2011年12月31日土曜日

美味しいもの納め。

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
チーズトースト
カフェオレ
今日は大晦日~。全然実感沸かないけど、大晦日~。
 
実は、ここ数日の懸案が「謎解きを終わらせずして2012年を迎えたくない」というのがあったりした。
家族で絶賛ハマり中の「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが、この度iPhoneアプリで「【リアル脱出ゲーム×スマートフォン 一週間ゲームvol.1 】人狼村からの脱出」を10日ほど前にリリース。
 
リアルの時間と同様に生活する「人狼村」の人々と1週間過ごし、村人に潜み村人を殺していく「人狼」をみつけて村から脱出する……というゲーム。リリース初日にアプリを購入し(500円はちと高かったけど……)、毎日せっせと謎解きに励んでいたのだった。
 
最初のうちは簡単で、「えー、これで500円だったらちょっとがっかりかもー」くらいに思っていたのだけれど、謎は難しくなる一方。ついにさっぱりわからなくなって、バッドエンドを迎えること数回。「もう私、一生人狼村から出られないんじゃないかしら」と思い始めていたところで、昨夜やーっとクリアすることができた。
 
この、「最後の謎」の難しさ、謎が解けたときの「うわぁぁぁぁ」というドーパミンが出る感じは「リアル脱出ゲーム」そのままな感じで、何より「これってどういうことだってばよ……?」と四六時中考えていたのを終えて年越しを迎えられたのは何より。
 
というわけで(?)今日の朝御飯はゆる~い気持ちでチーズトースト。これから飽食が続くことが予想されるので、ピザ用シュレッドチーズを盛るのではなく、ぺらっとしたスライスチーズを乗せるにとどめた簡単あっさりチーズトースト。息子はチェダーチーズスライスを選び、私とだんなはモッツァレラチーズスライスを選んでみた。
牛肉とわかめの韓国風スープ
まぐろ丼
冷茶
夕飯は肉予定だし、お昼は魚!ということで、まぐろ丼。
 
年末はかまぼこに飽きたらず、まぐろやイクラ、蟹あたりまで尋常じゃない値段に跳ね上がる印象があるけれど、地元スーパーもやっぱり「いつもは600円くらいで買えるバチマグロのサクが900円」という状態だった。
 
「大晦日のお昼御飯はあっさりと"づけ丼"とかよくない?やっすいバチマグロあたりでさ」
と昨日スーパー見てきたのに、その"やっすいバチマグロ"が1000円超えていたり。
 
で、「ダメだこりゃ」と売り場を後にしようとしていたところで切り落としっぽいパックを発見した。3人分のお昼御飯の丼だったらこの量でちょうど良くない?と、その切り落としを買うことに。
 
薄めなスライスのセットだったので、づけは止めて普通にまぐろ丼にすることにして、スープは昨夜だんながたっぷり作っておいた牛肉とわかめのスープで。皆で適当にまぐろ乗せつつ、もみ海苔、わさび、醤油を添えて「いただきます」。
 
これが「まぐろ納め」かと思うと「えー、だったら本まぐろ買ってくるべきだったー?」と思ってしまったりしながら、「お昼だし、あっさりだし、軽めだし」と思いながらもぐもぐ。冷凍庫に、半端に残った酢飯があったので、それをチンして使ったのだった。
 
そして、今年最後の美味しいものが我が家に到着。
 
田中玉緒さんのところのここ数年の恒例の「年末お惣菜セット」、自宅での年越しということで今年はお願いしてみた。
 
玉緒さんの「年末お惣菜セット」、こちらは焼き菓子の箱♪ オプションで「焼き菓子の詰め合わせ」も注文できるとのことだったので、お菓子も一緒に。
 
届いた内容は、お惣菜箱が田舎風パテ・人参のムース・クロスティーニ用のパン・シャラン鴨のタリアータ・いろいろ野菜のピクルス・ワインのお供のセミドライいちじくとゴルゴンゾーラ……といった感じ。
 
そしてお菓子箱はオレンジケーキ、ビスコッティ・プラトー、ピーナッツサブレ、ポルポローネ。
 
仲良しな事に甘えてしまって、
「肉福袋にほぼ確実に鴨が入ってきちゃうので、鴨は要らないんです~そして他の品は家族3人なので3人分相当いただきたいんです~」
とお願い。本来のセット内容とはちょっと違う、イレギュラーな内容のものを購入させていただいたのだった。
 
わーいどれも美味しそう美味しそう♪……これでいつでも冬ごもりできるぞ~、という体制に。今年は完全、寝正月予定。
玉緒さんのお惣菜セットから
セミドライいちじく&ゴルゴンゾーラチーズ
人参のムース
いろいろ野菜のピクルス
田舎風パテ
枝付き干し葡萄
「ハイ食材室」のパテ・ド・カンパーニュ
鴨のはちみつ胡椒グリエ 洋梨のモスタルダ添え
白ワイン(Villa Russiz Sauvignon 2008)
 
鴨南蛮せいろ
麦茶
我が家の大晦日の夜は、「絶対に笑ってはいけないエアポート24時」をえんえんと。
 
紅白歌合戦に魅力を感じなくなって久しいけれど、ここ数年は私がいまいち好きではないK-POPの歌手たちがじゃんじゃか出てくるようになって、ひとかけら残っていた興味も綺麗に消え失せてしまった。で、息子とだんな(特に息子)がいたくお気に入りということもあって、「絶対に笑ってはいけない」がここ数年の定番番組。
 
唯一気になっていた大晦日特番、NHK教育テレビの「0655・2355 年越しをご一緒にスペシャル」は録画して元旦に見ることにした。
 
で、居間のこたつにずらりと美味しいもの並べての大晦日ののんびり夕御飯。前半戦はワインと洋風総菜、お風呂入って落ち着いてから年越し蕎麦、という事に。
 
私が唯一用意したのは、鴨を焼いたことくらい。先日の福袋で届いた「マグレ・カナール」は、フォアグラを採取した鴨のロース肉のこと。たっぷり太った鴨のロースだけあって、ずっしりと重量感がある肉だ。以前の福袋にも入っていたから焼いて食べたことがあるけれど、とても美味しい鴨だった。
 
今回は、数年前の『ELLE a table』に掲載されていた「鴨のはちみつ胡椒グリエ」を参考に火を通してみる。
 
室温に戻して塩胡椒した鴨肉はスキレットで焼きつけた後に180℃のオーブンで約10分。ホイルを巻いて20分休ませたら、蜂蜜とバルサミコ酢を合わせたソースを皮目にさっと塗って、250℃のオーブンで2分焼いたらできあがり。
 
本当はここに、蜂蜜とコニャックとバターを合わせたソースを添えるのだけれど、もうちょっとさっぱり食べたい気分だったのでそのソースは抜きで。蜂蜜バルサミコソースを適当に添えるにとどめた。せめてもと、洋梨のモスタルダを添えてみたり。
 
鴨肉も美味しかったけれど、その他のお惣菜類がとにかく幸せ。
 
玉緒さんお手製のパテと共に、肉福袋に入っていたパテも出したのだけれど、それぞれ方向が全く違っていて美味しかった。福袋のパテは、「田舎のお肉屋さんのパテ」という感じ。素朴な風合いでどっしりと重く、塩気も強い。レバーの味もそれなりに濃厚に漂っている。
 
玉緒さんのは空気を多少含んだ柔らかな舌触りで、塩も控えめ。レバーの味はほとんど感じない優しい味のパテにはピスタチオとセミドライいちじくも入っていて、その香ばしさや甘さが魅力的。福袋のパテは「これはあんまり好きじゃない」と言っていた息子、玉緒さんのは「これは、おいしい」と食べていた。
 
それと、今日のスペシャリテは「人参のムース」。
 
パンに添えてクロスティーニでどうぞ、とのことで、薄切りバゲットと雑穀入りのパンを出してみたところ、これまた息子がよく食べる。自然な甘さのふわふわした食感のムースは、一番最初に無くなった料理だった。
 
気が付けば、8時を待たずして白ワイン、ヴィラルシッツのソーヴィニヨンブランが空っぽに。
 
今年の年越しそばは鴨南蛮せいろで。 そして年越しそばは、鴨南蛮せいろ。
 
なんだか今年は鴨づいている印象のまま、年越しそばも鴨入りで。
 
こちらの鴨は、それほど良いものでもなくて良いよねと冷凍の合鴨をお肉屋で買ってきて、長ねぎと一緒に炒めてつけつゆに。そばは生そばを地元のお店で買ってきたのを3玉。
 
「2玉で良いんじゃない?」
「いやー、息子が1玉以上食べるよ、確実に」
ということで3玉買ってきたら、案の定綺麗に消え去った。
 
今年も最後までよく食べたわ……ということで気がつけばもう日付も変わる目前。