2024年11月11日月曜日

日本一おめでとうシウマイを

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「たま木亭」の
 ウッフ \300
 あんこと栗とれん乳の三層仕立て \330
今朝は「たま木亭」のパンを2種類。
 
"ウッフ"はその名の通りに卵パン。
 
けどありがちなマヨ和え卵ではなく、固めのゆで卵をほぐしたそのまんまみたいなのがたっぷりトッピングされていて、中には歯応えを感じる厚切りベーコンが。
そしててっぺんにはトマトまで。
 
独特のねっちり感のある多加水気味のパンの食感も楽しい、ずっしり重量感のある惣菜パンだった。……というか、ここのパンってどれも物理的に"重い"んだわ……。
 
そして期待の"あんこと栗とれん乳の三層仕立て"。
れん乳クリームが、ご多分に漏れず、すごく甘くてすごく濃厚。
 
栗の塊ごろごろ+粒あんたっぷり+こってり濃厚れん乳ペースト、という、甘味三重奏のような容赦のない菓子パンだった。
 
ちょっと食べ過ぎちゃった……と苦笑いしてしまうくらいには満足感ありすぎな朝御飯。
いや、でも、ほんとに何食べてもおいしいんだ、たま木亭。
炙り銀杏
茹で落花生(千葉県産おおまさり)
漬物色々
銀だらとしらたきの煮つけ
「崎陽軒」の
 横浜 日本一記念 昔ながらのシウマイ
「鳴海餅本店」の
栗赤飯
日本酒(奈良 油長酒造 風の森 雄町 507 真中採り ChallengeEdition)
 
「イノダコーヒ」の
 プリン \520
カフェオレ
夕方、さすがに11月に届くのは早くない?という福袋が届いた。
 
既に各デパートでは福袋販売戦線が始まってはいて、三越伊勢丹の"佐藤水産福袋"(佐藤水産ならば買わずにいられない)と、"燻製BALPAL 家呑みおつまみ7種詰め合わせ"(実際買ったことがあっておいしかった店なので)あたりは申し込んでいて。
 
すっかり北海道の回し者となっている我が家(というか私?)、「トンデンファームも見つけたぁ!」と、高島屋の"北海道トンデンファーム福袋バラエティ詰合せ"も申し込んでいたのだった。送料込4968円。
 
それが今日、到着。
まだ11月だよ?早いよ?
 
中身は間違いなくおいしいソーセージ類の詰め合わせだったし、年末押し迫ってから届くとかではなかったのがむしろ良かったかもしれないけれど、もはや「福袋」という感じは全然しない。
 
  • スティッククラコウ80g
  • 骨付ソーセージ180g
  • 荒挽ソーセージ250g
  • 荒挽ウィンナー100g
  • ピルカウィンナー120g
  • オニオンウィンナー120g
  • 荒挽フランク150g
  • 炭火焼ベーコン80g
ですって。
 
骨付きとかはポトフにしていただくのも良いかもなー。1つ1つ、食べるのが楽しみだ。
 
そして夕飯は、京都のお漬物があるし、お赤飯買ってきてあるし(ホテル滞在中は冷蔵庫入れておいてた)、和風ご飯にしようかなと、『僕が本当に好きな和食』(笠原将弘 主婦の友社 2016.11)を参考に、鱈と白滝の煮付けを作ることにして。
 
そんな中、だんなから「崎陽軒のシウマイ買って帰る?」と連絡があって、なぜ崎陽軒?と首を傾げたのだけど。
 
そういえば今日は「「横浜DeNAベイスターズ 日本一記念 昔ながらのシウマイ 15個入」を1日限りの応援価格(税込600円)で販売」の日だったのだった。
 
特別パッケージのおめでとうシウマイ、せっかくだから買ってきてもらって(今日の一番上の写真)、そんな感じの夕御飯。
 
シウマイとお赤飯は重ねて蒸した(もちろん、肉汁垂れると嫌なのでシウマイは下段にして)。
 
冷蔵庫に余ってたお惣菜の残りとか、京都の宿で少しつまんで残っていたブルボンのチーズおかきとかもちょこちょこ出した。
 
そして期待以上、いや、以上どころか数段おいしかった"風の森"の雄町を開けつつ、「房の駅 」で買ってきた落花生も茹でて出して。
 
おおまさり」という巨大落花生、これがほんとにほんとにおいしくて、富里で買ってきて食べて以来、やみつきになっている。
 
多分去年とかも買っていたんじゃないかなと思うのだけど、"おおまさり"という品種は今年初めて認識した。
枝豆そら豆等々、茹で豆が好きな私だけど、これはほんとに手が止まらなくなる。
 
生の落花生を強めの塩水(水1リットルに塩30g)で水から茹でて、沸騰してから30~40分。前回圧力鍋を使ったけど、やっぱり普通に茹でる方が圧倒的においしいなと今回思った。
 
で、茹であがったら、そのまま10分ほどは塩水に漬けておくと、ぐっと味が染みて良い感じ。あまり漬けておくとしょっぱくなりすぎるので、そこは気をつけて。
 
お魚の他は野菜に豆にといった感じの食卓だったから、シウマイが増えてちょうど良かったかもしれなかった。
 
そしてこちら、京都のお赤飯と言えば!の「鳴海餅本店」の栗赤飯!
 
添付の胡麻塩は黒胡麻ではなく白胡麻なのでとても上品。
1パックの中に、巨大な栗がごろんごろんと4粒分くらいは入っていた気がする。
 
「朝日新聞デジタルマガジン&[and]」の先月の記事に「ハレの日もケの日も。100年愛される「鳴海餅本店」の栗赤飯 」があって、それによると、
 
先々代のひらめきから生まれ、以来、栗入り赤飯の元祖的存在となった「ナルミの栗赤飯」は、今年でちょうど100周年。
 
だそうで。
 
餅米、おいしい。小豆もおいしい。なんと言っても栗がおいしい。
ああ、幸せ。
 
JR京都伊勢丹で買えたのだけど、買えると知ったのは、伊勢丹に向かう直前のこと。
今日は何が買えるのか一応チェックしておこうと「【和菓子】入荷日限定菓子」を確認したところ、「鳴海餅本店」の文字が見えて、「え?買う!買いたい!」となったのだった。
 
「出町ふたば」の豆餅も予約で買えるし、ほんと、伊勢丹さまさまです……。
 
そして、デザートは「イノダコーヒ」のプリン。
 
去年は470円だったプリン、今年はついに520円になってしまった。
 
悲しいけど、やっぱり、すっごくすっごくおいしいし。
 
カラメルの量も苦さも、プリン生地の滑らかさも弾力も卵感も甘さも、何もかもがパーフェクトな理想そのまんまなカスタードプリン。
 
今回はイノダに寄ることはできなかったから、予約しておいて本当に良かったと心から思ったのだった。(いや、お店に寄っても買って帰るのはデフォルトなのだけどね……)

2024年11月10日日曜日

京都最後は鷄尽くし

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「ウェスティン都ホテル京都」にて
 朝食ブッフェ
「蒸し魚のところに醤油の小袋があってさ、パンコーナーにバターがあるじゃん?つまりさあ……」
八代目儀兵衛の米で、バター醤油ご飯が食べられるということなんですよ……!と夢見るような顔でだんなが言ったのは昨日の朝食後のこと。
 
「……じゃあ、温泉卵も貰ってきて、あとおにぎりコーナーで"具だけください"って鮭とか牛しぐれとか貰ってくるのもアリだよね」
なんならおにぎりのところにパリパリの海苔もあるしね?と、うっかり燃料を注いでしまって、2人して「なんてことを……!」ということになり。
 
なので今朝のホテルブッフェにおける最重要ミッションは、"八代目儀兵衛のご飯でバタしょする"というものになってしまったのだった。
 
今朝の炊合せもやっぱり色は地味めだったものの、内容はとっても素敵。
 
高野豆腐、ロールキャベツ、一口茶巾、小芋
 
だそうで、後でもらおうと思いつつ、デザートコーナー近くのカウンターパンコーナーの今日の品は、フレンチトースト(昨日はパンケーキだった)。
 
ああ、フレンチトーストは食べたいなあ、あとコーンスープも飲みたいし、今日はサラダも食べたい気分……と、"バタしょ"の前に、こんな洋風プレートを。
 
フレンチトーストは1切れが控えめな分量で、1切れにしておけば良いのにうっかり2つ貰ってきてしまっているし。
 
サラダは葉野菜ミックスの他にパプリカ、人参、玉ねぎ、スライスかぼちゃ、きゅうり、プチトマト、紅芯大根とぴかぴかの野菜が様々あって、ドレッシングも種類豊富。
 
ついでにスモークサーモンやジャンボンハムも添えてみた。
 
そして満を持しての和食プレート。
 
今日の蒸し物は赤魚と蓮根。
3種のおばんざいは、切干大根煮、青菜と京揚げのお浸し、きんぴらごぼう。
 
三つ葉とわかめ入りの吸い物をだしコーナー(うどんとか作って貰える)で貰ってきて、ほぐし鮭と焼き海苔はおにぎりコーナーから。
もちろん、温泉卵もね。
 
というわけで、ホテルにあるまじき下品なご飯をいただいた。
 
ご飯に醤油とバター絡めて、ほぐし鮭と温泉卵の黄身(白身はそのまま温泉卵のだしかけて食べた)、焼き海苔に、"追いバター"。
 
「あかん、おいしい……」
「めっちゃおいしい……」
「ごめん八代目儀兵衛……」
 
言いつつ食べた、八代目儀兵衛バタしょは、さすがのおいしさだった。
ああ、次は、"塩むすび"を作ってもらうのも良いかもしれない。なんて。
 
そして朝食後はその足で一路、黄檗(おうばく)へ。
 
地下鉄東西線で終点の六地蔵駅に行き、そこからJR奈良線で2駅。
 
地下鉄は座っていけるし、往復1時間かかるけど大変なのはそのかかる時間だけで。
 
というわけで、毎回欠かさず来ている「たま木亭」、週末と言えど朝8時台だと行列することもなく、すんなりお買い物できた……のだけど。
 
残念ながらタイミングが悪かったのか、最大のお目当ての硬焼きバターは残り3個!
 
20個欲しかった(いつもならそんな個数でも買い尽くすということはなく、すんなり買える。ちなみに予約はできない)けど、まじか、まじですか……としょんもりしながら、でもその分、クロワッサンや角食パンを買うことにして。
 
たま木亭の食パンも食べてみたかったから、これはこれで良い機会だったのかな。
 
  • 角食1本 \780
  • クロワッサンたま木 3×\260
  • 硬焼きバター 3×\260
  • 硬焼きバター 宮崎地鶏 3×\320
  • ウッフ 3×\300
  • 白生地のれん乳サンド 2×\250
  • あんこと栗とれん乳の三層仕立て \330
  • 栗とチョコのクロワッサン \320
 
と、そんな感じのお買い物。
硬焼きバターに宮崎地鶏を挟んだ謎サンドも買えたりもしたから、帰ってからしばらくたま木亭祭りになりそう。
 
幸い、宿は午後2時のレイトチェックアウトにさせてもらったから、「お昼食べてから一度部屋に戻れるね」と、戻ってからは鋭意荷造り。
 
日本酒4本、お菓子色々入れたらキャリーはいっぱいになったから、こうあることを予想して持ってきた大きめ布バッグにパンを詰めて抱えて帰ることにした。我が家の京都旅行は、毎度、謎の買い出し旅行になってしまうのが常なので……。
京都 丸太町「八起庵」にて
 庵弁当 2×\3080
 生ビール(サッポロ黒ラベル) 2×\770
 たまごアイス \550
そして今日のお昼は昨日時点まで全く考えてなかったのだけど、せっかくだからおいしいもの食べたい、和食が良いなと近隣で探すことにして。
 
河原町あたりに出るのは時間かかるし面倒だから、なるべく東西線沿線で……と探したら、丸太町に「八起庵」なる本格会席鳥料理店が。
 
昭和45年創業って、京都においては全然浅い歴史になるのだろう、このお店。
 
丸太町本店以外は京都高島屋とか神楽坂、横浜高島屋、池袋東武などとちょっと謎の展開をしているお店だけれど、お昼の比較的安価な"鴨なんば"とか軍鶏丼あたりはとてもおいしそう。
 
目指した先には元は古民家のような趣のある建物があった。
 
お昼のメニューはこんな感じ。
 
それはもう、鴨すき焼きが気になるところだけれど、「丼も良いな……」「でも、丼に300円足したら、豪華っぽいお弁当になるよ?」なんて相談しつつ入店すれば、案内されたのは2階の個室だった。
 
1階にはカウンター席もあるようだけれど、あとは靴を履いたまま入れる半個室だったり、靴を脱いで上がる2階の個室だったり……のお店のようで。
 
これはわりかし緊張するねと苦笑しつつ、黒々と店名の刺繍が入ったお手拭きに、湯飲みの中身は鷄スープ!
 
生姜がふわりと香る白濁濃厚なスープは、これ、そのまんま水炊きに使うやつですね?という味わいで、これがめちゃめちゃおいしかった。いきなり、こう、店の必殺技を目の前で繰り出されたような、この感じ。
 
で、こんな雰囲気だったら、やっぱりお弁当にしましょうか、と。
 
他店舗でも丼や鴨なんばは食べられるけど、この弁当は本店限定だったのかな?
 
和風のお弁当でここまで肉尽くしというのは珍しくて、充実感がすごかった。
 
たっぷりめの、たたき風の柔らかく火を通した正肉に、菊花が飾られてるのは帆立の酢の物。
ももの炙り焼き、八幡巻き、レバー風味のテリーヌ、焼き鷄、鴨ロース、だし巻き玉子。
 
あとは鰆の炙りとちまき(中にはかわいいサイズの、よもぎ団子っぽいものが)、揚げ物はかぼちゃと鷄ひき肉の一口コロッケ。
 
油揚げの入った赤だしに、錦糸卵たっぷりのご飯は、その下には鶏そぼろ。
 
もう全体隙無く、どこまでも鷄が満喫できる幸せなお弁当だった。何を食べてもおいしかったな。
 
そしてこちら、追加注文した"たまごアイス"。
 
レジ近くで持ち帰り用として売られていたのだけど、「え、これ絶対おいしいよ、食べてみたい」と。
 
当店オリジナルのたまごアイスは卵の黄身だけを贅沢に使い低温殺菌牛乳を使用することで素材の味を生かした風味豊かな味わいをお楽しみ頂けます。
甘さを控えて仕上げた口あたり滑らかでフワッと濃厚な味がお口の中に広がります。
 
とのことで、まるでカスタードプリンのような濃厚さ。乳脂肪分が控えめだから、昔懐かしいアイスクリンのような風味もあって。
 
帰り際には、1人1つ、"たまごぼうろ"の小袋もお土産にいただけてしまった。
 
いつか神楽坂店ででも、水炊きか鴨すき、食べてみたいなあ。
 
そして帰り道。
ホテルのすぐ真横にある、「みふき亭」という、うどん屋さん?を前に、「ここ、気になってるんだよね……」と、だんな。
 
「すっごい昭和感溢れる店だよね」
「いや、前からずっとあるじゃん?続けてられるってことは、おいしい店だと思うんだよ」
なんて言われ、確かにランチタイムのお店は賑わってる風だった、私たちの眼前、サラリーマンの2人連れが、すすす、と店に入っていって。
 
調べてみたら鍋焼きうどんがおいしそうだし、にしん蕎麦も安くておいしいって。
店頭の「一日一麺」の標語(?)がまた素敵で、そこにも「にしんそば」の文字があった。
 
ランチタイムのみ営業らしいこのお店、次回の京都で、夜に重いものを予定している日の昼御飯をここでさらっと済ませるのもとても良いかもしれない。あるいはチェックアウト当日の昼御飯とか。
 
そんなことを思いつつホテルの無料リムジンバスで京都駅に向かい、最後はささっとJR京都伊勢丹の「551蓬莱」でお買い物。
 
今回利用しなかったけど、なんと、受け取り希望日2日前までなら「並ばずに買える!<551蓬莱>事前ご予約」が使えるようになったのだそう。
 
豚まんはもちろん、甘酢団子も弁当も一品料理も全部予約購入できてしまう。
次回はぜひこれを利用しようと心に留めつつ、「イノダコーヒ」八条口支店で、予約していたプリンを受け取って、帰路に就いたのだった。
 
去年の京都でも「人、戻ってきたなあ……」としみじみ思ったけど、今回はそれ以上。
それでもまたきっと、パンとお酒とプリンと……と、色々目当てに京都に行ってしまうのだ。
 
次はね、是非、「蹴上発電所見学会」にも参加してみたいなあと。
「551蓬莱」の
 海鮮焼そば弁当 炒飯変更 \1400
ビール(キリン SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>)
そうして、帰宅は6時過ぎ、夕飯は家族全員、「551蓬莱」のお弁当。
 
だんなと息子は唐揚げと炒飯の組み合わせ(もちろん焼売と甘酢団子も入っている)五目炒飯弁当(1000円)。
 
私は焼きそばが食べたくて、海鮮焼そば弁当(1100円)の、白飯を炒飯変更で+300円。
 
「私、炒飯そんな要らないから2人で食べていいよ」
とだんなと息子に炒飯を押しつけつつ、少ししんなりしたものの問題なくおいしい海鮮焼そばを堪能した。
 
京都、りくろーのチーズケーキが買えないのは残念だけど、こうして551はお弁当含め普通に買えるの(行列は避けがたいものの)がポイント高いのよね……。
 
で、買ってきたパンの一部や豚まんの一部を冷凍処理しようとしている中、届いたのが東京小金井市のふるさと納税返礼品、「生麺宝そば(油そば)12食入り」。
 
頻繁に通販しているこの油そば、ついに返礼品に出てきたぞーと、だんなが購入できるタイミングを見計らっていたのだった。  
こんな感じに、6玉パック×2セットが、冷蔵便でやってきて。
 
麺はそのまま冷凍できるので8玉分冷凍庫に入れて、4玉は近日中に食べようと、冷蔵庫に入れておいた。
 
しかし……冷凍庫が本格的にぱんぱんだよ……色々全部、せっせと食べないとだ……。

2024年11月9日土曜日

京都の夜は居酒屋「たつみ」

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「ウェスティン都ホテル京都」にて
 朝食ブッフェ
いつだって最高な、「ウェスティン都ホテル京都」の朝食ブッフェ。
 
けれど来る度、「あ、あれ、無くなっちゃった(or変わっちゃった)んだ?」みたいなのはちょこちょこあって。
 
八代目儀兵衛のお米(とその場で握ってくれるおにぎり)がいただけるのは変わりなく、小鉢に詰まったお惣菜がずらりと並ぶ美しいブッフェ台は変わらずだったけれど。
 
でも美麗な盛り合わせ済の炊合せだったものがブッフェ式になったのが今回の大きな違いだったかも。
 
こんな感じに、ちょっと殺風景な炊合せコーナー。
 
個人的には
「うずら玉子が食べ放題!」
と、その部分にテンション上がってしまったのだけど、飛竜頭・小蕪・結びこんにゃく・うずら玉子という盛り合わせ。
 
もうちょっと、別容器にでも色味がほしいなあとは思ってしまった。きぬさやとかね。
 
ともかくも、"第一陣"はこんな感じに。
 
鯖とヤングコーンの蒸し物に筑前煮、洋風コーナーの温野菜、温泉豆腐に自家製豆腐に蒸し豆腐、ひじきの煮物、蒸し茄子。
 
おにぎり具材の選択肢も変更なしで(多分)、ツナマヨネーズ・塩鮭・梅干し・ねぎ味噌・ちりめん山椒・昆布・牛しぐれ煮という品揃え。
 
ちなみにドリンクコーナーにあったお水が、伏見の酒蔵の仕込み水だったのがなんだかちょっとすごかった。
 
そしてなんとなくだけど、年々おにぎりが小さくなってきているような……?
 
初めてこのホテルで朝食を摂った時のおにぎりはもう少し大きかったような気がしている。
 
一口半ほどでぱくっと食べられるサイズ感なものだから、ついつい3個。
 
ねぎ味噌、ちりめん山椒、牛しぐれ煮でいただいて、ぱりっぱりの海苔と共に今日もおいしくいただいた。
 
で、そこで止めておけば良いのに、
 
「ここのコーンスープすっごくおいしいんだよ……」
 
などと言いつつ、ミニサイズのパン・オ・ショコラとコーンスープの第二陣。
 
フレッシュのを絞ってくれているミニグラス入りのオレンジジュースもついついおかわり。
 
でも、このコーンスープが本当においしいんだ……持ってきて少し置くと表面に薄膜が張るほどの濃厚さで。
 
そして最後にフルーツと、フルーツヨーグルトを。
 
オレンジ、グレープフルーツ、パイナップル、りんご、メロンという、よくある風な組み合わせのフルーツではあったものの、これもどれもしっかり熟れていておいしいものばかり。
 
パイナップルがびっくりするほど甘かった。
京都 「キッチンゴン 京都六角本店」にて
 全部のせスペシャルピネライスS \1300
 プリン \300
 ドリンクセット \250
京都大好きだけど、京都の寺社仏閣が好きというわけではない私たち。
 
いや、風光明媚な場所に行くこと自体は好きだけど、京都のインバウンドのお客さんはもう明らかに増えていて。
 
去年の秋と比べるだけでも、1.5倍?いや2倍?そのくらいに、本当に外国人客が溢れていて、なんだかもう、これという用事のあるお店に買い物に行く以外、特段行きたい場所もないわねえという感覚になってしまった。
 
ホテルのそばだから京都動物園に行ってみる?なんて話もしていたのだけど、結局、昼間のお出かけでかなり疲れてそれも叶わず。
 
というわけで午前中は京都駅方面に出かけて、「ジェイアール京都伊勢丹」でお買い物してきた。
 
私の"栗活"は相変わらずで、買ったものは、
 
鳴海餅本店」の
栗赤飯300g \778
緑寿庵清水」の
焼栗の金平糖 \1950
鼓月」の
姫千寿せんべい 栗モンブラン \1400
本家西尾八ッ橋」の
あん生八ッ橋 栗 \251
聖護院八ッ橋総本店」の
旬菓くり八つ橋 \270
京都銘菓 おたべ」の
個包装おたべ(栗あん) \300
 
と、笑っちゃうほど栗尽くし。
 
そして伊勢丹は、色々な店の漬物を1つから買うことができるコーナーが嬉しくて。
 
なるべく関東では買えないお店のを……と選びに選んで、いかにも秋っぽい漬物をいくつか選んでみた。
 
赤尾屋」の
繭味大根 \600
ゆず入り長いも \400
京つけもの処 近為」の
柚こぼし \460

あとは、日本酒。
 
伊勢丹内和洋酒コーナーで試飲させてもらって「あらこれおいしい」と買ったのと、錦市場、「津之喜酒舗」さんに寄って購入したものと。
 
錦市場は去年よりも格段に、"串焼きもの"のお店が増えていた。
「え、以前あなた、こんな業態でしたっけ?」風なお店がやたらと増えていて。
 
前からそんな気配はあったけれど、今はもう本当に、"地元民の台所"の雰囲気は消えてしまったなという印象で、私たちも、この酒屋さんが無かったらもはや錦市場には足を向けないと思う。
 
店頭には、外国人客にはそのプレゼンテーションが効くんだろう、食品サンプルのマグロのお寿司や海老天などがずらりとテカテカ艶を放って並べられていたりして、とっても下品。
 
そういう店に群がるわかりやすく外国人客。
そんな図式が、通りのそこここ、うんざりするほど展開されていた。悲しいなあ。
 
そんな中、気に入りの酒屋さんは変わらぬ佇まい、充実の品揃えで安心したわけだけど。
 
JR京都伊勢丹和洋酒コーナーで購入
伏見 金鵄正宗 純米吟醸 原酒 限定氷冷貯蔵 \1980
錦市場「津之喜酒舗」で購入
滋賀 松の司 2023(R5BY) 生酛純米酒 限定生原酒 \1782
滋賀 松の司 尾花 純米酒 \1782
伏見 英勲 真向 純米吟醸原酒 生 \1980
 
熟成酒をブレンドしたという面白い趣向の松の司の"尾花"は、R3BYが24%、R4BYが17%、R5BYが59%というブレンド酒なんだって。
飲むのが楽しみ。
 
で、昼御飯にと訪れたのは、錦市場からほど近い、「キッチンゴン 京都六角本店」。
 
開店直後くらいに店に赴けばすんなり着席することができたけれど、退店する時には10人以上のお客さんが入店待ちで並んでいた。
 
ここは名物"ピネライス"のお店。
 
この店発祥の、"夢の大人向け洋食プレート"のようなこの品は、公式サイトの解説によると、
 
チャーハンにポークカツレツにカレーソースをかけた三位一体の欲張りメニュー! !
 
又六角本店では仕上げに色々トッピングもご用意していますので是非貴方だけのオンリーワンのピネライスでお召し上がり下さい。
 
(中略)
 
ピネライスのピネですが創業者の権藤吉彦が海外での修行中にトンカツを出した所、フランスの方からカツをもっと小さく小さく(フィネ、フィネ)スラングで(ピネ、ピネ)と聞こえていたことからピネライスのピネがついております。
 
というものだそうで。
 
スタンタードなピネライスをいただこうかなと当初は思っていたのだけれど、メニューにあった"デミソースのピネライス"がどうにも魅力的で、だんなも私もこちらをいただくことにした。
 
だって、"チャーハン&トロトロ玉子+ポークカツ+デミソース&トロトロチーズの組み合わせ、しかもガーリップチップつき。完全無欠すぎて。
 
そして入口近くの壁にはこんなかわいい掲示もあった。
 
プリン始まっちゃったんなら食べずにはいられないなあと、これもいただくことにして。
 
そしてやってきた、夢のピネライス、こんな感じ。
これに、デミタスカップの小さなコーンスープもついてくる。
 
だんなも私もSサイズにしておいたけれど、それでちょうど良かったと思う。
 
ケチャップライスのオムライスにトンカツ、デミグラスソース、上からとろけるチーズたっぷりという、禁断の洋食盛りに、駄目押しのようなガーリックチップ。
 
セロリの風味の千切りキャベツと、福神漬けまで添えられているのがちょっと面白かった。
 
カツはゴーゴーカレーのトッピングを2mmくらい厚くしたくらいの薄切り感で、デミグラスソースが適度に染みて。
ご飯も玉子もカツもソースも、諸共口に入れて食べるのがめっちゃ幸せだった。おいしかったー。
 
そしてこちら、デザートプリン。
 
足つきの銀のカップに缶詰チェリー、ホイップクリーム、もう完璧な絵面。
 
ねっちり固めのプリンはとても好きな方向で、カラメルソースがしっかり苦くてたっぷりだったのも好印象。
 
けどこれ、卵もちゃんといっぱい入ってそうなのに、ゼラチン特有っぽいような、むっちりした食感も感じられたのが若干違和感で。
 
なんか、卵の力だけで固めた食感じゃない気がする……?と、そこだけが微かな残念感だった。見た目はパーフェクトなクラシックレトロプリンだっただけに、この食感だけが残念で……。
京都河原町「たつみ」にて
 牛すじどて焼 \580
 鳥きも煮 \380
 スタミナ揚 \280
 焼厚あげ \280
 かんぱちかま焼大 \880
 揚げだしなすび \380
 丹波紫ずきん \380
 鯖へしこ \380
 香住産岩のり \280
 蒸し焼売 \380
 どぼ漬けきゅうり \280
 ライス大 \280
 宍道湖産 しじみみそ汁 \380
 瓶ビール大(サッポロラガー) \580
 日本酒(新潟 鮎正宗「毘」 純米にごり酒) \580
 日本酒(秋田 刈穂 秋 純米吟醸) \750
 日本酒(京都 蒼空 純米吟醸こうじましまし) \850
 日本酒(高知 酔鯨 しぼりたて生酒) \600
 日本酒(奈良 春鹿 超辛口 中取り 熟成生原酒) \750
 日本酒(京都 蒼空 純米ひやおろし) \850
そしてホテルの部屋に戻っての午後は、のんびりと他にほとんどお客さんのいない大浴場を心から満喫して、部屋でのんびりごろごろして。
 
夕方になってから再び四条河原町方面にお出かけした。
 
今日は「京都の三大名居酒屋」の1つと名高い(残りは去年行った「神馬」さん、そして「京極スタンド」さん)「たつみ」さんに。
 
予約はできるらしいけれど、最初自力で取ろうとしたら、とにかく電話が繋がらなくて。
前回「神馬」さんの予約もお願いした、ホテルのコンシェルジュさんに泣き付いたら、華麗に予約を取ってくださった。
 
予約取れましたの丁寧なメールをお願いした翌日頃にはいただけて、チェックイン時にも印刷した店へのアクセスルート等のレターをくださり、至れり尽くせり。
 
ちなみに、「御予約後のキャンセルに関しましてはお一人様に付き¥5,000のキャンセル料が発生致します」ということだけど(「神馬」さんもそんな感じだった)、もう全然構わないので。予約を取ってくれるのだからそのくらいはね。
 
案の定、店頭には10人ほどのお客さんが待っていて、そして特段時間制限も無いお店だから、奥のテーブル席に通されてしまえば長いこと滞在する人も少なくないだろうことが察せられた。
 
そしてこの店の名物と言えば、この、壁の一面に貼られたメニュー紙の山。
 
1枚紙のメニューはなく(けど海外からのお客さんにはそれらしい英語メニューを出してはいた)、ひたすら周囲をきょろきょろして「あれおいしそう」「こっちもおいしそう」という感じに注文していく。
 
ご覧の通り値段はお値打ち、ビールもサッポロアサヒキリンと選べる手厚さで。
 
で、日本酒は10種類ちょっとくらい。
 
秋上がりにひやおろし、季節のお酒もしっかりあって、京都のお酒から東北、北陸と色々あった。
 
すごく選んだ結果のこの品揃えっぽいぞ……?と、飲んでみたお酒はどれもおいしくて。
 
一番の気に入りは左の写真、右側の鮎正宗の純米にごり酒"毘"だったかな。
京都のお酒、"蒼空"の"こうじましまし"もとっても良かった。
 
そしてなんと言ってもお料理が、どれもこれも、素朴な風合いながらおいしくて。
 
写真のように見た目はまあまあ地味目で、量も控えめ。
 
けれどこのご時世、1品300円以下のおつまみがいっぱいあるのは素晴らしいし、何を頼んでもおいしかった。
 
人気メニューは"牛すじどて焼"のようで、こっくり味のこちらはもちろん、更にシンプル見た目の"鳥きも煮"も臭みのないおいしさで。
 
"スタミナ揚"はにんにくの素揚げ、そして「揚げだしは何を食べてもおいしい」と口コミで見たのも納得の、”揚げだしなずび”のおだしのおいしさ。
 
若干見づらいところにメニュー紙が貼られていた"かんぱちかま焼"は、記載の金額は770円だったのだけど、大きなサイズもあってそちらは880円なのだそう。
 
「どっちがおいしいですかね?」
と店員のお兄さんに尋ねて悩ませてしまいつつ、どうせだったらと大きい方を選んだら、これが最高においしかった。食べ応えたっぷり。
 
塩とレモン、そしてポン酢+もみじおろしが添えられて、ほっくほくの身は脂もしっかり乗っていて。
 
このあたりでは日本酒に移行していたので"へしこ"と岩海苔の佃煮もいただきつつ、そして初めて食べた"丹波の紫ずきん"。
 
「紫ずきん」とだけメニューにあって、これ何?お芋?とググってみたら、黒豆の枝豆なんですって。
 
JA京都の「紫ずきん|京の産品図鑑」によると、
 
“紫ずきん”は最高級の品質を誇る丹波黒大豆を品種改良した枝豆専用の品種で、デビューし約10年(※記事は2007年10月のもの)たった今、独特の風味を持つことで高く評価された新しい秋の味覚です。
 
豆の薄皮がうっすら紫色で形が頭ず巾きんに似ていることから命名されたこの“紫ずきん”の魅力は、通常の枝豆にはない粒の大きさと甘味です。ビタミンCと、甘味や旨味を呈するアミノ酸が多く含まれ、また糖分も多く、ゆでることにより一層増加します。これは紫色に色づき始める頃から増え出す大豆オリゴ糖が一部ショ糖に変化するためと考えられています。
 
“紫ずきん”の販売は9月中旬からごく限られた期間となっており、今がまさに食べ頃です!まずは塩ゆでで秋の味をお楽しみください。
 
だそうで、なるほど、茹でてあってもさやも実も黒々としている。
旨味しっかりで、とてもおいしい枝豆だった。
 
"どぼ漬け"と呼ばれている京都のぬか漬けもいただいたり。
 
でも終盤に貰った焼売ははんぺんベースの海老入りみたいな、ちょっと化学調味料風味を感じるもので、これだけはちょっと残念だったかな……うっすら漂う出来合いの味わい。
 
最後は、へしこも海苔の佃煮もあるしと、ライスの大としじみ汁を貰って、ぬか漬け傍らに、"ご飯のお供"セットでお米もしっかりいただいた。
 
居酒屋だけれど、こうして普通にライスがある(しかも大が選べる)のって面白いなあ。
 
そんな感じで、日本酒6杯にビール、おつまみもいっぱい頼んでお会計は11000円。
 
「神馬」とどっちが好きかは、方向性が違いすぎるので一概には言えないけれど、こちらの方が緊張せずに肩の力を抜いて楽しめるところはあったかなと思う。
 
さて、それじゃあ次回は「京極スタンド」に……ということになるんだろうか。相席上等という、なかなかディープな酒場らしいのだけれど。

2024年11月8日金曜日

のびねこ祭りにいってきた!

※写真はクリックすると大きくなります※
羽田空港JALラウンジにて
 クロワッサン・ジャーマンポテト
 野菜スープ
 カフェラテ
今日から2泊3日でだんなと2人、関西旅行。
 
往路はJALのセールを使って飛行機ということにして(……と、まるで同じことを去年もしていたらしい)、一路、伊丹空港へ。今回の旅行、一番行きたい行き先が大阪だったから、これでちょうど良かったのだった。
 
空港リムジンバスが渋滞で若干遅れての、慌ただしいラウンジ朝食。
 
MAISON KAYSERのクロワッサンに、ジャーマンポテトパン(これはどの店のコラボというわけではないらしく)、そして具沢山のミネストローネ風野菜スープにカフェラテで。
 
日替わりのおむすびは、押麦ひじきおむすび、辛子明太子おにぎりということで、あまりそそられない組み合わせだった。
 
夏は、このラウンジで、ハーゲンダッツアイスクリームも出たりするんですって。いいな……。
梅田 「大阪トンテキ」にて
 テキたまセット(ご飯小) \1580
そして無事、伊丹空港からのモノレールからの阪急宝塚線で梅田まで。
 
大阪着いたら何食べよう?は、大阪に詳しい人(=だんな)におまかせ!と思っていたら、「トンテキはどうでしょう」と。
 
分厚くカットした肩ロース肉をグローブ状に切り込みを入れ、ニンニクとラードでこんがりと焼き上げ、ソース味の特製タレを絡めるのが定番です。
元々の発祥は三重県四日市市で、本場のトンテキ協会からもお墨付きを頂いています。
 
というトンテキ、なんでも「大阪トンテキ 大阪駅前第3ビル店」には、限定メニューの"テキたまセット"があるそうで。
 
じゃあそれ食べてみよう、と、良くわからぬまま食券買って、並ぶこと15分くらい。
 
カウンター+向かい合わせ2人がけテーブル席3~4ほどの小さな店で、カウンター座って初めての"テキたまセット"を食べてきた。
 
ご飯は小盛にしてもらったけど、まあまあ量があって、しっかりお腹いっぱいに。(今日の一番上の写真)
 
辛子の効いたウスターソースベースっぽいソースを絡めた豚厚切り肉のソテー(これが"トンテキ")に、生姜焼きというよりは"肉じゃがの肉だけ"という方に表現が近い薄切り豚、その薄切り豚の上にスクランブルエッグ(これが"とんたま")。
 
トンテキの上にほくほくのにんにく、練り辛子、そして千切りキャベツにマカロニサラダ。これもうっすら辛子味。
 
ご飯と味噌汁がついて定食スタイルになって、それが"テキたまセット"なのだった。良いね良いね。
 
そんなちょっとレトロみのある洋食風定食を楽しんだ後は、地下鉄を乗り継いで初めてのエリア、北巽駅に。
 
今日明日と、私が情熱的に収集している"のびねこ"の会社、「有限会社カワチ」も参加している「こーばへ行こう!2024」が開催されるということで、「行ってみたい、行きたい……!」と、今回の旅行と相成ったのだった。
 
というわけで、一面ののびねこ、これまでの歴史がずらりと大量に、その数500体超くらい……?
 
存在は知っていたけど現物は見たことのなかった、(私にとっては)伝説ののびねこがいっぱいいらっしゃった。もう、圧巻の一言。
 
巨大な顔ハメは、顔ハメして写真を撮ると他の工場でのコラボ商品を買ったり出来たらしいのだけど、残念ながら午後13時の段階で今日の分はもう全て出払ってしまったそうで。
 
"株式会社アオキコラボのまいーどのびねこ"とか、"レンズビーンズコラボのめがねーこ"とか、"松よし人形コラボの雛人形セット"とか。
 
欲しかったにゃー。残念。
 
それでもカワチさんの企画を全力で楽しんで。
 
300円で挑戦する"のびねこよりみちトラベルカー"では、宇宙手前のギリにだんなが見事止めて、初めて手にする"ゴッティ"(ご当地イエティ、だそう)をゲットしたり、キーホルダーのパーツつかみの"つかんでピッタンコ"では、目標の100に対して101というニアピン数値を叩き出してみたり。すごくすごく満喫した。
 
で、一番の目当てはこれ。
 
予約制の"おえかきのびねこ"。
 
真っ白なのびねこに好きな色をぬっておえかきできますという趣向で、募集が始まった瞬間、申し込みをしていたのだった。
 
そこそこ派手に手にインク写りがする中、写真を見ながらみーちゃんを塗ってみたりして。
 
歴代一番の愛猫と言えばりゃんりゃんだったのだけど、あの子は白猫だから塗るとこないなあ、って、三毛猫を頑張ることにしたのだった。
 
ちなみにだんなは傍らで、「とらっきー」を製作。
 
かなりまあまあそれっぽく頑張ってみたのだけれど、どうかな。
 
柄自体は相当みーちゃんっぽくできたけど、もっとこってりイラスト調に塗るべきだったのか、正解が今ひとつ解らない。
 
最後はきれいに袋詰めしてもらって、絵付け体験は終了したのだった。
 
いや、これは楽しいな……!
 
あとは300円ガチャいっぱい回して(普通ののびねこは700円くらいするからとってもお得)、めでたくイベント限定品3体全部入手("しょくにーん"と"こーば"と、シークレットの真っ白のびねこ)してみたり、いつか欲しい子の写真をアップで撮影してみたり。
 
この"びーる"と"れもんさわー"はどこで出会えるんでしょうね……めっちゃ欲しいんだけども……。
 
あとは道後温泉の"わがはーい"とか、地名は記されていないけれどおそらくは名古屋に違いないだろう"のぶなーが"とか。
 
楽しかった……!と、大量ののびねこを手に、今回のお宿の京都へと移動した。
 
「一度乗ってみたかった」とのことで、京都への移動は京阪電車、"特別車両 PREMIUM CAR"で。
 
1編成1両のみのグリーン車で、横はたった3列の広々席。
1席500円なんですって。とっても快適な50分の移動だった。
「ウェスティン都ホテル京都」クラブラウンジにて
 モンブラン・チーズケーキ・マスカットゼリー
 おつまみいろいろ
 アイスカプチーノ
ということで今回のお宿も、勝手知ったる「ウェスティン都ホテル京都」。
 
このホテルでクリスマスツリーを見るのは初めてかも……?というか、もうクリスマスツリーなんだね早いな!?となりつつ。
 
あいにくと混み合っていて、BONVOYのプラチナ特典のアップグレードは望めなかったものの、ラウンジは使えるし、会員関係なく朝食と大浴場利用は無料でついてくるしで、素敵なホテルぶりは変わらずの良きホテル。
 
というわけで、お部屋はごく標準的なデラックスツイン。
 
でもベッドはウェスティンが誇るヘブンリーベッドだし、大浴場用の館内着(もちろん着たまま、スリッパで移動できる。専用エレベーターもある)もあるしワッフル生地のパジャマも備え付け。
 
結局使うことはないものの、お風呂も広々とした洗い場つきの和式のもので。
 
もうほとんど提供時間終わりかけだったけれど、喉が渇いたからとクラブラウンジも行ってみた。
 
アイスカフェオレに一口サイズのケーキ数種、マスカットゼリーにフルーツポンチ。
 
前回来た時に「なにこのおいしいものは!?」と知った、地元京都「宮田製菓本舗」の"ちょこ煎"も数個お皿に。
 
今回はそれに加えて、「天狗の横綱あられ」がおいしかった。
 
ホテルで出てきたのは、”白味噌仕立て"と"九条ねぎ"と"わさび醤油"だったかな……。それぞれかなり鮮烈にその味がしっかりしていて、わさび醤油味は容赦無く辛かった。でもそこが良い、という感じで。
京都 烏丸御池 「BEER PUB TAKUMIYA」にて
 本日のフィッシュ&チップス3種 \1900
 本格チャーチュー盛り合わせ \1200
 ビール(NUDE BEER 淡雲) L \1300
 ビール(NUDE BEER 遊星) L \1300
 ビール(佐々木希コラボフジヤマハンターズ HDA)L
         \1600
 ビール(2th Anniversary Totopia 2 pho bia)L
         \1700
そして今日の夕飯については、「もしかしたら大阪で夕飯になる可能性もあるし」と全く事前予約などは入れていなかった私たち。
 
だんなは、「大阪で夕飯になるなら、ここか、それともここか……」と色々考えてくれていたようだったけれど、京都に来てしまったので、じゃあどこかよさげなお店を探して行ってみますか、と。
 
明日は日本酒を飲むのが確定している(これは予約している)ので、じゃあ今日はビール?と、地ビールが飲めるお店を探して、烏丸御池の「BEER PUB TAKUMIYA」という店に行ってみた。
 
開店時間に一報入れて「6時過ぎに伺いたいんですがー」とお願いしたらすんなり席も予約できて。
 
フードメニューはいかにもビールのアテに似合いそうなものばかり。
 
その、紙ベースのフードメニューには"黒板メニューもあります"と記されていて、それはどういうのかなと思いきや、黒板メニューはなかった(黒板にはビールだけ記されていた)のがちょっと残念ではあった……かな。
 
けれど”自社ビール"の文字に、それはやっぱりそれを飲まなきゃ?と、いうことに。
 
私が飲んだ"AWAKUMO -淡雲-"は、Grisetteというスタイルの小麦入りのビール、だんなの"YUSEI -遊星-"はXPA(エクストラペールエール)。
 
各々良い感じに好みな方向で、そしてビールのアテはやっぱりこれでしょうとフィッシュ&チップス。
 
1種から3種まで選べたのだけど、せっかくだからと3種にしたらすっごいボリュームの皿が出てきて笑ってしまった。
 
ものすごく巨大な鱈に、帆立に海老。山盛りのフライドポテト。
 
自家製のタルタルソースは玉子感たっぷりで、おまけにピンクペッパーを散らしたバジルソースと味変のスイートチリソースつき。
 
フリッターのような、ふわカリッとした衣の食感が心地良かったし、おかわりビールも選択肢が面白くて。
 
お肉が食べたい、と、炙りチャーシュー盛りをいただいて、私のビールは佐々木希さんコラボなのだというフジヤマハンターズ HDA。
 
佐々木希さんと醸造したビールで、秋田産のアカシアのはちみつを使用したHoney IPAなのだとか。
褐色強めのこっくり味。これもおいしいビールだったな。
 
結局、フィッシュ&チップスがかなりのボリュームで他の料理には手を出せないまま、御機嫌に満腹になってホテルに帰還。
 
そしてお部屋には日本酒とおつまみが届いていたのでありました。
ホテルのお部屋で
 野菜チップ
 日本酒(京都 山本本家 神聖 生貯蔵酒 300ml)
BONVOYプラチナの宿泊特典が1000ポイントか"お酒とおつまみセット"かということで。
 
では後者で……とお願いしてお部屋にやってきたのが、300mlサイズの京都のお酒と、野菜チップのセット。
 
大浴場でしっかり寛いでから、お部屋で夜の2次会ということになった。
 
伏見のお酒は、まあまあ普通……な感じだったものの、お部屋で飲むお酒のおいしさはプライスレスというもので。
 
京都2泊の今回、特段"ここに行こう"、"これを見よう"の目的はないものの、"これを食べよう"、"これを買おう"の目的は色々あるので今回も存分に楽しむつもり。