2012年12月30日日曜日

油そば&おとりよせ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「木村屋」の
 あんバター
 りんごクリームあんぱん
牛乳
寒いけど、でもでも、あんぱんはやっぱり冷たい牛乳と一緒にいただきたい!
……ということで、こたつに入って朝御飯。
 
昨日、銀座の「木村屋」で買ってきたのは、みんな大好き「あんバター」。それと、各自好みであんぱん1種ずつ選んで買ってきた。私と息子は季節商品の「りんごあんぱん」を選択。
 
いつものほんのり甘い酒種生地ではなく、ソフトフランスパン生地で粒あんとバターをくるんだ「あんバター」。その生地の具合や、こしあんではなく粒あんを使っている事、その量のバランスなどなど至る所が絶妙な塩梅で、初めて食べた時は「木村屋の本気を見た!」と感動してしまったのだった。一度食べてお気に入りになったわけだけど、やっぱり売れ筋商品らしい。いつも売り場の目立つところに積まれている。
 
そして「りんごクリームあんぱん」は、「ほんのりチーズ風味のするカスタードクリームにりんごのプレザーブを混ぜ込み、酒種生地で包みました。りんごにまぶしたシナモンが味のアクセントとなっており、酒種生地との相性も良好です。」という品。
 
「リンゴジャムパン」ではないわけだよね~と、これも美味しくいただいた。木村屋自体はあちこちのデパ地下で見るけれど、銀座本店を訪れると、毎回わくわくしてしまうのよね。
「宝華」の油そば
麦茶
今日はお届け物を待っていた一日。
 
「食材が届かないと何買って良いかわからないから、買い物にも行けないねぇ」
と、「午前指定」の宅配荷物を待つも、12時を過ぎても1時を過ぎても届かない。
 
「お昼に食べよう」と話していたものも午前着に届く荷物のうちの1つだったものだから、
「とどかない~まだとどかない~」
「……諦めてモスバーガーでも買ってくる?」
と相談し始めたところで、午後2時過ぎ、やっと荷物が到着した。
 
汗みどろで「スミマセン、遅くなりました、申し訳ありません」と2人組のお兄さんに謝られ、いえいえこちらこそ年の瀬にやたらに荷物頼んじゃってスミマセン……と、多分これが年内最後の4個の荷物を無事受取り完了。食材の箱3つと、あとは書類が1通だ。
 
「きゃ~!肉届いた肉!あと野菜!箱でかっ!」
とテンション上がる私の隣で、だんなはだんなが頼んだラーメンの箱をばりばりと開けて、手早く昼食の支度をしてくれた。
 
だんな、「宝華」の油そばが食べたいなぁ、と思ったのであるらしい。年末に頼んで自宅に届けてもらったら家族で食べられるなぁとwebサイトを見たら、折しも20%offキャンペーン中だったそうで、「2箱買っちゃった♪チャーシューも買っちゃった♪テヘペロ☆」……ということだ。
 
一部はだんなが大阪に持ち帰れるように冷凍しておいて、でも今日食べて、年明けにも食べられるねと、久しぶりの「油そば」のお昼御飯。
 
「油そば」と言うと、油ギラギラな語感だけれど、こってり豚骨ラーメンなどよりはむしろさっぱり……という印象。途中で酢とラー油を加えて風味を変えていただくのもまた最高に美味しい。
 
「油だれ」というよりは「醤油だれ」な風なタレを絡めた太麺の上には、チャーシュー(増量♪)とメンマ、かいわれ大根と刻み長ねぎ。葱とかいわれの辛さも良いアクセントで、久しぶりの油そばはしみじみと美味しかった。
 
そして慌ただしく片付けた、年末の豪華食材2箱のご紹介。
 
「ハイ食材室」の福袋。お肉の山だ~♪ 1つは、去年も頼んでしまったハイ食材室」の福袋、「THE店長プロデュース最後の?ハッピーバッグ」15750円也。
 
値段からして今年も「フレッシュフォアグラ丸ごと1個」が来るのは覚悟のうえで、フォアグラの保存メニュー等々事前に収集しながら待ち受けた。
 
で、届いたのはこんな感じ~。
 
  • 最高級フレッシュフォアグラ ド・オア・エキストラ(販売価格:9240円)
  • 生後6ヶ月程度の仔牛ヒレ肉 冷蔵輸入品(販売価格:5980円)
  • フランス直送/フレッシュマグレ・ド・カナール(販売価格:2480円)
  • フランス直送/フレッシュカイユホール(販売価格:1160円)
  • ガーベルさんのスモークチキン丸ごと1羽(販売価格:2310円)
  • ガーベルさんのパテドカンパーニュ(販売価格:1850円)
  • サラミ&プロシュットのバラエティパック(販売価格:1680円)
  • はせべさんのスコティッシュフレッシュスモークサーモン(販売価格:1890円)
  • おまけ1:仏ワイン(BORDEAUX CH.VIRECOURT CONTE 2007)(他社販売価格:1050円)
  • おまけ2:テッレ・デル・カステロ初摘みオリーブオイル ノヴェッロ(販売価格:1315円)
 
内容は去年とほぼ同じで、キャビアがスモークサーモンに変わったくらい。
 
「販売価格」は添付のリーフレットにあったもので、実質は半額程度で頻繁にセールになる品もあるから「数字通りにお得」というわけではないのだけれど、それでもこの内容はなかなかお得かな~と思った。
 
去年ちょっと困惑した「ウズラ」(1羽が手のひらサイズなのよ)も、「やっぱり来たか!」と、臆せず塩水用意して早々に突っ込んでおき、明日焼いて食べることに。
フォアグラは半量切り分けて低温調理のうえ「西京味噌漬け」、これで鮮度を気にすることなく年明けに美味しくいただける。
 
鴨は贅沢にも明日の年越し蕎麦の「鴨南蛮」に一部を使わせてもらうことにして、あとは日持ちしそうなものも多いからゆっくりいただけそう……かな?
 
「期待以上に良かった」というほどの内容ではなかったものの、充分満足。今年も年末年始は肉祭り決定。
 
「ビオファームまつき」の正月野菜セット。こちらも壮観♪ そして、もう1つの巨大な段ボール箱は「野菜箱」。
 
「大地を守る会」「オイシックス」「らでぃっしゅぼーや」、そしてデパ地下などで扱う無農薬野菜のコーナーの品々等々、色々な野菜を口にしたけれど、目下「一番美味しい」と私が思っている野菜が、汐留パークホテルのイベントで知った「ビオファームまつき」の野菜。
 
送料がかかるからそう頻繁には買えない値段ではあるのだけれど、「ビオファームまつきの無農薬野菜お正月セット」発売の知らせを聞いて、年末年始はとびきり美味しい野菜を食べたいなと注文してみた。毎月の野菜セットは2310円(送料別)だけれど、このセットはちょっと豪華め3500円、送料入れて4090円。
 
年末はスーパーの野菜も高くなりがちだし、それを思うとそれほどには割高感はないのかも。届いた段ボールの中身は圧巻の内容だった。
 
  • 大浦牛蒡
  • 関白大根
  • 人参(新黒田五寸)
  • 薩摩芋(ベニアズマ)
  • 里芋(土垂)
  • じゃがいも(レッドムーン)
  • 蕪(赤・白)
  • ミニ白菜
  • 日本ほうれん草
  • ターツァイ
  • あまだまキャベツ
  • 一本葱
更に、「畑スタッフから、感謝の気持ちを込めてプレゼント」と添えられていたムラサキ大根も。
 
野菜のほぼ全てが土つきで、新聞紙に丁寧にくるまれて箱に収められていた。とても冷蔵庫の野菜庫に入る分量ではなくて、根菜は肉セットが入ってきた発泡スチロールに新聞紙と共に詰めて、我が家で一番寒い場所(=廊下)に置くことに。
 
「そうだよ、買ったは良いけど、届いた野菜を調理するのは私なんだよね……」
と今更ながらに気付いて、献立をざっと考えてから買い物に。さつまいもはやっぱり栗きんとん。里芋はイカかタコと炊き合わせにして、蕪は月並みだけれどなますかな。大根はふろふき(で、「フォアグラ大根」!)、白菜は年明けに豚味噌鍋。ごぼうはたんまり雑煮のつゆに入れることにしよう。
赤蕪の塩麹なます
ターツァイのにんにく炒め
回鍋肉
豚のかき玉汁
羽釜御飯
ビール(よなよなエール)
野菜セットに入っていた、実に美しく立派だったターツァイは、早速今日いただくことに。
 
「じゃあ中華料理かなー」
「キャベツも届いたし、回鍋肉とか、良くない?」
「それだ!」
 
ということで、雑煮の材料合わせて、スーパーで色々買ってきた。一年でこの季節だけスーパーに並ぶお高いかまぼこを眺めつつ(我が家、一足先にそこそこ高級そうなお手頃価格のを買いました)、舞茸や三つ葉、肉などを籠に入れる。三つ葉は高かったなぁ……(でもやっぱり入れないとお雑煮がつまらない)。
 
そういう次第で、今日の夕御飯は中華風。
 
回鍋肉はいつもの通り、ブロックの豚バラを茹でてからスライスしたものを使用。茹で汁は刻み長ねぎたんまり入れて、かき玉汁にして出した。回鍋肉には香辣脆でしっかり辛味を効かせて、小皿に箸休めで「赤蕪の塩麹なます」も少し。
 
これは、「らでぃっしゅぼーや」で届いた赤蕪を加工しておいたもので、『きょうの料理』の先月号に掲載の「塩こうじかぶらなます」の作り方でやってみた。一口大にごろっと切った蕪には格子に飾り包丁を入れ(いわゆる「菊花かぶ」)、塩麹で揉んでから甘酢に漬ける。酸味の柔らかい、とても美味しい漬物になってくれた。
 
ターツァイも回鍋肉も、炒めるところはだんなにおまかせして、やっぱり家族3人揃うと食卓が華やかな事に。大皿を中央にドンと置いて皆で箸をのばす「いつもの我が家の夕御飯」は格別な感じだった。
 
で、驚いたのは回鍋肉のキャベツの美味しさ。いつもと同じ作り方で同じような回鍋肉にしたはずなのに、芯の部分が驚くほど甘くて美味しい。このキャベツで水炊きやったら、天にものぼる美味しさだろうなぁ……と、容易に想像できてしまう美味しい美味しいキャベツだった。
 
ターツァイも濃厚な味わい。「ターツァイならではのアクの強さ」が嫌な方向ではなくて、美味しい方向に向いているような感じ。工芸品のようにぴかぴかと美しかったターツァイは、味もたいそう美しかった。うん、やっぱりここの野菜は美味しいなぁ……。