2015年12月11日金曜日

うふ、あん、むれっと。

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
カヤトースト
炒めウィンナー&目玉焼き
自家製ヨーグルト w/紅玉ジャム
アイスカフェオレ
やーっとこさ、金曜日。
 
今日は息子の分だけの弁当支度で、でもちょっと大人向けの献立内容。
 
「あ、ごめん、ちゃんと言ってなかった。金曜は俺の分、弁当要らないのよ」とだんなから言われたのが昨夜遅くで、「あらら」と思いつつも、材料とか全部切ってしまった後だったからそのまま予定通り、2人分のおかずで仕上げておいた。だんなの分にならなかった分は、私のお昼御飯に。
 
「れんこんと鶏肉の甘辛炒め」は、有元葉子さんレシピ。『有元葉子の「和」のお弁当』(東京書籍 2013.09)という本に載っていたもの。
 
醤油味の和風味の炒めものではあるものの、割合と薄味で、そして酢がちらりと入る。弁当おかずとしてちょっと薄味かなぁと、最後に塩をぱらりとふってみた。
 
  • れんこんと鶏肉の甘辛炒め
  • 玉子焼き
  • ほうれん草のおひたし
  • さつまあげ
  • 御飯 w/焼きさば・焼き海苔
  • ほうじ茶
 
「炒めものが酸っぱい」って、弁当おかずとしてはちょっとギョッとしてしまう(酸味って、腐敗の味にも通じるし……)ものだから、どうかなとちょっと心配だったけれど、お昼に常温のままで食べてみた炒めもの、なかなかちゃんと、美味しかった。酢が入ると言っても小さじ1程度のものだったから、酸味が入るというより風味づけ程度のものだった感じ。
 
そして朝食は、久しぶりのカヤトースト。薄切りパンをトーストして、カヤジャム塗って、バターも乗せて、いただいた。定番の添え物のポーチドエッグは今日は止めて、我が家定番の炒めウィンナーと目玉焼きで。
津田沼「ビストロコモ食堂」にて
 ウフ アン ムレット \680
 カスレ \1280
 ゼッポリーニ
 千葉県産鹿のハンバーグ \1280
 白グリ(アップルジンジャー) \500
 ピノノワール飲み比べセット \1000
 
自宅で
 もやし担々鍋
 (豚ひき肉・青梗菜・白菜・もやし・長ねぎ・しめじ・えのき・ラーメン)
 麦茶
今日はだんな、日帰り出張先からちょっと早めの帰宅。息子が帰宅する前に、じゃあ今日からイベントが始まるあの店に行ってしまいましょうかと、夕飯には早い時間にさらりと「ビストロコモ食堂」に寄ってきた。
 
今日から1週間ほど、月替わりイベントの「びすこも世界旅行〝フランス&ピノノワール編”」が始まるこのお店。スタンプラリーも開催しているし、何より面白い企画なので毎月来てみようかなと、来られるタイミングを狙っていたのだった。
 
毎月、設定の国の肉料理と卵料理が1品ずつ、そして設定の葡萄品種のワインが国違いで3種類いただけるという内容で、今月はフランス&ピノノワール。
ワインも料理も全種類、いただいてきた。
 
最初は喉が渇いたので、定番の白グリ(白サングリア)をもらって、それを飲みつつ「ウフ アン ムレット」(今日の一番上の写真)。
 
「ポーチドエッグにベーコン・タマネギ・マッシュルームの入った赤ワインソースをかけて」という料理だそうで、薄切りにされたバゲットの上に良い具合に火の通った卵、そして濃厚なドミグラスソースの味にも似た具沢山のソースがかかっていた。
 
あ、あと、突き出しにかぼちゃの一口スープもテーブルにやってきた。
 
黄身をパンで受け止めるように卵を崩しつつ、ソースごとパンに乗せて、フォークとナイフでもぐもぐ。さすが美食の都の料理、お洒落なうえに、とても美味しい。
 
これは「カスレ」、ソーセージは自家製だそうです。 そしてこちらが「カスレ」。
 
「鴨肉のコンフィと自家製ソーセージ、白インゲン豆をじっくりと煮込んで仕上げました」だそうで、これも「フランスのお袋の味」とのこと。
 
手の込んだ、鴨まで入った料理なのに1280円という太っ腹価格。ひよこ豆や赤インゲン豆なども入った、色々な豆が楽しめるカスレだった。外見は素朴ながら、むちむち美味しいソーセージは、2人でつついて1人1本。
 
白グリに続いて「せっかくだから」と貰った赤ワインは、全てピノノワール種の葡萄を使ったもので、チュニジアの「レヌ ディドン」、カリフォルニアの「チェケッティ レッド ツリー」、フランスの「ロシュヴァン ブルゴーニュ VV」の3種類。
 
仏ワインがさすがの安定感、お手本のようなピノノワールという印象。チュニジアはとても軽くて、なんというか、ボージョレヌーヴォーと並べて飲んでもあまり違和感ないんじゃないかと思える、若さのある風味。
 
「美味しい」という意味なら仏ワインだったけれど、好みなのはカリフォルニアのワインだった。とてもフルーティーで、でも存在感もあるバランスの良い赤ワイン。同じ葡萄品種でも全く違ったワインに仕上がるが面白いもので(日本酒だって米が同じでも全く違う酒になるのだから、当然と言えば当然だけれど)、毎回この飲み比べが楽しみだったりする。
 
そして最後に、黒板メニューが気になってうっかり注文してしまった「千葉県産 鹿のハンバーグ」。
 
最後にうっかり「鹿肉ハンバーグ」。ものすごくワイルドな味でした。でも美味しい! 鹿肉と言えば、大抵が赤ワイン煮込みで、「悪くはないけど、なんかこればっかりだよねぇ」と感じていたところ、まさかのハンバーグ。しかも千葉県の鹿(いるんだ!?)。
 
ロマネスコなどの野菜も添えられ、肉汁メインのあっさりソースと飾り程度にバルサミコ酢のソース。
 
網脂でくるんでから焼かれているようで、表面に独特のむちむち感があって、中はたいそう肉汁たっぷり。方向としては、豚より牛より羊が一番近い位置ではあるものの、「ああ、羊って、やっぱり"家畜"なんだねぇ」と改めて思い知らされた。
 
悪く言えば「臭い」、良く言えば「滋味深い」鹿肉、濃厚な肉の味がこれでもかと感じられて、しかも赤ワインにもたいそう似合って幸せだった。
 
今日は息子の帰宅を待ってから家で夕飯の続きなので、今日は軽めに終わらせて、明日の朝食用のドーナツを手に帰宅した。
 
で、家では「もやし担々鍋」を。
 
スーパーの野菜売り場でみつけた、モランボンの「菜の匠 もやし担々鍋用スープ」、私は担々麺が大好きで、「もやしがおいしい」「まろやかな辛さ」の文字に惹かれて、1週間ほど前に買ってきてみたものを使った。
 
ストレートスープなのでこれをそのまま土鍋に入れて、具材はパッケージに書いてある通り、青梗菜や白菜、長ねぎ、きのこなどなど。豚ひき肉は、別フライパンでしっかり炒めてから鍋に入れた。あらかじめ具材を煮ておいてから、食べ際にもやしをざくざく入れて、火が通ったら食べる感じ。
 
確かに胡麻感濃厚で悪くはなかった……んだけど、想像よりも、3倍くらい辛かった。「ピリ辛」くらいは覚悟していたけど、我が家で作るカレー(辛口寄りの中辛)よりも、数段辛い。煮えた具材を口にして、「あ、ごめん、けっこう辛かったわ、これ」とすぐ口に出たくらい。
 
それでも、ラーメンは息子にとって魅力的だったらしく、2玉分入れた麺は、息子が綺麗に平らげてくれた。
 
最近、色々な鍋スープが出ているから、つい気になってしまうのだけど、ちゃんと選ばないとねー……。