美味しいもの納め。

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チーズトースト
カフェオレ
今日は大晦日~。全然実感沸かないけど、大晦日~。
 
実は、ここ数日の懸案が「謎解きを終わらせずして2012年を迎えたくない」というのがあったりした。
家族で絶賛ハマり中の「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが、この度iPhoneアプリで「【リアル脱出ゲーム×スマートフォン 一週間ゲームvol.1 】人狼村からの脱出」を10日ほど前にリリース。
 
リアルの時間と同様に生活する「人狼村」の人々と1週間過ごし、村人に潜み村人を殺していく「人狼」をみつけて村から脱出する……というゲーム。リリース初日にアプリを購入し(500円はちと高かったけど……)、毎日せっせと謎解きに励んでいたのだった。
 
最初のうちは簡単で、「えー、これで500円だったらちょっとがっかりかもー」くらいに思っていたのだけれど、謎は難しくなる一方。ついにさっぱりわからなくなって、バッドエンドを迎えること数回。「もう私、一生人狼村から出られないんじゃないかしら」と思い始めていたところで、昨夜やーっとクリアすることができた。
 
この、「最後の謎」の難しさ、謎が解けたときの「うわぁぁぁぁ」というドーパミンが出る感じは「リアル脱出ゲーム」そのままな感じで、何より「これってどういうことだってばよ……?」と四六時中考えていたのを終えて年越しを迎えられたのは何より。
 
というわけで(?)今日の朝御飯はゆる~い気持ちでチーズトースト。これから飽食が続くことが予想されるので、ピザ用シュレッドチーズを盛るのではなく、ぺらっとしたスライスチーズを乗せるにとどめた簡単あっさりチーズトースト。息子はチェダーチーズスライスを選び、私とだんなはモッツァレラチーズスライスを選んでみた。
牛肉とわかめの韓国風スープ
まぐろ丼
冷茶
夕飯は肉予定だし、お昼は魚!ということで、まぐろ丼。
 
年末はかまぼこに飽きたらず、まぐろやイクラ、蟹あたりまで尋常じゃない値段に跳ね上がる印象があるけれど、地元スーパーもやっぱり「いつもは600円くらいで買えるバチマグロのサクが900円」という状態だった。
 
「大晦日のお昼御飯はあっさりと"づけ丼"とかよくない?やっすいバチマグロあたりでさ」
と昨日スーパー見てきたのに、その"やっすいバチマグロ"が1000円超えていたり。
 
で、「ダメだこりゃ」と売り場を後にしようとしていたところで切り落としっぽいパックを発見した。3人分のお昼御飯の丼だったらこの量でちょうど良くない?と、その切り落としを買うことに。
 
薄めなスライスのセットだったので、づけは止めて普通にまぐろ丼にすることにして、スープは昨夜だんながたっぷり作っておいた牛肉とわかめのスープで。皆で適当にまぐろ乗せつつ、もみ海苔、わさび、醤油を添えて「いただきます」。
 
これが「まぐろ納め」かと思うと「えー、だったら本まぐろ買ってくるべきだったー?」と思ってしまったりしながら、「お昼だし、あっさりだし、軽めだし」と思いながらもぐもぐ。冷凍庫に、半端に残った酢飯があったので、それをチンして使ったのだった。
 
そして、今年最後の美味しいものが我が家に到着。
 
田中玉緒さんのところのここ数年の恒例の「年末お惣菜セット」、自宅での年越しということで今年はお願いしてみた。
 
玉緒さんの「年末お惣菜セット」、こちらは焼き菓子の箱♪ オプションで「焼き菓子の詰め合わせ」も注文できるとのことだったので、お菓子も一緒に。
 
届いた内容は、お惣菜箱が田舎風パテ・人参のムース・クロスティーニ用のパン・シャラン鴨のタリアータ・いろいろ野菜のピクルス・ワインのお供のセミドライいちじくとゴルゴンゾーラ……といった感じ。
 
そしてお菓子箱はオレンジケーキ、ビスコッティ・プラトー、ピーナッツサブレ、ポルポローネ。
 
仲良しな事に甘えてしまって、
「肉福袋にほぼ確実に鴨が入ってきちゃうので、鴨は要らないんです~そして他の品は家族3人なので3人分相当いただきたいんです~」
とお願い。本来のセット内容とはちょっと違う、イレギュラーな内容のものを購入させていただいたのだった。
 
わーいどれも美味しそう美味しそう♪……これでいつでも冬ごもりできるぞ~、という体制に。今年は完全、寝正月予定。
玉緒さんのお惣菜セットから
セミドライいちじく&ゴルゴンゾーラチーズ
人参のムース
いろいろ野菜のピクルス
田舎風パテ
枝付き干し葡萄
「ハイ食材室」のパテ・ド・カンパーニュ
鴨のはちみつ胡椒グリエ 洋梨のモスタルダ添え
白ワイン(Villa Russiz Sauvignon 2008)
 
鴨南蛮せいろ
麦茶
我が家の大晦日の夜は、「絶対に笑ってはいけないエアポート24時」をえんえんと。
 
紅白歌合戦に魅力を感じなくなって久しいけれど、ここ数年は私がいまいち好きではないK-POPの歌手たちがじゃんじゃか出てくるようになって、ひとかけら残っていた興味も綺麗に消え失せてしまった。で、息子とだんな(特に息子)がいたくお気に入りということもあって、「絶対に笑ってはいけない」がここ数年の定番番組。
 
唯一気になっていた大晦日特番、NHK教育テレビの「0655・2355 年越しをご一緒にスペシャル」は録画して元旦に見ることにした。
 
で、居間のこたつにずらりと美味しいもの並べての大晦日ののんびり夕御飯。前半戦はワインと洋風総菜、お風呂入って落ち着いてから年越し蕎麦、という事に。
 
私が唯一用意したのは、鴨を焼いたことくらい。先日の福袋で届いた「マグレ・カナール」は、フォアグラを採取した鴨のロース肉のこと。たっぷり太った鴨のロースだけあって、ずっしりと重量感がある肉だ。以前の福袋にも入っていたから焼いて食べたことがあるけれど、とても美味しい鴨だった。
 
今回は、数年前の『ELLE a table』に掲載されていた「鴨のはちみつ胡椒グリエ」を参考に火を通してみる。
 
室温に戻して塩胡椒した鴨肉はスキレットで焼きつけた後に180℃のオーブンで約10分。ホイルを巻いて20分休ませたら、蜂蜜とバルサミコ酢を合わせたソースを皮目にさっと塗って、250℃のオーブンで2分焼いたらできあがり。
 
本当はここに、蜂蜜とコニャックとバターを合わせたソースを添えるのだけれど、もうちょっとさっぱり食べたい気分だったのでそのソースは抜きで。蜂蜜バルサミコソースを適当に添えるにとどめた。せめてもと、洋梨のモスタルダを添えてみたり。
 
鴨肉も美味しかったけれど、その他のお惣菜類がとにかく幸せ。
 
玉緒さんお手製のパテと共に、肉福袋に入っていたパテも出したのだけれど、それぞれ方向が全く違っていて美味しかった。福袋のパテは、「田舎のお肉屋さんのパテ」という感じ。素朴な風合いでどっしりと重く、塩気も強い。レバーの味もそれなりに濃厚に漂っている。
 
玉緒さんのは空気を多少含んだ柔らかな舌触りで、塩も控えめ。レバーの味はほとんど感じない優しい味のパテにはピスタチオとセミドライいちじくも入っていて、その香ばしさや甘さが魅力的。福袋のパテは「これはあんまり好きじゃない」と言っていた息子、玉緒さんのは「これは、おいしい」と食べていた。
 
それと、今日のスペシャリテは「人参のムース」。
 
パンに添えてクロスティーニでどうぞ、とのことで、薄切りバゲットと雑穀入りのパンを出してみたところ、これまた息子がよく食べる。自然な甘さのふわふわした食感のムースは、一番最初に無くなった料理だった。
 
気が付けば、8時を待たずして白ワイン、ヴィラルシッツのソーヴィニヨンブランが空っぽに。
 
今年の年越しそばは鴨南蛮せいろで。 そして年越しそばは、鴨南蛮せいろ。
 
なんだか今年は鴨づいている印象のまま、年越しそばも鴨入りで。
 
こちらの鴨は、それほど良いものでもなくて良いよねと冷凍の合鴨をお肉屋で買ってきて、長ねぎと一緒に炒めてつけつゆに。そばは生そばを地元のお店で買ってきたのを3玉。
 
「2玉で良いんじゃない?」
「いやー、息子が1玉以上食べるよ、確実に」
ということで3玉買ってきたら、案の定綺麗に消え去った。
 
今年も最後までよく食べたわ……ということで気がつけばもう日付も変わる目前。

2011年12月30日金曜日

今日はあっさり飯を試みる

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バナナキャラメルワッフル
カフェオレ
大晦日イブイブの今日は、一日特に予定もなく、朝御飯は満を持して「ワッフル」。
 
「こりゃ、ワッフル納めになるかもだなー。てか、ワッフル納めだなー」
と、気合いを入れて、パンケーキミックスなど使わずにちゃんと卵を泡立てて作ってみた。しかも、ホイップクリームに加えて自家製キャラメルクリームつき。
 
ワッフル納め。キャラメルクリーム失敗したけど、味の方は○。 そもそもは、昨日スーパーでワッフル向きの果物を探したところ、苺はまだまだ贅沢品な価格だし、他にもこれという果物がないしで(煮リンゴも悪くないかなと思いつつ)、「困ったときのこの果物」とばかりにバナナを買ってきたのがきっかけ。
 
「んー、バナナだったら、チョコソースとかキャラメルソースが似合うよね」
と、適当に自己流でキャラメルソースを作ってみることにしたのだった。
 
砂糖と少量の水を火にかけて、プリン用のカラメル作る要領で良い色になるまで熱して、
「……最後に生クリームとか入れれば良いんだよね?」
と、無造作に牛乳を投入(生クリーム、ホイップで添えるからこちらは牛乳でいいか、とシロウト判断……)。
 
で、しゅわわわーと沸騰が収まったソースは、見事にダマダマのザリザリになっていた。……あれー。想定では、クリスマスイブにアウグスビアクラブで食べたカスタード&カラメルのデザートピッツァのソースみたいな、滑らかなコーヒー牛乳色のソースになるはずだったのに、あれあれー?
 
結論としては(後で料理のお師匠に聞きました)、「"冷たい"牛乳入れちゃったこと」が敗因だったみたい。しかも牛乳よりは生クリームの方がやはり良かったらしい。キャラメルソースは、「温めた生クリーム」を投入しなければいけないそうです。シロウト判断はやっぱりダメね……。
 
ともかくも、でも味の方はちゃんとキャラメルな感じになったので、このソースをそのまま出すことに。
 
自家製ワッフルにホイップクリーム乗せて、輪切りバナナ散らして、キャラメルソースを添えて食べると、「お店で食べるのにも負けてない!」な幸せな味だった。チョコソースとかキャラメルソースとかは、格子模様とかに格好良くかけられればもっと見栄えも良かろうなぁ、と、本格的に「ルクエのデコペン」が欲しくなってきてしまった。
 
用意したワッフルは卵2個使った2単位分。焼けたワッフルは10枚(写真の分量が1枚)。
 
当然ながら食べきることはあるまいと、「残ったら冷凍するからね」と言っておいたのに、
「冷凍なんてダメ!焼いたのは全部食べる!」
と鼻息荒い息子。
 
バナナクリームキャラメルで食べてー、バナナキャラメルで食べてー、目先を変えていちじくジャム&クリームで食べてー……と、家族3人良く食べた。次々焼いては次々食べる、まさに「ワッフル食べ放題」状態。もりもり食べたけど、最初にだんなが脱落、次に私が脱落、最後まで食べていたのは息子。結局ワッフル全て、亜空間に消え去ってしまったのだった。
 
「ワッフル納め」として上々だった朝御飯。
「サイゼリヤ」にて
 肉サラダ \499
 エビと野菜のトマトクリームリゾット \399
 白ワイン(デカンタ) \190
今日は、年賀状を仕上げてポストに投函してしまった後は何もこれという予定がなく、
「お買い物……は、明日スーパーで雑煮の材料買ってくれば良いだけだよね」
「でも今日の昼御飯はどうしようか」
「そういえばノーアイディアだー」
と、ごろごろごろ。
 
軽くでいいよね、でもピザとかカレーとかいう気分でもないし、モスバーガーとかも悪くはないけれど、でもなんかちょっと……と考えていたら、だんなが
「……サイゼリヤに行こうか」
と。
 
サイゼリヤは良いね、サイゼリヤは良いかも、と私と息子もその案に乗り、はからずも昼御飯は「サイゼリヤ納め」ということになった。
 
サイゼリヤ納め。軽め軽めでリゾット選択。 軽くて良いのよーリゾットあたりで良いのよーということで、私は「エビと野菜のトマトクリームリゾット」を。
 
なんと1皿399円。へたなハンバーガーよりも安いリゾット(しかもちゃんと海老がごろごろ入ってる……)というのはなんだかすごい。
 
大好物の肉サラダはだんなと半分こ、それとワイングラス2杯分のデキャンタ入り白ワインもだんなと半分こ(ワインもたったの190円)。
 
大型スーパー併設のお店に行ったのだけれど、昨日に続き今日もスーパーはなかなかの賑わい。同様にサイゼリヤも普通に混雑していた。安っぽい味ではあるけれど、(私としては)決して不味くはない、と思う。パスタあたりに謎めいた味のものがなくはないけれど、肉サラダあたりは「前向きに好きな味」。初めて食べたリゾットも値段相応以上にはちゃんと美味しかったのだった。
 
えびせんべい
茹でもやしのうまたれかけ
焼き餃子
鱈の"清蒸鮮魚"
牛肉とわかめの韓国風スープ
羽釜御飯
ビール(キリンラガー)
ニューイヤーイブイブの今日は、まぁ、そんな力を入れることもないしねと(明日明後日も別に力を入れる予定はないのだけれど)、ゆるゆるな感じで。
 
「冷凍庫に自家製餃子の残りがあるから、それ焼いちゃわない?で、あと魚料理をメインのおかずにするのはどうかなぁ……適当な切り身があったら"清蒸鮮魚"とか」
「あ、それいいねぇ」
と、見繕ってきたのはお値打ち価格の鱈の切り身。
 
だんながスープと餃子の焼きを担当してくれて、私はもやし茹でて、あとは「清蒸鮮魚」の支度を。ささっと簡単めなあっさり味夕御飯にした。
 
鱈の切り身(白身だったら大抵なんでも美味しい……)には塩をして紹興酒を軽くふって、浅鉢に長ねぎ敷いた上に並べる。それを蒸し器に入れて10分ほど。
 
蒸し汁は別容器に濃し、醤油と紹興酒、塩胡椒、(砂糖とかあるいはラー油とかも入れても良いけど今日は入れなかった)を合わせた中に適量混ぜてタレにする。魚の上に白髪葱と千切りの生姜を合わせたものをこんもり盛りつけて、その上から煙が出るほどに熱した胡麻油を大さじ1ほど回しかけ、そしてタレも適当にかけたらできあがり。
 
皿の下の、魚の蒸し汁吸った長ねぎもなかなか美味しくいただける、葱の美味しい季節にちょっと恋しくなる魚料理だ。
 
そういえば、今日は一度もテレビをつけなかった。「インターネットでニュースなんていくらでも拾えるし、新聞一紙読んでも偏った報道ばかりでイラッとするし」と新聞も購読しなくなって久しい我が家だけれど、年末年始用にテレビ番組誌を買うのも数年前からしなくなり、今年はネットの番組表すらチェックしなくなってしまった。見ると決めてるのは大晦日のダウンタウンの「絶対に笑ってはいけない」(と、その裏番組にあたるNHK教育の0655&2355の特番)だけ。

2011年12月29日木曜日

年末肉祭り開催

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「アンデルセン」の
 ハイジの白パン 1/2個
 コーンブレッド 1/2個
ソーセージ入りスクランブルエッグ
カフェオレ
今日からだんなも年末休み。
 
のんびりな朝御飯だったら久しぶりにワッフルでも焼こうと思っていたのだけれど、今日は早い時間にだんなの整体の予約があるとのこと。じゃあ簡単に食べられるものの方が良いよねと、昨夜帰り途中のだんなにパンを買ってきてもらった。
 
閉店間際だったのであんまり品揃え良くなかったよ……とのことで、ハイジの白パンやコーンブレッドなどのシンプルめなパンが中心だったので、刻んだソーセージを混ぜたスクランブルエッグを用意。なんだかいつも通りな感じの朝御飯になった。
 
……まぁ、今日の夜から御馳走が続く予定だから、できるところは粗食めを試みてみる。試みてみるだけだけど。
「吉野家」の牛丼(並)
麦茶
というわけで、
「整体終わったけどー、昼御飯どうするー?」
というだんなに、
「テキトーでいいので、何か買ってきていただけると……なんでしたら牛丼でも……」
と返事して、お昼は「今年の吉野家納め」ということに。
 
今日の牛丼は、若干「つゆだく」気味で幸せだった。自分で「つゆだく」をリクエストすれば良いのだろうけれど、ついついリクエストするの忘れてしまう。丼系はおしなべてつゆだく寄りのが好きなわたくし。はからずも「吉野家納め」ができて、めでたしめでたしなのだった。
 
ドドーンと、肉山盛りの福袋到着~。 さて、牛丼のお昼御飯のタイミングと前後してお昼に届いたのは、「ハイ食材室」の「THE店長プロデュース 超豪華グルメ8点山盛りハッピーバッグ」。
 
以前にも買ったことのある福袋、今回は「冷凍品」ではなく「冷蔵品」ばかりの内容とのことで、面白いなと買ってみることにした。
 
今年は蔵王に行かずに家で年越しということにしたこともあって「美味しいもの食べる年末年にしちゃえ~」ということで。
 
届いたのはこんな感じ↓ なんか、8点じゃなくて、ワインとパスタ入れたら10点盛りの内容になっていた。
 
  • 最高級フレッシュフォアグラ・ド・オア 空輸品(9240円相当)
  • チルド生後6ヶ月程度の仔牛ヒレ肉冷蔵輸入品(5980円相当)
  • パテ・ド・カンパーニュ 非売品
  • ガーベルデリカテッセン社 スモークチキン(2310円相当)
  • 新物US天然キャビア(2100円相当)
  • イタリア産プロシュット&サラミ類のバラエティーバッグ(1480円相当)
  • 空輸フレッシュカイユホール2羽セット(1160円相当)
  • 空輸フレッシュマグレカナール(1880円相当)
  • 赤ワイン (Combe De Mare SIGNARGUES 2009)
  • パスタ Spaghettini dei Marteli(630円相当)
 
「○○円相当」は、品に添付されていたリーフレットに書かれていた金額で、実際のところは2000円あたりのものが時々「999円セール」の対象になっていたりすることもあるのだけれど、それでもなかなかお得だったかな。
 
「やっぱりフォアグラが入ってたー!あ、鴨もあったあった」
と喜びつつ、「わぁ、どうしよう……」と思ったのは「フレッシュカイユホール」。カイユって……ウズラだよね?ちっちゃいなぁ……と、初めて触るウズラの小ささに「どうしましょ」と思ったのだった。
 
まぁ、美味しい詰め物して、オーブン焼きかな……ウズラ料理のレシピなんて持ってないからこれから必死にググることにしましょう……。
 
で、なんといっても目玉は冷凍されていないフレッシュのフォアグラ。ごろっと大きなそれは、なんと600gを越えて700g近いサイズ。これは早速今日の夕御飯にすることにして、でも700gのフォアグラを3人で一度に食べきるわけにいかない……というか食べきりようがないので、あれこれ算段。パテ・ド・カンパーニュも切って、届いたばかりのワインを開けさせてもらうことにして、なんとなく今晩の献立を決めた。
 
そうそう、「フォアグラ・ド・オア(foie gras d'oie)」はガチョウのフォアグラ。対して鴨のフォアグラは「フォアグラ・ド・カナール (foie gras de canard)」なんですって。「フォアグラ」と一言で片づけていたので、今まで知らなかった。
 
このお店の福袋、定期的に販売されているのだけれど、過去に販売されたものでは「生きているオマール海老」が入っていることもあったそう。今回は「海老は無し」と予告されていたけれど、まだ動く巨大海老が届いちゃったら困惑しちゃうだろうなぁ……(それはそれで楽しそう、とも思うし、我が家は喜んじゃいそうだ)。
 
ともあれマニアックな内容の福袋、今回も(肉喰いの)我が家的には「ごっつぁんです!」という内容だった。
ミックスリーフのサラダ
パテ・ド・カンパーニュと枝付き干し葡萄
牛ヒレ肉とフォアグラのソテー
ポテトのグラタン風・人参のグラッセ
スープ(キャンベルのクレーム・ド・マッシュルーム)
フォアグラ丼
赤ワイン(Combe De Mare SIGNARGUES 2009)
というわけで、あれこれ焼いてみた今日の夕御飯。
 
福袋の内容見てからスーパーに買い物行って、伊達巻きや蒲鉾、その他諸々おせちの品が並ぶ売り場そっちのけで「ミックスリーフも買おうか」「あ、あとバルサミコも無いのよ」と不思議な買い物をしていた私たち。
 
どうでも良いけれど、なんで年末になると、普段100円で売ってる蒲鉾が消え失せて、1本1000円2000円するものばかりになっちゃうのだろうね……材料が良くなったりするのだろうけれど、でも100円のかまぼこはそのまま置いてくれると良いのに、消え失せてしまうのが、なんとも腹立たしい。せめて1本500円くらいにしてくれると良いのに、この値段の高騰ぶりと来たら毎年驚きの対象なのだった。
 
フォアグラ、とりあえず焼いてみました で、本日のメインディッシュは「仔牛ヒレ肉とフォアグラのグリル」。
 
とりあえず焼いてみましょう、と、仔牛ブロックは1/3量ほどを切り出して、スキレットで全面焼いてからアルミホイルで包み、ポテトグラタン作りついでに一緒にオーブンで軽く焼いてから寝かせて切った。
  カットした断面が思ったより赤味が残っていて「ゴメン、火入れが足りなそうだったらスキレットで両面さっと炙るから」と出したのだけれど、これが良い感じのローストビーフ的な感じになってくれていて、しかも驚くほど柔らか。そこそこ厚切りにしたヒレ肉が、歯でさっくさく噛み切れたのでたいそう驚いた。
 
オージービーフはUSビーフに比べると若干あっさり味なのだけれど、仔牛ヒレだとそのあっさりさが逆に似合っているようにも思えて、仔牛ならではの乳臭さが素敵。
 
フォアグラは、カットしてトリュフ塩かけて焼いただけ。本当はしっかり小麦粉をはたいてからムニエルにすると良かったのであるらしいけれど、「とりあえず焼いてみよう」と小麦粉抜きで焼いてみた。スキレットに溜まるほどに脂が溶け出てきて、「そうだよね、フォアグラって"脂肪肝"だものね」と改めて納得……。
 
嫌いではなくむしろ好物な食材だけれど、なんとも不健康(だし不自然だし)な食べ物、フォアグラ。フォアグラを作る工程を知っているゆえに、フォアグラを前にすると「なんか、ゴメン」といつもガチョウや鴨に謝りたくなる。それに、考えてみれば、乳離れもしていない仔羊や仔牛を喜んで食べるというのも残酷と言えば残酷。じゃあ大きく育った牛や鶏を食べるのは残酷じゃないのかといえば……と、考えていくとどんどん「こわい考えになってしまった」という感じになるわけで。
 
ゴメン……と思いつつ、「でも食べます。ありがとういただきます」と、結局私は欲望のままに「ベジタリアン」への道は一生歩めそうにないのだった。
 
で、ゴメンと思いつつも「ただ焼いただけのフォアグラ」が、ものすごく美味しくてびっくりだった。
 
時々、レストランの安っぽい皿だと乗っているフォアグラがやけに生臭かったりすることがあるのだけれど、生臭さのカケラもなく、上等な白子を食べているようなねっとりトロリとした口当たり。レバーっぽくもなく、あっさりしたバター……というとまたなんだか矛盾しているのだけれど、「レバー」とも「脂」とも違う感じの、幸せな美味しさだった。ああ、フォアグラって、やっぱり「美味しいから」という理由で食文化として無くならないんだな、と、改めて思った。
 
あとはパテもカットして、ミックスリーフのサラダ、肉に添えたのはグラタン風のオーブン焼きにしたじゃがいも(冷凍の自家製ベシャメルソースを適当にくだいてスライスして茹でたじゃがいもに散らし、てっぺんにラクレットチーズ乗せてオーブン入れただけ)と、人参のグラッセ。スープは手抜きして買い置きのキャンベル。
 
で、家飯だったら、やっぱりコレをやっちゃうでしょう~ということで、シメは「フォアグラ丼」。
 
私の自作レシピデータベースに記録してあった数少ないフォアグラ料理の一つで、『ワインのおつまみ人気店の初公開レシピ』別冊家庭画報に載っていたもの。
 
添えるのは、赤ワインを煮詰めて、そこに顆粒鶏ガラスープや醤油、砂糖などを加えて調味した和風ワインソース。ご飯(本当はもち米を炊け、とあった気がする)にソテーしたフォアグラ乗せて、甘じょっぱいたれかけて、刻んだあさつきと粉山椒をかけていただくのだそう。
 
おかずとして使うにはちょっと甘さが強い赤ワインソースも、ご飯の丼のたれとなるとこれがお似合いで、
「あらやだー!おいしいー!」
「超おいしいー!」
と、フォアグラもご飯も進んで困ってしまうシロモノだった。
 
今日食べたフォアグラは届いた分の半分弱というところ。多分残りの何割かは、この分だとまたフォアグラ丼になっちゃうのだ。(でも、仔牛ヒレ肉は、軽く炙ってわさび醤油で食べるのも良いんじゃないかと思ってる……)

2011年12月28日水曜日

スパイスたっぷりカレーを煮ました。

「marond」の小倉あんぱん
ホットミルク
一昨日の夜パン屋に行って、息子が
「メロンパンが食べたいー」
と言うものだから、じゃあ明後日に食べても問題ない類のパンを……ということで、私とだんなの分は「あんぱん」にしてみた。黒胡麻トッピングが小倉あんぱん、白胡麻トッピングがこしあんのあんぱん。
 
だんなは、木村屋であんぱん買うときには大抵「桜あんぱん」を選んでいたから、てっきり「あんぱんはこしあん派」なのだと思っていたら、これがびっくり
「俺ね、あんぱんは粒あんが好きよ?」
とのこと。えええーそうだったのー?結婚15年目にしての衝撃の事実~!と、愕然とする私。
 
私は「圧倒的に粒あん派」なので、こしあんの入る桜あんぱんはまず自分からは選ばない(そもそも、あの桜の塩漬けのしょっぱさと紫蘇臭さがほんのり苦手)。
 
だから、桜あんぱん好きのだんなの事は「こしあんが好きなのねー?」くらいに思っていたのだけれど、
「いや、桜あんぱんは、あれは一つの完成型だから、大好き」
なのだそうだ。ふーんそっかー、へー、なんて言いつつ、でも今日のところはだんなはこしあん。私は粒あん。
 
「あんぱんには牛乳」も揺るぎない決まり事。あまりに寒くて、ホットミルクにして添えたらなんだかとても幸せだった。牛乳が苦手な人は、ホットミルクにした時の乳臭さが殊に苦手だと聞いたことがある。私はこの匂い(というか、乳製品全般の匂い)、うっとりするほど好きなんだわぁ。
お総菜屋さんのサラダ色々
ボルシチの残り
チキンネパールカレー
クミンライス
ビール(FOSTER'S)
今ひとつ実感が沸かないけれど、「そろそろ年末ですよー、おせちですよー、年越しそばですよー」という雰囲気が満ち満ちてきつつある今日この頃。
 
「……でもなんかこう、スパイシーなものが食べたい……」
と思っていたところで、台所で"そのうち使おう"と放置プレイ状態だったミックススパイスと目があった。
 
だんなが本場インドで呆れるほど大量のスパイスを買ってきてくれた、そのちょっと前にうっかり買ってしまったその箱入りスパイスは、「フェアトレード ネパール・カレー チキンマサラ」というもの。
 
4皿分のカレーが作れるスパイスが、コリアンダーにターメリックにガラムマサラに、ドライジンジャー、ドライガーリック……と全て小袋にパウチされているのだった。よくよく見れば、全部個別に持っているスパイスだったりして苦笑い。
 
でもこれ、大きな単位でスパイス買いそろえなくてもすごく本格的なスパイシーなカレーが作れるので、なかなか便利だなと思ったのだった。作り方も丁寧に記されていて、そこも良いな、と。
 
で、「1時間くらいで作れるでしょう」とタカをくくっていたのだけれど、作り方の最初が「玉ねぎを飴色になるまで炒めます」という工程で、「そうだった、しまったー!」と。これは大変、時間かかっちゃう、と、使う生の玉ねぎを半分にして、途中で市販の「炒め玉ねぎ」を混ぜてしまうことにした。刻みトマトも加え、そこにスパイスを混ぜ合わせてペースト状に。
 
肉入れてー、数百mlの水入れて、ガラムマサラは煮込んだ後の仕上がり直前に入れて……と、書いてある通りに作ったら、良い感じのチキンカレーが出来上がった。私がスパイス計量しながら作ると、ついついクミンとコリアンダーの香りが強くなりがちなのよね、と、バランスの良いその味わいははからずも良い勉強に。
 
じゃがいも入れるともったりした感じになってしまうので、今日はじゃがいも抜きで、乱切りにした人参だけ加えた。「激辛がお好きな人は、全量入れてもいいけど、辛口でも袋の半量程度を加えるようにしておいてね」的な注意書きのあったチリパウダーは、2/5袋分ほど加えて、「辛口寄りの中辛」な感じで。炒め玉ねぎの投入効果もあってか、チリパウダーの辛さも感じつつも甘さのあるカレーになった。
 
……で、無意識に、うっかりいつもの炊飯の準備をしたところで、
「あああああ!私ったらなんであきたこまちセットしてるの!?」
と、自分の行いを省みて深く反省。うち、「せっかくスパイスいっぱいあるし」と、ちょっと前に5kg袋のインド米(ついでにタイ米も……)を通販で買っちゃったのだった。
 
海南飯作る時とかはやっぱりタイ米が良いよね、んでもって、インドカレーならやっぱりインド米使いたいよね、と、わーざわざ買ったのに、なぜここで使わないのか自分。自分にがっかりだよ自分。
 
「ああ!もう!水入れちゃったから後戻りできないし!」
と愕然としつつ、せめてカレーに合う感じにアレンジを加えよう……と、急遽「クミンライス」にすることにした。本当は米を加えて炒めたいところだけれど、バターでクミンシードを炒めて、それをその油ごと米と水が入ったお釜に投入。ざっと混ぜたらあとは炊くだけ。
 
カレーから漂うクミンの香りとはまた違う、クミンシードのパキッとした香りを感じるご飯は、だんなが出張中にインドで食べて「クミンライスってのが、美味しかったよ」と教えてくれたもの。急遽作ったものだったけれど、なかなか美味しくできあがった。
 
汁ものは、昨夜のボルシチに水気足して味調節して、具材もちょっと細かくほぐして、スープカップに入れて飲むのに相応しい感じにして、ここでもう色々と力つきたので
「ごめーん……サラダ買ってきてくれるかなぁ……」
できれば、ヨーグルト味とかマヨ味とか、そういう系統のが似合うと思うんだけどー……と帰宅途中にだんなにお願いして買ってきてもらった。
 
買ってきてくれたのは、アンチョビドレッシングを添えていただく生ハムとミックスリーフのサラダ、あとは少量ずつの盛り合わせで海老とブロッコリーのタルタルサラダ、ピクルス盛り合わせ、パスタサラダ。少量多品種の、素敵な箸休めになってくれた。……自家製ピクルスとか、常備しておけばこういう時に便利なのよね……(反省……)。
 
ともかくも、久しぶりの「スパイス飯」は幸せに美味しかった。多分、年開けて1週間~2週間くらいした頃に、またこの手のが食べたくなって、換気扇から怪しい異国の匂いをふりまく展開になるんじゃないかなと思っている。今度こそ「ビリヤニ(インドの炊き込みご飯、もちろんスパイシー)」作らなきゃなー。

2011年12月27日火曜日

今宵はボルシチ~

「marond」のカレーパン
カフェオレ
今日の朝御飯は、地元のチェーンパン屋「marond」のカレーパンで。
 
息子の好物のりんごのパンがあるお店だけれど、昨日夕食前に買い物に行ったので品揃えはもうあまり良くなくて、たんまり積まれていたカレーパンを買ってきた。
「あとメロンパンも食べたい」
などと息子が言うので、じゃあ明後日の分も買っちゃうか、と、メロンパン、あんぱんなども一緒に購入。
 
充実したサイズのパンなのにお値段お手頃で使い勝手の良いこのパン屋さん、総菜パンの種類も豊富でカレーパンもちゃんと美味しいのが素敵だ。たまには紅茶を淹れようかと思いつつ、結局寝ぼけながらいつもの通りにコーヒーの支度をしてしまって、コーヒー飲みながらいただいた。
 
年末休みまであと少し~。
セミドライいちじく・枝付き干し葡萄
ミックスサラダ
鴨のコンフィ
ボルシチ
羽釜御飯
ビール(TUBORG JULEBRYG)
なんだか唐突に「ボルシチ食べたい」と思いたった。
 
「たいめいけんの酢油キャベツ、美味しいよね」
「ボルシチも美味しいよね」
なんて話をしていて、「ボルシチ食べたい」に繋がったのだと思う。
 
地元のスーパーに、野菜としてのビーツ(赤かぶ)の扱いがあるところはなくて(たまーに見かけることがあるかなー、くらい)、なので水煮缶詰を買ってきた。買い置きの豚ヒレ肉ブロック使って、煮込もうかな、と。
 
……が、肝心の「たいめいけん」のボルシチレシピを確認したら、ビーツが材料に入っていなくてびっくりしてしまった。トマトの果肉とトマトペースト、少量のケチャップが入るけれど、ビーツの記述はなく、よくよく見れば作り方の中に「ビーツを入れたかったらここで入れる」という控えめな記載が。こりゃ、大きな缶詰1缶使ったら全然違うものになっちゃうぞ、と、別に作り方を探した。ちょうど缶詰1つ使ってできるレシピがあったので、今回は小林カツ代さんの作り方で。
 
でも確かに、たいめいけんのボルシチって、こんな感じで「ビーツ色」ではなくて「トマト色」。ミネストローネのトマト色よりもさらにあっさりとした、"トマト風味、ビーツ風味"な程度のボルシチが、かの店のボルシチなのだった。
 
小林カツ代さんのレシピは、人参1本を4等分にして煮込む風な、ごろごろ具材の豪快なもの。圧力鍋に出てきてもらって、肉の加熱はこれで一気に済ませることにした。玉ねぎと人参、缶詰のビーツを輪切りにしたものをざっと炒めて、肉も加えたらひたひたの水と顆粒コンソメ、ローリエと黒胡椒加えて加圧30分。その後でビーツ缶の汁とじゃがいも加えて煮込むこと15分。味つけは塩胡椒で、そしてこちらのレシピにはトマトが入らない。
 
そうしてできあがったシチューは、それほどにはビーツのくどくどしい赤紫色が目立たない、「ほんのりと異国味のスープ」みたいなものだった。知ってはいたはずだけれど、ビーツ缶が汁も実もかなり甘くて(ビーツは野菜として一番糖度が高いのだそう)、「ボルシチってこんなに甘くて良かったっけ?」と塩胡椒強めで調味してみたり。
 
定石通り、サワークリームを添えていただくことにした。
 
あとは簡単に、1切れ余らせておいた鴨のコンフィを温め、レタスやパプリカ、トマト、茹でたブロッコリーなどを合わせたサラダと一緒に大皿に盛りつける。酒の肴にいちじくと干し葡萄。そしてやっぱり炊きたてご飯。
 
ビーフシチューはわかる。ちょっと譲ってクリームシチューも、まぁ、わからないでもない。
でも、今日のボルシチにまで、息子は具を食べた残りスープにご飯を投入しようとしていて、
「えええええ~」
と思ってしまった。息子、そういう食べ方が大好き……(でも味噌汁をご飯にかけて食べたりはしない。それは違うらしい)。
 
「え、でも、サワークリーム入れたでしょ?君、けっこう入れたよね?」
「んー、でも美味しいかなって思って……うん、美味しいよ~」
満足気に食べる息子を見てか、「俺も試してみよう」と、だんなまで残りスープ(サワークリーム風味)に少量のご飯をイン。
 
「……いや、美味しいよ、これ。案外美味しいって。似合わなくもないって」
と一口味見させてくれたけれど、……うん、なんかこう、ドリアのご飯みたいな、そんな感じ……?
 
でもこれ、ロシア人もびっくりの食べ方だと思うよ。

2011年12月26日月曜日

初めてのステーキ屋さんに

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「ベーカーシェフ」のダブルチーズフォンデュ
カフェオレ
今日は、昨日買い物ついでに買ってきたパンで。
 
寒いし、外のパン屋さんに寄るのめんどくさい……と無精してスーパー併設のパン屋で、
「あ、これ、あの店のアレに似てるね」
「美味しそうだね」
と買ってきてみたのだけれど、……うーん、なんだかがっかりな味だった。
 
「似ている」というお相手は、「POMPADOUR」の人気商品「とろけるチーズパン」。オーブンで中まで温めると、柔らかなチーズがとろっと溢れ出てくる感じでこれはなかなか美味しい。家族皆大好き。
 
外見も名前もなんとなく似た感じだった、今回買ってきた「ダブルチーズフォンデュ」というパンは、中に入ったチーズクリームがあんまり心地よくない口当たりで、いまいち。パン自体もあまり美味しくなく、何よりチーズクリームが美味しくなく、家族皆「あれぇ~?」と首を傾げながら平らげたのだった。
 
ぶっちゃけこのお店のパン、何度か買った事があるけれど、それほど「美味しい!」と思ったことはなく……今回改めて店名をググッてみたら、大手パンメーカーの「フジパン」が運営するベーカリーショップだった。「母体がフジパンだから」とは思いたくないけれど、このパンはちょっとがっかりだったんだわぁ……。
稲毛 「ビッグテキサス」にて
 アーリーディナーセット \2250
     テキサスリブステーキ 240g
     デザート&ドリンクバー
生ビール \550
今日から息子は普通に冬休み、だけど普通に部活。
 
午前部活、午後も予定があるのだそうで、一日静かな時間を過ごしていた。連休中に溜まった仕事を片づけたり、ちらっと念入りに掃除したり。
 
夕飯は、タウン誌に広告が載っていて気になっていた地元のステーキ屋に行ってみることにした。クーポンがついていたタウン誌の記事によると、平日夜は300円でソフトドリンク飲み放題&食後のワッフルとアイスクリームが食べ放題というのがあるのだそう。ワッフルワッフル!……と、家でも美味しいワッフル食べられるはずの我が家3人、妙に盛り上がったのだった。
 
「ビッグテキサス」という名前のそのお店、何店舗あるのかは今ひとつわからないのだけれど、あちこちに支店があり、ここもそのうちの一つなのであるらしい。
店内にはウェスタン調の看板や小物類が飾られて、でも使われている肉はオージービーフなのだそう。冷凍ではなく冷蔵保存された肉なのだとか。
 
メニューを開くと、平日の20時30までの入店で注文できる「アーリーディナーセット」がお得な様子。この店名物のテキサスリブステーキは3種類のサイズが掲載されていて、真ん中の「240g」のセットにすることにした。スープとサラダ、ライス(またはパン)がついてきて、更にオプションのデザート&ドリンクバーつけてもらって2250円。ビール飲み飲み、最初にやってきたサラダをつまみながら肉が焼けるのを待った。
 
サラダは刻みキャベツベースで、分量たっぷり。カップ入りのスープはコーンスープ。
 
卓上にはおろしにんにく、ソフリット(香味野菜をきつね色に炒めたもの)、粒マスタードの小皿と、ステーキソースがやってきて、これで好みで肉に味つけできるようになっている。肉自体の塩胡椒は控えめ気味で、卓上の岩塩ガリッと挽いてステーキソース添えていただくのが良い感じだった。
 
240gのステーキだったら、楽勝レベル。コーンやポテト、さやいんげんの添え物も充分な量があって、ステーキに添えられたバターを溶かしつつ、熱い鉄板におろしにんにく落として良い香りをたててからソース加えて、それを絡めて食べる肉はなかなかの美味しさだった。リクエスト通りの、ばっちりのミディアムレアぶりも良かった。
 
この界隈にはあんまりステーキ屋さんはなくて(1件ちょっと遠いところにあるけれど、味に相応してお値段やや高め、という印象……)、ステーキ食べたい時はフォルクス、ハンバーグ食べたい時はびっくりドンキー、と、チェーン店頼りだったのだけれど、
「……もうフォルクス行かなくていいかも、ここがいいかも」
「俺はむしろ、ドンキーに行かなくていいや、と思い始めている」
と話しながらもぐもぐ。
 
この内容で2250円はたいそうお値打ちなのだった。フォルクスとかよりずーっと美味しいし。息子が頼んでいたハンバーグもごろりと大きくていかにも美味しそうだった。
 
で、食後には小さなココットケースに入ったバニラアイスと、ミニサイズ杏仁豆腐(1品サービスされるお楽しみデザート、なのであるらしい)。注文の都度焼いてくれるワッフルは、ホイップクリームとブルーベリージャム、メープルシロップとキャラメルソースが別添でついてきた。焼きたてのところをそのまま囓るのも良いし、メープルシロップとジャムというのも良い感じ。
 
厨房で焼いている様を見ると、ガスコンロで焼くタイプではなくてビタントニオ社のワッフルメーカー(あのカラーリングは2世代くらい前のやつね……とかチェックしていた私……)を使っていたよう。我が家のcloer社のワッフルメーカーよりも凹凸が深く、「厚く」焼ける印象で、「あ、このワッフルメーカーで焼くタイプのも美味しいわ」などと思ったりした。調子に乗ってワッフル2枚。「食べ放題」と言われても、よく考えてみればステーキ食べた後に3枚も4枚もは食べられないよね……。
 
ともあれ、ソフトドリンク飲み放題もついてくるから、食後の紅茶や珈琲もお代わり無料でいただけるのが地味に嬉しかったりして、ワッフルのお代わりは断念しただんなは、コーヒーをお代わり。
「この店いいねぇ!また来ようね!」
と、息子も気に入ったようで、何よりなのだった。
 

2011年12月25日日曜日

メリークリスマース

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ホットサンド(卵チーズ)
ホットドッグ
カフェオレ
メリークリスマス~。
 
クリスマスの今日当日は、「昨日で我が家のクリスマスイベントは終了しました」という感じで、朝からだらだら。正直申し上げて、夕飯とかもノーアイディア。
 
イブにしこたま飲んで二日酔いになったら、とか、食材用意してイブのメニューと重なっても悲劇だし(丸鶏用意しておいたらうっかりイブの食事でも出て来ちゃった、とかね)、と、「当日適当に考えればいいや」と思っていたのだった。
 
「というわけで、朝御飯もノーアイディアでーす」
と、ありもののパンを見たところ、ドッグパンが2個にサンドイッチ用のパンが4枚。なんとも半端な個数だけれど、ホットドッグ2個、ホットサンドを2つ作って皆で適当に分けて食べることにした。
 
昨日と同じく、ホットドッグはパン・ソーセージ・チーズ・ピクルス・ケチャップの組み合わせ。こちらに肉っ気があるので、ホットサンドの方はシンプルに「卵&チーズ」にした。
 
冬の日の朝御飯はチーズ大活躍。いや、朝御飯に限らず大活躍。
スーパーのいなり寿司・ねぎとろ巻き
「きりたんぽ鍋」の残り
麦茶
細かな具がぽろぽろ入ったきりたんぽ鍋の残りスープ。
 
「うどんにしてお昼に食べる?」
と言いつつ午前中買い物に行ってきた。結局、「うどんとして食べるよりは、汁物的にいただいた方がいいかも?」と、スーパーでお値打ち価格だったいなり寿司とねぎとろ巻きを買ってきて、簡単に済ませることに。
 
肉はあいにくほぼすっかり食べ尽くされていたものの、白滝も舞茸もごぼうもたっぷり……という感じで、「おおむね具沢山」なきりたんぽ汁。鍋セットに入ってきた濃縮スープはまだ冷蔵庫(と、冷凍庫)に未開封のものが残っているので、鶏団子の煮物とか、筑前煮風の煮物とか作るのに重宝するかな?と思っている。
枝付き干し葡萄
バーニャカウダ
ラクレット
鴨のコンフィ(仏産瓶詰)
イベリコカルビの塩焼き
禁断のラード御飯
白ワイン(VILLA RUSSIZ CHARDONNAY 2007)
 
クリスマスケーキ
カフェオレ
夕御飯はどうしましょう……と考えて、
「そういえば冷凍庫にイベリコが入ってた!」
と思い出して、メインディッシュはイベリコ、ということに。
 
白くサシの入ったような肉で、でもこれが塊肉だったのか薄切りのを固めたものなのかが思い出せず、とりあえず解凍してみたら牛肉で言うところのカルビのような薄切りの脂多めの肉だった。これはもう、焼き肉のように焼いて食べるのが一番かなと一口大にカットして両面スキレットで炙ることに。味つけは塩胡椒のみ。
 
今日はワインを開けようという算段だったので、じゃああとはこんな感じかなと、小ぶりのじゃがいも茹でてラクレットチーズを溶かしてかけるのと、バーニャカウダと。イベリコだけでは肉っ気が微妙に物足りないかなと、瓶詰めの鴨のコンフィも出してしまうことにした。コンフィ、実はとうに賞味期限が過ぎてしまっていたものだけれど、瓶詰めで「油漬け」になっているものだから、酸化していなければ大丈夫でしょう、ということで。(大丈夫でした)
 
で、バゲットでも焼けば献立としてのバランスが良かったところだけれど、そこは我が家、最後はやっぱり「米の飯」なのだった。これが、後になって「米炊いておいて本当に良かったー」と思うことになるのだけれど。
 
それなりに華やかに、クリスマスディナーっぽい風景に というわけで、さして手間もかかっていない割には、華やかなクリスマスディナーっぽくなった夕御飯。
 
開けたワインは、イタリアワイン、「VILLA RUSSIZ」(ヴィラ・ルシッツ)のシャルドネ。
 
もう5年以上前に、青山のCozimaさんのワインイベントで口にしたヴィラ・ルシッツのワイン、殊にシャルドネは強く強く記憶に残るほど美味しくて、でも巷のワインショップを回ってもシャルドネは扱いのないところが多くて(てか、ヴィラ・ルシッツ自体、あまり頻繁に見かけない……)「またあのワインを飲みたいね」と時折話題にしていたここ数年。
 
今回、御縁があって、数本の2007年ヴィンテージのヴィラ・ルシッツのシャルドネを購入できる機会があったのだけれど、クリスマス前に開けた1本は「あれ……?」な味わいなのだった。
 
私は「カビ臭さ」というのが今ひとつわからなくて、でも「んー……この程度のワインだったかな?もっと美味しかった記憶があるんだけど、なんか後味がちょっと変かも」という印象。
 
だんなはコルクを抜いた瞬間に
「コルクがなんかちょっと……変かも」
と言っていて、ワインを口にした時も「やっぱり変だ」と言っていた。「ブショネ、じゃね?」と。
 
見れば、コルクは青黒い筋がいくつも中に染みるように入っていて、良い状態のコルクとはちょっと異なっている風。「ブショネ」とは、コルクの腐敗(正確には「コルクがバクテリアに汚染された事」)により、ワインの品質が悪くなってしまうこと。
 
高級めなレストランに行くと、テイスティングを求められる事がままあるけれど(で、私、照れくさいし格好良くテイスティングできないから断っちゃうことが多い)、ああ、あそこでちゃんとコルクとか確認して「美味しいです」と確認することは大事な事なのだなぁ、と今回知るに至った。レストランが悪いのではなく、もとよりソムリエが悪いのではなく、インポーターが悪いのでもなく、ブショネというのはそこそこな頻度で起こりうる悲劇的事態なのであるそうな……と、あれこれ調べて、知ったのだった。
 
……で、数日前の「疑惑のワイン」は、でも「これがブショネである」という確信を私は持てたわけではなく、でもインポーターさんに報告した結果「現品交換」という事に。ブショネ疑いのワインの残りを瓶ごとコルクつきで送る事にして、残りのワインの状態を確認する意味で、まとめて買ったうちから更にもう1本、開けてみましょうということになった。それが今日のヴィラ・ルシッツ。
 
そしたら奥さん、今日のワインは美味しい。ちゃんと美味しい。
5年前にいただいた感動の記憶を思い出させる、豊かな味の香りもとっても好みな、良い感じにずっしり重く、でもフルーティーな白ワインだった。
 
「あ!これ、美味しいね。ちゃんと美味しい。こないだのとは大違いだ」
「でしょー、だから言ったでしょー。この間のは"これ、変!"って」
やばい、これは美味しい、鴨のコンフィも出して良かったねー……と、料理に箸を出すスピードもついつい増してしまった。ただ塩して焼いただけのイベリコが、これまた超美味しい。
 
嗚呼、禁断の「ラード御飯」 で、美味しいワインと美味しい御飯ですっかり良い気分になっちゃって、シメはついつい禁断の「ラード御飯」。
 
スキレットでイベリコ焼いたら、その脂がけっこう大量に染み出てきてしまって、
「塩入っちゃってるけど、瓶詰めにでもして取っておく?……てか、"ラード御飯"……」
と呟いたら、だんなの目がキラキラキラーンと。
 
脂が残るスキレットを再度火にかけて、1切れ残しておいた塩焼き済みのイベリコもそこに加えて温めてから、脂もろとも御飯にかける。醤油をちらっと垂らしたら、今回の「ラード御飯」のできあがり。
 
恵比寿ウェスティンホテルの「龍天門」にも隠しメニューとして存在する「ラード御飯」。アレもたいそう美味しかったけれど、今回は脂の元がイベリコで、しかもアツアツに熱したものとあって、アレに輪をかけたすさまじい美味しさだった。表面がカリッとなるほどによく炙った肉の美味しさも殊更。
 
「やば!これ、やばい!」
やばいほど美味しい!と身悶えする私。そっと御飯のお代わりに立つだんな。
 
「イベリコ焼く時は、脂の部分削って炙って、これを作ることにしよう」と密かに決意しちゃうほど、それは美味しかったのだった。
字面と語感がすごい感じなのだけれど、「ラード御飯」、美味しいです。
 
そんなデンジャラス&ポイズンなものを食べた後だけれど、食後はしっかりクリスマスケーキ。
 
昨夜のうちに6等分して家族で1切れずつ食べたので、今日はその残りを。
 
グランドハイアット東京の「ストロベリーショート」は、天使の羽根を模したようなホワイトチョコが周囲に飾られて、華やかながらとても上品。
 
「どうせだったら高級ホテルのケーキにしてみようか」
と検討している頃にこのケーキの写真を見て、
「なんかこう……エヴァンゲリオンの、使徒っぽい感じじゃない?このピラピラが」
とか思ってしまってこのケーキにしたのは秘密だ。(いや、家族にはカミングアウトしたけど)
 
だんなが「ストロベリー以外のベリーが苦手」(ex、ブルーベリー、ラズベリー……)なので、事前に「中にブルーベリーなどがサンドされていたりしませんか?」と問い合わせていたのだけれど、スポンジにたたくシロップに少量ベリーが使われているとのこと。
 
ありがたくも
「シロップ抜きでお作りできます」
と言っていただいていたのだけれど、シロップに使われるくらいの分量なら問題なさそう、と、アレンジ抜きでそのままのショートケーキを予約していたのだった。
 
大粒のフレッシュなイチゴがふんだんに飾られたケーキは、下からスポンジ・クリーム・スポンジ・クリーム・スポンジ・クリームとスポンジが三段になった手のこんだもの。それぞれのクリーム層に薄切り苺がたっぷり入り、スポンジがシロップで薄く赤く染まっていて断面もとても綺麗なケーキだった。
 
「……うっまいよねー」
「さすがだよね」
「まぁ、お値段も相当だったけどね」
と、うっとりしながらもぐもぐ。今年も良いクリスマスでした。

2011年12月24日土曜日

イブディナーはビール屋さんで

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ホットドッグ
カフェオレ
今日はクリスマスイブ。
 
息子はもう終業式も終わったし、通例部活はあっても午前中だけだし、と、息子とも相談しながら外出の予定を前々から入れていたのだけれど、12月になってから
「ごめん……クリスマスイブ、一日練だって……。しかも、クリスマス会やるんだって……」
と息子から報告された。
 
「何、その"一日部活"って~!」
とだんなと2人呆れつつ、でもクリスマス会じゃあ息子も部活の方に行きたいだろうし……と、今日のお出かけはだんなと2人で行くことに。いや、息子の予定が入るなら入るで全然構わないのだけれど、それならそれでこっちも予定の立てようがあるのだから、本当にもうちょっと早めに予定を組んで教えてくれればいいのになぁと学校側に対して思ってしまう。
 
学校側は「平日も週末も、無理に部活に来ることないですよー休んでいいですよー」と言ってくれてはいるけれど、なるべくこちらも予定が噛み合わないようにと思っているのだから、ねぇ。
 
今日は、息子も参加したがっていた「リアル脱出ゲーム」の予定だったから、部活行事と天秤にかけなければいけなくなった息子もとても不憫なのだった。買ってしまったチケットを譲るアテもなかった(クリスマスイブのイベントチケット3枚なんて、そうそう譲る先はない……)から、別日程でチケット取り直すというのも大変で。
 
ともあれ、今週もちらっと早起きして息子の弁当作り。せめて彩り良く、と、混ぜ御飯やブロッコリー、プチトマトなどを使って賑やかめなビジュアルの弁当にした。
 
朝御飯は、Johnsonvilleのソーセージ使って、ごろっと大きなホットドッグ。このソーセージを使う時はキャベツ炒めを挟む余地がパン側にないので、キャベツ抜きホットドッグにした。
 
炙ったソーセージをパンに挟み、チーズをトッピングしてからオーブンに。チーズ溶けたら刻みピクルスとケチャップ添えて「いただきます」。
 
パンはスーパーで買った大手メーカーのドッグパンだし、シュレッドチーズも同様だけれど、ソーセージが美味しいのでなんだか御馳走だ。
息子を見送ったら、今日は夕方までだんなとデート~♪
丸の内 丸ビル内「グリル満天星」にて
 ワンプレートミックス \2100
 デザートセット \525
午後のイベントに備えて、早めの昼御飯にしないとねとあれこれ考えて、東京駅で乗り換えついでに丸ビルあたりで済ませましょうか、ということに。
 
カップルが押し寄せてくるかもな「クリスマスコース料理」を出すようなお店じゃなくて、もつ鍋屋とか焼き鳥屋のランチ定食みたいなのだったらそういうお客さんでは混まないだろうし……と計算していたのだけれど、11時のオープン直後ならそういう心配もあまり必要なかったみたい。洋食食べたいねと、気になっていた「グリル満天星」にすんなり入ることができた。
 
「オムレツライス」と好きなおかずをハンバーグ、海老フライなどから選べる「ワンプレートミックス」が魅力的だったので、私もだんなもそれを。2人して「カニクリームコロッケ」を選択し、サラダとスープつきで2100円だ。
 
食後のドリンクと、プリン、ババロア、アイスクリームなどから選べるデザートをつけたセットは525円。「クリスマスだし!」(?)と、これもつけてもらうことにした。お酒は、午後が控えているのでぐっと我慢。「おつまみ牡蠣フライ」という魅力的なメニューもあったけど、ぐぐっと我慢。
 
「グリル満天星」にて。オムライスもクリームコロッケもさすがの美味しさ♪ 見た目シンプルな、そっけない感じで出てきたオニオンスープも良い感じに美味しかったけれど、コロッケとオムライスもさすがの美味しさ。
 
それほどこってりとしたコクがある、というわけでも「味が濃厚」というわけでもない風なのに、ドミグラスソースはじんわりと印象に残る味で、見事な半熟ぶりのオムレツが乗るオムライスも海老たっぷりきのこもたっぷりの「御馳走感」があるもの。
 
上品なベシャメルソースの味のカニクリームコロッケも当然のように美味しくて、それほど存在感のない風に添えられていたポテトグラタン風の添え物がこれまた美味しくて幸せだった。
 
「グリル満天星」のデザートプリン。かなーり良い感じ♪ デザートは、私がババロアでだんながプリン。
 
どちらも、これまた見かけはそっけない風ではあったのだけれど、どちらも「頼んで良かった~」とうっとりしてしまった味。
 
やや固めに火が入ったプリンは濃厚な卵の味で、カラメルも適度なほろ苦さ(←交換して味見させてもらった)。
 
私の方のババロアは、ザバイヨーネとグレープフルーツの果肉が添えられていて、口当たりと良い、甘さと良い、乳脂肪のこってりした感じといい、これまたかなり良い感じ。美味しかった~。
 
そして、午後、だんなと2人挑んできたのは今年最後のリアル脱出ゲーム「終わらない合戦からの脱出」。
 
前回、よみうりランドでものすごく華麗に謎を解いたので、
「私たち、いけるんじゃね?」
「これもサラッと解けちゃったら、もう"リアル脱出卒業"でもいいんじゃね?」
くらいに思っていたのだけれど、見事に撃沈。
 
以前何度か開催された「球場からの脱出」同様、あちこち歩き回る必要があるのだけれど、今回はだんなの腰を慮って
「あそこは私が見てくるね!」
と、がんばって動き回っていたわたくし。でも、ここで躓き、あそこで躓き……と、「おしい」とも言えないような段階で制限時間になってしまったのだった。今回も難しうございました……。ゴールデンウィークの、次の謎解き頑張ります。まだまだ卒業できません。ううう。ぐや"じい"……。
 
六本木 「アウグスビアクラブ」にて
 飲み放題5000円コース
     前菜盛り合わせ
     ベルギー風フライドポテト
     グリルドサルシッチャ&ザワークラウト
     ローストビーフのピッツァ
     葉っぱサラダ
     魚のオーブン焼き
     ビール色々。しこたま。
 
 デザートピッツァ(カスタード&カラメル) \550
 エスプレッソ
せっかく都心に出るのだから夕飯はどこかで食べて帰りたいところ……だけど、今日は折しもクリスマスイブ。
 
「イタリアンとかフレンチとかは論外だよね」
「うん、カップルいっぱい……特別コース組まれてお値段激高……」
「てか、そういうところに息子連れて行ってもなんか申し訳ないしね」
と、だったらカップルとは無縁のところに行こうじゃないかと算段した。
 
馴染みの焼き鳥屋、美味しかったおでん屋あたりはまず大丈夫かなぁとあれこれ考えて、「そーだ、ビール飲みに行こう!」と数週間前に予約したのが「アウグスビアクラブ」。ちょうど「お一人様5000円」の飲み放題プランの案内のメールマガジンが手元に届いていたところだった。
 
私とだんなの2人分そのプランでお願いして、息子は部活が終わり次第合流、息子はアラカルトで好きに食べれば良いよということにした。
 
六本木についてびっくり、「こんなに混雑しているヒルズを歩くのは初めて」というほどの人・人・人……もとい、カップルカップル、そしてカップル。カップル山盛り、佃煮にできそうなくらい。
 
すごいなぁ、こういうノリってバブルの頃に終わったのかと思っていたけど、まだこんな感じだったのね。クリスマスにこういうスポットに来ることは滅多になかったので、すごく新鮮できょろきょろしてしまう。
 
こちらに向かいつつある息子にも
「六本木、半端ない混雑ぶりなので色々気をつけね」
とメール。
 
「(;´Д`)エー」
「すごいよリア充カップルだらけだよw」
「(#´Д`)バクハツシロー」
なんてやりとりをしつつ、私とだんなは狂乱のヒルズを抜けて、とっととお店に移動。ここばかりは「いつもの空気」なお店で、美味しいビール飲み飲みのんびり食べ物つまみながら息子を待った。
 
今日も美味しいものいろいろ、たいそう幸せな夕御飯だった。
 
美味しいビールが楽しめるお店で、「食べ物もしっかり美味しい」というのは本当にありがたい。釜焼きのピッツァは美味しいし、揚げたてのフリッツ(フライドポテト)もたいそう美味しいし、デザートピッツァの美味しさも「ビール1杯我慢してもこれは食べたい」と思えてしまう幸せな味。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、今日の前菜♪ 一人一皿出てきたのは、スモークサーモンと自家製ピクルスの盛り合わせ。
 
色鮮やかでほんのりクリスマスな組み合わせで、これをつまみながらまずは白ビール「スノーブロンシュ」を。
 
ほどなくサワークリームを添えたベルギー風フライドポテトもやってきて、続いてピザ釜で炙った風な、グリルドサルシッチャ。サルシッチャに添えられたザワークラウトは自家製らしく、酸味のマイルドな食べやすいものなのが毎度気にいっている。
 
だんだん黒っぽいビールに……と、「アウグスビール」「マデューロ」と続けて飲みつつ、ローストビーフと削ったパルミジャーノをたっぷりトッピングしたゴージャスなピッツァがテーブルにやってきて少しした頃に、やっと息子もやってきた。
 
「フライドポテトの小さいのくださーい。あとマルゲリータ。あとコーラ」
と、アメリカの子供のような注文をしている息子。
 
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、魚料理~。 ローストビーフのピッツァはほのかに甘くて、なんだろと思えば肉の下にドライいちじくが潜んでいた。
 
今年はいちじくジャムの美味しさにハマッたりした、いちじくづいていた1年。クリスマスにもまさかのいちじく。美味しかった。
 
たっぷりの、名物「葉っぱサラダ」も出てきた後は、これまたビールに良い感じに似合う魚料理で、コースの料理はおしまい。
 
魚と玉ねぎがこんがりと焼かれて、その下にはキャベツがたっぷり。
 
キャベツはザワークラウトを使っているようで、その爽やかな酸味が美味しいソースの一部になっているのだった。
 
六本木「アウグスビアクラブ」にて、絶品のデザートピッツァ~♪ そしてシメは、「やっぱりこれを食べねば!」ということでデザートピッツァ。
 
シンプルな外見ながら、これを家で作ろうとするのはなかなか大変。
 
カスタードクリームを塗って焼き上げたピザ生地にほろ苦いカラメルソースをかけたアツアツのデザート、しっかりたっぷりいただいた。他にもリンゴのデザートピッツァがあったり、今の季節は紅玉リンゴのコンポートなんてのもあったりして、凝ったデザート充実なのもまた嬉しい。
 
六本木のキラキラ お店を出ると、外はすっかりイルミネーション花盛り。
 
アウグスへの入店時はまだ薄闇状態でイルミネーションも始まっていなかったから(でもヒルズは大混雑だったのでした)、「おおー綺麗になったー♪」とちょっとうっとり。
 
けやき坂イルミネーションは、もちろんカップルだらけなのだけれど、「イルミネーション+東京タワー+カップル」の構図の写真を撮りたいと思われる三脚持ちの写真愛好家の方々が多くいたのもちょっと面白かった。
 
グランドハイアット東京のクリスマスツリー で、今年のクリスマスケーキは「どうせイブに六本木まで行くのだから」と、グランドハイアット東京のを予約。
 
帰りがけに受け取って、ホテルのクリスマス飾りも堪能しながら帰路についた。
 
余裕があったらミッドタウンのイルミネーションも気になっていたのだけれど、1日出歩いてだんなの腰もいよいよ限界ということで、急ぎ帰宅。帰りの電車もなんとか座ることができて、家でのんびりクリスマスプレゼント交換などをしたのだった。
 
息子からは、先日の「ジャンフェス」でみつけて買ってきてくれたのであるらしい、モンスターハンターのマグカップ。だんなからは
「今年は"クラゲ"がテーマでした!」
と、クラゲのピアスと、クラゲメカ(私が組み立てなきゃらしい……なんか、歩くらしい……(笑))、そして欲しいなと思っていた石井ゆかりさんの牡羊座の占い本。だんなが以前自分の星座のを買っているのを見て「いいな」と思っていたのだった。
 
占い本、パラパラッと捲ったら「でも、どう見てもあなたはパワフルです」という一文が目に入って、苦笑い。
 
私からだんなへは、分子式や計算式がモチーフになった怪しい柄のネクタイと、ニューヨークのメトロポリタンミュージアム(The Met)のウィリアムUSBメモリとウィリアムステープラー、。息子へは、組み立て式のダ・ヴィンチの投石機(これもThe Metの。ダ・ヴィンチは今年2月に謎解きゲームで展覧会見て、そこで投石機も見たから、という繋がり)と、トロンボーンモチーフのキーホルダーやしおり。
 
毎年息子へのプレゼントは頭を抱える対象なのだけれど、あまりそのあたりの店では見かけないトロンボーングッズ(息子が吹奏楽部で担当しているのがトロンボーンなのでね)が見つかって何よりだった。
「すげぇ!かっこいい!どこにつけよう!?」
とわくわくしてくれて、お母さんは嬉しい。メリークリスマス~。