2012年12月11日火曜日

30年前のレシピから

「Johan」の
 アップルブレッド
 和やかチョコブレッド
ミルクティー
母がいた1週間は、毎日のように外出していて色々わやくちゃだったので、今頃になって「おお!こんなものが!」みたいなのが出てきたりする。
 
昨日は午後になって、「パン袋」(買ってきたパンを入れている、鍋タワーに引っかけているエコバッグ)の中身を改めて確認したら、「Johan」のアップルブレッドの半端な残りが出てきた。うわぁ!これいつ買ったんだっけ!?と記憶を辿り、でも甘いパンということもあってかカビが生えたりということもなく「まぁ、大丈夫だな」と。
 
多少パサパサになってしまった感があるので、温めたら風味も少しは良くなるかしらと、軽くオーブンで温めてから出してみた。あとはチョコブレッドも1切れ。
 
今日もきっちりくっきり寒い日で、ミルク多めのミルクティーをたっぷり用意。お代わりしながらの朝御飯にした。
レタスのサラダ
鶏のコーン煮
羽釜御飯
麦茶
先日読んだ、NHK『きょうの料理』11月号は、いつにも増して楽しい号だった。
 
テキスト通巻600号記念号とのこと。私が産まれる更に前の時代のレシピを振り返るレシピが載っていたりして、興味深いものがたくさん。作ってみたいなと思う品がたくさんあったけれど、とりわけ気になったのは、メインの特集ページではなく最後の読者コーナーにあった「あのレシピをリクエスト」のコーナーに載っていた料理。
 
昭和55年10月号に掲載されていたのだという、城戸崎愛さんの「鶏のコーン煮」という料理は、
「これ、絶対息子が好きそうだよねぇ……てか、私も好きだわ、絶対」
と、一目見てそう思った。
 
これが、なかなかダイナミックな作り方。
 
鶏と玉ねぎとにんにくを炒め、そこに加えるのは大サイズ缶のホールコーンとクリームコーン。トマトも2個加わり、ノリとしては「鶏のトマトコーン煮」という感じ。
 
昭和55年だったら、ファミレスがやっとちらちら近所にできはじめた頃だったかなぁと思う。「外食」はそう頻繁にできることではなくて「特別な事」で、洒落た洋食が食卓に上ることもほとんどなくて。そんな時にこの料理がテーブルに出てきたら、当時の私だったらすごくびっくりした事だろうなと思う。
 
そんな時代のレシピなんだ、すごいなぁ……と、書いてある通りに作ってみた。最後にパン粉をカップ1も加えるのもなんだかちょっと不思議な感じ。
 
そこそこ汁気がある料理なので汁物兼用のメインディッシュにして、あとはサラダと御飯を用意しただけの夕御飯になった。
 
クリームコーンの黄色とトマトの黄色、ウスターソースの茶色が混ざる色合いなので、見た目的にはそれほど美しい色合いではなかったりするのだけれど、思った通り、いや、思った以上に美味しい煮物。
 
「どう?こないだ見たばかりの雑誌見ながら作ったんだけど」
30年くらい前の雑誌に載っていたものなんだってさー、と息子に説明しながら食べさせたら
「超!旨い!」
だそう。
 
良かった良かった美味しくて良かった、また作ろうね~……と言ったのだけれど、大サイズの缶詰2つも使うし、これは案外原材料費がばかにならない、贅沢料理なのかも。とりあえず今日一日では食べきらなかったので、明日続きを食べる予定。