上 \3000
 肝焼き \300
 瓶ビール(大) \700
今日はお買い物等々で、都心にお出かけ。大きなお出かけは、これが今年ラストの予定。
 
「銀座行くなら……ひょうたん屋、やってるかな?」
「そっか、そうだね。開いてるかどうか電話して聞いておくよ!」
なんてやりとりの末、幸運な事に「29日の昼」が年内最終営業だということが判明。これ幸いと、お昼は「鰻納め」ということになった。
 
息子は最初「友達と遊ぶから、夜に外食するなら夕方に東京に出てくるよ~」なんて言っていたのに、
「お昼、お父さんとお母さんはひょうたん屋に行ってくるよ。友達との遊びを止めるなら一緒にひょうたん屋も行けるけど」
と伝えた途端、数秒悩んだだけの「ほぼ即答」状態で
「……ひょうたん屋に行く!」
と。
 
銀座の鰻屋さん「ひょうたん屋」は、だんなと私のみならず息子もたいそうなお気に入り。鰻の仕入れ価格高騰に伴う度重なる値上げで、「安くて美味しい銀座の鰻屋さん」の「安い」の部分は苦しい感じになってしまったけれど、それでもやっぱり揺るぎなく、私たちのお気に入りのお店だ。
 
「あらーいらっしゃい。今日は息子さんも一緒なのね」
家族一緒で良かったわねぇとニコニコ顔のおかみさんに「肝焼きとビールもください」と注文して、奥のテーブル席でまったりお昼御飯。年内最後に、ひょうたん屋の鰻を口にできて本当にラッキーだった。
 
銀座「ひょうたん屋」の上鰻重。うまうまやよ! 固めに炊いた御飯に、甘すぎずしょっぱすぎずの好みな味のたれ。鰻は「ふっくらほわほわ」ではなく「がっしり!ほっこり!」という感じ。
 
蒸さずに焼く鰻特有の脂の乗りと弾力のある歯ごたえは、いつもながら「こうでなければ」という味がする。
 
「ここの鰻重、御飯もすごい美味しいんだよね」
と、息子も生意気にも「その通り」な事を言っているのだった。
 
いつもは食事中もなかなか賑やかな私たちも、この5分ばかりはと、しばらく無言になってハフハフと熱々の鰻重を堪能したのだった。あ~!美味しかった!
六本木 「アウグスビアクラブ」にて
 定番!葉っぱサラダ(S) \600
 ベルギー風フライドポテト サワークリームソース添え(R) \800
 ナチョス \1200
 ピッツァ(チキン&モッツァレラ ゆずこしょうソース) \1250
 ピッツァ(マルゲリータ) \850
 プレーンピッツァ \780
 ムール貝のスノーブロンシュ蒸し \1000
 ソーセージと豆のトマト煮込み \800
 牛舌と豚肉のテリーヌと自家製ピクルス \1000
 デザートピッツァ(リンゴとシナモン) \750
 +ビールいろいろ~
昼食後は銀座をぷらぷら、伊東屋見て山野楽器行って、有楽町方面に歩きつつアンテナショップ巡り。
 
市ヶ谷に向かって靖国神社にお守り返納して、東京大神宮にも詣でて、で、夕方時間がちらっと余ったのでカラオケなどもして、で、早めの夕御飯は六本木「アウグスビアクラブ」で。
 
このお店も、なんと今日が最終営業日とのこと。狙ったわけではないのに昨日今日はずっと「最終営業日巡り」という感じになった。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、自家製モッツァレラ乗せチキンのピッツァ! まずは、お気に入りの白ビール「スノーブロンシュ」と、息子大好きフリッツ、そして1枚目のピッツァは家族会議の結果「チキン&モッツァレラ ゆずこしょうソース」で。
 
「今日最後なんで、ピッツァにサービスで自家製のモッツァレラチーズ乗せておきました!」
と今日も笑顔が素敵な店長が嬉しいおまけつきのピッツァを持ってきてくれた。
 
モッツァレラチーズって、レストランとかでも作れるものなの!?と、かなりびっくりだった私。
 
帰宅してから調べてみれば、なるほど、牛乳の他にクエン酸とレンネット(豆腐で言う「にがり」にあたるもの)を加えれば作れるのであるらしい。肝は温度管理だそうで……「簡単に」というわけにはいかなさそうだ。でも乳製品好きとしては、私も作ってみたいなぁ。
 
新鮮な美味しい牛乳を使ったのだろう、ミルクの味がしっかり漂う美味しいチーズがたんまり乗ったピッツァは、期待を上回る幸せな味。
 
「ピッツァに柚子胡椒」という、一見不似合いな組み合わせも、たまらなくビールに似合う美味だった。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、チリコンカルネと絡めた特製ナチョス。うま! 「今日はコースじゃないし、あまり食べたことない料理を頼んでみよう」
と、こちらはナチョス。
 
スパイシーなチリコンカルネと絡めて、チーズもたっぷりトッピング。
 
てっぺんには、フリッツに添えるのでお馴染みのサワークリームがたんまり乗っていて、この酸味とミルク風味がナチョスによく似合っていた。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、こちらはカスレ風のソーセージ煮込み 「豆と肉」という傾向が続いたけれど、こちらは「ソーセージと豆のトマト煮込み」。
 
白ソーセージやチョリソー、厚切りのベーコンなどがごろごろと、トマトソースで煮込まれている。ひよこ豆もたっぷり。
 
「本当にさぁ……幸せだよね」
「ビールが美味しくてしかもお手頃価格で、食べ物も何頼んでも外れないというのは素晴らしいよね」
と、今日もうっとりだった私たち。
 
ベルギービール屋さん定番の「ムール貝のビール蒸し」も今日は注文。
 
フルーツとスパイスの香り漂うスノーブロンシュで蒸したムール貝は、爽やかさとほろ苦さが混ざり合う絶妙な味だった。
 
「スープつけて食べる用のバゲットはありませんか?」と聞いてみたら、バゲットはないけど、と、ソースなしの素焼きのプレーンピザを出してくれた。これが普通に「素喰い」で美味しいものだから、息子も一緒になってもぐもぐ。ソーセージ煮込みのトマトソースをつけて食べるのも美味しかった。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、締めにはやっぱりこれよねとデザートピッツァ。 締めはやっぱりこれでしょと、デザートピッツァ♪
 
息子の選択で、今日のデザートピッツァは「リンゴとシナモン」。
 
ピッツァ生地の上に薄くカスタードクリーム、その上に薄切りのリンゴとシナモンパウダー、仕上げにキャラメルソースたっぷりという、「真似できなくなさそうだけど、ソースの用意が大変そうでやりたくない」というこのピッツァ。なんとも贅沢な気分になるデザートだ。
 
3等分に切られたピッツァも家族で1切れずつ仲良く食べて、本日のディナーは終了。
 
明日は食材がどっさり届く予定だから、私も「美味しい~」と悶えるくらい美味しいものを作らなきゃ。

2012年12月28日金曜日

イタリアン納め

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PLTサンド
カフェオレ
すごーく久しぶりな、だんなと一緒の家族の朝御飯。
 
サンドイッチ用のパンが6枚あるものの、でもホットサンドは一度に3人分は作れない……という現在の状況。トーストサンドにすることにした。
 
幸い、レタスとトマトが手元にあったので、「BLT(ベーコン・レタス・トマト)」ならぬ「PLT(パンチェッタ・レタス・トマト)」にしようかなと。ベーコンは手元にないのにパンチェッタならあるという幸運に感謝。
 
切り落としパンチェッタのパックだったので、1枚ずつ丁寧に剥がしてフライパンでじくじく炒める。良い感じに脂が染み出てくる上質のパンチェッタは、理想のカリカリ具合に焼けてくれた。パンは軽くトーストして、レタスとトマトとマヨネーズ用意して、あとはセルフで「好きに挟んでね♪」と。
 
今日はお昼にがっつり食べる予定なので、朝からちょっと張り切りすぎたかしら……と思ったものの、これは思った以上に幸せな朝御飯。カリッと焼いたパンチェッタは、期待以上の美味しさだった。レタスも山盛り、トマトもたっぷり、「野菜も食べたぞー」という感じ。
千葉 富里「Cucina Tokionese Cozima」にて
 おまかせコース
 スプマンテ飲み放題 \1000
千葉は富里のイタリアンリストランテ「Cucina Tokionese Cozima」で、今日は充実お昼御飯。
 
今年は色々お世話になったこともあり、年内に伺いたいねと家族で話していたところ、ちょうど今日のランチが今年の最終営業とのこと。おまかせでコースをお願いして、多分これが今年最後の外食イタリアン。満喫してきた。
 
年末差し迫ったこの時期、お客さんも多からず少なからずといった感じで、適度に賑わい、良い雰囲気。厨房では既に今年最後のビッグイベント「おせちの仕込み」も進行していて、今日はお店のスタッフさんも勢揃いといった状況だった。
 
で、最終営業日ということもあってか、サプライズのおまけ料理もいただいちゃったりして、今日食べたのはこんな感じ。
 
人参のムース
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、突き出しは甘い人参のムース 突き出しは、スプーンに盛られた人参のムース。
 
上にパラリとクミンシードが散らされて、とても甘く滑らかな、お菓子のようなムースだった。
 
今日はワインを1本か2本いただきながら食事にしようか、なんて話していたのだけれど、卓上のカードに「シャンパン飲み放題 \1000」なんて案内があり、思わずそれをお願いしてしまうことに。
 
やや甘めのフルーティーなそれを楽しみながら、食事のスタート。
 
バーニャカウダ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、久しぶりのバーニャカウダ。 セルフサービスのミネストローネ(キャベツたっぷり♪)もいただきつつ、前菜1皿目はバーニャカウダ。
 
カラフルな紅芯大根やパプリカ、長芋、黄人参、そしてヤリガイクン(カリフラワーとブロッコリーの交配種……最近よく見るようになった野菜だよね)が盛られ、その隣にぽってりと丸みのあるバーニャカウダポットを並べて。
 
滑らかなにんにく風味のバーニャカウダソースは、塩麹入りとのこと。アンチョビの魚介の風味の塩気とは違う、塩麹ならではのまる~んとした旨味が感じられて、これは予想外の美味しさ。家でも真似できるかな……この塩梅が難しそうだ。
 
野菜のテリーヌ
定番の野菜のテリーヌ(今日の一番上の写真)も、使う野菜を冬のものに変えたものが登場。テリーヌに添えられた黒い粒は胡椒ではなく竹炭塩。燻製したような風味のある塩だ。
 
周囲に散らされたソースは5種類、マンゴーやベリー、青菜のピュレなどなど。蓮根や赤蕪(?)などの野菜のピクルスも添えられて、野菜満載のお皿だった。
 
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、キャビアだキャビア~♪ そして年内最終営業日サービス(?)で、なんとキャビアのクロスティーニが登場。
 
バゲットにクリームチーズとキャビア。ふんだんに乗ったキャビアは、そう口にできるものではないから「お酒に合うね~♪」とたいそう美味しくいただいた。
 
「うん、僕、キャビア好きかも」
と息子。いやいや君はイクラで充分でしょう、トビコ食べてなさい君は……とたしなめるお父さんとお母さん。
 
鱈のムース
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、感動の美味しさだった鱈のムース♪ メインディッシュも良かったけれど、今日一番私が気に入ってしまったのがこのシンプルな白い料理だった。
 
まるでお菓子のような外見のお皿は「鱈のムース」。
 
ふわっと口当たりの良い鱈のムースは表面を蕪のクリームでコーティングして、削って散らした柚子の皮、そして風味づけのトリュフオイル。
 
香りのバランスとか、鱈と蕪の食感の妙とか、とても濃厚に「鱈」の味なのにそれがなんとも上品だったりで、見た目のシンプルさに反してとても奥深い味の料理だった。
 
しらすのタリアテッレ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、野菜たっぷりしらすのタリアテッレ 心なしか「コースの1品にしては大盛りだよね?」という、"我が家向け大盛り量"でやってきたパスタは、トマトを練り込んだオレンジ色のタリアテッレ。
 
しっかり唐辛子が効いていて、キャベツたっぷり、しらすたっぷり。
 
豚すね肉のポットロースト
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、迫力のメインディッシュ! 3人分まとめてやってきた迫力のメインディッシュは、骨つき豚すね肉のロースト♪
 
ローストしたポテトと、刻んでソテーしたパプリカが添えられ、武器になりそうな巨大な肉には豪快にナイフがぶっすと刺さっている。
 
取り分けもセルフで、思うさま切り分けていただいた。ほのかにクローブが香るこっくり濃厚なソースは、御飯が恋しくなりそうな味わい。奪い合う勢いで食べた後は、最後にだんなが骨をしゃぶる勢いで平らげていた。
 
「御馳走ってこういうものだ」のお手本のようながっつり肉料理にすっかり満足。
 
「お料理、足りました?もし何でしたら、あともう1品パスタ出しましょうかって、小嶋が……」
と、スタッフに言われて、「あ、パスタいいな」と一瞬思うも自重。数分後、自重して良かったとしみじみ思う、豪快なデザートがやってきた。
 
ドルチェ盛り合わせ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にてデザート「全部盛り」♪ 「わあー!なんかすごいの来た~!」
「最終日だからか!全部盛ってきたか!」
歓声のあがったドルチェの大皿は、壁に掲げられたデザートメニューの「全部盛り」という感じで。
 
「ビターなチョコレートケーキ ザバイオーネソースで」
「Cozima特製ティラミス」
「キャラメル風味のりんご入りパンプディング」
「さつまいものモンブラン」
の4種類は、それぞれ味の方向性も違っていて、大満足の盛り合わせだった。
 
洋酒の効いたザバイオーネソースをかけた大人な味のチョコレートケーキも良かったけれど、ほろ苦いりんごがたっぷり使われたパンプディングがしみじみと来る素朴な美味しさ。定番のティラミスも、バニラのジェラートを添えたモンブランも美味しかった。
 
一口サイズのチョコレートとフィナンシェをハーブティーと共にいただいて、幸せランチは終了。
 
今年もお世話になりました~良いお年を~と、挨拶交わして帰路についた。
厨房では、「これからがおせち作りの本番」という感じ。おせちを扱う飲食店は、これから3日くらいが戦場だよね……。
「551蓬莱」の甘酢団子
牡蛎オイル漬け
豚さつま
自家製なめたけ
大根の味噌汁
羽釜御飯
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 山廃仕込純米無濾過生原酒 雄町)
お昼は相当がっつりいただいたので、夕方になっても「お腹空かないねー」「全然空かないねー」という感じ。
 
幸い、だんなが昨日大阪を発つ時に買ってきてくれた「551蓬莱」の甘酢団子もあるし、昨日作ったおかずや常備菜ももちょこちょこ残ってる……と、御飯炊いて味噌汁だけ作って、適当にあれこれつまむ夕御飯にした。お風呂も早めに済ませてしまって、パジャマに着替えてから遅めの夕飯をテレビ見ながらだらだらと。早くもなんだか「寝正月」的な状況に。
 
「これこれ、大阪で知った俺のお気に入りのお酒♪」
とだんなが買ってきてくれたのは、山野酒造の山廃仕込純米無濾過生原酒。酒米「雄町」を醸したやつが最高に美味しいんだよ~……と、「お正月に飲む用」だったはずなのに、4合瓶を8割方空けてしまうことに。
 
酒の甘味、旨味を感じるトロッと濃厚なお酒。ああ、これは確かに美味しいねぇ~、と、おかずにのばす箸も進んでしまった。
 
家族で過ごす休日はやっぱり楽しい……♪としみじみ思った一日。そして明日も飲んだくれ予定。