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2013年02月28日

チキンライスで、ドリア

「サンジェルマン」のカレーパン
ヨーグルト(チチヤス 低糖)
カフェオレ
新橋駅、JRの地下改札と汐留方面を結ぶ地下街のあたりに飲食店や雑貨店などが並ぶ「ウィング新橋」がある。
 
汐留への通路側には京急系のちょっと高級めなスーパー「もとまちユニオン」があって、期間限定でパン屋やケーキ屋が出る対面販売コーナーもあるのだった。ちょこっと買い物して帰るのに、なかなか便利なスポットだ。
 
で、昨日、「あそこでパン買って帰ろう♪」と、その対面コーナーに寄って、店名もろくに確認せずに「このパンと、このパンください」と買い物して気付けば、「サンジェルマン」の文字。そっか、今の期間はサンジェルマンだったのか……地元にもあるお店だったのはちょっとがっかり……と思いつつも、サンジェルマンのカレーパンは嫌いじゃないので、「それもまた良し」と。パンの袋ぶら下げて帰宅したのだった。
 
というわけで、カレーパンの朝御飯。あとはカフェオレとヨーグルト。
 
「……うん、やっぱりサンジェルマンのカレーパンの味だ……」
コーンも入った野菜多めの、もっさりしたカレーが詰まったカレーパン。粗めのパン粉がカリッと揚がっていて、「いつものおいしいカレーパン」の味だった。
レタスのサラダ
鶏肉のレモンソルト焼き
チキンライスドリア
ひらひら人参のスープ
麦茶
今日の夕御飯は、一昨日作ったチキンライスを使っての「ドリア」。
 
残ったチキンライスどうしようかな、マッシュルームも鶏肉もたっぷりだから冷凍したら風味が落ちそう……でもまたオムライスにするのも芸が無い……と考えて、「ドリアだな」と。
 
ベシャメルソースは、ちゃんと直火で自作した。万が一ダマになっても対応できるように(=泡立て器でかき混ぜられるように)非テフロンの鍋をコンロにかけてバターと小麦粉を炒め、冷たい牛乳を注ぎ入れる。バターと小麦粉が「サラッと」する感じになるまでちゃんと火を通し、牛乳は冷たいままで……と、レシピの通りにやってみたら、泡立て器が全く不要な、滑らかなベシャメルソースができあがった。
 
……でも、うっかりしたことにベシャメルソースに塩気をつけるのを忘れてしまって、そのままの状態で耐熱皿にピラフを敷き詰めた上にかけてしまい。
「げ!塩忘れた!」
とそこで気がついて、上から軽く塩をしてからチーズとパン粉をトッピングした。案の定、塩気が微妙に偏っている仕上がりになってしまったけれど、それ以外は美味しいドリアのできあがり。
 
ドリアを焼くついでに肉も焼いちゃえ、と、一口大に切った鶏肉はレモンペッパーをまぶしてドリアと一緒にオーブンへ。レモンペッパーはあのプライムリブ屋LAWRY'Sのもの。ハワイのスーパーで見かけて、「おお……日本では見たことないな」と買ってきたもので、かなりしっかりしたレモンの風味がするので気に入っている。
 
胡椒とレモンピールの他、塩、にんにく、玉ねぎなんかも入っていて、「これを振るだけで味が決まりますよ~」というミックススパイス。チキンや魚のグリルに使ってね、という商品だ。おかげさまで、手間なくおかずが1品できた。
 
あとはランチドレッシングを添えたレタスのサラダと、ピーラーでリボン状にひらひら削った人参をたっぷり使ったスープ。
 
思った以上にドリアはたっぷりできあがったのだけれど、
「……私、このくらいでいいや。あと食べられるようなら食べちゃって」
と息子に言ったら、「もちろん!」と米粒ひとつ残さず耐熱皿はすっかり空っぽに。米は2合だったけれど野菜や肉で3合分くらいは炊けたはずのチキンライスは、2回の夕飯で綺麗になくなってしまったのだった。

2013年2月27日水曜日

エスニックランチ&観劇

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「marond」のチーズパン
苺with牛乳&練乳
カフェオレ
正式名称は何だったか失念してしまったけれど、手のひらサイズのチーズ入りフランスパンが今日の朝御飯。カフェオレと苺添えて、卵は無しで。
 
そういえば最近シリアルを食べていなくて、フルーツグラノーラでも久々に買って来ようかしらと思いつつ……それだと息子の腹持ちがちと心配。外国の朝御飯みたいにシリアルに卵料理とサラダとか添えれば良いのかしらん(それはそれでめんどくさいのね……)。
カレッタ汐留内「cafe dining INDOCHINE」にて
 日替わりランチセット \980→\882
 レモングラスのパンナコッタ \150→\135
今日は劇団四季観劇。ここ数回のマイブームが「カレッタ汐留のレストランに行ってみよう」というものだったりして、劇の当日チケット持参で割引サービスやドリンクサービスをしてくれるお店もいくつかある。
 
「今日はエスニックな気分だ!」と入ってみたのは「cafe dining INDOCHINE」。ガッパオやフォーなどの他に「タイバジルのマルゲリータピッツァ」などがメニューに並ぶ、「タイ料理屋」「ベトナム料理屋」ではなく「エスニック料理屋」という感じのお店だ。
 
チケット提示でランチメニューも10%offということで、150円のランチデザートもつけてもらうことにした。
 
日替わりランチセットは、日替わりの丼メニューと生春巻、サラダ、スープのセット。今日は「魚介と鶏肉のピリ辛炒め」だそうで、辛いものが恋しい気分だったのでこれを選択。嬉しいことに、ココナッツミルクがたっぷり使われた、私の大好きな方向の味の炒め物だった。
 
小さめの生春巻きと、春雨サラダ「ヤム・ウン・セン」、スープは大根と人参、鶏のかけらがごろごろと入ったなかなかボリュームのあるもの。御飯はちゃんとジャスミンライスだし、フクロタケとパプリカがたっぷり入った日替わりおかずもしっかりした量があった。
 
「適度に異国の味、でも異国すぎない味」といった食べやすい味のもので、デザートもちゃんと自家製。でも残念ながらクリームが二層に分離したパンナコッタが出てきて、
「……ゼラチン液が冷めないうちに冷蔵庫に入れちゃうから分離しちゃうのよねぇ……」
超初歩的なミスだぞー……と思いながらもぐもぐ。全体的にけっこう美味しかっただけに最後がほんのり残念だった。
 
オペラ座の怪人観劇、本日のキャスト~。 観劇後のイベント目当てに、ここ半年ばかり月イチで見に来ている「オペラ座の怪人」。
 
例によって、毎回良い席で見てもいられないので3000円のC席チケットをとっている。
 
手早くランチを終えて11:45頃にイベント配布用の列に着くと15人目くらい。ゆるゆる待って、12:30に整理券配布&早めの会場。
 
今日の配役はたいそう良い感じで、このキャストならS席で見たかった気もするけれど、直前にならないと(極端な話、当日にならないと)配役が決まらない四季なのでそのへんはどうしようもないのだった。
 
というわけで、長くて鬱陶しい観劇感想~。
 
  • 怪人は、昨秋からの新キャスト橋元聖地さん。上背があって見栄えがするこの方の怪人は「熱くて鬱陶しい」感じで、高井さんとはまた違った魅力がある。でも、前回観た時よりも演技が抑えめになっていたような。「自制している素直ホット怪人」という感じで……(わけわかりませんね……)。佐野さん怪人がまた観たい。激しく見たい。
     
  • クリスティーヌ役は、素晴らしい声を持つ苫田亜沙子さん。ころころと鈴のように転がる声は演技のシーンも可愛らしく美しく(しかも巨乳だ)、でも「可憐に見えるけど、可憐に見せてるだけの、彼女は武士(=もののふ)」という印象があって、「彼女相手だと、怪人もラウルも手のひらの上で転がされちゃうわよねぇ」……みたいな。私の中での苫田さんは「ウィキッド」のグリンダ(白い魔女)のイメージが強くて、そのせいなのかも。でも久しぶりに拝見する苫田さんはやっぱり素晴らしかった。
     
  • 双眼鏡で、「カルロッタのアリアのシーンで、周囲がどれくらいうんざりした表情をしているのか」の観察。皆、思った以上にうんざり顔していて笑ってしまった。プリマドンナなのにカルロッタってば周囲に全く愛されていない……(笑) (一人、ピアンジだけは「いいよカーラ!いいよ!」と満足気にうっとりしていたのがまた良かった)
     
  • そして今回も「オペラグラスでクリスティーヌを見てニマニマするシャニュイ子爵ラウル様」を双眼鏡で眺めてニマニマする私。
     
  • 今日のカーテンコールは5回。4回目(?)のカーテンコールで緞帳捲って3人出てくるところがいつも好き。ラウル、クリス、怪人の順に出てくるけれど、帰りは「お先にどうぞ」とクリスを帰し、その後怪人が「先に行くね、ふふん」という感じにラウルの前に帰って行くのが……良いなぁ、と。
     
  • 5回目カーテンコールでは、キャスト皆が手をふりながら舞台から去って行ったのだけれど、2階A席にいた私立男子校らしき中学生の団体客も、皆して手を振っていたのがなんだか微笑ましかった。心なしか、怪人のお手振りも分量多めだったような。2階席にいると頻繁に学生団体客を見るけれど、毎回観劇マナーが悪いことはまずなくて、何より。
今日のキャストだと、それほどには「サブキャラばかり観察する」という感じにもならず、ついつい主役の3人に引き込まれてしまった。
 
そして終演後の4時半過ぎから開催の「第5回 ファントム・ミュージカル・アカデミー」。
備忘録がてら、非常に鬱陶しい分量の自分用メモまとめました。
 
  • 司会進行はアンドレ役増田守人さん、ルフェーブル役深見正博さん。いつもながら深見さんが素敵な存在感。今日初めて気付いたのだけれど、ムッシュー・ルフェーブル役=オークショニアー役=ドン・ジョバンニでの警察長官(「扉は全部閉めたか!」の人)なんですね(違うかな?)。更に、マスカレードでは「4人組」のせむし男を演じていることが判明。
     
  • 今回のテーマは「マスカレード」の衣装と舞台装置について。
     
  • シャンデリア事件後、半年してからのニューイヤー仮面舞踏会。仮面舞踏会は中世ヨーロッパのパーティーの形式で、姿、身分を隠して本来の自分をさらけ出して楽しむ……みたいな趣向のもの。ここでは特に「もう怪人も出てこないし、良かったね」という開放感が表現されている。
     
  • でも、ミステリアスな部分「もしかしたらファントムがいるかも」というサスペンス的雰囲気も随所に表現されている。
     
  • まずは衣装の説明。女性ダンサー6人が舞台衣装で登場し、そのキャラクターならではのポーズや、ダンスを披露してくれた。
     
  • 「蝶」役 梅崎友里絵さん。布製の綺麗な蝶の羽根がついているのがポイント。そのマント風の布を見せるように動かす蝶らしい手の動きを表現。タイツはオーダーメイド、水玉模様つきのグラデーション。頭にはけっこう高さのある触角もついている。
    深見「触角がね、ひっかかるの!いろんなところに!」
    色々なものをなぎ倒してしまうそうです。
    目の部分には、蝶の目を表現した黒く大きなマスクが。
    深見「……よく見えますね」
    梅崎「見えません!見えてないんです」
    踊るのが大変らしい。
     
  • 「魚」役 高田直美さん。ヒレや鱗の質感をプラスチック素材で表現。頭は魚のかぶりもの。そのかぶりものが一見「チョウチンアンコウ」のように見えるけれど、アンコウの触角ではなくシャチホコのようにのけぞった魚の尾になっている。ダンサー本人お気に入りは1枚ずつ布や細工が異なるウロコの部分。あと「つぶらな瞳」。
     
  • 「花」役 平井佑季さん。帽子も花(頭頂部にヘタがついている)の形。胸には葉っぱ。他のダンサーに比べると足の露出が多い、若々しい服装。スカートを膨らませるためにプラスチックの枠と、チュールが何層にも入っている。
     
  • 「4人組・猿」役 野手映里さん。オルゴールの猿をイメージした衣装。毛糸1本1本植え付けてあり、良く見えないがアンダーウェアのタイツもオーダーもの。マスカレードの場面中動き回らなければいけないが、かなり重い衣装で汗だくになる。曲の転調中、片足を上げてずっと止まるシーンがあるが、
    深見「時々、立っていられなくてグラついちゃう役者もいます。後ろで僕が"倒れるな~!"って支えてたりしてね」
    野手「猿の衣装はすごく大好き。猿になりきれます」
     
  • 「チロリアン」役 黒柳安奈さん。手足同素材のインナーは全身タイツ。白地に透明なスパンコールつきの凝った物。民族衣装だが、「ジプシー」のイメージも。
    黒柳「帽子が長くて、踊るとそれが動くのがお気に入り。あと、他の人はつけていないネックレス(コインがついてる)もお気に入り」
     
  • 「トライデント」役 榊山玲子さん。海の女神。ギリシャ神話のポセイドンの三つ叉の矛がイメージ。腕に繋がっているマントは水色からピンクへのグラデーション、表にはスパンコールつき。仮面も棒がついており、それを持って踊る。
    榊山「お気に入りポイント、全部好きだけれど、マントのグラデーションと、見えにくいけれど胴体部分の生地のグラデーションが気に入ってます」
    深見「マントによく踵が引っかかっちゃうんだよね」
    榊山「それは……秘密です」
    深見「秘密だそうです」
     
  • シンガーの衣装も2点(役者は登場せず、マネキンで)。女性シンガーの衣装、「クリノリン」。19世紀半ば当時の必須アイテム、スカートを膨らませるための骨組の名前がクリノリンで、その名の通り、その骨組を外に露出させたブルーパープルの衣装。
     
  • 男性シンガー衣装「ピエロ」。クリノリンのような骨組が胴体部分に仕込まれた、卵型の大きな衣装。イタリアオペラ「リゴレット」からのモチーフか(4人組「せむし男」も同様らしい)。
    増田「これはどんな体型の人でも着られる衣装ですね」
     
  • 舞台セットについての説明。最初、右側にかかっている透け感のある幕(舞踏会の緞帳)は、実際とても軽いもの。電動ではなく、人力で引っ張っているが、軽すぎるゆえに抵抗がなく、経験を積んだ人が引かないと不自然にカクカクした動きになってしまう。
     
  • マスカレードシーンの「大階段」は、パリオペラ座の実際の大階段をモチーフにしている。バックステージ「袖中(そでなか)」はそれほど広くなく、下手の袖中は舞台の半分ほどの広さ。それに収容するために、大階段は7つのパーツに分かれている。19段の階段は数段ごとに切れる形で4つに分かれ、左手上部に延びていく続き階段部分は幕と一体化したパネルになっている。更に手すり部分で1つ、柱で1つで、計7パーツ。人形20体は階段に固定されている。
     
  • パーツは2人で1つを運ぶが、専属の転換員は9人しかおらず、なので舞台に立つ役者3人も一緒に作業する。
    深見「キラキラした上着は脱いでね、マスカレード後に作業します」
    階段撤収は、マダム・ジリーとラウルの会話シーンの間。暗くして幕を下ろして静かに行う。
     
  • ここでマダム・ジリー役原田真理さん、ラウル役中井智彦さんが登場し(なぜか手を繋いで出てきた)、幕を下げずに明るいままでの撤収作業の再現。思った以上に撤収は早くスムーズで裏方作業なのになんだかとても美しかった。ジリー「お聞きにならないで」のあたりで舞台上には階段1個を残すのみ、くらいの流れ。曲と台詞が一瞬途切れる静かなシーンで、大道具の撤収も全員ピタッと止まるのが興味深かった。
     
  • 最後は質問コーナー。事前に募集した質問を読み上げて、選ばれた人にサイン入りポスタープレゼント。舞台には司会2人の他、ジョセフ・ブケー(兼マスカレード4人組)佐藤圭一さん、メグ役西田ゆりあさん、マダム・ジリー役原田さん、ラウル役中井さん、フィルマン夫人(兼マスカレード4人組)菊池華奈子さんが並んだ。
     
  • 質問1「ついクリスとラウルにばかり目が行ってしまうが、"ここに注目して欲しい!"というところは」
    西田「いつもは師弟関係のメグとジリーが、親子の笑顔を見せて隅の方が2人で踊っています。そこに注目して欲しい」
     
  • 質問2「4人組の太鼓、バチをくるくる回すのが難しいけれど、コツはあるか」
    佐藤「反復練習するしかありません。諦めずにひたすら回していただければ……」
    バトンのように回すが、バトンよりも軽いから、ぽーんと飛んで行ってしまうそう。
    増田「バチを落としたことはありますか?」
    佐藤「あります!」
     
  • 質問3「階段から落ちそうになることはないのでしょうか」
    菊池「落ちそうになったことはあります。でも幸い落ちたことはありません」
    中井「人数が多いので、平面の舞台でも大変です」
    何度もダンスを繰り返して、体に染みこませて踊るのだそう。
     
  • 質問4「マスカレードのシーンは、クリスに皆していじわるをしているようにも見えますが」
    いじわるをしているわけではなく、「ファントム登場の啓示」的な表現。詳しくは次回。
     
  • 質問5「マスカレードにファントムのスパイがいると聞きましたが本当ですか」
    佐藤「スパイじゃないけど、そういう風に見える細工はしているかも」
    あの人はスパイなのじゃないかな?とお客に思わせることができたら、それで正解。色々な解釈ができるようにしている。
    菊池「スパイじゃないかなと感じるところはある。猿はクリスに聞き耳を立てたり仮面を取ったりするし」
    佐藤「4人組を中心にフォーメーションが色々変わっていくのでそこを見てみてください」
     
  • 質問5「マダム・ジリーは舞踏会中にどんな会話をしているの?」
    原田「これは想像していただいた方が。説明してしまうとそれ以外に思えなくなってしまいますから」
    ジリーだけは舞踏会中にファントムの気配を薄々感じている。そういう演技が入っている、とのこと。
    増田「舞台の上で、お客さんの耳には入らない会話って、してますよね」
    中井「してますね」
    西田「してます」
     
  • 質問6「階段で、ラウルとクリスが話しているように見えるが」
    中井「あんまり会話はしていません。クリスとは……見つめ合ってる……。他のマダムと挨拶したりしているうちにクリスティーヌが猿の方に行っちゃったり」
     
  • 質問7「ラウルの片袖通してる上着の衣装は、何故あんな感じ?」
    中井「軍服を着ているのだけれど、パーティーなのでルーズ、着崩す、というか……上着を軽く羽織っています」
    当時のマナーとして、「パーティー会場に軍服きっちり着てはこない」みたいなのがあったのだそうで。
細かな言い回しは違うけれど、大体そんな感じの今回のイベントだった。
 
5月半ばには「ファントム・ミュージカル・アカデミーファイナル アカデミー検定」も予定されているそうで、いっちょ挑戦してみようかと。
……でも私、バックヤードになっている他のオペラの演目などについては全く知識がないので、どれだけ答えられるかは激しく不安。
くたくたブロッコリーとトマト、牛肉のスパゲッティ
カレー風味の野菜スープ
レタスのサラダ
麦茶
イベント後は急ぎ帰宅。帰ると6時半を過ぎようというところで、こりゃ御飯を炊いてたら遅くなるなと、パスタにすることにした。
 
息子にも手伝ってもらって急ぎ湯を沸かし、
「……さて、具はどうしようかな?」
「それ、まだ決めてないんかい!」
なんてやりとりしながら、手持ちの牛肉を使ってしまおうということに。
 
多めの刻みにんにくを赤唐辛子と共にフライパンに入れ、オイルベースの牛肉パスタ。ブロッコリーはパスタ鍋に入れてクタクタめに火を通し、プチトマトは刻んでフライパンに。牛肉はほんのり赤みが残るくらいにしゃぶしゃぶにしておき、最後にフライパンで全てを炒め合わせたらできあがり。隠し味程度に醤油をほんのひと垂らし。
 
適当に作った割にそれなりに美味しい皿になってくれて、あとは並行して簡単に用意したスープとサラダ。
 
でも、焦って料理すると、やっぱりなんだか「焦った感じに味」になっちゃうんだなー。食べてみたら、
「あ、もっと美味しくできたはずなのになんだかほんのり残念だ」
という味なのだった。具体的には、ブロッコリーにちょっと火が入り過ぎたかなとか、最後に麺を炒めるときにいじくりすぎちゃったかな、とか。

2013年2月26日火曜日

たんぽぽオムライス(風

「marond」のふわふわみるく
カフェオレ
昨日、地元駅前に出かけたついでに、久しぶりに「marond」のパンを買ってきた。息子はこの店の「まるごとりんご」が大好き。その名の通り、りんご丸ごと1個のシロップ煮がパイ生地に包まれた菓子パンだ。
 
久しぶりにこれを買ってやるか……と息子の分はこれにして、私は「NEW!」の札がついていた「ふわふわみるく」なる新商品を。
 
「甘くてふわふわとした食感のパンです。カスタードクリームが入ったおすすめ品」
だそうで、クリームパンとどう違うのかな?と思いながら買ってきたところ、クリームパンとは全然違った品だった。クリームパンとメロンパンの良いとこどり、みたいな感じのパン。
 
ふわんと軽い食感のほの甘いパンの上面に、メロンパンのような甘いクッキー生地が乗せられていて、その下に薄いカスタードクリームの層がある……といった感じのもの。クリームがたっぷりというものではなかったものの、甘さや食感の組み合わせがちょっと面白いパンだった。
 
駅前に数店ある大手チェーンのパン屋(アンデルセンとか、サンジェルマンとか)よりも若干お手頃感があることもあって、marondはいつも盛況のパン屋さん。なかなか「翌朝食べる」というわけにはいかないので買えないけれど、コロッケサンドとかフィッシュフライサンドなんかも美味しそうなのだった。
たんぽぽオムライス(風)
茹で鶏のランチドレッシングサラダ
コーンスープ
麦茶
今日の夕御飯は、レシピを見てから一度作りたいと思っていた、『きょうの料理』に載っていた城戸崎愛さんレシピの「チキンライス」。
 
どこがどうってわけじゃないけれど、「あ、なんか美味しそうだな~」と思っていたのだった。忠実にレシピ通りに作りたかったのだけれど、あいにく手元にあると思った「くるみ」が見つからなくて、くるみは抜きで作ることに。
 
鍋で炊き込みご飯のように作るチキンライス、我が家は羽釜で米を炊いているので、具材を炒め終わったところで羽釜に移して炊いてみた。玉ねぎ、人参、マッシュルーム、鶏肉。それぞれ炒めて味付けはケチャップとトマトピューレ(これは自家製のを使用)で。炒める過程でなかなかに大量のバターが使われる、こっくり味のチキンライスだ。
 
そのまま食べても美味しそうなこのチキンライス、お皿に盛りつけてから上にオムレツを乗せて「たんぽぽオムライス」的にいただいてみることにした。オムレツを作るのが相変わらず苦手なわけだけれど、苦手と言って作らないでいると上達しないから、苦手なりにがんばろう……と思い続けている今日この頃。
 
チキンライスに使った鶏もも肉は余りを茹でて、茹で汁はスープに、鶏はサラダにトッピング。茹でて裂いた鶏を乗せたレタスのサラダには、今日スーパーでみつけて買ってきたキューピーの新製品「バターミルクランチドレッシング」をかけてみることに。
 
アメリカに住んで初めて知った「ランチドレッシング」、ランチは「lunch」ではなく「ranch」で、かの国ではメジャーな食材の一つ、「バターミルク」がその原料に使われていたりする。日本で言うなら、「ヨーグルトドレッシング」「クリーミードレッシング」といった類の味わい。
 
サラダドレッシングとしても勿論使われるけれど、スティック野菜に添えたりフライドポテトに添えたり、バッファローウィングになすりつけて食べたり、色々重宝するソースなのだった。そのランチドレッシングが「ランチドレッシング」という名前で日本の大手メーカーから発売!……ということで、だんなと私は密かに盛り上がっていたりして。
 
ちょっと甘めな印象ではあったものの、すごく食べやすい味になっていて、「信頼と実績のキューピー」という感じ。シーザーサラダのドレッシングも私は大好きだけrど、それとは似て非なる方向で重宝しそうだ。
 
で、オムレツもそこそこ綺麗に焼き上がり、中も適度に半熟に焼けたそれをチキンライスの上にころりと乗せて、「いただきます」。チキンライスは、「そうそうこれこれ」という風な、昔懐かしいような味がした。
「どう?お店で食べる綺麗なオムライスとは違うけど、まぁ、悪くないでしょ?」
と息子に聞けば、口もぐもぐさせながら右手の親指を立てて「うまいよー」のジェスチャー。
 
こういう「ザ・日本の洋食」という感じの料理って、なんだか幸せな気分にさせてくれる。

2013年2月25日月曜日

地元ランチ~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ハムエッグ
レーズン入りロールパン
ヨーグルト(牧場の朝 ストロベリー)
カフェオレ
しまった、買い置きのロールパンが固くなっちゃう……ということで、慌ててこれを食べることにした今日、月曜日の朝御飯。
 
大手メーカー製のレーズン入りロールパンは、若干味気ないものの、レーズンが入っているのでプレーンなロールパンよりは美味しくいただける。軽く炙ってバターを塗って食べるとなかなか美味しかったりするのだった。
 
そこにハムエッグ添えて、苺のヨーグルトも出して……と、定番な感じの組み合わせ。
稲毛 「トラットリアヴィーノ」にて
 パスタランチセット \1050
     パスタ・サラダ・パン・紅茶
 デザート(パンナ・アンジェラ) \420
今年1年がんばったPTAの役員のお勤めも、残すところあと1ヶ月。今日は学校でちらりと資料整理の作業があって、それが終わったところで
「一緒にお昼でもいかがですか」
「いいですねぇ~♪」
と数人連れだって、地元のお店に食べに行きましょということに。
 
どこか良いお店知ってる~?と聞かれて、
「私はトラットリアヴィーノが好きかなぁ……駅近くの、あのパン屋さんのそばの2階のイタリアン」
と答えたら、「あ、あそこ美味しいよね」という声が他の方からも出てきて、あ、やっぱり地元でもけっこう有名なんだな、と。
 
私、これまでいわゆる「ママ友」というのを全く作っていなくって、そのことについて不自由も不満もほとんど感じていなかったのだけれど、「地元ならではの、同じ学年の子を持つ親同士の話」はやっぱりこういうコミュニティじゃないとできないわけで。びっくりするくらいの情報通のお母様もいらっしゃって、私は名前すらろくに把握していない先生方(あと、校内の問題児、とか……)の話がぽんぽん飛び出してくるのだった。
 
平和でのどかな学校に見えていても、クラスや学年、部活によって細々としたトラブルは色々あるものなんだねぇ。
 
色々おしゃべりしながらいただいたのは1050円のパスタランチ。日替わりでトマトベース、クリームベース、オイルベースの3種類のパスタが用意され、それにサラダとパン、食後の飲み物がついてくる。
「これもいただいちゃいましょか」
と、食後にデザートもつけてもらうことにして、ちょっとリッチなお昼御飯。
 
選んだパスタは、「ゴルゴンゾーラチーズのトマトソーススパゲッティ」。肉や野菜の具材は入っていないけれど、濃厚なチーズ風味のソースが良い感じ。ゴルゴンゾーラは最後にかけけらを数個落として仕上げた風になっていて、これは家でも真似できそうだ。
 
これは「パンナ・アンジェラ」。おいしー♪ そしてデザートに選んだのは、パンナ・アンジェラ、オレンジ風味のクレープ。
 
ほろ苦いキャラメルソースが添えられて、アイスクリームと爽やかなオレンジのシロップ煮がクレープに包まれている風なもの。
 
食後の紅茶を飲みつつ、デザート食べながらちょっとのんびりめにおしゃべりして、充実のランチタイムだった。
ほうれん草のナムル
豚ロースとスナップえんどうの炒めもの
刻み野菜のトマトスープ
羽釜御飯
麦茶
夕御飯は、シンプルな味付けの豚肉炒め。
 
刻みにんにく、刻み生姜をたっぷり効かせた塩胡椒味で豚ロース肉を炒めて、最後に「風味づけ」程度に少量醤油をふりかける。「醤油味」にするわけではなく、醤油はほのかに風味をつけるくらい。
 
最初にフライパンに薄くなじませた胡麻油も良い仕事をしてくれて、思った以上に美味しい炒め物になった。色々野菜を入れて「野菜炒め」風にしても良かったのだけれど、なんとなく気分じゃなくて「スナップえんどう、どっさり」という感じで。
 
あとは残りものだったナムルを出して、スープ温め直して、今日は忙しいわけじゃなかったのに夕食の支度がものの十数分で済んでしまった。申し訳ないくらいにらくちんな感じになってしまい、でも美味しかったので満足。

2013年2月24日日曜日

タラでグラタン

「ミスタードーナツ」の
 フランクパイ
 オールドファッション ハニー
カフェオレ
今日は息子、英検の二次試験。
 
電車に乗って数駅行ったところの、初めて行く学校でのテストだそうだけど、
「……一人で行けそう?」
「うん、余裕余裕」
ということで、私は家でお見送り。
 
朝9時過ぎ集合という、なかなか早い開始だったので、すぐに食べられるものをと昨日のうちにドーナツを買ってきておいた。
 
本当は「D-ポップ」が食べたかったのだけれど、作るのがめんどくさい品なのか、なかなか地元のミスドではケースに並ぶことがない。今の時期の季節商品の「桜」系はあんまり好みではなくて、すごく悩んだ末にフランクパイとハニーコーティングされたオールドファッションを買ってきた。
 
100円セール開催中だったのがこれ幸いだったものの、最近のミスドは「セールしていない時の方が珍しい」くらいの印象がある。
 
久しぶりに食べたオールドファッションの生地は、安定の美味しさ。ポン・デ・リングは大好きだけれど、私はエンゼルクリームやフレンチ系のふんわり系よりも、表面ががしっと固いオールドファッションの方がどちらかと言えば好き。
 
今日は実のところ「チョコファッション」が食べたかったのに、桜シリーズで棚が占拠されていて、棚に置かれていなかったのだった。
 
ともあれ息子、がんばっておいでー。2次試験は面接なんだってさー。
タラとマッシュルームの北欧グラタン
刻み野菜のトマトスープ
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語)
「なんだかタラが食べたい気分」
と、昨日、タラの切り身を買ってきた。
 
私の気分は「湯豆腐」なのだけれど、それじゃ息子が悲しそうな顔をするのが目に見えている……と、作ってみたのはグラタン。本当はシリコンスチーマーを使って調理する「タラと長ネギの北欧グラタン」のレシピを見ながら、耐熱ガラスのグラタン皿に作ってみた。
 
シリコンスチーマー、日々下ごしらえなどでも利用しているけども、電子レンジ調理で使うことばかりで、本来使えるはずの「オーブン」「冷凍庫」にはちょっと尻込みしてしまう。溶けることはないとわかっていても、高温調理すると匂いが染みついてしまいそうだな、なんて考えてしまうのだった。
 
「まぁ、シリコンスチーマーの器で食卓に出すよりは耐熱ガラスの方が見栄え良いしね……」
と、ガラス容器とラップを使って、作り方はおおむねレシピ通りに。
 
刻んだ長ねぎ、玉ねぎ、エリンギ、マッシュルームを耐熱皿に入れて塩胡椒して白ワインをふりかけたらレンジでチン。そこに薄力粉をふり入れて細かくちぎったバター散らして再びチン。牛乳注いでチン。混ぜてチン。……なんだか全然、「料理をしている気分」にならないけれど、らくちんといえばらくちん。
 
そうこうするうちに、「ベシャメルソース和え野菜」的なものができあがり、そこにタラを並べ入れたらシュレッドチーズとパン粉を散らして、あとはオーブンで20分ほど焼けばできあがり。思った以上に簡単で、ベシャメルソースもダマになったりはしなかった。……でも、ソースはちゃんと直火で練った方が美味しいものにはなったかな、と。
 
ソースにケッパーが入るのでほんのり酸味を感じる、大人っぽい味のグラタンはタラにもなかなか良く似合っていた。ついいつも通りに御飯を炊いて添えてしまったけれど、ガーリックトーストの方がお似合いだったかも。
 
スープは刻みトマトをたっぷり入れた、野菜のスープ。半端にあるもの色々入れてしまえ、と、きのこ類に数種の葱、人参にキャベツにスナップえんどうに、もやしにと、あれこれ入れたら入れただけ美味しくなった感じがした。
 
「……で?今日の面接、どんな事聞かれたの?」
「ん~"普段、テレビ見ますか?"って聞かれた。はい、って答えたら"どんなの?"って言われたからー」
ニュースも見てるけど、月曜の「TORE!」って番組が好きです、謎解きするゲームの番組で~……って、そんな事話してきた、だそうで。
 
受かると良いねぇ。きっと受かるよ。

2013年2月23日土曜日

お好み焼き焼いてみる

「帝国ホテル」のスコーン
 クロテッドクリーム、ジャム色々
ミルクティー
昨日、帝国ホテルのショップでスコーンを見かけて「久しぶりに、これもいいなぁ」と。
 
4個で630円、帝国ホテルのスコーンは、いわゆる「オオカミの口」が横に開いているものではなく、上部に十字に切り込みが入った、一見すると「テーブルロール?メロンパン?」といった風なもの。でもサクサクモロモロとした歯触りは、ちゃんとスコーンだ。
 
どのジャムが似合うかなー、と、うきうきしながら自家製ジャムあれこれ並べ、母から貰った「桃ジャム」なども出してみる。今回は首尾良く地元スーパーでナカザワのクロテッドクリームも買うことができ、これをこてこてつけながらいただくことにした。
 
お供に淹れた紅茶は、久しぶりのフォートナム&メイソンのロイヤルブレンド。濃いめに入れてミルクもたっぷり添えて、
「お、こういう朝御飯、久しぶりだ♪」
と息子も喜んだ、久しぶりの朝御飯スコーン。
 
そうなんだよね、地元でスコーン買えるお店がほとんどないから(たまーにチェーンパン屋で扱いがあるけど、「パン屋さんのスコーン」って感じで……)、自分で焼くか、都心で買うしかないのよねぇ……と、もぐもぐ。
 
ちょっと意外なことに「ココナッツパインジャム+クロテッドクリーム」がとても美味しくて、あとは「桃ジャム+クロテッドクリーム」が安定の美味しさ。でも個人的には、スコーンに添えるのは「ブルーベリージャム+クロテッドクリーム」か「アプリコットジャム+クロテッドクリーム」が一番好みかな~。
釜玉カレーうどん
麦茶
午前中部活に行っていた息子が帰ってくるのを待っての昼御飯は、その数時間前にスーパーで見かけて買ってきた宮武讃岐製麺所の「釜玉カレーうどん」。
 
「なんか変な品があるー……」
と、目が釘付けになってしまい、試しに2玉入りのそれを1つ買ってきてみた。
 
常温保存の麺は1分ほどほぐしながら茹でるだけ。そこに添付のカレーソースを絡め、添付の揚げ玉を散らし、そこに自分で用意した生卵を1個割り落として混ぜて食べろ、というものだ。「卵一つあればすぐ食べられる」のがウリなのであるらしい。
 
「へ、へんなの~!」
「香川でもこういうの、食べたことないもんねぇ……」
と戦々恐々しながら口にしてみる。……うん、カレーうどんだ。
 
思ったよりもちゃんとスパイシーなカレーだれで……でも、麺が「普通」な感じだったので、全体としては「うーん……?」という印象。
 
「うん、カレーうどんではあるけれどー、釜玉でもあるけれどー……」
「うちで食べるカレーうどんの方がずっと美味しいよ」
「まぁ、そうだねぇ……」
 
ちょっと面白い品ではあったけれど、カレーうどんは家で作って食べるのがやっぱり幸せだねという結論に。
広島風お好み焼き
チーズ豚玉
フランクフルト
ビール(よなよな)
ここ2週間ばかり、「お好み焼き食べたい、食べたい」とうずうずしていて、我慢できずに今日決行。
 
「オタフク」のお好み焼き粉が手元にあったので生地はそれを使う(水で溶くだけ)ことにして、オタフクソースサイトのレシピ見ながらキャベツや豚バラ、もやしなんかを用意した。今日作ってみたのは、難易度高めの「広島風お好み焼き」。
 
関西風と広島風、すごく明確な違いは「キャベツを生地に混ぜ込むか別々にするか」というところ?
 
広島風は、まずサラサラめの生地をクレープのように薄く焼いて、その上にキャベツや肉を積み上げていく。
 
上からちらっと生地かけたらのんびりゆっくり火を通して、「焼きそば炒めて上にお好み焼き乗せ~る」「卵も崩しつつ焼いてその上にそば入りお好み焼き乗せ~る」という感じに次々具材を積み上げて、最終的には最初に焼いた生地が底面に来て、野菜、肉、そば、卵、という順で積み上がる……というのが正解で良いのかな?
 
お好み焼き2枚を綺麗に円形に焼くには少々小さいホットプレートで苦心しながら調理して、なんとかそれなりに体裁を整えることができた。どうせホットプレート出したならと、ついでにフランクフルトも焼いてみたりして。
 
ソースかけて、マヨネーズかけて、青海苔ふって、いざ、「いただきます」。
ちゃんとキャベツにも火が入り、素人がやったなりに美味しいお好み焼きがめでたく食べられて、息子もうんうんと頷きながらつついていた。
 
で、生地が半端に残ったので、
「……豚玉焼いたら、もう1枚食べる?」
「食べる食べる!」
とのことで、今度は関西風お好み焼き。
 
残った生地の分量に合わせて、適当にキャベツや揚げ玉、刻み万能葱などを混ぜ込んでホットプレートに丸く乗せたら豚バラ肉を乗せて、またもじくじくと焼いていく。
 
今度は仕上がりにピザ用シュレッドチーズを散らして、溶けすぎないように10秒ばかり返して鉄板で焼き付けてから、またすぐ返して「チーズ豚玉」に。プロセスチーズが手元にあったら生地に混ぜ込んでも良かったのだけれど、シュレッドだと溶けたり焦げたりしそうだわと、そんな感じで。
 
これまた適当に作ったにしては悪くない出来映えで、息子も喜んでくれたのが何より。
 
もっと華麗にお好み焼き焼けるようになりたいのだけれど、なにしろ子供の頃は全く食べたことがなく、「大人になってから知った食べ物」なので、理想とする到達点も自分でよく分かっていないありさま。「ねぎ焼き」も自分で焼いてみたいのだけど……難しいかしらん。

2013年2月22日金曜日

歌舞伎を見てきました

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
スモッちのオープンサンド
リンゴ(王林)
カフェオレ
「あ、いかん、賞味期限過ぎるわ……」
 
蔵王のスキー土産で買ってきた燻製卵「スモッち」、賞味期限が過ぎても案外大丈夫なのは身をもって経験済みだけど、そろそろ食べないとなと、サンドイッチにして朝御飯にすることにした。
 
残っていたドッグパンに薄くバターを塗り、レタスをちぎって敷き詰めて、マヨネーズをにょろっと端から端まで1本絞ったら、その上にスライスしたスモッちを。
 
ほのかな燻製臭が香るスモッちのサンドイッチは、普通のゆで卵サンドとは違う、よそゆきな味わい。チーズも入れればもっと美味しかったかな~。
歌舞伎観劇幕間に
 分とく山 津軽景色弁当 \1400
 煎茶
いよいよ再来月、4月に「葺落四月大歌舞伎」の上演を控えている、歌舞伎座。
このところ、大物役者のたて続けの不幸もあって歌舞伎関連のニュースを目にすることも多く、「いいなぁ……こけら落とし公演、見たいなぁ」と思っていた。
 
大学生の頃には何度か見に行っていた歌舞伎座の歌舞伎。当時はお金も無かったし、幕見席で見るばかりで幕間に豪華なお弁当を食べたりということもなかったのだけれど……もう20年くらい前の話だ。
 
「久しぶりすぎて、4月にいきなり見に行ってもなんだか緊張してしまいそうだし」
と思って(そもそも4月の公演は人気だろうし、チケットが取れるかどうか……)、ここ数ヶ月の公演内容を眺めつつ楽しそうなのがあったら行こうかなと思っていた。
 
で、「これだ!」と思ったのが「日生劇場 二月大歌舞伎」。
 
義経千本桜の「吉野山」と、「播州皿屋敷」を下敷きにした「新皿屋舗月雨暈」。松本幸四郎が出るし、昨夏にセリから転落して大怪我をした染五郎の復帰公演でもあるという。こりゃ良いや♪と、チケットをとってみた。ただ、一等席(15000円!)はやっぱり懐がちと痛いので二等席(6500円)で。
 
お弁当お弁当、どうしようかな~劇場でも売っているみたいだけど……と、楽しみなのは幕間に食べるお弁当。劇場内でも販売しているみたいだけれど、どうせ東京駅で乗り換えるしと、駅弁を見て行くことにした。
 
GranSta内の「ニッポンの駅弁」コーナーに寄って、悩んだ末に「分とく山 津軽景色」1400円也。その名の通り、「分とく山」の野崎洋光さんが監修したお弁当なのであるらしい。
 
他にも笠原将弘さん監修「賛否両論」弁当とか、料理の鉄人弁当とか、色々たくさん。
「フレンチの駅弁というのも……それはそれで気になるけど……」
でも、歌舞伎観劇だし、やっぱり和食よねと、初志貫徹の分とく山弁当にしておいた。ついでに甘いものも1個買って、うきうきと有楽町へ。
 
日生劇場に隣接しているのは東京宝塚劇場。宝塚の上演中演目は『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』。
「100mくらい隔てた隣では羽根背負った男装の麗人が踊ってて、かたやこっちは女形が着物着て踊ってるって……なんか不思議」
と思いながら劇場に到着した。
 
基本的には、客席での飲食禁止の日生劇場だけれど、歌舞伎の公演に限ってはロビーの椅子の数も充分とは言えないので「休憩時間に限り、客席での飲食可」なのだそう。それでもロビーにはずらりと椅子が用意されていて、客席と同じ数だけとはいかないものの、それなりに座って食事ができるように整えられていた。携帯電話の電波が客席では入らないので、通路に面した席をとっていたのをこれ幸いと、私は幕間はささっととロビーに移動して休憩していた。
 
で、まずは松本幸四郎による口上(11:00-11:05)から、義経千本桜 吉野山(11:05-11:55)。その後の幕間休憩は25分で、そこがお昼御飯タイム。
 
それからは「新皿屋舗月雨暈」の弁天堂~お蔦殺しが12:20-13:15で、幕間20分を挟んで、「新皿屋舗月雨暈」魚屋宗五郎が13:35-14:45。休憩を2回挟んでいるとはいえ、歌舞伎観劇は4時間近くの長丁場だ。
 
だから他の演劇ほど、「私語は慎みください!劇が始まったらお客さんと舞台が1対1の関係です!」なんて空気ではなくて、休憩後も演目始まって十数分はざわざわと人の出入りがある感じ。
 
というわけで、歌舞伎の感想は後回しにして、お昼御飯♪
 
「津軽景色」という弁当名のとおり、「おいしい青森」をテーマにしたお弁当なのだそう。監修が分とく山さんで、実際の調理は八戸のお弁当屋さんによるものなのだとか。
 
左半分が、丼仕立ての茶飯。茶飯の上には鮭ハラスとイクラ、三つ葉とやわかなスクランブルエッグ。
 
右側がおかずで、蟹とウニ入りの厚焼き玉子に肉厚の昆布の煮物、いわしのかば焼き、若鶏のつみれ、春菊と人参の白和え、ごぼうの醤油漬けと長芋の酢漬け。それと酢の物はホッキ貝と胡瓜、わかめ、菊……といった感じ。
 
まんま「分とく山」の味ではないことは重々承知だけれど、でも「駅弁」っぽさをあまり感じない、上品な味の「和食屋さんのお弁当」的な美味しいものだった。特に、「おおっ!?」と思ったのが白和え。ちょっと甘めだけれど、これが美味しかったなぁ。
 
美味しい美味しい、満足満足……と同じくGranSta内の「はせがわ酒店」で買ってきた「白形傳四郎商店」のペットボトル入り煎茶を半分ほど飲んで、午後の観劇~。
歌舞伎観劇幕間に
 「銀座甘楽」いちご大福 \230
 煎茶
で、二度目の幕間にはちゃっかりお菓子ももぐもぐ。
 
「どら焼きとか、買っていこうかなぁ」
と、弁当購入ついでにGranStaをぷらぷらして、買ってみたのは「銀座甘楽」というお店のいちご大福。
 
私は八丁堀に本店がある「翠江堂」のいちご大福がそれはそれは大好きなのだけれど、なかなか買いに行く機会もなくて、だからいちご大福も久しぶり。
 
このお店のは柔らかい餅に薄く適度な量の白あんが包まれていて、大粒の苺とのバランスも良い、美味しい大福だった。「花より団子」とばかりに(いや、ちゃんと「花も団子も」でしたけども……)、美味しいものを堪能しまくる今回の観劇。
 
というわけで、今日の歌舞伎の感想はこんな感じ~。知識も教養もないので(イヤホンガイドも今回は借りなかった)、難しいことは何も書けないけど。
 
  • 私の座った2階の二等席は、同じ階のすぐ近くが「大向こう」の三等席。「○○屋っ!」のかけ声もすぐ近くから聞こえてきてなんだか楽しかった。幸四郎、染五郎は高麗屋(こうらいや)で、福助が成駒屋(なりこまや)。「吉野山」で、染五郎と福助がビシッと決めたシーンでは「御両人!」なんて声もかかっていた。
     
  • 「吉野山」は、台詞も歌舞伎独特のあの抑揚のあるものだし、唄方さんの唄も全て言葉が聞き取れるかというと難しく、見ているだけで筋を追うのはなかなか大変だった。パンフレット買って事前に読んでおいたものの、細かいところの情景が今ひとつわからず、「む、難しい……」という印象。
    簡単に言うと「人間に化けている子狐」とお姫様が桜咲く吉野山で踊る……みたいな。彼らが手にする義経の形見の品を奪おうとする悪漢が出てきたのでやっつけましたよ……的な(←簡単すぎ)。
     
  • 時々、青年に化けている子狐が「おっと、地が出ちゃった」という動作をすることがあって、それがなんとも巧みだった。
     
  • 対して、「新皿屋舗月雨暈」はとてもわかりやすい。台詞も、普通の演劇のように聞き取りやすいものが多くて、あらすじも明快。「播州皿屋敷」を下敷きに、ということだけれど残念ながら(?)「一枚たりな~い」の幽霊が出たりはせず、素地は悲劇なのに喜劇要素の方が多く感じられる狂言だった。
     
  • 主人公は、謀略の末、無実の罪で旗本(=染五郎)に井戸に投げ入れられて殺される、旗本の愛妾「お蔦」(=福助)と、その兄「宗五郎」(=幸四郎)。前半は「お蔦」が非業の死を遂げるまでの割と鬱々とした流れで、幕間挟んで後半は、無実の罪と知った宗五郎(酒乱の気があるので禁酒していた)が酒を大量にあおって酔っ払い旗本の屋敷に殴り込みに行く、という喜劇的なもの。
     
  • 酒をあおって酔っ払っていく宗五郎、また、酔った勢いでお蔦を殺してしまう旗本、磯部主計之助、どちらも演技が素晴らしかった。特に宗五郎、なんとも美味しそうに酒を飲む演技をするものだから、こちらも「あ、お酒飲みたくなってきた」と思ってしまうほど。「……酒飲みはサ、やっぱり毎日飲まないと、ダメだぁね~♪」なんてへべれけになりながらそんな事を言うシーンがあって「そうだよね、うんうん」なんて。
     
  • そうそう、「帯くるくる→あーれー」のシーンがあった(シリアスな場面だったけれども)。「あ!帯くるくるだ!」と密かに興奮。
     
  • 召使おなぎ役、市川高麗蔵がたいそう美しかった。女形って、すごい。
     
  • 歌舞伎を見ていると「着物っていいなぁ」と思う。「着物を着るプロの動き」という感じで、ただ座るだけでも美しい。
     
  • 福助は、吉野山の静御前からがらりと変わって、「新皿屋舗」では宗五郎女房おはま役。既婚女性なのでお歯黒&引眉なんだねぇ……と、そんなところも興味深かった。
     
  • そっか、歌舞伎には基本、カーテンコールがないんだ、「お手振り幸四郎」とかはないんだ……と思った私は劇団四季の見過ぎです。はい。
 
と、楽しかった観劇はあっという間だった。
 
せっかくここまで来たのだからと帝国ホテルのペストリーショップに寄って、ゆるゆる帰宅。
 
勧進帳も助六も見たことがなくていつかは見たいと思いつつ、一番見たいのは夏の風物、怪談噺だったりして。
ほうれん草のナムル
ねぎカルビ焼き
わかめのスープ
羽釜御飯
ビール(薫り華やぐヱビス)
 
「帝国ホテル」のジャバネ
アイスカフェオレ
帰宅は4時頃だったので、夕飯は慌ただしくなることもなく、いつも通りに支度できた。
 
うっかり昨日と似た感じのものになってしまったのだけれど、帰りに寄ったお肉屋でアメリカ産カルビが安かったものだから用意したのは「ねぎカルビ焼き」。醤油やオイスターソース、おろしにんにくなどで「自家製焼き肉のたれ」を作り、それをスキレットでこんがり焼いて葱乗せて食べる。
 
葱は赤ねぎを薄切りにして塩と胡麻油、炒り胡麻で和えたもの。調味料はちょっと適当だけれど、ケンタロウさんレシピを参考にした。
 
あとは美味しいほうれん草をナムルにして、顆粒鶏ガラスープでささっと用意したわかめのスープと炊きたて御飯、そしてビール!(←どうにもお酒が恋しくなったらしい)。
 
数日前、スーパーで見かけて買ってきた「薫り華やぐヱビス」は、よくよく見れば缶にジョエル・ロブションの店名ロゴが入っていて、「120年以上の歴史を誇るヱビスと、世界中で数多くの星を獲得しているフレンチの巨匠ジョエル・ロブションが手を組み、共同開発したビール」なんですって。
 
うん、美味しいけど、でも、「琥珀ヱビスっぽい、普通に美味しいヱビス」かなぁ……なんて。「ものすごく特別なヱビス」という感じは、私の鈍感な舌ではいまいちよくわからなかった。缶のデザインはやたらと格好良いけども。
 
かなりお値打ち価格だったカルビは、なんだかやたらと美味しくて大満足。このところ、「ステーキの厚さかそれ以上のブロックか、そうでなければ薄切り」の肉ばかりを買ってきていて、「焼き肉の厚さ」はなんだか新鮮なのだった。適度な厚みがある肉は、満足感も高いし旨味も存分に味わえるし、やっぱり美味しいね。
 
帝国ホテルで買ってきました、ベルギーのケーキ「ジャヴァネ」。 で、食後は奮発して買ってきた帝国ホテルのケーキ。
 
息子にはチーズケーキ(630円)、私の分は、期間限定品のジャヴァネ(Javaneis)というケーキ、735円。
 
「世界の味と帝国ホテル第5弾~ベルギーの味」のシリーズ商品とのことで、店頭札によると
「ビスキュイ生地とモカバタークリームを何層にも重ねました。コーヒーの香りが口いっぱいに広がります」
というものなのだそうだ。
 
値段もすごいけれど、ボリュームなかなかのもので、濃厚なバタークリームのどっしりさ、しっかりめの甘さと相まって、かなり充実の食後のデザート。
 
トッピングのカカオパウダーやロゴ入りのチョコレートと、全体に漂うコーヒーの風味とのバランスも良くて、でも、バタークリーム、もっとたくさん挟まっていても幸せだったかも。
 
バタークリームと言って思い出すのは「エシレバター」の「ガトー・エシレ」。
 
憧れのこのケーキ、朝から並んで買ってみたい野望がもう2年以上も続いているものの、朝のラッシュ時間に電車に乗るのがどうにも億劫で(しかもそんな午前中早くに都心に用事があるということもまずなくて)、未だに実現できないでいる。暑い季節はケーキもダレそうだから、買うなら涼しい季節にと思いつつ……まだちょっと「涼しい」以前に寒すぎる。花粉飛びまくりの季節ならお客さんも少なくなりそうだし、3月4月は狙い目かしらどうかしら。

2013年2月21日木曜日

チョコおやつ。

レーズン入りバターロール
ソルトポーク入りスクランブルエッグ
カフェオレ
ヨーグルト(チチヤス)
息子も無事に体調不良から快復。
 
やれやれ良かった~……と、今日はロールパンとスクランブルエッグの朝御飯。お供にチチヤスヨーグルト。
 
バターロールはスーパーで買ってきたものだったのだけれど、やっぱり微妙に味気ない。でも、案外、ロールパンとかシンプルなテーブルロールってパン屋さんではあまり見かけなかったりするのだった。コーンパンとかバゲットとかも好きだけれど、時々、表面がつるんとしたロールパンみたいなものが恋しくなるのだった。
「GOKAN」の生チョコレート「樹々」
今日の写真は、今日のおやつ。
 
そういえば、忘れてたけど「自分の分のバレンタインデーチョコ」があったんだ~!と思い出して、野菜庫の奥に入れっぱなしになっていた箱を取り出して、一人おやつにもぐもぐと。
 
チョコレートは「寝かせておけば美味しくなる」類のものじゃないから(匂いもつきやすいし)、さっさと食べなきゃいけなかったのに失敗したなー。もー。
 
バレンタインデーの1週間ほど前のこと、息子が好みそうなドライストロベリーを練りこんだチョコをデパートの通販で見かけたのでそれを申し込みついでに、「どうせ送料かかるなら」と自分の分も2つ買ってみた次第。
 
手前の「高級版"小枝"」みたいなのは、「GOKAN」というお店の生チョコレート「樹々」。表面にカカオパウダーをまぶしてあるけれど、その下にはチョコの薄く固い層があり、その中にふわっと柔らかいガナッシュが入っている。この2種類の食感を楽しむ生チョコレートなのだそうだ。
 
適度な甘さとミルクっぽさで、かなり好みな感じのチョコレートだった。
 
でも実は、「自分への本命チョコ」はその奥の円筒形のもの。「あ、この店のチョコも扱いがあるんだ~」と勢いで一緒に申し込んでしまったのは、私が目下一番気に入っているチョコレートショップ「LA MAISON DU CHOCOLAT」の、ショコラドリンク。この筒1つで2400円くらいする。パールサイズの粒々が詰められていて、これをそのままつまんでも美味しいのであるらしい。
 
水と牛乳を合わせたところに溶かしていただくのだそうで、ホットでもアイスでも美味しいらしい。……てか、私、「ココアとホットチョコレートの違い」もよく分かってないくらい、ホットチョコレートについての知識がないのだけれど、そんな舌がいただいちゃって良いのかしら……と一人恐縮中。「アイスドリンクチョコレート」もとても美味しそうで、近々平日の昼間にでもこっそり作って飲んでみようかな。
スティックきゅうりwithマヨネーズ
韓国風牛丼
豆腐と油揚げの味噌汁
麦茶
地元に産地直送の地元産野菜を扱うお手頃価格マーケットを見つけたこともあり、「らでぃっしゅぼーや」は今週の配達を最後に退会することにした。
 
人参とか美味しかったのだけれど、やっぱり割高感は否めず……。自分では前向きには買わないだろう野菜が色々届くのは楽しいものではあるものの、そこは自分で色々な野菜を手にとるように、工夫して買い物していこうかなと。
 
というわけで、これが最後の「バラエティ野菜果物SS」は
玉ねぎミニ5個・じゃがいも4個・長芋1パック・ブロッコリー1個・キャベツ1/4個・ほうれん草1把・赤ねぎ2本・きゅうり2本・いちご1パック
という内容。
 
「赤ねぎ」というのを、初めて目にした。長ねぎの白い部分が赤玉ねぎのような色になっている長ねぎで、甘さがあって美味しいねぎなのだそう。綺麗な色だから、和え物にすると綺麗かな~。「焼き葱のマリネ」なんかも案外良いかも。
 
色々考えつつも、今日は予定していた「韓国風牛丼」。調味料をみるとあまり「韓国風」の感じはしないのだけれど、これは10年ほど前のムック本、別冊オレンジページの『基本のアジアごはん』に載っていたものだ。
 
中華風の顆粒鶏ガラスープを湯に溶かし、醤油や砂糖を加えた中に斜め切りにした長ねぎを入れ、さっと煮たところで溶き卵を流し入れて半熟に固める。それを御飯の上に盛り、その上からにんにくを効かせて胡麻油で炒めた牛肉をトッピング。「上から一味唐辛子をふれ」と書いてあったところ、糸唐辛子を乗せて「韓国風」を意識してみた。炒める牛肉にコチジャンも加えてみたりして。
 
今日は夜7時から8時まで、毎週恒例のアメリカ人兄さんが来ての息子の英会話レッスンだったので、「遅めの夕御飯になるし、ささっと丼でね」という趣向。届いた野菜はきゅうりを使って、月並ながらスティックにしてマヨネーズを添えた(←この食べ方がどうにも好きなのね、私……)。
 
その英会話兄さん、いつもスナック菓子の袋を「キュートだ!」とか言いながら持って帰ったりする、色々と愉快な人なのだけれど、昨日はまた新たな一面を知ってしまった。
 
「先生、お母さんにもアレ見せてよ」
なんて帰りがけに息子が言っているので何かと思えば、先生お手製のiPhoneケース。
「カバーは買ったやつだけどね、この貼ってあるシートは自分で作ったんだよ~」
と誇らしげな手元を見れば、JRの車両正面の写真が正方形のアイコン状になって4列6行くらい、いろんな種類が並んでいた。山手線とか総武線とか、全て違う種類。
 
「僕、電車の写真撮るの好きなんだ~♪」
だそうで、自分で撮った日本の鉄道の正面写真をIllustratorで加工して並べて、フィルム印刷したのであるらしい。まさかの「撮り鉄」属性が発覚して、ますます「この先生……侮れぬ」と思っている私と息子なのだった。
 
ともかくも、そんなレッスン後の遅めの夕御飯。
 
「……これ、何丼?牛丼?」
「韓国風牛丼、なんだってさー」
「……"他人丼"でよくない?」
「まぁ、なんでも良いです……」
 
よく考えたら「他人丼」というのも相当妙なネーミングだよねー……なんて話しながらもぐもぐ。半熟ふわふわの卵が乗る丼は、いわゆる「卵とじ」とはまた違った感じで良かったけれど、醤油たれで火を通した卵だから色がいまいち悪かったのが難点。白だしとか使った方が綺麗な見た目に仕上がるなぁ、と思ったりした。

2013年2月20日水曜日

ブリを焼く~

レーズンバターロール
カップスープ(コーン)
昨夜不調だった息子。今朝になってもいまいち復調とはいかないようで、今日は学校休んでお医者に行くことになった。
すわインフルエンザかノロかとはらはらしていたのだけれど、発熱もせず、他に派手な症状もなく、そのあたりはちょっと安心。
 
「病院行く前に、何かお腹に入れていったら?食べられそう?」
お茶だけにしとく?と声をかけたら
「腹……へった……」
だそうで、そのあたりもちょっと安心。
 
でもここで消化に悪そうなもの食べてまた吐き気やら何やらが復活してもねぇ……と、とりあえず用意したのはレーズン入りのバターロールと、カップスープ。
パンは軽く温めて、ふかふかになったところを食卓に出した。
 
ロールパンも1個だと、「いつもより一段軽い朝御飯」という感じ。
お昼は何だったら息子、食べられるかなぁ……と思いながらお医者に送り出した。
ポークシチューのリゾット風
麦茶
ジョア(オレンジ)
「とりあえず、薬飲んで様子見ろだってー」
と、かかりつけのお医者から漢方薬を処方されて帰ってきた息子。まだ微妙に具合が悪そうだけど、とりあえず一番しんどいところは過ぎたみたいなので、予定通り今日は様子見ということに。
 
昼御飯は、昨夜結局息子が食べられなかったポークシチューを出そうと、リゾット風(てか、おじや風)に。
 
ごろごろと大きな肉は小さめにほぐし、人参やキャベツもちょっと細かく切って、そこに冷やご飯を入れて温めたらできあがり。粉チーズパラッとかけたら、具沢山のリッチな味のリゾットになった。
 
「あとはほれ、カゼイシロタ株にがんばってもらうが良いよ」
とデザート代わりに新発売のオレンジ味ジョアつけて、そんな感じの昼御飯。
 
昨夜の具材ごろごろシチューもたいそう美味しかったけれど、「翌日のシチュー」の美味しさもさらなり、という感じで、昨日以上に柔らかくなった肉や野菜はリゾット風に食べるのにもぴったり。
 
オレンジ味のジョアも期待以上に美味しくて、
「午後もちゃんと寝てなさいよー?学校休んだからってゲームとかしないように!」
と食後は厳命のうえ息子を子供部屋に追い立てると、ほどなくちゃんと寝始めた。夕飯直前まで息子はぐーぐー寝続けて、こりゃやっぱり具合が悪いんだなと。
牡蠣のオイル漬け
スナップえんどうの醤油麹和え
ぶりの醤油漬け焼き
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
麦茶
魚の夕飯は息子にとっては歓迎じゃないかなぁ、歓迎じゃないよなぁ……と思いつつ、昨日切り身を買ってきてしまっていたから予定通りにブリを食べてしまうことに。
 
先月か先々月かの『dancyu』に掲載されていた、「銀座小十」さんの「魚の醤油漬け焼き」の仕方で、ブリを焼いてみた。
 
味醂と酒を煮切って醤油を加えた「醤油漬けだれ」に魚を数十分漬けておき、魚焼きグリルで焼く方法。味醂がやや多めのこっくり味で、多めにできたたれは冷蔵庫で保存してまた次回以降に使うことにする。七味と合わせたり、実山椒、西京味噌と合わせたりしてバリエーションも楽しめるとのこと。
 
魚焼きグリルに入れて火を通した最後には、たれを刷毛で塗りつつ乾かすように焼いて、しっかり味を染みさせたらできあがり。
そういえばこの魚焼きグリルでこうした照り焼きを焼くのは初めてで、思った以上に綺麗にふっくら、美味しく焼き上がったのを見て、「やっぱり魚焼きグリルなんだから、魚もちゃんと焼いて食べなきゃなぁ」と改めて思ったのだった。
 
網とその下のトレイを綺麗に洗わないといけないから、「フライパンで作る魚の照り焼き」よりは若干後処理が面倒だけれど、でも「焼いて絡める」よりも「絡めてから焼く」こちらの方がやっぱり美味しいかも。
 
で、添えたぷりぷりのスナップえんどうは、さっと茹でてから醤油麹で和えたもの。
 
「昨日卵買ってきたところだから、卵かけ御飯食べられるけど……どうする?」
「食べる!超食べたい!」
とのことで、夜には顔色も良くなっていた息子に「この感じなら大丈夫そうかな」と生卵を小鉢に入れてやる。魚がおかずの夕飯なので、このくらいの「お楽しみ」を、ということで卵かけ御飯。
 
「私は、むしろこっちだなー」と自家製牡蠣のオイル漬けを小皿に盛って、それをちょこちょこ御飯に乗せつついただいた。
 
手間かけて焼いたブリと美味しい牡蠣のオイル漬けで、私にとっては「地味だけど御馳走!」という感じの夕御飯だったのだけれど、息子は物足りなさそうな顔をしていたから、明日はがっつり肉料理かな。

2013年2月19日火曜日

寒い夜はポークシチュー

IKEA調ホットドッグ
カフェオレ
お気に入りの、Johnsonvilleソーセージ。
 
値段はそこそこ張るけれど、充実したサイズとガシッと充実の歯ごたえのこのソーセージはなかなか他のものに代えがたいものがあって、賞味期限間近の見切り品を見つけるといそいそと買ってきている。「1パック6本入り」というのも、2人or3人で食べる時に割り切れる数なので、そこも嬉しいところなのだった。
 
特にお気に入りなのはチェダーチーズを練り込んだ「ベダーウィズチェダー」。
 
今朝はそのベダーウィズチェダーを使って、一昨日同様ホットドッグに。キャベツは使い切ってしまったところなので、今日は「IKEA調ホットドッグ」。
 
ソーセージはフライパンで焼いてからドッグパンに挟み、パンが温まる程度にオーブンに入れる。食べ際に、IKEAで売られているみじん切りピクルスとローステッドオニオンをケチャップと共に添えたらできあがり。
 
ピクルスを添えるのはよく見かける食べ方だけれど、ローステッドオニオンの存在が香ばしくて食感も良い感じ。これまたかなり幸せなホットドッグの食べ方だ。
 
市販のドッグパンにジョンソンビルソーセージはちょっと「肉が大きすぎ」「てか、パンが小さすぎ」という感じではあるけれど、それもまた良し。「ソーセージ入りのパン」というよりは、「ソーセージを食べやすくするためのパン」という、この微妙なパンの存在感がホットドッグなんだなぁ、と。
 
2月も下旬になろうという頃合いなのに、今日もまた天気予報には雪マーク。
まだ大丈夫かなと空模様見ながら、急いでスーパーに買い物に行った。
レタスのサラダ
ポークシチュー
羽釜御飯
麦茶
「なんか、めっちゃだるくてさー……」
と、今日は部活に出ずに帰ってきた息子。それでも、習い事のテニスは行きたいから行ってくる……と、よろよろ出かけて行った。……大丈夫かな。
 
今日は幸い、寒くなるのがわかっていたから夕飯は「体が温まるもの」をと考えていた。
5時くらいからル・クルーゼで煮込もうかなと思っていたポークシチューを圧力鍋使用に切り替えることにして、肉をほろほろ、柔らかく煮ることに。ちょっと甘めに味付けして、息子の好きなコーンも入れてやることにした。
 
小林カツ代さんレシピのポークシチューは、トマトジュースで煮込むお手軽、簡単なもの。
 
玉ねぎをバターで炒めて小麦粉をふり、一度湯通ししておいた豚肩ロース肉と人参を加えたらトマトジュース、赤ワイン、水、コンソメキューブ、ローリエ、それとケチャップ、ウスターソースなどを加えて煮込んでいく。肉が柔らかく煮えたら最後に芯をつけたままのキャベツのざく切りを入れて軽く煮たらできあがり。
 
あまりとろみをつけたら圧力鍋調理に向かないかなと小麦粉の量は控えめにしておいて、玉ねぎは最初の分はきっと溶けてしまうだろうから「二度入れ」で形を残した玉ねぎも入れるようにしてみた。圧力を抜いてからキャベツと冷凍コーンを加えて十数分火を通したらできあがり。ケチャップの量を少なくして、「トマトジャム」で旨味と甘味を足してみた。
 
トマトジャムはパンに塗る・クラッカーにつける・ヨーグルトに添える・パンケーキやワッフルに添える……といった、フルーツのジャムと同様の食べ方がメジャーのようだけれど、私はどちらかというと料理に使うのが好き。入れすぎると甘ったるくくどくなってしまうけれど、ミネストローネなどに少量落とすとトマトの風味が濃厚になって、その使い方が俄然気に入ってしまったのだった。
 
今日の夕飯は、あとはサラダと御飯で簡単に。
 
「……でも、レタスのサラダなんか、体冷やしそうだから止めとく?というか、御飯そのもの、食べられそう?」
「ん~……レタスは好きだから食べたい……」
夕飯、ちゃんと食べたい……と、習い事を終えて風呂も入った息子、歩けているし熱もないし大丈夫かな?と思ったのだけれど、ダメだったらしい。
 
御飯とスープ、サラダも2口3口食べたところで
「……やっぱダメだ……」
と、スプーンを置いてしまったのだった。
 
なら寝なさい、とにかく寝なさいすぐに寝なさい、と、水分だけしっかり摂らせて息子をベッドに放り込み、私は一人で夕御飯の続き。
 
肉はほろほろ、キャベツはしゃきしゃき、人参たっぷり、甘さと酸味のバランスもばっちりで、今日のポークシチューはたいそう美味しくできあがっていた。これが食べられないなんて、息子ったら不幸……としんみりしつつ、思わず私は大盛りで。

2013年2月18日月曜日

ガラムマサラで

目玉焼きトースト
ミルクティー
昨日、「なんでもかんでも魚焼きグリルで焼こうとしてはいけない」という教訓を得たばかりなので、今朝の目玉焼きトーストはちゃんとオーブンで焼いてみた。
 
「魚焼きグリルでバタートースト(orチーズトースト)焼いて、フライパンで焼いた目玉焼きをトッピングする」とかでも似た感じになりそうではあるけれど、パンの上に卵割り落として焼いた方がなんでか美味しい。マヨネーズマジックもあるかもしれないけれど、パンと卵が密着している感じが良いのかなぁ。
 
というわけで、最近すっかり定番となった作り方そのままに、
食パンの真ん中にロースハム乗せる。親指でぐいっと真ん中にへこみを作っておく(すぐ戻るけどおまじない程度に)
→パンの縁に沿うように、マヨネーズをぐるりと一周絞る
→パンの真ん中に生卵を割り落とす。白身がマヨを越えてこぼれそうになるかもしれないけど、なんとかがんばる。
→黄身の部分を除けるように、かつ白身がパンからこぼれない堤防にもなるような感じに、シュレッドチーズを散らす。
→オーブンで10分ほどかけて、黄身が好みの具合になるまで焼く
という感じに。
 
「お!このパン、久しぶりだ!」
と息子も何やら嬉しげで、彼もこのトーストが好物なのであるらしかった。
 
ホワイトソース用意してクロックムッシュも良いよなぁ……などとも思いつつ、これ以上牛乳系増やしてどうするの~という思いも少々。
レタスのサラダ
鶏肉とトマトのスパイシーソテー
刻み野菜のチャウダー風スープ
羽釜ご飯
麦茶
スパイシーなものが恋しい気分だけれど、かといってカレーが食べたいわけじゃないのよ……ということで、作ってみたのは「鶏肉とトマトのスパイシーソテー」。『きょうの料理』に掲載されていた、枝元なほみさんレシピだ。
 
『きょうの料理』『ELLE a table』『dancyu』などなどの料理雑誌には色々な方のレシピが載っているわけで、そんな数々のレシピを見ていると、「この人は有名みたいだけど、味付けとか食材の組み合わせとかが私の好みとはどうにも合わないのよねぇ」という人もいるし、「私の好みど真ん中というわけではないんだけど、この人の言う通りに作ると、すごく美味しいのよね」という人もいるし、「ああもう!ツボど真ん中!」という人もいて、面白いなぁと思う。
 
ちなみに「ツボど真ん中」の方の一人が枝元なほみさん。香菜を多用するのもツボだし、スパイスの使い方もかなり好みな感じなのだった。
 
スパイシーソテー、使うのは「ガラムマサラ」。メーカーによって配合は色々だから、仕上がりの味が千差万別になりそうだけれど、でもガラムマサラひとつでちょっと異国な味わいの炒め物が簡単にできるのは面白かった。今回使ったのは、だんなのインド出張土産の本場ガラムマサラ。少しも辛くはなく、ターメリックも入っていない(入っていたとしても多分かなり少なめ)から、「カレーっぽい味」にもならなかった。
 
一口サイズに切った鶏肉にガラムマサラと塩と胡椒を揉み込んでおき、これをフライパンでこんがり焼いていく。そこに玉ねぎ加え、日本酒ふってアルコール飛ばしたら醤油を回しかけ、ざく切りトマトも加えてざっと炒めてトマトが温かくなったら仕上げのガラムマサラをふってできあがり……といったもの。
 
「醤油とガラムマサラ」というのがなんだか不思議な感じでもあったけれど、これがなかなか美味しかった。醤油のおかげでか、ご飯にもとてもよく似合う。もうちょっとトマトを生っぽく仕上げたかったのだけれど、ちょっと火が入り過ぎてしまったのが反省ポイント。熟していて柔らかいトマトだったから、あっという間に柔らかくなってしまったのだった。
 
玉ねぎや人参を入れたレタスどっさりのサラダと、スープは市販のチャウダールウを使った野菜スープ。使いさしのを冷蔵庫に入れておいたルウ(カレーのルウみたいなキューブ状?の)、ルウの説明もろくすっぽ見ないで、
 
少量の水に適当な刻み野菜を入れて煮立てる
→野菜に火が通ったところでルウ1かけを溶かす
→塩加減をみながら、牛乳足して適当な濃度になったらできあがり。
  という作り方をしたのだけれど、そんないい加減な作り方をした割にはなかなか美味しいスープになった。
 
息子が最後まで残して大事に飲んでいたところをみると、息子も美味しいと思ってくれたのであるらしい。
 
調理時間はたかだか30分というところで、それでも今日は御馳走感のある夕御飯。
更に面白いことに、ガラムマサラの成分の何かに反応したものか、夕食後に猫たちがいつも以上に「ご主人ご主人♪」「かまってかまって♪」と2匹して纏わりついてきたのに驚いた。シャツの袖口あたりに「あは~ん♪」とう感じに顔をすりつけているところを見ると、ガラムマサラにキャットニップでも入っていたのかしら。謎。
 
……よーし、お母さん、ガラムマサラ頭からかぶって猫カフェに行っちゃうぞー(←やめなさい)

2013年2月17日日曜日

鰹を食べるよー

正調ホットドッグ(ちょっと焦げ)
カフェオレ
何の予定もない日曜日。急ぎの仕事もないし、今日はとにかく一日のんびりする予定。
 
で、朝御飯は久しぶりにホットドッグ。賞味期限間近のジョンソンビルソーセージ(しかも大好きなチーズ入り)が見切り品になっていたのを買ってきたのだった。幸い、キャベツも半端に残っているところだったので、ここは我が家の「正調ホットドッグ」。
 
千切りキャベツはバターで炒めて、少量のカレー粉で風味付けして、まずそれをドッグパンに挟む。こんがり焼いたソーセージを乗せたら、シュレッドチーズをふりかけて、あとはチーズが溶けるまでオーブンで焼くだけ。
 
「ホットドッグ」という食べ物にしては、ちょっと手間のかかる食べ方で(何しろフライパンが2つ必要)、それをちゃんと用意したのに、最後の最後で手抜きしてしまった。オーブン余熱するのがめんどくさいなと、「魚焼きグリルで焼いちゃえばいいや」と。
 
すっかり便利に使っている魚焼きグリルだけれど、その構造上、高さがあるものは焼けない(=焦げる)と身に染みていたはずなのに、「ドッグパンの高さくらいなら大丈夫じゃない?」と思ったのが甘かった。非常に甘かった。
 
……あ、焦げ臭い!と思った時にはもう遅く、パンの表面は「良い色」通り越して「悲しい色」になっていた。それでもぎりぎり、「表面がちらっと焦げた」という程度で済んだので、そのままもぐもぐ。
 
「……焦げてるね……」
「うん、ゴメン……もうドッグパンは魚焼きグリルでは焼かないことにする……」
一度失敗したら二度目はしないから、もうドッグパンは魚焼きグリルに突っ込まないことにするから……と猛省しつつ、「そうなのよ、"ちゃんと美味しいものを作る"って、意外にもけっこう大変なことなのよ」なんてことに今更思い至ってみたりして。
牡蠣入り茶碗蒸し
鰹のたたき
きのこのスープ
羽釜御飯
ひれ酒
そろそろ魚が食べたいなぁと、買ってきたのは鰹のたたき。
 
鰹の旬は初夏と秋だった気がするし、この寒い季節に刺身っぽいのもいかがなものか……と思ったのだけれど、お手頃のサクをスーパーで見つけて猛烈に食べたくなってしまったのだった。せめてもと、他のメニューは温かいものを用意することに。
 
スライスオニオンを敷いた上に鰹を乗せ、その上から刻み万能葱をふりかける、いつもの食べ方で。調味料は「旭ポンズ」とおろしにんにく。
 
そして久しぶりに用意したのは「茶碗蒸し」。
だんながちょうど数日前に「鰹のたたき&茶碗蒸し」という夕飯にしていたらしいので、「茶碗蒸し、いいなぁ」と作ってみることにした。
 
あいにくかまぼこも椎茸も手元になくて、具材はありものを適当に。息子は「エリンギ+鶏肉」で、私は「エリンギ+牡蠣のオイル漬け」。
 
だしはしっかり丁寧にとって、卵をだしでのばして薄口醤油と隠し味に「白だし」をひと垂らし。蕎麦猪口に具材落として卵液注ぎ、「あとは野崎洋光さんの言うとおり~」と蒸し器にかける。
 
湯気の立った蒸し器に入れて、布巾を噛ませた蓋をして強火で3分。それから蓋に菜箸挟んで隙間を空け、弱火にして、様子を見ながら5~7分。「す」のはいらない、綺麗にぷるんとした茶碗蒸しができあがった。我ながら、今日の茶碗蒸しは良い出来だ。
 
「こういう献立だったら……ここは飲むしか!」
と、だんなのいない日々、自重していた「ひれ酒」を我慢できずに支度する。
 
コンロがふさがっていたので、お燗は電子レンジにおまかせして、ふぐひれは魚焼きグリルで「焼き色はついているけど焦げていない」程度に焼きあげる。熱々の日本酒にひれをぽちょりと落として蓋して数十秒。蓋をずらしつつマッチの火を近づけて、アルコールを軽く飛ばしたらできあがり~♪
 
久々のひれ酒は、染み渡るような美味しさ。燗酒自体久しぶりだったから、しみじみと味わいながら楽しんだ。茶碗蒸しの中に入れた牡蠣のオイル漬けをつつきながらのひれ酒というのがまた最高。

2013年2月16日土曜日

寒い夜に、グラタン

フレンチトースト
苺 with 練乳&牛乳
カフェオレ
今日は土曜日、息子は部活。
 
最近、「義務教育、土曜日授業復活の如何」なんて議論が交わされて、実際大阪あたりの小学校では土曜日の授業が復活したりもしているらしい。
「ま、ほぼ毎週、息子は土曜の午前中は部活だから、似たような状況だわよね~」
と思いつつ、でも部活は休めるけど授業となるとなかなか休めないから、やっぱり色々大変だなと思う。連休でもないと「週末のスキー旅行」などにも行けなくなっちゃうしねぇ。
 
というわけで、いつもとさほど変わらない時間に起きて、朝御飯。そういえば、卵液に浸けっぱなしのバゲットがまだ残っていたのでした……と、一昨日の残りのフレンチトーストを焼いて食べることに。前回、焼ききれなかった残りの「卵液漬けバゲット」、「せめて防腐になるかしら」と砂糖を加えておいたのだけれど、特に問題なく焼いて食べることができた。
 
フレンチトーストは、ことさらに「大好き」というわけではないのだけれど、たまに食べるとしみじみ美味しい。ほぼこの用途にしか使われていないメープルシロップがもうすぐ無くなりそうだから、買って来なくちゃだ。
レタスのサラダ
きのこのスープ
ほうれんそうとゆで卵のグラタン
トースト
麦茶
「夕飯はグラタンしますが~……御飯炊く?トーストもできるけど」
「グラタンだったら、トーストがいいんじゃ?」
「そうだよねぇ……パンにしようか」
と、息子と相談の結果、パンとグラタンの夕御飯。
 
「らでぃっしゅぼーや」から届いた美味しいほうれん草、常夜鍋も良いなとか、シンプルにおひたしか、白和えというのも悪くないと考えて、でも洋風の味が恋しかったから作ってみたのは「ほうれんそうとゆで卵のグラタン」。数ヶ月前の『きょうの料理』に掲載されていた脇雅世さんのレシピだ。
 
茹でたほうれん草をベシャメルソースで和えて耐熱皿に敷き、その上にゆで卵を乗せて、更にベシャメルソースをかけ、チーズをトッピングしたらオーブンへ……という感じ。
 
「グラタンだし、今日のメインディッシュはこれ!」
と思ったのだけれど、よくよく考えたら卵は乗っているけれど肉っ気はなく、かなりあっさりめな夕飯になってしまった。鶏肉でも焼いて食べれば良かったねぇ。
 
一昨日、野菜直売スーパーで買ってきた、ごわっと巨大なレタスと、短いのがたくさん詰まった人参は薄めの短冊切りにして併せてサラダに。同じくその店で買ってきたきのこ類はコンソメスープに。人参がちゃんと土の香りのする美味しいものだったし、レタスもシャキシャキ、悪くない。いよいよもって「あ、らでぃっしゅぼーや、卒業でもいいかも」と思い始めてしまった。
 
メインのグラタンが軽めな分、サラダは山盛りにして、なかなか色鮮やかな光景になった土曜の夕御飯。
 
今日のベシャメルソースももちろん自家製。ドミグラスソースを自分で作るのは手間と時間がかかるので缶詰などに頼ることがままあるけれど、ベシャメルソースくらいは自分で作るように心がけている。
 
今日のベシャメルソースはレシピ文中に載っていた通りに、
フライパンにバター溶かす→火を止めてから小麦粉振り入れ、泡立て器で混ぜる→再び火にかける→フツフツしてきたら、電子レンジで温めておいた牛乳加える→更に泡立て器でよーく混ぜる
という感じで。
 
泡立て器を使うのは確かに便利な方法で、これを使う作り方をしている時にはダマがまずできないのが不器用な自分には嬉しいところ。本当は、「いつも木べらしか使わないけど、ダマになんてなったことないわー」と胸を張って言いたいところなんだけど、木べらだけ使って仕込み始めた結果、最後に泡立て器を猛然と使うことになったりするからベシャメルソースは侮れない。

2013年2月15日金曜日

麻婆豆腐~

チーズトースト
ヨーグルト with ココナッツパインジャム
カフェオレ
朝御飯はチーズトースト。
 
ヨーグルトにカフェオレに……と、ちょっとマンネリ気味ながら、でも、パンは昨日初めて買ってきたお店のもの。お値段お手頃、素朴な風合いのなかなか悪くない食パンだった。
 
お店の名前は「わくわく広場」。
 
「産直野菜」を扱うお店、JAの直販所とか「道の駅」みたいなお店、地元の行ける範囲に何かないかなぁと以前探していて、見つけたお店だ。駅から距離があり、我が家からも近いとは言い難く、「えいやっ」と思わなければいけないところにある。
 
「お試し」で行くにはちょっと勇気が必要な場所で、昨日友人が車を出してくれたのをこれ幸いと、「ちょっと、寄って欲しいところがあるんだ~」とおねだりしてしまったのだった。
 
これがこれが、想像以上に素敵なマーケット。
 
野菜と果物がちらっとあるくらいなのかなと思ったら、それほど多くないながらも肉や魚の扱いがあるし、牛乳や豆腐も安い。牛乳は1本157円、豆腐は1丁30円ちょっと。千葉のお店のものが中心だ。
 
広々とした野菜果物コーナーは、それぞれの品に「○○市○○生産者」という風に農家さんの名前が入っていて、それは見るからに新鮮なものばかり。しかもお安い。長ねぎが3本120円とか、このところ価格高騰でなかなか買えないレタスも、1玉200円ほどながらスーパーで扱うものよりも2まわりほど立派なものだ。
 
きのこはどっさり大袋に詰め込まれて150円とか、人参も小ぶりなものが10本ばかり袋に詰まって200円しないくらい。長野や香川などの「道の駅」で、テンション上げながらお買い物したのと同じような光景が広がっていたのだった。
 
店頭には切り花や花苗なども売られていて、これもまたお手頃価格。更に調味料や大手メーカーの菓子、惣菜やパンなどもちょこちょこと置いてある。
 
魚と肉に関してだけは、ここだけでまかなうのは大変そう(あと、大手メーカーの製品だったらスーパーの方が安いかなという感じ)だけれど、それ以外ならここでおおむね日常の買い物が済ませられそうな品揃えだった。なんといっても野菜が美味しそうだし、お安い。こりゃいいや。
 
「ん~、私は買い物は、いっかなー」
と言っていた友人も、むしろ私よりも大量に買っていたりして、私も「人参安~い」「きゅうりも美味しそう」とあれこれ購入。この野菜、ちゃんと美味しかったら、「らでぃっしゅぼーや」卒業でも良いかもしれない。
 
で、パンの方はというと、こちらは
「ん~……食パンだったら、アンデルセンの長時間熟成食パンの方が好みかな」
という感じではあったけれど、でも、値段を考えれば充分美味しいものだった。スーパーで売られている大手メーカー食パンを買う気にはいまいちなれない事を思うと、それよりはずっと嬉しい存在だ。
 
このお店、日曜が特売らしく、「毎週日曜にがんばってお買い物行かなきゃなのかしら……うーん」と、そこが悩ましいところなのだった。
スティックきゅうりwithマヨネーズ
麻婆豆腐
わかめスープ
羽釜御飯
ビール(キリンラガー)
今日の夕御飯は、麻婆豆腐。
 
挽き肉料理が食べたいな、と思って、「麻婆豆腐だな」という結論に至ってみた。
 
参考にしたのは「竹爐山房」という、吉祥寺にある中華料理店のレシピ。豆板醤は香辣脆で、豆鼓醤は豆鼓そのものを叩いたもので代用して、辛味は若干控えめにしてみた。あとは甜麺醤とか醤油とかで味付け。
 
今回の麻婆豆腐のテーマは「豆腐を崩さず四角く残す」というもの。崩しながら炒めてしまう作り方も好きだけれど、今日はなんとなくコロコロした角切り豆腐が眺めたい気分だったのだった。
 
豆腐は木綿を買ってきて、軽く水切りしてからキッチンペーパーでくるんでレンジでチン。こうすると水気が抜けると聞いていたけれど、なるほど、かなり崩れにくい角切り豆腐がめでたく用意できた。あとは、豆腐を加えた後の中華鍋をあまりいじらないようにして、片栗粉でとろみをつけたらラー油をぴやっと一回しして、刻み万能葱ざっと混ぜたらできあがり。
 
「うーーーーん、でも、だんなが作ってくれる麻婆豆腐の方が、なんでか美味しい……」
なんか、私の作る中華料理はいまいち「決まった」感じにならないのよねぇ……と不思議に思いつつ、それでも「自分的にはちょっと納得しきれない味だけど、まぁ、悪くはない」という味に仕上がった麻婆豆腐をもぐもぐ。
 
息子は早々に「麻婆豆腐丼」にして「え?ちゃんと旨いよ?」と言いながら今日もたっぷり食べてくれた。
 
豆鼓の風味でけっこう本格的な味わいにはなっているのだけれど……辛さが足りないのかなぁ?でも、だんなの作る麻婆豆腐は決して辛さが強いわけではないのだけれど。
 
そして添え物、昨日買ってきたきゅり。この季節のものなのにパリッと歯ごたえも良い感じで美味しいきゅうりで大満足。添えたスープはシンプルに、ビーフコンソメをベースにわかめと刻んだ長ねぎ、胡麻と胡麻油で適当に用意した。

2013年2月14日木曜日

巨大ナンを食べに

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
フレンチトースト
アイスカフェオレ
「乾ききったバゲットでフレンチトースト作りたいなー」
と思ったのは数日前の事。
 
パン屋でつけてくれたビニール袋ではなく、買った時に入れてくれた紙袋に入れたまま常温放置していたのだけれど、この季節の乾燥っぷりを舐めていた。そういえば、と、昨日の夜に出してみたら、バゲットはすっかりカッチコチになっちゃって、さながら凶器のよう。
 
「今なら殴れる、このバゲットで人を殴り殺せる……!!」
きゃー!……なんて不穏な思いに至ってしまいつつ、ともあれ予定のフレンチトースト。こりゃ一晩くらい卵液に浸けておいた方が良いよねぇと、昨日のうちにジップロックに卵と牛乳を混ぜ入れて、バゲットをスライスして浸けておこうとした……が、なにしろ尋常じゃないほどにカチコチのバゲット、パン切りナイフが入っていかないし、入っていった途端に砕けてしまうほど。
 
仕方ないので霧を軽くふいてから電子レンジに数十秒かけ、少し柔らかくなったところでなんとかナイフを入れて、冷蔵庫で一晩、卵液を染みさせてみた。朝見てみたら、なかなか良い感じのふかふか卵色バゲットに変身。
 
バターを敷いたフライパンで時間かけてじっくり焼いてみたら、中の中までじゅわっと卵液が染みた、なかなか極上なフレンチトーストが出来た。「一晩卵液に浸けておく」は、聞いてはいたけれど、確かに美味しくできる作り方なのかも。いつもの「バゲットのフレンチトースト」とは違った食感のフレンチトーストが食べられて、気分が上がった木曜の朝だった。そういえば今日はバレンタインデー。
稲毛 「ガガル」にて
 Cランチ \1080
つい先日、千葉のハンバーガーをご一緒した友人から深夜(いや、早朝?)の時間帯にメールが入っていて、それは「今日のランチ、いかがですかー?」との誘い。実は半分寝ぼけていた状態でのお誘いだったらしく、今朝になって私が「いいよー?」と返事したのを見て、「あら私、何か誘っちゃってたのかしら」と思ったのであるらしい。こらこら。
 
まぁ、行っても行かなくても、どっちでも大丈夫よ、今日は別に大きな予定ないし……と相談の結果、前回「ここも美味しいんですよ」なんて話をしていたお店に連れて行ってもらうことに。いくつか候補のお店があったのだけれど、「車じゃなきゃ絶対行けないところ」という観点から、「インド料理 ガガル」に連れて行ってもらった。
 
我が家からは……バスとか通っているのかなぁ。自転車で行けなくもなさそうだけれど、JR駅などからはかなり距離があり、気軽にひょいっと行ける場所ではない立地。長屋のように、数軒の店舗が横並びになっている、大通りからひょいっと斜めに入った場所にその店はあった。
 
お店はしっかりインドの香り。お店の方も全員そちらの方っぽい。ランチは、カレー1種のセット、2種のセット、タンドリーチキン添え、など数種類あって、カレーは8種類からの選択。せっかくはるばる来たから、豪華なセットにしちゃいましょうかね~と、「肉つき」のCランチを試してみることにした。
 
カレー2種にナンとライス、タンドリーチキン、シークカバブ、サラダとヨーグルトとドリンク(アイスチャイ、ホットチャイ、アイスコーヒー、ラッシーから選ぶ)がついてきて1080円。かなりお値打ちだ。しかもナンとライスはお代わり無料。
 
稲毛「インド料理ガガル」にて。ご飯がスパイス入りで良かったなぁ。 カレーはチキン、マトン、ベジタブル、エッグ、キーマ、スープ、ダルフライ、チキンハイダラバーディからの選択。
 
マトンがかなりマトンマトンしているという話だったので、噂のマトンを選んでみた。
 
もう1つはベジタブルかエッグかダルかあたりで悩んだ末、「挽き肉も良いな」とキーマで。
 
ライスはバスマティライスではなかったけれど、でもスパイシーな炊き込みご飯。ターメリック、クミン、シナモンなどが入ったもので、これがなかなか良い感じだった。
 
カレーもしっかりとスパイシー。クローブなどのホールスパイスがふんだんに使われていて、うっかり噛んでしまわないように除けながらもぐもぐいただいた。
 
マトンは、噂通りにしっかりと「マトン」。ラムよりもずっしりと重く漂う山羊臭さが良い感じ。クローブ多めのスパイスも良い感じ。
 
稲毛「インド料理ガガル」にて。シークカバブがからーい♪うまーい♪ 「パプリカパウダーで赤い色をつけただけ」的なタンドリーチキンも散見する中、これまたしっかりとスパイシーなお肉2種。
 
特にシークカバブはしっかりはっきり辛くて、「からーい!すごくからーい!」言いながら喜んでしまった。
 
私は辛いものが得意ではないはずなのだけれど、比較的マイルドめな味付けのインド料理店に入ることが多いらしくて、「唐辛子マーク4個」あたりのものを選んでも「……そんなに辛くないよね?」と思うことが続いていたから、この辛さは新鮮で嬉しい。
 
卓上の玉ねぎの漬物、アチャール(実質食べ放題)も、ひとかけ口に入れただけでその後3分間くらい口の中が熱くなるくらい、これまたパンチの効いた辛さがあった。
 
それにしても、メニューに乗っていた写真には、ステンレスの丸盆にカレーも肉も全部盛り合わされていたから、「まぁ、このボリュームなら食べられるかな」と思っていたのに、肉は別盛りで、しかもサラダも倍量!という勢いで添えられていて、これはたいそうな食べ応え。
 
ナンもまぁ、迫力のサイズで、当初は
「ナン、お代わりできるかなー♪」
「え……しないでしょ、できないでしょ」
「いやいや、私、ナン大好きだから♪たいていどこのお店でもお代わりするんだよー♪」
なんて言っていたのに、全然無理だった。残さず全部食べきるので精一杯、という、本当に充実のボリュームだった。
 
結局友人はナンを半分以上食べきれず、お店の方に「食べきれないので持って帰れますか……?」と尋ねるという結果に。快くテイクアウト用の紙袋を用意してくれて、残したナンはテイクアウト。
「ル・グレ館」のキャラメルバナナタルト
カフェオレ
「"うち猫カフェ"寄ってきます?」
新しい妖精さんも届いたところなんですよー……ということで、昼食後は我が家でだらだら。
 
ケーキ買って帰りましょう!と、稲毛海岸まで足を伸ばして、これも以前彼女に教えてもらって何度か買い物したケーキ屋さん「ル・グレ館」でケーキ買って帰ってきた。
 
私の大好きな、「ホイップクリーム、カスタードクリームたっぷり、ばぼーん系アメリカンタルト」が並んでいるお店。それだけじゃなく、定番のショートケーキやモンブランもちゃんとある。この界隈では「お値段そこそこ、安くはない」という印象のお店だけれど、その分ボリュームもたっぷりだ。
 
妖精さん並べつつ、美味しいケーキ♪ 「私、キャラメルバナナタルトがいいかなー」
「うん、私もそれが良いと思っていたの」
と、同じケーキを買って、野菜直売スーパーにも回ってからゆるゆる帰宅。
 
こたつの上に妖精さんずらりと並べてあれこれ話しながら愛でた後、「花より団子」とばかりにケーキとコーヒー出しておやつにした。
 
キャラメルバナナタルトは450円、だったかな。
 
サックサクのタルト生地の上に薄くチョコの層。チョコムース層の上にはキャラメルを絡めたバナナ入りのカスタードクリーム、そして上にホイップクリーム。
 
キャラメルを絡ませたアーモンドと花びら状のチョコレート、セルフィーユが飾られて、なんとも幸せな美味しさだった。もうちょっとご近所にある店だったら週に一度は買いに行くのになー……と思うほどに、私はこのお店がお気に入り。稲毛海岸駅近くにあるこのお店は喫茶も併設されていて、そこもいつ見ても繁盛している様子なのだった。焼き菓子も美味しいし。
 
さてさて、そして、「妖精さん」。
 
1週間ほど前に第一陣が届いた妖精人形、「クリサリスコレクション」。
「なにこれ可愛い」と、知ったその勢いで2つのショップから購入してしまったのだけれど、昨日2つ目のお店からの箱が届き、とりあえずこれで購入欲は落ち着いた。なるほど、こういうお人形だったのねーと理解して、これからはのんびりゆるゆる新作チェックしたり好みな子を探していったりしようかなーと(飾る場所もないしね……)。
 
今回届いたのは、嬉しいことにどれも1体2000円。通常は4000円くらいすることが多いこのシリーズ、箱に不備があったり、羽が取れていたり(でも、「差し込み口の突起が折れて外れていた」くらいの破損なので接着剤ですぐ直せるレベル)だったけれど、「試しに実物を手にしてじっくり見てみたい」と思うだけだった私には充分なものなのだった。
 
Crisalis Collection 「Forever in my Heart」。東洋系のお姉さま。 こちらはちょっと珍しい感じの、東洋系のお姉さま「Forever in my Heart」。
 
りんどうのようなシルエットの赤い花(鯛釣草、というらしい)に腰掛けて斜め下に目線をやる、なんとも色気のある脚線美の妖精さん。
 
Crisalis Collection 「Dawn's Early Dancer」。キュート♪ 「水の妖精」のこの子は「Dawn's Early Dancer」。
 
蓮の葉の上に片足を乗せて軽やかに立ち、その手にも睡蓮の花。
 
睡蓮色のドレスを纏っていて、すましているような笑顔なような、絶妙の表情をしているのだった。うーん、かわいい……。
 
Crisalis Collection 「Sunstar Princess」。ちょっと幼い顔立ちのプリンセス。 金髪碧眼の美少女は「Sunstar Princess」。
 
「父が太陽、母が星」の王女様なのだそう。星をちりばめたような王冠をかぶり、座る椅子は太陽の炎のような細工つき。
 
この子は微妙に目の焦点が合ってなくて、
「これがお安さの要因の一つかしら……」
と苦笑いしてしまいつつ、でも可愛いから気にしないことにする。
 
妖精さん写真は昨日の日中に一人ニヤニヤしながら撮影したもの。フォト蔵のアルバムにたっぷり突っ込んでおきました。ちと特殊なジャンルかなぁと思うけれど、興味持ってくださったら御覧ください~。
 
……で、ずらりと妖精さん並べて、友人と話していると色々気付くところもあるもので、
「……スタイル、全員ちゃんと違うのね~」
「ほんとだ!胸のサイズとか全員ちゃんと違う!」
こっちのお姉さんが一番グラマーだ、プリンセスはやっぱり少女って感じだよね……なんて、今日の我が家は「猫カフェ」兼「妖精カフェ」という感じ。
レタスのサラダ
若者のアイドルスパゲッティ
麦茶
がっつりランチに加えてケーキまで食べちゃって、一人暮らしだったら「夕飯はきゅうりでいいや、素きゅうり」なんて思うところだったけれど、家族がいるとそうもいかず。
 
それでも、ちょっと簡単にパスタで済まさせてもらった。私の分は軽め軽めで、盛りつけは8:2くらいの差をつけて。
 
「若者のアイドル」というすごい名前のスパゲッティは、スパゲッティ屋さん「壁の穴」の名物料理。デパートなどに出店している方の「壁の穴」じゃなくて、新宿の京王モール街にある方の「穴祖・壁の穴チボリ」の方(両店、同じ「壁の穴」なのに別法人なの)のがいかにもな感じで好きだったのだけれど、2011年の夏に閉店してしまったのだった。
 
「そうか、なくなっちゃったか」
と、以来、新宿のその店には足を向けなくなったのだけれど、今は跡地に同じ母体で「カヴェノアーナ」ができているらしい。
 
ピッツァなどもメニューに載っているそうで、昔を知る者からすると「なんかちがう」という感じもするけれど、でも変わらずたらこスパゲティや「若者のアイドル」もメニューに載っているそうで、じゃあいつか行ってみようかな……なんて思っているのだった。
 
で、「若者のアイドル」。
 
輪切りにしたソーセージやピーマン。あとはベーコン、しめじ、椎茸、トマト、といった具材がごろごろと大きめにカットされ、味のベースは「白ワイン、昆布茶、醤油」。
 
醤油は「醤油味」というほどには入れず、風味づけ程度でよくて、「ちょぼ」くらいで良いはずだったのに、手が滑って「じょぼ」くらいになってしまったら、ちょっと目指した味とは違うものになってしまった。反省。
 
シンプルだけれど、こういうパスタを「ちゃんと美味しく作る」というのは、なかなかどうして難しい。