2016年2月29日月曜日

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2016年02月29日

くるみゆべしとバター餅

「ブランジェ浅野屋」の
 パンオショコラ 1/2個
 フランクロール 1/2本
 バタートースト 1/2枚
カフェオレ
昨夜、東京駅に着いたところで「明日のパンがないよー」とグランスタ内でお買い物。「ブランジェ浅野屋」を覗いたら、ちょうど閉店間際だったこともあってか、なんだかどえらくお高いパンしか残っていなかった。
 
チーズなどがトッピングされたオープンサンド風のトーストパンが1切れ500円と、ちょっとびっくりするような値段で、「うううーん……ちょっと高すぎ」と悩みながら、200円台だったパンオショコラやフランクロールを購入。あと、普通の食パンより2まわりほど小ぶりサイズの「軽井沢ロイヤルブレッド」なるパンも1斤分買ってきたので、それもトーストして添えることに。
 
この価格の良さはブランド価格なのかしら、そういえばミッドタウンとかにもこのお店あったよなーと思いながら、もぐもぐ。どのパンも確かに美味しいけど、でも、Johanやアンデルセンの1.5倍~2倍の値段の分、1.5倍~2倍に美味しいかというと、そうでもない……かな……と。
 
安かろう悪かろうのパンはそれはそれで悲しいし、なんというか「お財布に見合った美味しいパン」が買えるのは幸せなことで、地元にそれなりに選択肢があるのはありがたいことだわぁと改めて思ったのだった。
バターもち
くるみゆべし
お茶
今日の一人おやつは、山形土産。
 
温泉街の土産物屋で買ってきた「くるみゆべし」と、山形駅の新幹線ホームの売店で見つけて買った「バターもち」。
 
「バターもち」は、確か秋田の郷土菓子だったはずで、「あれー秋田銘菓がなぜか売られているー」と、買ってきてみたのだった。秋田といっても北秋田の方の名物らしく、母の郷里の角館では一般的ではない印象(角館銘菓は「もろこし」とか「さなづら」とか)。私も食べるのはこれが初めてだ。
 
Wikipediaによると、
バター餅は、北秋田市で40年以上前から地域で食されてきたという郷土菓子。水に一晩浸したもち米をつき、ほかの材料(バター・小麦粉・卵黄・砂糖など)を加えて混ぜて作られている。バターを入れることで時間が経っても硬くなりにくく、餅の柔らかな食感が保たれているという特徴があり、このことから伝統的方法で冬に狩猟をするマタギたちの間で保存食として用いられていた。
 
のだそうだ。
 
なんというか、ゆべしよりも、より「餅感」が高い、本当に「バター風味のお餅」という感じ。ほのかに甘くて、しっかりどっしりバター風味で、ぴよーんと伸びる。食感がたいそう心地よくて、バター好きにはなかなかたまらない美味しさだった。
 
うふふふふ、買って良かった。そしてくるみゆべしも安定の美味しさ(ゆべし大好き)。
豚味噌鍋(白菜・長ねぎ・豚肉・うどん)
梅酒(賀儀屋 西条完熟梅酒)
今日は29日で「ニクの日」。
 
スーパーに買い物に行ったら、案の定、肉があれこれ特売になっていて、
「夕飯どうしようかなー、先週買った白菜が手つかずなんだよね」
と、悩んだ末に、「じゃあ豚味噌鍋にしちゃえ」と。
 
美味しい長ねぎもあることだし、と、お値打ち価格だったしゃぶしゃぶ用豚肉を500gほど買ってきた。今日は息子と2人の夕飯なので、うどんも4玉と控えめ(?)に。
 
白菜はたっぷり1/2玉、ざくざく刻んで、長ねぎも2本。飲みかけだった梅酒を出してちびちび飲みつつ、でも、息子のペースで一緒に食べたから、だんなと一緒に鍋を囲むよりはいささか早く食べ終えた夕御飯。
 
鍋は、日本酒飲みながらだらだら楽しむ方が好きだなぁ……なんだか短時間でおなかいっぱい。

2016年2月28日日曜日

蔵王満喫~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
山形 蔵王温泉常宿にて
 あさごはん
2日連続青空とか、超レアケースな今回の旅行でした。 「うっわー、今日も超晴れてる……」
と、驚きと共に迎えた蔵王温泉2日目の朝。
 
上質な雪は晴天率の低さゆえ、という事なのか、蔵王スキー場がこれだけ晴れるのは珍しい事だと思う。
 
後でだんなたちに聞いたところによると、今日のゲレンデも最高だったけど、昨日の午後が本当に良い天気だったそう。
 
いいなー、私もちょっと無理して滑れば良かったかな(でも、今回はひたすら温泉満喫したかったのよねー)。
 
蔵王温泉、常宿の朝御飯。納豆納豆♪温泉卵♪ ここの朝食は、パンや乳製品の選択は無く、「白飯&味噌汁」のザ・和朝食。
 
手前に糸昆布の煮物とポテトサラダ、みかん。漬物盛合せ。
 
青菜のおひたし、納豆、温泉卵、焼き海苔、鯖の塩焼き、海苔の佃煮、玉子焼き……という感じ。
 
納豆とか海苔の佃煮とか、「御飯のお供」になるものが色々あって、毎回御飯を食べ過ぎてしまう。
 
今日も、友人がおかわりした御飯がちょっと多すぎたー、ということで、「あ、多いならその分私が食べるよー」と、3口分ほど引き受けて、ミニおかわりを堪能した。

山形 蔵王温泉「新左衛門の湯」にて
 蔵王牛めし丼 \880
 温泉卵 \150
今日も私は温泉三昧。
 
だんなたちを見送った後は、宿のチェックアウトぎりぎりの時間までお部屋でごろごろした後、今日は「湯の花茶屋 新左衛門の湯」に行ってみることに。
 
大型の立ち寄り湯施設で、中には休憩室や食事処もついている。スキー場正面にあるので、これまでも何度か訪れた事があった。
 
長湯するにあたって、出発前に「防水ケースに入れてタブレットで読書すればいくらでも時間潰せるんじゃない?」と思ったのだけれど、そういえばタブレットには撮影機能がついているわけで、つまりカメラを持ち込むのと同等なわけで。
 
タブレットでカメラ機能を使った事が一度もなかったから、うっかり機能の存在自体を失念していて、出発前日に気付いた私は慌ててブックオフで100円の文庫本と、100均の防水ブックカバーを買ってきたのだった。
 
で、本を読み読み、露天風呂を満喫。
 
ここのお風呂は、内湯は非温泉の沸かし湯。露天が温泉で、加水の「四・六の湯」と源泉100%の「最上高湯」の2つがある。私が入るのはもちろん「最上高湯」。
 
それなりに熱いものの、外気に晒される広めの露天だけあって、共同浴場より、ホテルの浴槽より、温度が低めで入りやすい温泉。足の指がふよふよにふやけるまで、午前中たっぷり満喫しまくった。
 
蔵王温泉「新左衛門の湯」にて、蔵王牛めし丼のひるごはん。 お昼は、館内で済ませちゃえ、と、食事処で「蔵王牛めし丼」温玉つき。
 
だんなたちに「一緒に食べる~?」と誘われたけれど、一度館内を出てしまうと再入場に再び入館料がかかるし、夕飯早めなので昼食も早めという話になっていたから、なおのこと時間がもったいないなぁと、午後の再集合まで別行動させてもらうことに。
 
食事処のメニューは、お蕎麦が中心、あとはちょっと豪華めなコース料理風のと、鍋物と、それ以外はこの丼と、甘味系。
 
ぜんざいで済ませようか、蕎麦はあんまり気分じゃないな……と悩んだ末の牛めし丼。夜は焼き肉予定だったから、これはこれで牛肉続きになってしまったのだけれど、豆腐や白菜もたんまり乗っていて、玉ねぎやごぼうなども入っていて具沢山。こっくり味のすき焼き味っぽい丼で、美味しかった。
 
午後も引き続き温泉に入って、2時過ぎてからゆるゆる宿に帰還。
 
だんなが肘に擦り傷作って帰ってきたり、友人は足をひねって腕を打ち身……と、大人はあちこち傷作って帰ってきていた。だから、もう私たち、体が脳の思うとおりに動く年齢じゃなくなってきてるんだから……と苦笑いするしかない。
山形 「冷麺さくら」にて
 自家製キムチ盛合せ \700
 ナムル 2×500
 黒毛和牛ピリ辛煮込み \500
 仲良しセット 2×\3500
 上塩タン 2×\1200
 さがり 2×\1600
 野菜盛り合せ \600
 生ビール
などなど
帰りの新幹線は午後6時。その前、早めに山形駅に向かって、駅前ビル内にある「冷麺 さくら」で山形牛焼き肉を満喫するのが、私たちのいつもの流れだ。
 
蔵王温泉から山形駅までの移動は、今回はバスではなくジャンボタクシーを利用。5人だとバスの倍額くらいはかかるけど、宿前に向かえに来てくれるし、何より混雑するバス乗り場で「座れるかな、次のバスになっちゃうかな」とやきもきしながらバスを待つ必要がないので、本当にらくちんだった。
 
ちょうど運転手さんの真後ろの席に私とだんなが座ったので、道中あれこれ話をしていたのだけれど、面白かったのが「山形県人の県民性」の話。
 
前回来た時にはなかったスターバックスがバス通り沿いに出来ていて、ドライブスルーエリアも店内も大混雑。
「へぇ……ドライブスルーで買う人もけっこういるんだねー」
なんて話をしていたら、
「山形県人は、新しいもの好きなんですよ。新しいのが出来たら"とりあえず行く"、行かなきゃ、って感じでね。気に入ったら、それこそ毎日同じもの食べちゃうくらいなんだけど、一度行って、あ、これはイマイチだなーって思うともう二度と行かないですねー」
なんですって。
 
あと、蔵王に降る雪雲は"下"には来ないから、山形市内は積雪が少なくて積もっても50cmくらいだとか、今年は本当に雪が少なくてもうフキノトウが出始めてる、とか。
 
で、そんな感じで山形駅に到着して、ちょっと早めの夕飯焼き肉を楽しんできた。
 
山形「冷麺さくら」の黒毛和牛ピリ辛煮込み。豆腐たっぷりー♪ こちら、初めて食べて見た「1日限定10食」の黒毛和牛ピリ辛煮込み。
 
キムチのたれが使われている風な、じんわりと唐辛子のピリ辛を感じる煮込みで、角切り牛肉と共に豆腐もたっぷり。
 
辛いもの得意な友人が、ばっさばさと七味唐辛子かけていたけど、かけたものもまた美味しかった。何が美味しいって、使われてる牛肉が美味しいんだわ。
 
「冷麺さくら」の仲良しセットを仲良く2セット。 上カルビと上ロース、サンチュ、冷麺2人分がやってくる「仲良しセット」があったので、これを2オーダー。
 
ロースでも充分すぎるくらいに脂が乗っていて、私はカルビよりむしろロースが好みかも。
 
上タン塩2枚、1枚試しにとってみた「さがり(=ハラミ)」があまりに美味しすぎてもう1枚、と、今日もなかなかよく食べた。
 
今まではあまり頼んでなかったナムル盛りやキムチ盛り、野菜焼きなども注文したのは、大人達の年齢あってのものなのか……でも野菜大事。ナムルもキムチもおいしかったー。
 
やっぱり蔵王の〆はこうじゃなくちゃね、と、「新幹線まで残り20分」のあたりまで飲み食いして、お店を出た後は慌ただしくお買い物。それでもしっかり、「玉こんにゃく」「日本酒(山形 秀鳳酒造 秀鳳 雄町 特別純米 無濾過)」「蔵王ロマンⅡ」「スモッち」「バターもち」などなど、しっかりお土産買ってきた。
 
「いつも蔵王だしね」と蔵王以外のスキー場に浮気したこともあったけれど、やっぱりここは「ホーム」という感じだな。また来シーズンも来られますように。

2016年2月27日土曜日

3年ぶりの蔵王温泉!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
山形新幹線車内にて
 「ほんのり屋」の
     海老天むすび
     北海道石狩漬けむすび
     鶏の唐揚げ
 お茶
たいそう久しぶり、この週末は3年ぶりの山形蔵王スキー旅行。
 
今年は、いつものメンバー親子が受験年ということで、参加は我が家3人+友人夫妻2人の計5人。私はというと、昨秋あたりから肩の具合が悪くて(いわゆる「四十肩」というやつで……)、「この肩じゃ転んだら立つのが大変そうだし、そもそもストック上手く使えそうにないし」とスキーは断念、今回の旅行はひたすら「湯治」目的。
 
朝出発なので、いつも通りに東京駅構内の「ほんのり屋」で朝食おにぎりを買い込んでから、山形新幹線乗り場に向かった。横須賀線で人身事故があった影響で在来線にダイヤが乱れまくり、元々余裕をもって行動していた我が家も、友人夫妻も予定よりかなり逼迫した感じで新幹線ホームに到着することができた。
 
席について、さっそく朝御飯をもぐもぐ。定番の「海老天むすび」は、いわゆる「天むす」なのだけど、サイズが通常おにぎりサイズだから、見た目、かなりゴージャス。私もだんなも、これがたいそうお気に入り。
 
で、だんなと息子が定番の「鮭いくら」を頼む中、私はそれに似て非なる季節限定メニューの「北海道 石狩漬けむすび」を選んでみた。「石狩漬けとは紅鮭といくらを麹漬けにした北海道名産の珍味です」とのこと。麹のほの甘さを感じる、とろっとした食感の鮭が美味しいおにぎりだった。息子のリクエストで唐揚げも購入。
 
友人夫妻はモンハン仲間でもあるので、道中はせっせと狩に興じて、山形までおよそ3時間。
山形 「平田牧場」にて
 金華豚厚切りロースかつ膳 \2100→\1500
 庄内風芋煮 \300
山形駅に着くと11時を少し過ぎたところで、蔵王温泉まで移動してからの昼御飯だと飲食店が混むタイミングになっちゃうかなと、移動前に早め昼御飯にすることに。
 
山形と言えば「平田牧場」、ということで、駅コンコース内にある店舗でささっと昼御飯にした。
 
嬉しいことに、この週末は開店6周年記念キャンペーン中。「3日間の特別価格」とのことで、金華豚厚切りロースかつ膳の通常2100円が1500円というお値打ち価格になっていた。山形名物の「庄内風芋煮」のメニューが壁に貼られていたので、これも美味しそうだねと1つ注文してだんなと半分こ。お酒は自重。
 
卓上には甘口ソースと、辛口にんにくソース、キャベツ用のドレッシングが2種類。あと、お店の方に「ロースの脂に添えていただくと美味しいですよ」と勧められた、藻塩の小瓶。
 
山形駅「平田牧場」でおひるごはん。金華豚ロース、うまっ! さすがの銘柄豚は、その脂がとろけるような甘さと美味しさだった。
 
確かに勧められたとおり、藻塩を添えるとソースよりさっぱり美味しくいただける。
 
キャベツと味噌汁、御飯はおかわり無料とのことで、私はいつも通りにキャベツをおかわりして、せっせと食べまくった。
 
千切りキャベツがたっぷり食べられるお店は、良いお店!と断言したくなるくらい、私は千切りキャベツが大好物。
 
ちらっと試してみた、辛口にんにくソースも、思った以上にこってり濃厚なにんにく味で面白かった。美味しいとんかつに合わせると肉の旨味が損なわれそうな感もなくはないけれど、キャベツにかけるのも美味しい。
 
庄内風芋煮は、豚肉+味噌の組み合わせなのであるらしい。同じ県内でも内陸は牛肉+醤油なのだとか。確か、秋田の芋煮は鶏肉+醤油が一般的だったかな。
 
こんなに雪の少ない2月の蔵王温泉は初めてかも。春先のような光景でした。 で、食後は急ぎ蔵王温泉に移動して、私以外の一同は3時間ほどの午後スキーへ。
 
私は別行動で、「今日は共同浴場巡りしてきまーす」と、温泉街に向かうべく、バスターミナルで別れて温泉街の坂を上りはじめた。
 
今年の蔵王はびっくりするほど雪が少ない。
 
スキー場は麓のコースも全て営業できてはいるようだったけれど、温泉街の道路にはほとんど雪が積もっていなかった。歩きやすいのは何よりだけど、物足りなくて寂しくもある……かなぁ。
 
蔵王温泉「下湯共同浴場」。そこかしこから湯気がもうもう出ています。 財布に100円玉詰めて、いざいざと、最初に入ったのは「下湯共同浴場」。
 
まず体をあっためましょう、と、温泉街の坂を登って最初に辿りついたこの浴場に入った。
 
入り口のポスト風の集金箱に200円入れて入ると、女風呂のお客は私1人。やったー貸切だーと、人のいないうちにと写真数枚撮らせてもらって、さっそく入浴した。
 
蔵王温泉「下湯共同浴場」内部。良い感じに古びております♪ 源泉は複数あって微妙に肌触りや温度、PHが異なるものの、蔵王温泉は強酸性の硫黄泉。
 
難しい表現だと「酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム硫酸塩塩化物泉(旧泉質名:含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉)」というもので、「卵が腐った匂い」の白濁温泉。
 
私が一番好きな、温泉らしい温泉の泉質で、蔵王に行きたいと思わせてくれる、大きな魅力のひとつだ。
 
ただ、蔵王温泉は、全体的に「熱い」。以前一度泊まった宿の大浴場は加水した適温の浴槽だったのだけれど、館内の別室にあった「源泉風呂」に入ってみたら、熱湯コマーシャルでもやらせる気なのかしらという温度で、かけ湯すらほとんどできなかったことがある。タイミングが悪いと、「明らかに45度どころか50度以上ありそうですよね……?」という湯温だったりする。
 
でも、今日の下湯はすんなり入れる適温だった。それでも多分43度くらいはあったと思うけれど、肩までしっかり浸かって3分くらいは入っていられる温度。
 
浸かりっぱなしで長湯はできないので、ちょいちょい湯船を出ては、洗い場(と言ってもシャワーも蛇口も石鹸も何にもない。あるのは洗面器だけ)で休憩しながらゆるゆる入る。
 
ほどなく、地元のおばあちゃんがやってきて、「や、さんびね、さんびね(=寒いね)」と入ってきたので「でも今日は良い天気ですねー3年ぶりに蔵王に来たけど雪少なくてびっくりしました」と返したら、そこからおばあちゃんのマシンガントーク開始。少しして、東京から来たのだという20代のお姉ちゃんもやってきて、3人でおしゃべりしながら40分くらい長湯してしまった。
 
おばあちゃん、東京出身で蔵王温泉に嫁に来たそうだけど、言葉はもう完璧に「地元のおばちゃん」。秋田弁のヒアリングスキルをもってしても、本格山形弁は6割くらいしか理解できない。でも、聞いた話は色々と面白かった。踊りの先生をしていたから色々な温泉街の芸妓さんに会っていたそうで、あすこの芸妓はだめだぁーあすこの芸妓はすんばらしかったーとか、色々。
 
今年の蔵王の雪は、雪自体はけっこう降るけど、それ以上に気温が高くて雨が降るからどんどん溶けていってしまってる、
とか、
自分はこの下湯が一番好きで毎日来ている、上湯は湯が強すぎて肌がブツブツになるから苦手、川原湯は改装して綺麗にはなったけど狭くて居心地悪いからやっぱり好きじゃない、
とか。
 
どこかで下湯の評価として「上湯ほど攻撃的ではない」という表現を見ていたのだけれど、なるほどなぁと思った。
 
蔵王温泉「河原湯共同浴場」入口。数年前に改装したばかりで、とっても綺麗。 じゃあその攻撃的な方も行ってみましょうか、と、2人とお別れして、手早く身支度整えてからまた坂を登って、次は「川原湯共同浴場」へ。
 
ここは「すのこ状の浴槽底から常に新鮮な湯が湧き出ている」という面白い浴槽で、そのすのこの目が粗い(隙間が広い)こともあって、なんだか不思議な入浴感。
 
下からふよふよと、熱い湯が沸いてくるのを肌で感じることができる。
 
しかしここ、めっちゃ熱かった。首まで浸かって、30秒もしたら体中が真っ赤になるくらい。
 
入り口に「この浴場は温度が安定しません」的な注意書きがあるほどで、どうやらタイミングによってはぬるく感じる時もあるみたいだ。
 
湯は他2つに比べてかなり透明で、湯の花も少なめ。浴槽の奥に、ほぼ1人分のスペースのタイル敷きの一角(ちょうどそこの床が湯の水面と同じくらいの高さで、ひたひたと表面だけ濡れて温かいようになっている風)があって、そこでは先客が、時折ざばざば肩に湯をかけながらくつろいでいた。ああ、その場所だったら長湯できそうで羨ましい……と思いつつ、下湯、上湯ほど広くない洗い場で休み休みするのも難しくて、20分ほどで退却。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」。立派な共同浴場だけれど、人影はまばら。 そして最後に「上湯共同浴場」。
 
私、ここが一番好きかも。湯温は下湯より高いけど、浴槽は一番広かった感。
 
おばあちゃんが「強い」と言っていた湯は、確かに肌にピリピリ来るほどの刺激があって、湯の花たっぷり。
 
浴槽の底の隅には、すくって泥のように体に塗れるほどの湯の花が積もっていた。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」。浴槽が一番広いのはここ。濃厚なのもここ。 「温泉で肌が荒れたこととか、一度もないし~♪」
と、貸切状態だったのを良いことに、たっぷり満喫。
 
「やったぁ、1人だ!」
と、脱衣場に入って早々、写真もしっかり撮っておいた。
 
入浴中、一度、スキーウェア着用の若いお嬢さんグループがどやどやと入ってきたのだけど、賑やかに
「げ、シャワーとかないんだ?」
「シャンプーとかは?」
「ないないない」
「えええー」
なんてやりとりの後、数分で退場。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」、浴室から上を見上げるとこんな感じ。美しい~。 木造の建物も実に味があって、吹き抜けの屋根近くは外気が入ってくる造り。太い梁が縦横に走っていて、なんとも良い雰囲気だった。
 
そうこうするうちに、宿にチェックインできる時間になったので、温泉街にある酒屋さん「伊東商店」でお酒3本買ってから宿に移動。
 
夜に飲む用の「山形 タケダワイナリー サン・スフル白」(\1944)と、お土産用は「山形 男山酒造 羽陽男山 無濾過本生 純米原酒 (出羽燦々・六割磨)」(\1404)と、「山形 羽根田酒造 羽前白梅 山廃 純米吟醸 無炭素生詰 24BY (阿波産山田錦・六割磨)」(\1728)を購入。
 
山形駅の酒屋さんで、多分「秀鳳」は買うだろうから……と、山形地米の出羽燦々のお酒と、2年熟成のお手頃価格の純米吟醸を選んでみた。どうかなー、だんなが好きな感じのだと良いのだけれど。
山形 蔵王温泉 常宿にて
 夕御飯
 
お部屋で
 「蔵王クリームチーズ」の
     ガーリック
     トマト&バジル
     ソーダクラッカー
 「舊振南」のパイナップルケーキ
 白ワイン(サン・スフル)
皆より一足先に部屋に入って、空いているうちにと宿のお風呂で髪や体を洗ってしまっているうちに、だんなたちがスキーから帰ってきた。
 
だんなたちが風呂に行く前に皆でちらりと買い出し(夜のおつまみとか、風呂上がりのビールとか)を買いに行って、夕食前に私はチューハイを1缶。美味しそう、と手にとったのがアルコール度数9%の「ストロングゼロ」だったものだから、思った以上に酔っ払い。だんなもビールを飲んだことだし、と、食堂で食べる夕飯は、お茶を傍らにアルコール無しで食べてきた。
 
  • 先附 茸ゼリー寄せとスモークサーモン 山葵菜 紫玉ねぎ
  • 前菜 赤貝生姜醤油漬け かに流し たらの芽揚げ 鴨ロース焼き 菜の花と海老旨煮
  • お造り 鮪 カンパチ 刺身こんにゃく 妻一式
  • 焼物 焼き鰤大根 はじかみ ライム 小豆南瓜
  • 煮物 ひりゅうずと鰊と筍の炊合せ 絹さや 梅麩
  • 鍋 国産牛肉しゃぶ鍋 ぽん酢 柚子胡椒
  • 酢の物 ハタハタ南蛮漬け パプリカ 針胡瓜 セルフィーユ
  • お椀 きりたんぽ汁
  • 食事 白米 山形県産はえぬき
  • 香の物 青菜漬 赤かぶ漬
  • デザート 抹茶ケーキ オレンジ いちご
  • お茶
 
いかにもな「温泉宿飯」なずらりと並んだ料理の数々、各席にちゃんと献立表が置かれていた。
 
出来合いのものも使われている風だし、焼物など含めて多くの料理はすっかり常温にまで冷めてしまったりはしているけれど、でも鍋物があったり、汁物が具沢山で美味しかったり、なにより米飯が幸せに美味しかったりで、私たちはここの食事をけっこう気に入っている。
 
ちょっと前までの息子は「ここの夕食、食うものないんだよなぁ」という顔をしていた息子も、赤かぶ漬を「これだけ要らない」と私に寄越してきた他は、全ての料理を平らげていた。
 
今日は、お椀がきりたんぽ汁、酢の物がハタハタと、ちょっと秋田寄りの品が入っていて嬉しかったなー。ハタハタ大好き。
 
夕飯が6時スタートだったので、それからは長い夜。
 
土産物屋さんで買ってきた、「蔵王クリームチーズ」のガーリック、トマト&バジル、それを塗って食べるソーダクラッカーをテーブルに並べて、昨日まで(!)出張で台湾にいたのだという友人旦那さん土産の台湾パイナップルケーキももぐもぐ。数時間前に買ってきたサン・スフルもあっさり空になった。
 
モンハンやったり、カードゲームやったり、0時近くまで遊んでから布団に沈没~。おつかれさまでしたー(温泉巡りだけやっていた私はあんまり疲れてないけども)。

2016年2月26日金曜日

おでんと焼き鳥。

コーヒークリームトースト
自家製ヨーグルト w/紅玉ジャム
カフェオレ
しまった、買うだけ買って食べてなかった……と、ハワイで買ってきた「Kona Coffee Butter」を今日は開けることに。
 
確か、ジャム屋さんではクラッカーか何かに添えて試食させてくれたものだったと思う。母と息子が「これ美味しい!超美味しい!」と食いついて、母の分の我が家の分、2つ買ってきたのだった。
 
賞味期限にはまだ数ヶ月あるけれど、とっとと食べちゃいましょう、と、バタートーストと合わせることに。
 
お勧めは、パンケーキやベーグル、ワッフル、トーストにも、という使い方で良いみたい。有塩バターでトーストした、ほんのりしょっぱいパンとコーヒークリームの甘さが、なかなか良い感じにお似合いだった。原材料はPasteurized Cream(生クリーム、という理解で良いのかしら)の他は、塩、砂糖、コーヒー(ハワイ産コナコーヒー100%)だそうで、クリーム感濃厚だから「コーヒークリーム」というより「カフェオレクリーム」といった感じのリッチな味わい。
 
フルーツと合わせるのは難しそうだけど(バナナ、苺あたりなら似合うかなぁ……)、ワッフルにたっぷりつけて食べたい感じだった。そのうちワッフルまた焼こうかなー。
 
で、昨日の残りのおでんがたんまりあるので、今日は帰れそうにないというだんなのために「おでん弁当」。
 
加熱用おかず入れはやや薄めなので、その高さに合うものをと豆腐、ちくわぶ、大根などをぎちぎちに詰めて、あとは保温性の高いスープジャーにだしごと、練り物をあれこれ。加熱用のおかず入れが相当熱くなるみたいだから、お昼にほかほかの「おでん弁当」が楽しめるはずだ。
 
そうそう、そのおでんなのだけれど、昨日届いたおでん種、2本注文したはずの「ちくわぶ」が、1本しか入っていなかったのだった。
 
ちくわぶを注文したのは今回初めてだったので、
「これは発送ミスなのかな?それとも、これ1本が2本分で、2注文分という理解で良いのかな?」
と、わからなくて、問い合わせしてみた結果、発送ミスであることが判明。
 
26日着でお送りしますと連絡貰って、元々数日がかりで食べるつもりだったからそれで問題ないですよーとお返事したのが、昨日の話。
 
で、今日の午前中に届いた段ボールは、「ちくわぶ1本分」にしてはやけに重くて、開けてみたら、ちくわぶ3本入ってた。なんか増えてる!と、笑ってしまう私。ちくわぶをこよなく愛するだんなの笑顔が脳裏をよぎった。
 
しかも、おまけの練り物も数点。人参ひじき揚げと、とうもろこし揚げ、と、セットには含まれていなかった、美味しそうな練り物が入っていた。これは、今夜のおでんも捗りそうだ。
 
ちくわぶは、水につけて保存すれば1週間以上保つんですって。で、そこにはおでん屋さんお勧めの「ちくわぶの食べ方」のレシピが丁寧なお手紙と共に記されていて、こりゃ、近日中にそれを試してみなきゃなぁ、と思ったのだった。
 
お店のfacebookを見ると、ネット通販では扱いのないものも含めて美味しそうなタネが本当に色々で、実店舗も地元に愛されている素敵なお店みたい。何かのついでに行ってみたいけど、荒川区かぁ……(とおいー)。
いぶりがっこ・赤蕪の甘酢漬け
「94団」の焼き鳥(やきとり・つくね)
2日目のおでん
茶飯
麦茶
日本酒(秋田 新政酒造 新政 立春朝搾り 2016 純米生原酒)
というわけで、本日も引き続きおでん。
 
大人数家族ならともかく核家族だと、おでん種を食べたいものひと通り揃えると、1日ではとうてい食べきれない分量になるのは避けられない宿命だ。大根も、どうせ煮るなら「3切れ」とかではなく、6~7切れくらいは一度に煮てしまいたいわけで。
 
で、当初は帰れそうになかっただんなも夕飯合わせで帰れることになり、だとするとだんなは昼夜連続おでんになってしまう……と、「1品何か増やしたいなー」と思っていたところ、だんなから「焼き鳥買って帰ろうか?」というナイス提案が。
 
地元駅近くのショッピングビルの1階路上に、フランチャイズの屋台売り焼き鳥屋さん「94団」があるのは前々から知っていて、気になるねーと言っていたところ。良い機会だと、1人数本分、だんなが見繕って買ってきてくれた。
 
というわけで、引き続きのおでんをつまみつつ、焼き鳥&日本酒の夕御飯。通販メニューには含まれていなかった「ひじき揚げ」も「とうもろこし揚げ」もたいそう美味しくて、
「うふふ、新しいタネもおいしいねー」
「ちくわぶが増量したよ!」
と、今日も皆でしこたまもぐもぐ。
 
初めて買ってきた、屋台焼き鳥屋さんの焼き鳥も、期待以上に美味しかった。季節メニューに「みそナンコツ」「みそモツ」といったメニューがあったり、他にも「ぶたタン」「ももにんにく」といった面白いメニューもあるみたいなので、困った時のお助けメニューの1つになってくれそうだ。
 
で、今日、何より危険だったのは、立春搾りの「新政」。
 
微発泡でたいそう口当たりが良くて、新政特有の酸味もあるけれどほのかに甘い。甘いけど、軽くはなくてしっかりとした味わい。
「うーわ、お米のジュースみたいだ、口当たり良すぎる……」
「くいくい飲めるね、こりゃヤバイわ」
と、飲み干すつもりはなかったのに(いや、嘘です飲み干す気満々でした)、あっという間に4合瓶が空になってしまったのだった。
 
できたて生ビールなどとは違って、日本酒は別に「搾りたてが最高」というわけではなくて、アタリがあればハズレもあるという印象。このお酒は、搾りたての特徴と、お酒本来の風味の相性がとても良かったみたい。おいしかったー。
 
そして、明日明後日と家を空けるので、小鍋1杯分だけ残ったおでんは、冷蔵庫に。週明けに続き食べるのよ。

2016年2月25日木曜日

おでん再び!

「ピーターパン」のカレーパン
自家製ヨーグルト w/紅玉ジャム
セイロンティー
昨夜の塩鮭ターツァイ炒めで、だんなの弁当準備の今日の朝。
 
  • 里芋といかの煮物
  • 塩鮭とターツァイの炒め
  • 海苔巻きほうれん草
  • 明太子ポテトサラダ(スーパー惣菜)
  • 赤蕪の甘酢漬け
  • いぶりがっこ
  • りんご
 
そういえば、里芋の煮物も残ってたのでしたー……と、漬物などと共に詰めあわせたら、かつてなく渋い感じの和風弁当になった。里芋とターツァイ炒めは加熱おかず入れに詰めて、温かく食べられるように。
 
そして朝食は、1個150円というお手頃価格の「ピーターパン」のカレーパン。この値段だと、本当に気負わず手軽に食べられるので嬉しい存在だ。
 
「カレー味合わせで」ということで、ヨーグルト出して、今日はカレーではなく紅茶で。カルディの「猫の日バッグ」に入っていたセイロンティーを淹れてみた。「ミルクティー用にブレンドされた芳醇な香りのセイロンティー」ということだったけれど、ちょっと不思議な、フレーバーティーのような風味のある紅茶。悪く言うと「わざとらしい香り」で、うううーん、あんまり好みな方向ではなかったかも。ちょっと残念。
赤蕪の甘酢漬け・いぶりがっこ
おでん
茶飯
日本酒(栃木 小林酒造 鳳凰美田 純米吟醸 愛山 無濾過生原酒 Black Phoenix)
あいにく我が家のあたりはさっぱり積もっていなかったけれど、今日は深夜に各地で雪が降っていたという冷え込みで、今日も一日寒いみたい。
 
数日前に天気予報を見て、これは!と、通販おでん種を注文しておいてみた。ちょうど手元に、宅配野菜に入っていた「おでん味大根」もあることだし、と、今日はおでん。
 
先日のおでん会、たいそう楽しかったけど、やっぱりなんだかんだ慌ただしかったので、ゆっくり好きなタネを改めてつまみたいなーと思っていたのだった。通販で買ったお店のがたいそう美味しくて、おでん会参加者も「ねぇ、紅生姜天がなんかすっごく美味しかったよ!」などと騒いでいたので、やっぱり専門店のはひと味違っていたらしい。
 
購入したのは、「おでん専門店大阪屋」というお店。「大阪屋」という名前だけれど、実店舗は都電荒川線小台駅近くにある、下町の老舗だそうで、「東京おでん」のお店。
 
あいにく、単品で注文できるタネの種類はそれほどなくて、セットものが中心ではあるけれど、関東ではあまりメジャーではない「シューマイ巻」「ぎょうざ巻」などもセットに入っているのが良い感じ。はんぺんも当然自家製だし、セットに入っていた顆粒おでんだしも、親しみやすい味で美味しかった。
 
今回購入したのは、おでん種14種が19個セットになった「人気おでん種セット」を2セット。追加でげそ巻き、ウィンナー巻き、ちくわぶも注文して、あとは昨日、地元の魚屋でちくわ、鰺のつみれ、だし巻き卵、スーパーで紀文の「魚河岸あげ」と鍋用豆腐を買ってきた。
 
大根は、少々小ぶりだったものの、その名も「おでん味大根」、「今シーズンはじめて取り組んだ、おでん向けに最適な肉質をもった青首大根です。だしとの相性が最もよく、汁もの全般におおいに活躍できそうです」なんですって。これはもうおでんにするしかないでしょう、という感じだ。
 
午前中のうちに、米のとぎ汁で下煮して、通販品も午前中のうちに届いたので、昼のうちに軽めに煮込んでおいた。はんぺんと魚河岸揚げは食べる直前に。研いだ米は醤油とおでんだしを加えて炊く茶飯にしておいた。豆腐は崩れるので別鍋に。……と、そんな感じで準備万端。
 
おでんって、「食べきり量」を作るのが本当に難しい。あー、あれ食べたい、これも入れなきゃ、ってやっていると、すぐに5人前以上になってしまう。特に、先日のおでん会で「だし巻き卵」「魚河岸揚げ」という新しいタネを知ってしまったから、ますます大変。そして最近は「とうめし」用の豆腐も別鍋で用意するから、ますます(略
 
夕飯、だんなが帰って来られると嬉しいけど、そうじゃなかったら弁当で持たせるかなぁ、と思いつつ仕込みを終えたら、だんなから「帰れるよー」と連絡が。
 
飲みかけが残っていた、大好きなブラックフェニックスを飲みつつ、絶品おでんを堪能することができた。
 
やっぱり、専門店のタネはすごく美味しい。市販のは、だしで煮ると過剰にぶよぶよ膨らんできたりするけれど、通販で買ったタネはぶよぶよになることもなく、しっかりと身の詰まっていて、魚のすり身の味がちゃんとする。
 
「同じのは基本、2個しかないから、同じのは食べないようにしてねー」
と言いつつ、大きなものは半分に切ったりしながらもぐもぐ。そして「だし巻き卵」は、初体験の息子にも「なんだこれうめぇ!」と好評だった。
 
というわけで、今日の写真は、シューマイ巻(両断)、ウィンナー巻、魚河岸揚げ、だし巻き卵。
 
なんで子供の頃の私は、おでんが苦手だったんだろう。こんなに美味しいのにねー。今は大好物。

2016年2月24日水曜日

塩鮭ターツァイ。

高級ラピュタトースト
伊予柑
カフェオレ
ロールキャベツ大好物なのに、昨夜帰って来られなかっただんなにと、だんな用の弁当作り。
 
  • ロールキャベツ
  • 明太子ポテトサラダ(スーパー惣菜)
  • きのこ入り玉子焼き(自家製冷凍)
  • 赤蕪の甘酢漬け
  • りんご
 
加熱用おかず入れにロールキャベツを2個、スープごとぎゅうぎゅう詰めて、あとは副菜タッパーに常備菜詰め詰め。買い置きのパウチ入りのポテトサラダを使った他は、作り置きの玉子焼きや、常備菜の赤蕪甘酢漬けを詰めて、「やっぱり常備菜は便利だわー」という結論。
 
あんまり家族は好まないけど、私はピクルスが好き。弁当にちらっと入れるくらいなら良い箸休めになると思うので、そのうち作ってみようかな。
 
で、朝食は、チーズ入りの「高級ラピュタトースト」。食パンのトーストに目玉焼きを乗せれば「ラピュタトースト」、チーズやベーコン足したゴージャス版は高級ラピュタトースト。
 
本当は、生卵を割り落とした、マヨネーズで土手作った「目玉焼きトースト」にしようかなとも思ったのだけれど、あれはけっこう時間がかかるので、目玉焼き別焼き版にしたのだった。今日の食後はヨーグルトではなく伊予柑で。
赤蕪の甘酢漬け・いぶりがっこ
塩鮭とターツァイの炒め
ロールキャベツ
羽釜御飯
麦茶
いまいち献立の組み合わせとして似合わないかな、と思いつつ、今日の夕御飯はターツァイ炒めとロールキャベツ。
 
昨日のキャベツ同様、宅配野菜に入っていたターツァイ、シンプルにそれだけで炒めて食べようかなと思ったのだけれど、リーフレットに「魚介との相性が最高に良く、魚介とターサイ、両方の旨みをより深く味わうことができます」とあったので、それならと、特売の塩鮭を買ってきてみた。
 
酒は骨と皮を除いてほぐしつつ炒め、ターツァイと合わせたら紹興酒とオイスターソース少々を使って、ちょっとばかり中華風の炒めものに。赤蕪の甘酢漬けといぶりがっこもテーブルに出して、汁物代わりにロールキャベツで夕御飯にした。
 
ターツァイ炒めは、半量ほどをだんなの明日の弁当用に取り分けたので、私と息子は「副菜」くらいの分量で。
 
「空腹は最高の調味料」と言うけれど、昨夜はいまいちお腹が空いていない状態で食べたロールキャベツ、今日は「味が染みた2日目」ということもあるかもだけど、その美味しさは格別だった。
「まだけっこう残ってるから食べていいよー」
と言ったら、息子、一番外側の葉を使った巨大サイズ含めて、4個のロールキャベツを平らげた。
 
「残り、1個しかないけどー?」
と、最後の1個も食べたそうな感じだったので、それは止めてくださいと「あ、私、明日のお昼御飯に食べたい」と言って、最後の1個は死守(私は夕飯に2個食べた)。
 
キャベツも甘かったけれど、ターツァイも、味が濃厚で冬の葉野菜ならではの甘味もあって、こちらもとても美味しかった。帆立と一緒に塩にんにく炒め、などでも美味しかったかも。野菜が美味しいと、毎日の食事が殊更に幸せ。

2016年2月23日火曜日

ロ~ルキャベツ。

「サンジェルマン」の塩バターパン
炒めウィンナー&目玉焼き
カフェオレ
今や、どこのパン屋でも扱いがあるのではないかというくらい、地道に「定番商品化」しつつある、「塩バターパン」。「サンジェルマン」のそれは「塩バター」という名前で、見た目も他のお店同様、「セミハード生地のクロワッサン」という感じ。
 
今日はこれを温めて食べたら、なんだかすごく美味しかった。前回買った時は、あまりバターの「ジュワッと感」が感じられなかった記憶があるのだけれど、今日のはばっちり、良い感じにバターの風味。
 
異国の風味だけれどビミョ~に安っぽい味がする、「これはハズレな感じがする」という印象が一向に消えないがっかりウィンナーも炒めて、目玉焼きと。
 
がっかりウィンナーはどうすれば良いのかしら。ポトフあたりに入れてもその不味さが際立つ未来しか見えないから、細かく刻んでスープやオムレツの具材とかかなぁ、と思っている。他の具と合わせてホットサンドだったら誤魔化せるかな、とか。
 
そもそも「誤魔化して食べなきゃいけない」ということ自体、なんだかもの悲しいのだけれど。
味噌バターコーンラーメン
麦茶
今日は息子、午前中で学校終わって家で昼御飯食べるよー……ということだったのだけれど、帰宅予定が午後2時過ぎ。
 
かなり遅いじゃん、学食か、でなきゃ学校近くで食べてきても良いのよ?と言ったのだけれど、「まぁ、帰ってくるよー」だそうで、今日は私もつきあって、かなり遅めの昼御飯。
 
息子の好物でもあり、私も「食べたいなー」気分だったので、味噌バターコーンラーメンを支度することにした。
 
豚ひき肉を少量の胡麻油でパラパラになるまで炒めたら、もやしを加えてざっと火を通し、そこにラーメン添付の濃縮スープと記載の分量の湯を加えてひと煮立ち。それを、茹でた麺と合わせて盛りつける。
 
最後に缶詰のホールコーンと、バター乗せたらできあがり。
 
私も息子もコーン大好き族なので、
「お母さん、もっと入れる?」
「んー、もう少し入れる」
「じゃあ入れてくれたら、残り貰う」
と、「シャキッとコーン」の缶詰は、2人分のラーメンに使っただけで空っぽに。残ったらスープかサラダに使おうと思っていたのに、全然そこまで回らなかった。
 
で、そんな具沢山ラーメンを、2時過ぎてから食べたものだから、夕方になっても全然お腹が空かなかった。私の分の麺、息子に1/3量くらい押し付けたから私は「半ラーメン」くらいの分量だったんだけどなー。不覚。
ロールキャベツ
羽釜御飯
麦茶
「というわけで、わたくしは全然お腹が空かないんですが」
「え?僕は普通に食べられるよ?」
「……まじでか」
 
レトルトカレーとか、そういうので済ませちゃおうかなぁ、いやいやでもでも、今週の食材消費計画がズレてしまうから、計画通りアレを作ることにしようそうしよう、と、夕飯はかねてからの予定通りにロールキャベツ。
 
宅配野菜に入っていたキャベツ、添えられたリーフレットによると「冬を乗り切って、甘味がしっかり入りました。加熱することでさらに甘味を強く感じます」とのことで、だったら水炊きとか、ポトフとか、柔らかく火が通る系の使い方が良いかなと考えていた。で、ロールキャベツ。
 
昼にも使った、徳用パックの豚ひき肉の残りを刻み玉ねぎ、パン粉、卵、ナツメグパウダーなどと合わせてこねこねして、キャベツの葉の大きさに応じてタネの分量変えたので、大きさはちょっとまちまちに13個のロールキャベツができた。
 
中心部分の小さな葉も、取り分けたタネを最初にその小さな葉でくるんでから大きな葉で包んだので、余すところなくキャベツ1玉を使い切った。
 
我ながらなかなか美しく巻けたロールキャベツは、煮ている間に浮いてほどけたりしないように、重めの落としぶたをして、煮ること1時間ちょっと。
 
シンプルなコンソメ味のロールキャベツは、そのまま食べる方がキャベツの味をそのまま味わえるのは重々承知なのだけれど、私も息子も「ロールキャベツにはケチャップ派」。トマトスープにしたいわけではなくて、あくまでも「コンソメ with ケチャップ」。今日の写真は、撮影用にちょっと多めにしぼってしまった感があるけれど、それでも、このくらいかかっていると、かなり嬉しい。
 
「普通に2個食べられます」
という息子には、大きめサイズのロールキャベツを2個、私はそれより一回り小さいロールキャベツを2個。一応御飯も炊いたけれど、私はほんの一口分くらいにしておいた。
 
キャベツ、期待以上にしっかり甘く、芯の部分もほろりと崩れる柔らかさ。かといって全体がぐずぐずに溶けてしまうわけでもなくて、これは美味しいキャベツだった。水炊きもそうだけど、ロールキャベツも「キャベツを美味しく食べる料理」だと思う。ひき肉が美味しい、というより「キャベツが美味しい」なんだよなーと思いながらもぐもぐもぐ。
 
残念ながらだんなは夕飯合わせで帰宅できなかったので、明日のお弁当に持たせることができるかな。

2016年2月22日月曜日

猫の日バッグ♪

「サンジェルマン」の
 メープルフロマージュ 1/2個
 チーズフレンチトースト 1/2個
自家製ヨーグルト w/りんごとレモンのジャム
カフェオレ
今朝は、昨日「サンジェルマン」で買ってきた、チーズパン2種類で朝御飯。
 
だんなと半分こしましょう、と買ってきたのは、「メープルフィリングがしみ込んだ生地に、チーズケーキ生地をのせました」という、「メープルフロマージュ」と、厚切り食パン2枚の間にチーズ挟んでフレンチトーストにしてみました、風な「チーズフレンチトースト」。
 
フレンチトーストが、良い感じにチーズの塩気とフレンチトーストのほのかな甘味が感じられる、「しょっぱ甘い」系の味で美味しかった。
 
さて、今日は2月22日の「猫の日」。
 
カルディコーヒーファーム」から、今日の猫の日に合わせて、猫をあしらった布バッグに、ジャンナッツ紅茶とお菓子が入った「ネコの日バッグ」(1500円)が販売されるとのこと。
 
弁当バッグにも使えそうなキュートな猫柄布バッグに入ってたのは、
 
ジャンナッツ オリジナルリーフティー(セイロン)
ハイグロウンティーを使用し、ミルクティー用にブレンドされた芳醇な香りのセイロンティー。猫の日限定デザイン缶。
ジャンナッツ オリジナルカレンダー
2016年2月スタート~2017年1月の紙製カレンダー。
ジャンドォイオット(ジャンドゥーヤ)(3個)
ヘーゼルナッツ入りの口溶けの良いチョコレート。
ブールドネージュ(5種類×各2個)
アーモンドプードルのほろり、さっくり食感クッキー。バニラ、ストロベリー、レモン、カフェ、抹茶の5種類。
 
という感じ。
 
お菓子も好きなものばかりだし、紅茶はあれば飲むので(しかもセイロンはダージリンより好みなので嬉しい)、要らないもの無しの嬉しいセットだった。
ほうれん草のおひたし
いかと里芋の煮物
豚玉のねぎしょうが炒め
豆腐の味噌汁
羽釜御飯
麦茶
「ネコの日バッグ」購入ついでに、がっつり食材も買ってきたので、今日はあれこれ常備菜含めたおかず作りを。
 
先週のうちに届いていた野菜セット、ほうれん草だけは茹でておいたけれど、根菜色々を調理してみた。
 
里芋は、やっぱり定番のこれかしらと、いかと合わせて煮物に。
 
いかは丸のままのするめいかがお手頃価格だったので買ってきて、久しぶりにわたを引っこ抜いたり吸盤取ったり。
 
いかの下処理は、魚の処理よりはらくちんで、なかなか楽しい。皮を剥いた里芋と合わせて、醤油味醂味でこっくり炊いた。
 
赤蕪は、これまた定番の甘酢漬けに(今日漬けたので、食べられるのは明日以降)。茹でおきのほうれん草はおひたしで食べることにして、あとは、いかも里芋も好まない息子用のメインおかずをと、「長ねぎを使った肉料理」を1品。
 
で、確か『きょうの料理』に載っていたのだと思う、藤野嘉子さんレシピの「豚玉のねぎしょうが炒め」を作ってみた。
 
炒り卵と長ねぎと豚肉の炒めもので、味付けは酒と醤油と塩少々のあっさり味。長ねぎを2本分、どっさり入れたのだけれど、火を通してみたら、もっともっと長ねぎどっさりでも良かったかな、と。
 
炒めものは息子に多めに食べさせてやり、私は「日本酒恋しくなる味だわ」と、いかと里芋を堪能した。
 
「里芋の美味しさ」って、そもそも普段里芋をあまり食べないものだから、比較のしようもなくて難しいのだけれど、でも美味しく煮えてくれて何より。味の濃厚なほうれん草も、甘味のある長ねぎも、どれも美味しかった。
 
肉や魚が美味しいのも気分が上がるものだけど、「野菜が美味しい」というのも、かなりテンション上がるし、何より料理をしていて楽しい。根菜は常備菜として保存できるレシピも多いし、時々こうして取り寄せ野菜を買うのはそんなに高い買い物ではない気がする。
 
まだまだ残るカラフル大根も美味しく食べなければ。