美味しい野菜をポトフに

「サンジェルマン」のお米のもちもち肉まん
パイナップル
烏龍茶
今日の朝御飯は、ちょっと不思議な「肉まん」ならぬ「肉パン」的なもの。品名は「お米のもちもち肉まん」。新商品らしいそれ、たまにはイロモノ系も良いかしらと1人1個買ってきてみたのだった。
 
「もちもちとした食感のお米の生地に、豚肉や竹の子の入った肉まんの具を包んで焼き上げました」
だそうで、ならばコーヒーや紅茶よりはとお供は台湾の烏龍茶で。
 
友人の台湾土産のそれは、蒸らした葉は綺麗な形に広がる、香りも良い上質なもの。温かいままいただいた後は、「後は冷茶にしよう~♪」と2煎3煎たっぷりポットに注いでおいた。
 
肉まん風のパンは、まんまほんとに笑っちゃうくらい「肉まん風のパン」だった。肉まんは肉まんとして、あれで完成型だったのね……なんてことを思ってしまいながらもぐもぐ。
珍々亭 油そば
ほうじ茶
お昼御飯、だんなこういうの好きかしらー……と手にとってみたのは、冷蔵麺コーナーにあった「珍々亭油そば」。
 
お肉屋にチャーシュー切り落としお得パック売ってたし、こういうお昼御飯良いかもー、と、買ってきてみた。……冷蔵麺コーナーを覗いたのは、「"イタリアン"ないのかなー」と思ったのがそもそもの理由だったのだけれど、残念ながらイタリアンは置いておらず。
 
麺は4分茹でて、並行して温めておいた添付のタレをまぶすだけ。パッケージの写真見ながら、「そうか、卵黄とか乗せてもいいのねー」と温泉卵を支度した。あとは使い切りパックのを買ってきたメンマと、お肉屋のチャーシュー、刻み葱。
 
「お好みで入れてね」
と、丁寧に酢とラー油まで別添されていた油そば、これがなかなか美味しかった。
 
太めの麺に、くどいだけじゃないこってり味のタレの味も好みな塩梅。半熟トロトロの黄身を絡めて食べるのも似合う味わいだった。
モンドール&バゲット
鶏手羽と野菜のポトフ
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル)
先日ホテルマルシェで買ってきた、美味しそうな(いや、実際美味しかった)大根や蕪。
 
どうやって食べようかなと色々考えたのだけれど今日は午前中から昼過ぎにかけて、温暖な千葉でも雪がちらつくほどの寒さ。八王子あたりはたいそう積もったらしいよ、2月ももう終わりなのにねー……などとだんなと話しているうちに、温かな料理にしようかな、と。
 
肉も魚も入らない、「野菜ときのこのポトフ」なる「マルディグラ」のレシピがあって、それによると最初ラードで葱などを炒めろ、とある。仕上げに更に鴨の脂かラードを入れよとのことで、「なるほどー」と参考にしつつ、冷凍しておいた熟成牛肉の脂で具材を炒めることにした。
 
ホテルマルシェでいただいたポトフが美味しかったので、それを真似して鶏手羽元を入れてみる。鶏手羽とソーセージ(冷凍庫に入っていたトマトバジルソーセージ)と、緑大根、赤蕪、人参、芽キャベツ、スナップえんどう、そしてポットベラマッシュルーム。
 
あれこれ煮て、卓上にピンクソルト、トリュフ塩、黒胡椒、粒マスタードを「添えつつ食べてねー」とずらりと並べた。
 
メインディッシュがあっさり気味なので、チーズも出しちゃえと「モンドール」。
 
数ヶ月前、だんながヨーロッパ出張に行った折に買ってきてくれた2個のモンドール、1個はいかにも熟成が足りない若い味だったので、もう1個をこの時期まで冷蔵庫内で放置し続けた結果、大変な熟成具合になってしまった。冷蔵庫から出したての温度が低い状態で、「天然チーズフォンデュ」状態。薄いオレンジ色の表皮の内側は、クリーム色のとろんとろんのチーズに化けていた。
 
「おおお~」
「大変にトロントロンになってしまった……」
「こうなると香りも強くなるけど」
「でも美味しいね~」
と、薄切りにして炙ったバゲットにこてこて塗りながらいただく。
 
いかにもワインに合いそうな今日の夕御飯、本当は「いつから我が家にあったんだか」という風な白ワインを冷やしてあったのだけれど、
「これはもうワインではなく別の何かです」
という味に劣化してしまっていたので、泣く泣くビールに転向。たいして良いワインではなかった(ラベルにテーブルワインとあったから、あるいは料理酒用に買ってきて忘れ去っていたものだったのかも)けれど、こういう時に「ワインセラーが欲しいなぁ」と思ってしまう私たち。

2012年2月28日火曜日

巨大きのこをアヒージョに

ハムエッグ
「タカセ」のヨーグルトブレッド
パイナップル
カフェオレ
先週調子を崩しっぱなしだったので、買ったまま食べ切れていなかった食材が色々。
「しまったー……ヨーグルトブレッド何切れか余ってたー……」
と、出してみればまだカビなどはついていなかったので、トーストして食べてしまうことにした。
 
半端な枚数余っていたハムは適当にカットしてからハムエッグに。トーストしたヨーグルトブレッドにはバターとリンゴジャム添えつつ食べることにした。
 
そして食後はパイナップル。
 
スーパーのカット済みパイナップルが甘そうだったので、久しぶりに食べたいなと購入。息子やだんなは私ほどにはパイナップルが好きではないみたいで、
「パイナップルだー!やったー!」
などと言ってくれる人はいないのだけれど、私は一人幸せにニマニマしながらいただいたのだった。期待通りにばっちり甘いパイナップルでたいそう幸せ。
「吉野家」の牛丼(並)
麦茶
インフルエンザ発症のだんな、今日はお医者で「通勤は来週月曜からにしなさいねー今週はおとなしくしときなさい」と言われたらしい。
 
そりゃ大変、今週は昼御飯も考えなきゃなのかー……と、明日は天候も悪くなるらしいので数日分まとめての食材買い出し。スーパー行って、パン屋も行って、
「お昼は吉牛とかがいいなー」
とのだんなからのリクエストで牛丼買って帰ってきた。
 
たまには牛丼以外を食べてみようかな?とメニューを見てみるも、「カレー……それはなんか違う……」と、結局いつもの並牛丼に。だんな分は大盛。味噌汁とかコールスローとかつけようかなと思ったものの、自転車満載の大荷物なのでオプション購入は断念した。
 
「大盛りは肉だけ多いんだっけ?」
「いや、肉も御飯も多いよ。特盛が、"肉は並の2倍、御飯は大盛"になるの」
「ふーん……じゃあ大盛よりは特盛が幸せな感じなんだなー……」
まぁ、そんなに要らない、てか食べられないけどねー……と話しながらもぐもぐ。
 
なんだかんだで久しぶりの吉牛が嬉しかった私。
ポットベラマッシュルームのアヒージョ&バゲット
ポークストロガノフ
オニオングラタンスープ
ビール(エチゴビール・ホワイトエール ヴァイツェン)
ホテルのマルシェイベントで買ってきた、巨大な巨大なマッシュルーム。
 
「ポットベラマッシュルーム」と言うそうで、購入時に伺った話によると、
「わざと大きく作ってるわけじゃないんです。育てている、普通のマッシュルームの中から、時々ものすごく大きく成長するものがあって……」
ということだった。とにかく大きい。傘のサイズはCD-ROMと同じくらい。
 
そんなマッシュルーム、どうやって食べようかなとあれこれ考えた挙げ句、「アヒージョで食べたい」という結論に。
 
スペイン語で「にんにく風味」という意味なのであるらしい「アヒージョ」、塩にんにくオイル煮とでもいう風なシンプルかつ美味しい料理だ。使われるのは海老だったりきのこだったり、あとはタコなんかもよく見かける。にんにくの風味ががっつり染みたオイルにバゲット浸して食べるのも幸せ。
 
作り方らしい作り方も、あんまりないんだろうなー……とググッてみたら、やっぱり思ったとおりな感じ。オイル多め、びったんびったんの"アーリオオーリオペペロンチーノ"をベースに、具材をオイル煮するだけだった。
 
一応、オイル控えめに……と、小さめサイズスキレットにオリーブ油と薄切りにんにく、赤唐辛子を熱して一口大に切ったマッシュルームを入れたみたものの、すごい勢いできのこがオイルを吸っていく。結局オイルを足して足して、オイルびたびたの「そうそうこんな感じ~」なアヒージョができあがった。ちなみに、どこかで食べた海老のアヒージョに入っていたのを真似て、刻んだフルーツトマトも入れてみた。
 
せっかく巨大なマッシュルーム、刻んで食べるのは勿体なかったかしら……と思わなくもなかったのだけれど、肉厚のマッシュルームは明らかに「いつものマッシュルーム」とは違う感じ。ムッチムチと弾力のある傘は不思議な弾力もあって、香りも濃厚、たいそう美味しくできあがった。
 
で、メインディッシュは「ポークストロガノフ」。
 
ストロガノフには茶色っぽいのと白っぽいのがあるけれど、今日作ったのは小林カツ代さんレシピ、白いストロガノフ。
 
バターでパプリカ、薄力粉をまぶした豚肉、缶詰のマッシュルーム(これは缶詰でなければいかん、と思う)を炒め、白ワインを加えてアルコール分を飛ばしたら生クリーム1パック投入。沸騰させない程度まで温めたらできあがり。味つけは塩胡椒。
 
アヒージョにはトーストしたバゲットも添え、だからストロガノフは心もち御飯控えめに。スープは、「せっかくバゲット買ってきたし」ということもあって、キャンベルのオニオングラタンスープ缶を開けることにした。インスタントのスープだけれど、ちゃんと上にバゲットのチーズトーストを浮かべるとなかなかそれっぽい感じに(もとより、キャンベル缶は大好きな味)。
 
エチゴビールのホワイトエールを飲むことにして、
「かんぱーい!」
言いながらつついたアヒージョはたいそう幸せな味わい。本来は耐熱の陶器鍋で調理されるアヒージョ、ちょっとこの鍋が欲しくなってしまうくらいの出来映えだった。
 
ストロガノフの方も、だんなに「なにこれ!うまっ!」と言ってもらえて御満悦。

2012年2月27日月曜日

タコを煮ましたー

「サンジェルマン」の
 スクエアデニッシュ
 オニオンブレッド 1切れ
カフェオレ
昨夜、38℃超えの発熱になってしまっただんな。
 
「これは……なんか嫌な感じだねぇ」
「だよねぇ」
と、月曜朝はお医者に行こうということになった。うーん、まさかねぇ。
 
朝御飯は、昨日買ってきた「サンジェルマン」のパン。だんなが選んだ大きなオニオンブレッドは私も1切れもらうことにして、でも私のメインは密かな好物の「スクエアデニッシュ」。その名の通りスクエアなデニッシュ。
 
縦に裂けるようにパリパリと層になったデニッシュパンで、クリームなどの具は特になく、てっぺんにグラニュー糖がまぶされている。ジャリッとした食感が心地よくて、幸せな甘さとバターの風味。ありていに言って「ポイズン」なパンだけれど、ミルクフランス同様、ときどき無性に食べたくなる。
レトルトカレー(中村屋・チキンカレーマイルド)
麦茶
昼前にお医者から帰ってきただんな、
「A型インフルでした……」
ですって。ああああああ~やっぱりそうだったかあぁぁぁぁ~……。
 
だんなの発熱からして「これはもしや」と思っていたけれど、そうすると先週の私の不調こそがインフルエンザだったのであるらしい。私は発熱しかかった頃に市販薬がんがん飲んでしまったから派手な発症をしないまま終わってしまった、という事なのか、ともかくもだんなの症状は発熱以外は私の先週の不調の感じとほぼ一緒。熱がほとんど全く出ないのにインフルエンザという事もあるんだね、と、知識では知っていたけれど改めて実感した。
 
少なくとも水曜か木曜あたりまではおとなしくしてなきゃだね、今更だけど私も不要不急の外出は控えなきゃ……と、本当は私も仕事の打ち合わせが入っていたのだけれど、メールと電話でやらせてください~とキャンセルした。今週はおとなしくしていましょう。
 
で、お昼は買い置きのレトルトカレーで簡単に。
 
だんなはスパイシーなポークカレー、私はマイルドなチキンカレー。
「交換とか、しない方が良いんじゃない?」
「いや、君のインフルは明らかに私の"風邪"と同じ感じだから今更だと思うよー」
と、ちらっとお互い味見しつつもぐもぐ。
 
カレーの美味しい中村屋、レトルトでもしっかり美味しくて満足。
白子ポン酢
ほうれん草と蛸のやわらか煮
イタリア風肉じゃが(のこりものー)
回鍋肉(のこりものー)
大根の味噌汁
羽釜御飯
日本酒(兵庫 本田酒造 龍力 特別純米ドラゴン赤ラベル)
週末に買ってきてあった、美味しそうな白子と蛸。「月曜に弁当で持っていくよ」と冷蔵庫に残してあった回鍋肉とか、その前に作ったイタリアン肉じゃがも残っている。
 
「白子だと日本酒だけどー……さすがに止めておかないとだよね?」
「いや?飲むよ、白子だったら飲むよ。ちょっとだけにするけど」
 
お医者で点滴まで打ってもらって一日休んだだんな、もともとインフルエンザにしては低めの発熱だったこともあって夕方には微熱レベルに下がったうえに、
「そもそもね、全然食欲あるんだよー!今回のインフルは、普通になんでも食べられそうなんだよー!」
だそうで。
 
じゃあちらっとだけね、と、龍力の辰年モデルのドラゴンラベルの特別純米酒を飲むことにして、白子はいつも通りの「ねぎぽん」(酒を入れた湯で白子軽くゆがいて、刻み万能葱+旭ポンズ)で。
 
残りもの色々出して、そして「白子と一緒に出す蛸料理なら、こんな感じかな」と、今日の目玉は「蛸のやわらか煮」。
 
ここ数ヶ月重宝している圧力鍋。でも今ひとつ使いこなせている感がないので、図書館でせっせと圧力鍋のレシピ本を借りてきて眺めている。5~6冊借りたところで、一番ぐっときた本が『野崎洋光の圧力鍋でおいしい和食』。野崎さんの和食レシピ本には常々お世話になっているところだけれど、圧力鍋本も他と同様、やっぱり魅力的だった。
 
それに載っていた、蛸のやわらか煮を作ってみることに。味つけはちょっと甘めの醤油味醂ベース。昆布、だし汁、薄切り生姜などと共に蛸を圧力鍋にかけて、加圧はたったの3分間。かなり良い感じにふくふくと美味しく煮えた。
 
レシピではこれにブロッコリーを添えていたけれど、代わりにと先日ホテルのマルシェイベントで買ってきた「ビオファームまつき」のほうれん草をさっと茹でて添えてみた。
 
蛸もたいそう美味しかったけれど、驚いたのは、このほうれん草の美味しさ。ほうれん草特有のアクはほとんどなく、ひたすら甘くて濃厚な味。時々レストランなどでびっくりするほど美味しい野菜に出会うことがあるけれど、このほうれん草の味は、まさにそんな感じだった。一緒に買ってきた根菜も、これも近日中にいただく予定だけれど、本気で野菜セットの購入を考えたくなる。
 
肉料理は中華の回鍋肉だったり、トマト味の肉じゃがだったりだけど、「最高のほうれん草と蛸、好物の白子と日本酒」で、なにこの幸せな食卓は!という感じだった今日の夕御飯。だんなを鑑みてお酒は控えめにしようと思っていたのに、飲みやすい美味しいお酒だったこともあって、ついつい杯を重ねてしまった。

2012年2月26日日曜日

ほんのりがっかりクーポン御飯

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
うどん(ひやひや)
麦茶
昨日、朝御飯用の何かもホテルのイベントで買ってこようと目論んでいたのだけれど、「タテルヨシノ」の美味しそうだったドーナツは1個300円。
「うううーん、1人1個でも900円……うううーん……」
と悩んだ結果、結局買わずに帰ってきた。
 
で、場所が新橋だったものだから「うどん買って帰ればいいじゃん」「そっか、うどんでいいか」と、朝御飯はうどん。もちろん、香川のアンテナショップでうどんを買ってきたのだった。
 
昨日買ってきた九条葱をさっそく刻んで、麺もだしも冷たい「ひやひや」で。冷凍庫に入れてあった揚げ玉も出してはみたけど、ちと古いものだったので冷凍庫臭くなってしまっていまひとつ。シンプルきわまりない「ひやかけ」をいただく感じになった。
たらこスパゲティ
麦茶
昨日夕方に寄った魚屋で、あれこれ美味しそうなものがあったので購入。そのうちの一つがほぐしたたらこのパックだった。
 
「久しぶりに、アレやりますかね」
「息子が喜びますね」
と、お昼は息子の大好物、たらこスパゲティ。朝昼と麺類続き。
 
今日の息子も部活(午前のみ)なので、腹を空かせて帰ってくるだろうねと、茹でた麺は太麺スパゲティ1袋、500g。息子の皿に大量に盛りつけても、たらこやバターとうまいこと和えられないでしょ、と、まずは3人分の皿に均等に具も麺も取り分けて、各自和えてから分量の調整をした。
 
均等に盛っただけ(つまり乾麺170g量)でも「うわ!けっこう多いっ!」という感じで、結局私は1/3量ほど息子とだんなの皿に取り分けて110g分ほどを自分の取り分に。息子の皿は呆れるほどの大盛りになった……けど、そんな息子はたいそう満足気だ。
 
うちのたらこスパは、バター+たらこ+昆布茶+酒+刻み海苔というシンプル構成。時々イクラやサーモンのトッピングをするくらい。
 
生クリーム入りにしたりレモンを搾ったりするのも嫌いではないけれど、「たらこスパゲティ食べたいなぁ」という気持ちで思い出すのは結局「いつもの」味のものなので、どうしてもいつものスタイルが多くなるのだった。
「タテルヨシノ」のロールケーキ
「ヒロタ」のシュークリーム(ツインフレッシュ・レアチーズ)
カフェオレ
で、おやつに昨日買ったお菓子の続き。
 
「やっぱり美味しいよ。このロールケーキ、超美味しいよ」
と皆で美味しくいただきつつ、ヒロタのシュークリームも、もぐもぐ。
 
季節ものの「レアチーズ」シュークリームは、まんまレアチーズケーキを詰めたような面白い味。レモンの酸味が良い感じ。定番のツインフレッシュもブレのない美味しさで、「……そうよ、私、こういうシュークリーム作ろうって、先日がんばったはずなんだわ」とか思ったり。
 
来月はあれこれ忙しいことになりそうなのだけれど、落ち着くタイミングがあったらまたシュークリームとかケーキとか焼きたいなぁ。
神田「鮨処夢春」にて
クーポンディナー \5,980→\2,500
どうも私の先週の風邪が伝染してしまったらしく、だんなも昨日あたりから不調。
 
どうにもだるそうで、
「お出かけ止めてもいいよ、キャンセルしてもいいじゃん」
と言っても、
「行くー。寿司食べたい。お酒飲みたい」
だそうで、予約していた寿司屋にゆるゆると行くことにした。
 
本当は、都心へのお出かけついでに行きたかったお寿司屋さん。
ポンパレの共同購入クーポン「【土日限定】前回チケットが好評につき再販売♪激戦区神田にある路地裏の本格寿司店【旬の握り6貫を含む懐石コース+2H飲み放題】5,980円→2,500円!週末の自分へのご褒美に是非。」のお店で、「土日限定」というのがちょっと面白くて買ってみたのだった。飲み放題つきなら、「ビール4杯くらい飲めば元はとれるしね」という感じで。
 
買ったのは9月末で、今月が使用期限。だらだらと使わずにいた私たちも迂闊だったのだけれど、1月終わりくらいに「この日にお出かけだから合わせていこうか」と予約の電話を入れたら「その日は満席です」「じゃあこの日は」「この日はお休みです」「えっと、じゃあその次のこの日は」「この日も満席で」と、「えええええー」という流れに。
 
結局、使用期限ぎりぎりの、今日日曜夜の予約がなんとかとれたのだった。予約からして大変だった。
9月のクーポン発売時点では「神田羽ずし南口店」というお店だったはずなのに、11月に店名が「鮨処夢春」に変わったというのも謎な感じで(クーポン内容は変わらずだった)、一抹の不安を抱きつつ、お店に到着。
 
「未成年は利用不可」のクーポンだったので2枚しか買っておらず、息子には別途マグロの握りとかを注文してやり、息子の分のお会計が2300円くらい。
私たちは生ビールもらって、それから熱燗(お銚子4本飲んだ……さすがにけっこう酔っぱらった)もらって、で、出てきたものはこんな感じ。
 
うううーん……飲み放題つきとはいえ(その飲み放題も、日本酒の銘柄が選べるわけでなく、というもので……)「懐石にぎりコース(通常価格5,980円)」という通常価格は、「そりゃないでしょう」という感じかなぁ……。これをいただいて、「2人で1万2千円になります」とか言われたら、割と暴れて良いレベルじゃないかなと思った。
 
八寸
今日の一番上の写真がこの「八寸」。
「鯖のガリ巻き」と、イクラを乗せた甘海老、穴子きゅうり。
穴子も甘海老も、フツーな感じ。でも「鯖のガリ巻き」は美味しかった。鯖と青じそとガリを海苔巻きにしたもので(酢飯は無し)、酒のアテに良い感じ。
 

小鉢・焼き物
神田「鮨処夢春」にて、小鉢と焼き物。 席についてすぐ出てきた(予約の6時より5分くらい早く到着したのに、なのに速攻出てきた)のが、小鉢と焼き物。
 
小鉢は茹でたホタルイカ、焼き物は大きな帆立。
 
悪くはないけど「うわ!美味しい!」という感慨もなく。
 

煮物 兼 おすいもの
神田「鮨処夢春」にて、どぶ汁。味は良かった……けど…… で、本当は煮物(クーポンの紹介では例として「あら大根」「里芋とイカの煮物」とのことだった)とおすいものがそれぞれ来るはずだったのだけれど、
「煮物とおすいもの兼用で、アンコウのどぶ汁になりまーす」
とのこと。お代わりは無料です、だそうだ。
 
大きな椀に、アンコウのアラがたっぷり、あとは豆腐とかキャベツとか葱とか。
 
味は悪くはなかったけれど、でも、アンコウの身はほとんど入ってなくて、本当にアラばかり。銚子丸のあら汁だってもうちょっと魚の身が入ってるよ!という感じの、残飯みたいなどぶ汁だった。
 

にぎり6貫
神田「鮨処夢春」にて、お寿司6貫。うううーん……。 最後の「にぎり6貫」がこんな感じ。赤白赤白交互に並べー!という感じで、鮪・鯛・サーモン・帆立・赤貝・イカ。
 
なんというか、とっても「普通」だった……。
 
なんというか、「全体的に雑な感じ」だなぁ、という印象を持ったお店。
 
クーポンの宣伝文句に「美味しいお寿司をより多くの人にという想いから、ポンパレ掲載に伴い特別に土日も営業して頂ける事に。」などと書いてあったけど、「ないないないない」と苦笑いしたくなるような感じだった。
 
この内容に本来価格5980円を払わないといけないのなら絶対に再訪はないし、クーポン価格の2500円だとしても「でもなぁ、あの内容だもんなぁ」と思ってしまうレベル。
 
共同購入クーポンを発行するお店側にも色々思惑はあるのだろうけれど、でもねぇ。うーん。
 
あらあら、久しぶりにプチ地雷を踏んでしまったみたいだわーと苦笑いしつつ、「なんか、ヤバイかも。ゾクゾクしてきた。寒い」と言い出しただんなと急ぎ帰宅。帰宅してみれば38℃を越える発熱で、あれ?あれあれ?これって風邪じゃなくてもしかして……?とハラハラの日曜の夜なのだった。

2012年2月25日土曜日

パークホテル東京のイベントで

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
スーパーの
ハムチーズサンド
エッグトースト
メロンパン
を、少しずつ
カフェオレ
昨日、パン屋に寄ったり色々やろうかとも思いつつ、まだ風邪治りかけでちょっとフラフラだったこともあって手早く買い物を。
 
予約取り置き期限当日だった図書館に行ってきがてら、スーパーだけ覗いて帰ってきた。パン売り場で買ってきたのはハムチーズサンド、エッグトースト、メロンパン。全部3~4等分にして皆でつつくことに。
 
今日は息子、弁当持参の部活なので、朝御飯の用意のまずに弁当準備。菜の花添えた鶏照り焼き丼に昨夜の肉じゃが。肉じゃがはトマトソースだから卵に合うだろうと、隣にオムレツを添えて、「しまったー果物買ってくるの忘れたー」と、
「カラカラのリンゴでスミマセン……」
と、せめてもとドライアップルを隅っこに詰めておいた。
 
息子も一日部活だしねーと、今日はだんなと2人でお出かけ。
なんか、私の風邪がだんなに伝染ってしまったっぽいのだけど……「でもだいじょぶ。問題ない。行きたい」だそうで、風邪薬飲んであったかい格好してお出かけ。
汐留「パークホテル東京」「BON ! BON ! PARC MARCHÉ」にて
「花山椒」の
    九条葱と下足の鉄砲和へ \300
    京壬生菜煮浸し \200
「タテルヨシノ」の
    根野菜と鴨ソーセージのポトフ \600
    ローストビーフ 2×\800
グラススパークリングワイン(N.V. Cremant de Loire Brut) \600
グラス赤ワイン(RONAN par Ch.Clinet) \600
 
新橋「スパゲッティ食堂ドナ」にて
広島牡蠣とかぶらのバター醤油 ~生姜風味~ \980
グラスワイン(白) \300
目的地は汐留の「パークホテル東京」。
 
今日一日だけ開催のイベント「BON ! BON ! PARC MARCHÉ」というのがあるそうで、数週間前にこのホテルのダイニングの「タテルヨシノ」から届いたメールマガジンに案内があったのだった。
 
昨年8月、10月に続く今回3度目のイベントとのこと。ホテルロビーで有機野菜の販売、その野菜を使用したイートインの軽食販売があるのだそう。テイクアウトものもあって、普段はレストランでは扱わない「タテルヨシノ」のドーナツやロールケーキも売られるらしい。
「タテルヨシノのロールケーキ!ロールケーキ!」
それ絶対食べてみたい!と、私の主な目的はロールケーキ。で、美味しい野菜も買えたら嬉しいなー、と。
 
告知はとっても控えめで、ホテルの公式サイトを見ても大々的に「来てね!」という風ではなく、ホテルに到着してもエレベーターホールに小さな看板が出ていたくらい。ロビーフロアという限られた空間での開催ということもあって、ホテルを利用するお客さんがちらっと覗いていってくれればそれでいい、くらいのゆるゆるした感じなのだった。
 
お目当ての品が売り切れたら悲しいので、12:00オープンのちょっと前の到着目処で訪れたのだけれど、20人ほどは座れる分があるだろうソファ席も常に余裕があるくらい。思うさまお買い物できたし、お惣菜もいただけたし、うっかりワインも飲んじゃって、安く美味しく楽しめる1時間ばかりを楽しんできた。
 
「BON ! BON ! PARC MARCHÉ」有機野菜コーナー。ものの30分ほどでほぼ完売……。 ソファにコートなどを置かせてもらって、「まずはお買い物!」と。
 
お目当てのロールケーキは「帰りに受け取りますー」と取り置きさせてもらい、タテルヨシノで扱っているのだという無農薬野菜「ビオファームまつき」のコーナーを覗いた。
 
野菜はどれも210円と、「え、美味しい無農薬野菜がこの値段でいいの?」という嬉しい価格。
 
泥つきの緑大根、赤蕪など、色鮮やかな根菜があったり、立派なターツァイがあったり、種類はそう多くはなかったけれど、どれもとても美味しそうだ。
「ターツァイとほうれん草と蕪ください♪」
あと、こっちの巨大なマッシュルームもください♪と、長谷川農産のポットベラマッシュルームもいただくことにした。
 
少し離れたところには京野菜のコーナーもあって、立派な聖護院大根や壬生菜、九条葱などの販売も。中央には米やお餅、ジャムなどのお店もちらちら出ていて、「皮も食べられる」と紹介されていたせとうちレモンも貰ってきた。5個入り袋買ったので、これでまたリモンチェッロでも作ろうかと。
 
「BON ! BON ! PARC MARCHÉ」、タテルヨシノのミニハンバーガー、美味しそう……♪ 「じゃあ、お買い物できたしね」
「食べるかー!」
と、イートインものをあれこれ。
 
和食のお店「花山椒」の、「九条葱と下足の鉄砲和へ」と「京壬生菜煮浸し」を。そして「タテルヨシノ」の「根野菜と鴨ソーセージのポトフ」を。
 
ミニハンバーガーもたいそう美味しそうだったけれど、「とりあえずおつまみっぽいものを」と、眺めるだけにしておいた。
 
こりゃ酒が恋しくなるねとフロアを見渡せば、カウンターでビールやグラスワインの販売もあって、「これだー!」と、グラススパークリングワインをいただくことにした。1杯たったの600円、なのにタテルヨシノのプチシューなどのおつまみつき♪なんだかちょっと得した気分。
 
一応、このイベントの位置づけは「有機野菜と京野菜のプロモーション」ということになる……のかな?九条葱も、壬生菜も、ポトフの野菜も全部販売されているものだそうで、これがもうどれもこれも美味しかった。プロの仕事でそもそも不味くなりようがないのだけれど、素材の良さもあいまって、「あらやだ、美味しい~」と、居心地の良いソファ席で腰を落ち着けての酒宴になってしまった。
 
鶏手羽元と自家製ソーセージの入ったポトフには、青梗菜、人参、里芋、牛蒡、大根、蕪などなどが。上質な塩と粗挽き黒胡椒、マスタードをセルフサービスで添えつつ、だんなと半分こ。
 
そのポトフに入っていた野菜、どれも美味しかったのだけれど、驚いたのは直径5cmくらいはあろうかというごぼう。無農薬低農薬の野菜の美味しさはそこそこ知っていたはずなのに、良い意味で泥臭い、濃厚な味のごぼうはたいそう良い風味だった。
 
慌てて「これも売ってたよね!」と野菜コーナーに再度向かうも、ポトフ買って食べているものの10分ほどの間に完売。しまった、ごぼうも買っておくんでした……と、ぎりぎり残っていた緑大根を「これも美味しかったです」と、追加でいただくことにした。
 
和食のお惣菜の方も、「鉄砲和え」(酢味噌和え、つまり"ぬた"ですね……)がとても上品な味でゲソも柔らか。しっかり仕事のしてある壬生菜の煮浸しも良い味だった。……で、結局、九条葱(1束300円)もお買いあげ。そろそろ「八百屋帰りか!」という大荷物になってきた。
 
「タテルヨシノ」のローストビーフ800円。思わず「おかわり」。 で、満を持しての「タテルヨシノ」のローストビーフ。
 
「でき上がりまでにあと20分ほどかかります~」とのことだったので、じゃあローストビーフ用にと、飲み干したスパークリングのおかわりは赤ワインにして待っていた。
 
クリーミーなじゃがいものピュレ添えて、4切れのローストビーフが800円♪
 
「やだー、超美味しいー」
「これは、1人1皿じゃないですか?」
と、結局1人1皿ローストビーフ。
 
タテルヨシノ、私はかなり好きなお店なのだけれど、「だんなが好きそうなお店」というよりは「女友達や母が好きそうなお店」なので(味つけとか、ポーションとか、充実したデザートとか)、だんなと一緒に来たことはなかった。でも今日のイベントはだんなも楽しかったようで何より何より。
 
買うもの買えたしーとホテルを後にして、「でも、シメにパスタとか食べたくない?」と話しながら新橋に向けててくてく。
 
道中のビルを覗くも、これというお店がなくて、結局新橋駅前まで来てしまった。チェーンパスタ屋でも全然良いんだけどー、と、駅構内の店を目指すも満席で、
「あ、あっちの出口出たとこのビル2階に生パスタの店あったよ」
と、だんなが思い出してくれたのが「スパゲッティ食堂ドナ」というチェーン店。すんなり入れたのでここで食べて帰ることにした。
 
土曜お昼のシメパスタ。 さっぱり系パスタが良いなと、選んだのは「広島牡蠣とかぶらのバター醤油 ~生姜風味~」。
 
ユーロ安還元でイタリアワインがセール価格になっていたので、うっかりこの店でも白ワイン飲んでしまって、もう大変に良い気分になってしまった。なんというダメな土曜日。
 
野菜たっぷり、牡蠣が3つ4つトッピングされたパスタも、良い具合に期待通りのさっぱりした味わいで、でも普通盛りMサイズはローストビーフとか食べた腹にはちと多かった。なのになぜか向かいのだんなは大盛りを食べている。そんな大盛りの君には申し訳ないけれど、ちらっと手伝ってもらえませんでしょうかーと、私の麺も1/4量ばかり手伝ってもらってお皿を空にした。
 
なのに、「甘いものは別腹!」とばかり、ヒロタのシュークリーム買ってしまって(新橋には路上店があってね、ついつい「寄っちゃえ!」と……)、ゆるゆる帰宅。
回鍋肉
えのきとコーンのスープ
羽釜御飯
ビール(シルクヱビス)
 
「タテルヨシノ」のロールケーキ
「ヒロタ」のシュークリーム(ピーナッツ)
カフェオレ
夕飯は、だんなのリクエストで回鍋肉。
 
「"なんちゃって回鍋肉"でもいいから……」
「"なんちゃって"って?」
「ブロック肉じゃなくて薄切り肉使って、ってこと」
「そーれーはー!ホイコーローではありまーせーんー!」
回鍋肉は、ブロック肉を使うから回鍋肉なのでありましてー!……と、めんどくさいのは承知の上でブロック肉を買ってきた。だってこっちの方が絶対絶対美味しいんですもの。
 
でも、午後1時半頃までホテルでだらだら、2時頃にパスタなんて食べてきたから夕飯といってもそれほどたくさんは食べる気がせず、「回鍋肉&汁物&御飯&ビール←それは外せない」の簡単夕飯に。
 
茹で豚の茹で汁にはえのきだけとコーンを入れて簡単スープに。回鍋肉は香辣脆をちょっと多めに、いつもの醤油寄りの我が家の味(というか、周富徳レシピの味)で。ビールはシルクヱビス。
 
「タテルヨシノ」のロールケーキ。うまうまでしたー♪ そして食後はお楽しみのロールケーキ(とシュークリーム)。
 
たっぷり6カットとれるサイズのロールケーキが1200円と、お手頃価格。
 
スポンジの焼き色も美しく、「シフォン」とは別のベクトルの、しっとりひんやりとした口当たりのスポンジだった。スポンジ自体、割と甘め。
 
「の」の字よりはいくぶんクリーム多めのバランスも好みな感じで、バニラビーンズの粒が見える真っ白なクリームも口溶けや風味がよく、これは期待通りに期待以上に美味しいロールケーキだった。パークホテルのペストリーショップとかで扱えば良いのになぁ~と、今後に期待。ぶっちゃけ、同じ値段だったら堂島ロールよりもこちらを買う……買いたい……けど、多分、イベントならではの破格の値付けだったのかな、と。
 
これも食べちゃえと出したシュークリーム、買ってきたのは3種類、定番の「ツインフレッシュ」と季節ものの「レアチーズ」と「千葉産ピーナッツ」。今日のところは私はピーナッツだけいただいた。
 
だんなは「なぜピーナッツ?」という感じだったみたいだけれど、私はピーナッツバターが大好きで、時々狂おしいほどにランチパックのピーナッツが恋しくなるくらい(あと、丸い紙パック入りの安っぽーい、100円のピーナッツバターも狂おしく買いたくなる)。
 
「だからね、このシュークリームは超食べたかったんです」
と、食べたら、笑っちゃうほどピーナッツ味でたいそう満足だった。

2012年2月24日金曜日

牛肉を圧力鍋でトマト煮に~

カマスの一夜干し
豆腐とわかめの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
今日の朝御飯は、昨夜マッケンチーズだったこともあって、久々に和食。
 
長らく冷凍庫に入りっぱなしだった自家製カマスの一夜干し焼いて、御飯炊いて、味噌汁用意して。干物嫌いの息子には、卵かけ御飯を用意した。
 
「うん!もうおおむね大丈夫!18ダメーくらい!もう焼肉も大丈夫!」
という感じに復調した今朝、炊きたて御飯がしみじみ美味しかった。しょっつるかけて干したカマスも、自然な旨味で良い感じ。
 
自家製干物の味知ってしまうと、市販の安っぽい干物はやっぱり食べられなくなってしまうよなぁ……と、香ばしく焼けた皮目もばりぼり食べた。
イタリア風肉じゃが 菜の花添え
豆腐とわかめの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
ここ数日仕事も少ないしと盛大に休ませてもらっていたのだけれど、「ゴメン、急ぎで」という仕事がやってきて今日は一日お仕事お仕事。
 
こりゃ大変、シャキッとしなきゃ!と気合い入れたらますます元気になってきた。いつまでもダラダラしていてはダメってことね。
 
夕飯は、買い置きの牛ブロック肉を調理してしまうことに。ワイン煮という気分ではなく、カレーでもなく、ポトフ系もなんだか違う感じ……とレシピ眺めていて、「イタリア風肉じゃが」の文字に、これかな?と。レシピは日髙良実さん。本当はスキレットで作る料理だけれど、煮込みの工程を圧力鍋に任せて短時間で済ましてしまうことにした。
 
一口大に切った牛肉に塩胡椒してスキレットで焼きつけ、焼き目がついたところで圧力鍋へ。空いたスキレットに刻み玉ねぎを入れて炒めて、それも圧力鍋に。圧力鍋にワイン注いで沸騰させてアルコール分飛ばしたら、水煮缶トマトと水を加えて煮込み、後半にじゃがいも加えて味つけは塩胡椒、という感じ。
 
美味しいワインと美味しいトマト缶使ったらもうちょっと違う味になったのだろうけれど、思ったよりもワインの酸味が残ってしまい(加圧する前にしっかりめにアルコール飛ばしたはず……だったのだけども)、
「んー、んー……なんかちょっと違う気がする……」
と、じゃがいもを加える段階で醤油足して、トマトジャムもちょっと足して、好みな感じ(=御飯に似合う感じ)に味つけしてしまった。
 
バゲットとサラダ添えて食べる感じだったら元のままで充分美味しかったのだけど、添えるのが「御飯と味噌汁」だから、そもそも「イタリア風肉じゃが」はミスマッチだったのではないかという次第……。
 
「!これはさぁ、ここに御飯入れて食べたら美味しいよね!?」
と、早速、息子。
 
なんでも「丼」……というか「雑炊」「リゾット」風にしたがる息子、このトマト味肉じゃがにも案の定食い付いてきて、
「んー……醤油とか入ってるから御飯に似合わなくもないと思うけど」
と言うと、「そっか!」と、具を食べ終わって残りソースだけの器に茶碗半分ほど残っていた御飯を入れて「うん!やっぱり旨かった!」と満足気。
 
まったくもう、息子は~……と言いつつ、そんな私も「アクアパッツァの汁は御飯にかけると超旨いよね!」と思っているのだからあんまり人の事は言えないのだった。

2012年2月23日木曜日

精をつけるぞにんにく芽炒め

「タカセ」のヨーグルトパン
ベーコン入りスクランブルエッグ
カフェオレ
昨日の私の体調があんまりダメダメだったこともあって、お疲れ気味のだんなは休みを貰うことにしたらしい。
 
「寝てなさい寝てなさい、今日は俺が全部やるから」
と、ゴミまとめーの、洗濯機まわしーの、御飯つくりーの、で、私は「御飯できたけど……食べる?食べられる?」の声にいそいそとテーブルについたのだった。
 
池袋「タカセ」のヨーグルトパンに、ベーコン入りのスクランブルエッグ、カフェオレ。
 
あああ、美味しいパンなのに全然香りや味がわからないーと苦笑いしながら食べつつも、でも昨日よりは全然良くなってきた。昨日より悪化していたら病院行きだなと思っていたけれど、今日は一日雨模様のようだしなと、このまま市販薬で乗り切ることに。
 
で、その市販薬は、香港旅行で買ってきたもの。体調崩した時に飲んだらおっそろしく効いたものだから、前回の旅行時に再度買ってきたものだったと思う。 
中国語では「心理痛 傷風感冒 特強」の文字、箱の裏面(表面?)には「Panadol cold&flu Extra」の文字。「特強」だけあって、やたらめったら効くイメージがある。日本語の記述はないけれど、英語と漢字での説明で「大人は1回2錠、服用は6時間以上間隔空けてねー」「24時間に8タブレット以上はのまないでねー」なんて事が書いてある。
 
昨日の夕方、「ヤバイ、これは絶対発熱する」という寒気が来たときに思いあまってこれを飲んだら、ものの数時間で寒気どころか鼻水や喉の痛みまで霧散したのでこれはすごいなと思っていたのだけれど、なるほど、主成分のアセトアミノフェンが1錠中に500mgも入ってるそうで……(一度に2錠服用なので1000mg、愛用の国産風邪薬の新ルルA錠は3錠服用で含有量100mg×3錠で300mg)。
 
なんだか胃が荒れそうな気がしないでもない……と思いつつ、でも今回はPanadolを信じて今日はずっとこれを飲むことにした。ただこの薬、「不會使人昏昏欲睡」と書いてある割にはけっこう眠くなるのよね。
「太閤園」にて
 餃子 \350
 にんにくの芽と豚肉のピリ辛炒め \780
午前中おとなしくしていたら、俄然元気になってきた。元気になると美味しいものが食べたくなるもので、
「雨だけど、太閤園行きたい」
「おいしいもの食べたい」
と、雨降る中だんなと2人で中華定食屋さん太閤園に。
 
精をつけるならこれだ!と、選んだのは「にんにくの芽と豚肉のピリ辛炒め(正油味)」(←メニューまま。"正油"が素敵……♪)。
 
「にんにくの芽炒めシリーズ」は鶏肉、厚揚げなど数種類あるのだけれど、お気に入りは豚肉炒め。酢豚のように、衣をつけてカラッと揚げた豚肉が、人参、きくらげなどと共にたっぷりのにんにくの芽と炒め合わされている。定番メニューの「茄子野菜炒め」も醤油系味つけなのだけれど、それとはまた違う味つけなのが素晴らしい。
 
「んー!うま!」
「今日の餃子は、また一段とむっちむちしてますねぇ……」
「美味しいですねー♪」
 
今日の朝食まではろくすっぽ味がわからなかったのに、大好物の太閤園の炒め物を前にしたら霧が晴れたように味覚が(嗅覚も)蘇ってきた私の身体の現金っぷり。1皿分の炒め物に赤唐辛子が2本使われていた私のピリ辛炒めは期待通りのピリ辛さだった。
 
「でもまだやっぱりちょっと不調~」
と、午後は爆睡。寝正月よりも自堕落なここ2日。
スペアリブのオーブン焼き
マッケンチーズ
クリームマッシュルームスープ(キャンベル缶)
ビール(エチゴビール/プレミアムレッド)
買い置きのスペアリブを食べちゃわないと、と、夕飯はだんながスペアリブを塩焼きにしてくれた。
「骨際が赤いままだと悲しいから、一度中華鍋で蒸すと良い感じだと思うよー」
と助言して、いつも私がやる感じで蒸し→焼きで。
 
で、基本は塩焼き、そしてスペアリブについていたバーベキューソースは、小鉢に入れて「つけたい人はつけてね」という風に。
 
あとは、紙箱に粉状のチーズソースもセットになったマッケンチーズと、キャンベルのマッシュルームスープ。それ一体どんなアメリカ人の食卓?みたいな夕御飯になった。
 
私は台所に何度か顔を出して「何か野菜料理用意しようかなー芽キャベツのグラッセとかー」と思ったりしたのだけれど、「まぁ、いいや、食べたいわけじゃないし……今日は食べたいものを食べたいように食べちゃおう」と。
 
ビールも飲んじゃうよということで、先日のスキー土産で買ってきたエチゴビールのプレミアムレッドエールをぐびぐび。
 
「あー!マッケンチーズだー」
「そうそう、iPhoneゲームで、"えー、ハンバーガーないのー?じゃあマッケンチーズでいいわー"とか言われちゃうマッケンチーズだよ」
「……こんなに美味しいのにねぇ」
「まぁ、いつでも材料が揃っていてオーダーストップになることがないって意味では正しいんじゃない?」
とか話しながら、マッケンチーズに盛り上がる私たち。
 
ここ何週間か私が地味にやりこんでいる「Order Up!! To Go」というiPhoneゲーム、自分がレストランのシェフになって、最初はハンバーガーショップで肉焼いてレタスちぎってトマト切ってハンバーガー作ったり、ポテト揚げたりしながらお金を貯めつつ、アメリカンダイナー→メキシカン→イタリアン→アジアン→フレンチ……と、ステップアップお店を増やしていく、というもの。
 
画面つついて葱刻んだり、画面の上で指ぐるぐるして鍋かき混ぜたりというのがおままごとのように楽しくて、でもその割に頭も使う。今日は28人お客さんが来る予定だから、人気メニューのローストチキンは7人分仕入れておきましょうねー……みたいな計算をしなきゃいけなくて、もしその予想に反して8人目のローストチキンのオーダーが入ってしまったら
「えー、ローストチキンもうないのー?じゃあマッケンチーズでいいやー」
とお客さんに「仕入れ値ゼロの最安メニュー」をオーダーされてしまう。マッケンチーズは全然儲からない。ありていに言って、ディスられている。
で、かといってローストチキンの材料を仕入れすぎると仕入れのお金もかかるから売れない分儲けが少なくなる。難しい。
 
先日やっとアジア料理店オープンにこぎつけたのだけれど、「あー、アメリカの日本料理屋ってこんな感じだよねー」という日本と中国と韓国その他諸々アジア文化をごた混ぜにしたような感じが素敵だった。オーダー取りに来るのが忍者だったり、なのに料理出す時に銅鑼が鳴ったり、スペシャル料理が「フォーチュンクッキー」だったり(なぜ……)、堂々とメニューに「フォー」があったりと、その絶妙なカオスっぷりが笑うしかなくてますますこのゲームが好きになっている次第なのだった。
 
というわけで、ゲームやり始めてからなんとなく恋しい気分になっていたマッケンチーズ(=最安値メニュー)が食べられて満足だった私。スペアリブも美味しうございました。

2012年2月22日水曜日

風邪ひき夕飯はちらし寿司~

味噌うどん
麦茶
昨日からの不調続き、「いかんわーこりゃ本格的に風邪だわー」と、よろよろ起き出して朝食の準備。
 
朝御飯は、豚味噌鍋残りのスープで豚味噌うどん。いや、豚肉食べ切っちゃったからただの「味噌うどん」。大根とか青菜とか入れて具沢山にしようかなと昨日一昨日あたりの段階では思っていたのだけれど、今朝はそんな気力もなくてただただうどんを入れるだけで。
 
嗅覚も味覚もダメだと御飯って美味しく感じないなー悲しいなーと思いつつ、それでもこってり味の味噌の風味は少なからず感じられるので、体の温まる美味しい朝御飯だった。今日は一日冬眠決定。お医者に行くつもりだったのに、それすらせずにぐーぐー寝こけてしまった。
 
私としたことが、友人からの「お昼一緒にどう?」の誘いもスルーして爆睡。
「京樽」の初春海鮮ちらし
麦茶
夕飯は、冷蔵庫内のブロック肉かスペアリブを調理しないと……いや、できないなーと、息子に
「何か買ってきてよ、お金渡すから」
とお願い。
 
僕が何か作るよ~とも息子は言ってくれたのだけれど、何しろ手持ちの食材が微妙に調理しづらいものばかりだし息子の帰宅も午後6時頃と遅いものだったので、いいよ、私もあなたも手抜きしようよ、と。
 
で、息子はココイチのカレー、私はお寿司屋のちらし寿司。
 
駅ビルの京樽のちらし寿司がいいな、どんなのがあるのか店頭から電話してよーとリクエストして、
「んー、普通のちらしと、海鮮っていうのと……なんか、春って書いてあるの……ああ、"初春の海鮮ちらし"だ、そんなのがあるよー」
と教えてもらって、じゃあ初春にしてくださいなとお願いした。
 
ちらし寿司を買った息子、そのまま駅近くのココイチショップでテイクアウトカレーを買って、並びのコンビニでちゃっかりジュースまで買ってきた。
 
どのへんが「初春」なのかしらと思っていたところ、「鯛・生海老・松前漬け」がトッピングされているところが初春なのであるらしい。松前漬けって「正月」というイメージがある(数の子が入るから)のだけれど、初春の食べ物……なのかしら?
 
昆布のぬめりが由来のトゥルントゥルンした食感は実のところそれほど得意なものではなかったりするのだけれど、でもいつもと目先が違ったちらし寿司はなかなか良い塩梅だった。鼻と舌がいまいち効かなくても、酢飯のさっぱりした美味しさというのはなんとなくわかるので、
「……でも、体調悪い時に生魚はいかんかったかしらー」
と思いながらもぐもぐ。
 
すごい勢いで私がちらし寿司を平らげたものだから、息子は
「風邪なのにすごい食べるね!」
と驚き顔。だって私、お昼抜きだったもーん寝てたから何も食べられなかったのよーと答えたら、
「え!?お昼食べてなかったの!?じゃあもう1個買ってきた方が良かったかな?」
ですって。いやいやそんなに要らないし、と苦笑い。

2012年2月21日火曜日

料理撮れなくて、かすみん近影

「タカセ」の
 ベーコンチーズパン
 ツナマヨ
 ジャムマーガリン
 カステ
カフェオレ
懐かしいような味わいでお値段お手頃、池袋駅前の洋菓子屋さん「タカセ」で昨日パンを買ってきた。
 
1個ずつ色々買ってみたので、温めるべきものは温めつつ、1つを3~4等分して大皿に盛りつけて皆で1切れずつもぐもぐ。
 
今日の目玉商品(?)は「カステ」。
 
「カステラ生地を菓子パン生地で巻いた」ちょっと不思議なパンで、でも私が子供の頃にはちょいちょい見かけたパンだった。
 
なんでカステラをパンで巻かなければけないのか、なんで小麦粉生地in小麦粉生地にする必要があるのか、「どうしてこうなった」という印象がぬぐえないパン。でもそれ言ったらメロンパンも小麦粉生地on小麦粉生地だから、それほど違和感を感じる必要はないのかもしれない。
 
「うーん、見事にカステラだねぇ」
「パンの中にカステラだねぇ」
ニヤニヤしながらいただいた。
菜の花のおひたし
親子丼
豆腐と油揚げの味噌汁(インスタント)
麦茶
昨日は「ちょっと風邪気味……?」と思いながら一日普通に動いていられたのだけれど、今日になって一気に不調に。
 
それでも仕事しなきゃーあれしなきゃこれしなきゃーと、昼頃までは積極的に動いていたのだけれど、午後になって力尽きた。鼻水止まらない、喉も痛い、体だるい……と、猫(りゃんりゃん)と一緒に4時間爆睡。
 
困った。夕飯はスペアリブ調理するとか、塊肉調理するとか、だんなが昨日買ってきてくれた肉に思いを馳せて「洋風の煮物でも作るかなー」と思っていたのだけれどなんだか全然無理そうで、嗅覚も味覚もしっかりしていないので作ったことのない料理はとうてい作れなさそう。
 
で、これまただんなが買ってきてくれていた鶏もも肉を親子丼にしてしまうことにした。親子丼なら目をつぶってでも作ることができるし、不調でも食べられそうかな、と。
 
味噌汁はインスタント、菜の花は茹でただけでおかか醤油、まともに作ったのは「米炊いて、親子丼作りました」くらいの簡単夕御飯だったけれど、息子にとっては歓迎献立だったらしく、
「わお♪親子丼だ!」
と、ご機嫌にどんぶりを抱え込んでいた。
 
息子の体力と食欲すごーい……と感心しながら、私はプチ親子丼。早く鼻や口復活させて焼き肉とか食べたいです。

2012年2月20日月曜日

お昼はフォアグラハンバーグ

チーズトースト
ヨーグルトwithリンゴジャム
カフェオレ
昨夜、慌ただしく東京駅構内の紀伊国屋で買ってきた山形食パンが今日の朝御飯。
 
旅行中はやたらと乳製品が恋しくなりがちで(朝食ブッフェに牛乳もヨーグルトもあったのにねぇ……)、なのでチーズトーストにすることにした。縦長サイズの食パンだったので、これは2枚スライスチーズが置けそうだなぁ、と、チェダーとモッツァレラのスライスチーズの"二色盛り"。
 
いつもと同じ牛乳たっぷりカフェオレと、リンゴジャム添えたヨーグルト。いいぞいいぞという感じに乳製品まみれになった。
 
……で、私は絶賛全身筋肉痛。おまけに少々風邪気味。でも今日は仕事の打ち合わせ。
 
大変、動くの大変……と、いつも以上にどんくさく、お出かけの準備をした。
池袋「Bar De Rico」にて
 フォワグラハンバーグ セット
 アイスティー
「昼御飯でも食べながら」と、お昼は池袋のいつものお客さまと連れだってゴチランチ。
 
でも今日はいつものお魚居酒屋ではなくて、「たまには洋食にしましょうか」とスペインバル「Bar De Rico」に連れて行っていただいた。ランチ数十食限定の「フォワグラハンバーグセット」が人気メニュー。
「これでどうでしょね」
「嬉しいです~♪」
と、お話しながらリッチなハンバーグをいただいた。
 
炙ったバゲットが数切れ浮かんだオニオンスープとサラダがまずは卓上に。パンかライスもついてくる。
 
バルサミコ酢ベースのソースがかかったハンバーグにはフライドポテトも周囲に添えられ、中央にはごろりと大きめフォアグラの塊が。肉がぎゅぎゅっと詰まった風の、アツアツの香ばしいハンバーグはこれが二度目だけれど、今日も幸せに美味しかった。御飯にハンバーグ添えつつ、もぐもぐ。
豚味噌鍋(豚肉・白菜・長ねぎ・うどん)
日本酒(八海山 原酒生酒 越後で候)
日本酒(葛城酒造 百樂門 魚龍変化 菩提酛 純米 無濾過原酒 大古酒)
月曜はまだスキーの疲れが抜けていないだろうし、週末の外出で家の中も冷え切っているし、
「鍋はどうでしょう?豚味噌鍋」
と、だんなの提案。今日は早く帰ってくるよということだったので、野菜を買って外出から帰宅した。肉とうどんはだんなの担当。
 
上越国際で買ってきた日本酒飲みましょうかと、300mlの小瓶を空けつつ、例によってそんな量では足りなくて、「古酒も飲んじゃおう」と、恵比寿で買ってきた古酒も1/3本ばかり。ビールと豚味噌鍋も悪くはないけれど、練り味噌にたっぷりの酒粕が入っていることもあってか、一番似合うのは日本酒。今日も全体的に美味しかった。
 
それにしても、恐るべきは食材のなくなり具合。
 
肉は800g、白菜は半玉、長ねぎ3本、そしてうどんは5玉(!)。
 
色々びっくりだけれど「うどん5玉」はいかがなものよ、と思う。強大な戦力となっていたのは、もちろん息子。
 
中盤に
「これ、君用のうどんね。父ちゃんと母ちゃんはまだお酒飲んでるから」
と2玉入れたのを全て食べ、数十分後に
「じゃあ大人も食べようか」
と2玉入れたうちの1玉以上を「僕も僕も」と食べ、
「それじゃ大人の分が足りないじゃん……」
とラスト1玉入れたうどんでさえ、私が「私はもういいや」と箸を置いたところで残りをさらうように平らげていた。息子、肉も300g以上食べていると思うんだけどなぁ……(で、白菜もしっかりもりもり食べていたんだけどなぁ……)。
 
息子のみならず、家族全員豚味噌鍋が大好物なので他のどんな料理よりも食材を平らげてしまいがちだけど、「それにしても」と思った月曜の夜。

2012年2月19日日曜日

上越国際スキー合宿3日目

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「桃李」にて
 朝食ブッフェ
今日も早く目が覚めたら温泉入るんだー、そしたら風呂上がりに牛乳飲むんだー、と、昨日のうちに紙パック入りの牛乳買っておいたのに、起床は7時ちょっと前。
 
さすがに疲労と寝不足と昨夜の酒盛りの酔いで、良い気分で寝まくってしまった。
 
今朝の、宿の窓からの風景。おおー絶景ー。 でも、今日の窓外の天気はこんな感じの美しさ。
 
ああ、駐車場の林の奥は、こんな絶景が広がっていたのねー……と感動しながらカメラを構えた。
 
雲は多少あるけれど青空がしっかり見えていて、これは良い一日になりそうだ。
 
今日の朝御飯は、昨日と違う会場を選んでの朝食ブッフェ。基本は昨日と同じ感じだったけれど、中華料理のお店だということでか、あんかけの蟹玉風の玉子焼きが用意されていたりした。
 
今日も焼き鯖があったので、「鯖!鯖!」と、今朝は御飯と味噌汁で。
 
サラダにはミックスビーンズをトッピングして、焼き鯖と筑前煮、牛蒡の佃煮、玉子焼き、焼き海苔などなど。御飯コーナーには、売店で売っているふりかけの試供品が並んでいたので、「柿の種入りわさびふりかけ」をかけてみた。
上越国際スキー場「レストランホルン」にて
 ソーセージと冬野菜のポトフ、ホルン風 \780
今日は一日、絶好のスキー日和。雪が溶けまくるほどの暖かさではなく、風も穏やか。
 
連絡リフトですれ違った雪だるま。なにこれかわいい。 昨日、連絡リフトに乗っていて、
「今の見た!?反対のリフトに雪だるま乗ってた!」
と話題騒然になっていた雪だるま、晴れていた今日、改めてすれ違うことができた。
 
「来た!"ゆきだるさん"来た!」
と、めでたく写真撮影成功。
 
片手でピースサインして、頭にはホウキが刺さってモヒカン仕様。背中側にも顔がついていて、なんとも可愛い(そして安定感のある)ゆきだるさん、なのだった。
 
ポトフのお昼御飯。温かで具沢山でした♪ 混雑する前にと、早めに入ったレストランで、ちょっと軽めの昼御飯。
 
山頂へ向かう高速クワッドの乗り場にあるレストランは、早めの時間にも関わらずなかなかの混雑だった。
 
リフトの方も、「こんなに混んでるリフト、久しぶりだね~」というくらい(100人くらい?)の行列ができている。
 
この光景、私たちが学生の頃は「スキー場のリフトなんて、こんな行列はあたりまえ」な風だったのだけれど、本当にスキー人口は減ってきた。ある意味新鮮な光景だ。
 
で、思うところあって、昼御飯は軽めにポトフ1皿を。サンドイッチとのセットや、ライ麦パンを添えたりすることもできたのだけれど、自重しておいた。ビールも自重。
 
もうかなり体に疲労が溜まっていて「こりゃ2時3時までがっつり滑るのは無理だなー早めにリタイアして、ホテルに戻ってラウンジでうだうだすることになるかも」という予感があって、まぁその時にケーキくらい食べるかもしれないし……という思惑。
 
ごろごろ大きなじゃがいもと人参、ブロッコリー。ソーセージにブロックのベーコン、と、あれこれ入ったポトフは、想像以上の具沢山ぶりでほどよくお腹を満たすことができた。上越国際、割と御飯が美味しくて、バラエティーに富んでいて嬉しいな。
上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「らいらっく」にて
 ビール(Corona) 2×\500
 ミックスナッツ \300
昨日とはうってかわってのこの天気! 天気はますます良くなって、昨日とはうってかわってのこの青空!
 
それでも気温は低めで、肌が出る顔あたりはピリピリ引きつる痛みを感じる冷たい空気なのだった。
 
で、相変わらずの混雑の山頂行きリフトをゆるゆる待って、一同山頂に移動した。
 
当間山山頂付近。うひょー、絶景! うひょー絶景!
 
と、写真撮影を終えていざいざコースへ!と繰り出すも……もう私は体力の限界ですよほほほほ……と、もうフラッフラの私。
 
体力あり余る子供たちと、それにつきあえる成人男性衆と、子供の元気に張り合う成人女性約1名と、数年前にスキーを始めたにも関わらず「皆に遅れずついていくのを目標に!」と、年々恐るべき上達を遂げている成人女性1名と、あとは「疲れたら無理せず休むのよー帰るのよー」の日和成人女性2人組(うち1人が何を隠そう私)。
 
もうダメです君たちのスピードに私はついていけません……と、「とにかく怪我しない、無理しない」を念頭に、自分のペースで最後の滑走を数本満喫して、皆より数本早く、日和組は早々にリタイアしたのだった。
 
吹き抜け天井が美しい、ホテルラウンジ。 皆が戻ってくる前に済ませましょうと、手早く入浴済ませて荷物をまとめて待ち合わせ予定のラウンジへ。
 
首尾良く残りのメンバーが引き上げてきたところで合流できて、じゃあ残りの皆さんもお風呂入ってくると良いよと、私たちはラウンジで一休み。
 
このラウンジでいただくコロナビールは500円。ホテル内の余所のレストランより安いよねと、それを飲み飲み、ミックスナッツをぽりぽりと。ケーキやパンケーキ、パフェなども美味しそうだったけれど、風呂上がりに体が何より欲しているのはビールだったりした。
 
「……みんな、帰ってきませんねぇ……」
「ビール、無くなっちゃうよねぇ……私たち全然飲んでないのにね」
「そうそう、見ているうちに蒸発しちゃうんだよねぇ……」
 
しょうがないよね、蒸発しちゃうんだから、と、最初に戻ってきたうちのだんなと一緒に
「俺もコロナくださーい」
「私たちもお代わりくださーい」
と、引き続きビール飲み。
 
大人のスキー合宿は、こんなにダメダメでも許される。大人万歳。
越後湯沢駅「ぽんしゅ館 雪ん洞」にて
 お通し2品つき 「うまい助」 \1200
 越後もち豚もつ煮 \500
 爆弾おにぎり 越後もち豚角煮 \600
 
越後湯沢駅「ぽんしゅ館 ていすてぃんぐGALLERY 越の室」にて
 利き酒コーナー \450
 
新幹線車内にて
 玉こんにゃく(味噌だれ) \150
 雪んこドーナツ \120
 お茶
ホテルからは無料送迎バスで越後湯沢駅まで25分ほど。
 
ここには「ぽんしゅ館」なる魅惑的なスポットがあるので、新幹線の便の時間に余裕をもたせて、ここで早めの夕御飯&新潟の地酒を堪能しましょという最後の趣向。
 
まずは軽く腹ごしらえしちゃいますかね、と、素敵な御飯メニューが揃っている「雪ん洞」(ゆきんと)に向かった。
 
名物は、南魚沼産コシヒカリを1合分(!)まるめた、「爆弾おにぎり」1個600円前後。
 
1人1個かなぁ、いやいやちょっと重くないですか……?と、結局、このおにぎりを1個、300mlの冷やのお酒とおつまみ2品のセット、そしてもつ煮を頼んで、だんなと分け合うことにした。息子は親子丼を所望。
 
まずはお酒とおつまみ、そしてもつ煮をもぐもぐ。
 
お酒は「高千代 吟醸生原酒 うまい助」。「越後湯沢限定」という文字入りだ。
だんなが先日「この無濾過生が美味しかったよー」と買ってきてくれた「巻機」(まきはた)同様、高千代酒造のお酒で、こちらもコッテリした原酒ならではの深い味と米の香りがとても良い感じだった。美味しいお酒♪
 
唐辛子の辛さを感じるもつ煮も柔らかく美味しく煮えていたし、酒の肴に出てきたタコわさびとぜんまいの煮物も素敵素敵。
 
爆弾おにぎり。でっかいよー! そしてこれが噂の爆弾おにぎり。
 
だんながこれにしよう!と指差したメニューには「越後もち豚角煮」の文字があって、こってり煮られた豚肉が見事なまでに中央に、ぎゅぎゅっと詰め込まれていた。
 
写真でもその巨大さ、迫力さは伝わると思うけれど作り方動画を見ると、その尋常じゃないサイズがより良く分かるかと思う。
 
具は他に、定番の鮭や梅干し、明太子、更に味噌系(ちびきゅう味噌、にしん味噌、ふきのとう味噌などなど)が充実している。
 
「私は4割くらいいただけたらいいよー」
なんて言っていたのに、うっかり美味しくて半分近く(半分以上)食べてしまい、
「しょうがない、新幹線乗る前にもう1個買って行こうか」
と言っていたところ、テイクアウトコーナーはたいそうな混雑で待ち時間30分!とのこと。「1人1個の1合おにぎり」は次回のお楽しみとなったのだった。
 
うっかりたらふく食べちゃって、ほんと申し訳ありません>だんな
 
越後湯沢の利き酒コーナー。ほんと、楽しいです♪ そして食後はお楽しみの利き酒コーナー。
 
今日は大変な混雑だった利き酒コーナー、十数分前には入場制限までされていたくらいだったらしい。こりゃ大変~と、ぎゅうぎゅうしながらそれでもお酒あれこれいただいてきた。
 
専用コインは5枚で500円(クーポン持参で50円引き)、おちょこに注がれる酒量は25mlといったところで、コーナー一画には各地の塩や味噌も置かれている(ついでに冷やしきゅうりも売られているので、それに塩や味噌をつけつつ食べるのも許される)。
 
今回いただいたのは、こんな感じ。
 
小黒酒造 越乃梅里 特別純米 蔵出ししぼりたて新酒
「お薦め銘柄」と紹介されていた冬期限定酒。「お米のジュース」という印象。素敵素敵。
 
竹田酒造店 特別本醸造 越乃かたふね
「女性の方にお薦めの酒」だそう。平仮名の崩した書体のラベルも、どことなく女性向け。日本酒度は-8と、「こってり」はしていないけれど「甘さが舌に残る」感じ。うううーん、私の好みとはちょっと違うかな、という。
 
小黒酒造 越乃梅里 吟醸
「酒好きの方にお薦めの酒」と紹介。最初のしぼりたて新酒が美味しかったので、同じ蔵元の吟醸を。こちらの方が洗練されたバランスの良い味だけれど、最初にいただいた方が味は好みかなー。
 
越後鶴亀 純米
「人気ランキング2位」とのこと。昔のビールのパッケージのようなそのラベルが格好良くて「ジャケ買い」してみた。ぐいぐいっとするする飲める口当たり。冷やや常温で飲むよりお燗つけると美味しい感じ。「おでんとかと一緒に飲みたいお酒かもー」と思いつついただいた。
 
玉川酒造 玉風味原酒 (越後湯沢限定)
で、最後にいただいたのが、最高に美味しかった玉川酒造の原酒。1年の熟成もの。「しぼりたての新酒を一年間熟成させたお酒」なのだそうだ。
「原酒系好きです、こってりして濃厚なのが」と、お酒ソムリエ氏に相談してみたところ、「こちらはいかがでしょう」と。熟成前のお酒も並んでいるので飲み比べてしてみると面白いですよ、と教えていただいた。
 
じゃあ私が最後の1枚で熟成原酒いただいてみるね、じゃあ俺は最後の1枚で「しぼりたて」(玉川酒造 玉川屋しぼりたて)いただいてみるよ、とお互いお猪口に注いで飲み比べ。
 
うん、確かに「元は同じお酒」という香りと味だけれど、一年を経て丸みを帯びた原酒の美味しさは殊更好みな感じだった。美味しい、これは美味しい♪♪♪
 
4合瓶、いや、一升瓶でもいただきたいくらい、と思ったのだけれど、取扱いは「原酒」「しぼりたて」の各180mlの2本セットしか取扱いがないらしい。でも「しぼりたて」も美味しかったから問題ないねと2セット買うことにした。
 
そんな楽しい最後の休憩もあっという間に終わり、最後の最後に改札前の屋台コーナーで玉こんにゃく(と、うっかり気になってしまって丸いドーナツも1個)を購入。
 
「それ、どっから見てもさーたーあんだぎー、だよね?」
「やっぱり?私もそんな感じかなーと思ったのよ」
食べてみて、やっぱりそれはさーたーあんだぎーな味わいで、思わず笑ってしまいながらあっという間の新幹線移動。越後湯沢は東京から遠くないねー(というか、山形ってやっぱり遠いのねー、という)。
 
帰宅は9時前。「寒かったにゃーどこ行ってたにゃー」と怒り甘える猫たちを宥めて懺悔して撫で回して、
「明日になったらろくすっぽ(筋肉痛で)動けなくなるから!」
と、旅行荷物もおおむね綺麗に片づけた。で、明日もなにも、今日この時点でもう体中がバッキバキに痛いわけだけど……。